キャプテン・マーベル(Captain Marvel) / モニカ・ランボー (Monica Rambeau)

(キャラクター名、マーベル)

初出:
キャプテン・マーベルとして、Amazing Spider-Man Annual #16 (1982年10月)
フォトンとして、Avengers: Unplugged #5 (1996年6月)
パルサーとして、New Thunderbolts #9 (2005年8月)
スペクトラムとして、Mighty Avengers Vol 2 #1 (2013年11月)

属性: 事故で変異した人間、女性、黒人、地球人

概要

キャプテン・マーベルを名乗った女性ヒーローの1人で、他にも多くのコードネームを名乗った。
アベンジャーズとしては初の女性黒人メンバーで、リザーブメンバーから始まり一時期はリーダーも務めた。

オリジンと経歴

元ニューオリンズの水上警察官で警部補(Lieutenant)だったが、女性であるためか警部(Captain)への昇進を認められなかった。
ある日、祖父の友人だったアンドレ・レクレア教授がモニカを訪ねてきた。彼は南アメリカの独裁者エルネスト・ラミレス将軍に雇われ異次元から膨大なエネルギーを引き出す装置を開発したのだが、それを武器に転用するつもりであることが分かったため研究を中断して脱出。しかし将軍は教授の助手だったフェリペ・ピカロを雇い、メキシコ湾に浮かぶロクション社の石油採掘所"ロクション・オイルタワー#25"をリースで借り受け研究を続けさせた。
これを聞いたモニカは単身石油採掘基地に乗り込みピカロを色気で篭絡して中に潜入。そこでピカロが実験を敢行しジョージアの軍事施設を消滅させようとしたため乱闘になり、装置のパネルを素手で破壊するとエネルギーがモニカに伝わった上で大爆発。モニカはあらゆる形状の電磁波に変身できる体になった。
電磁波に変化して飛来したところが偶然にもニューオリンズ名物の祭「マルディグラ」の衣装の倉庫で、その中からボロボロになった衣装の代わりに選んだものが初期コスチュームとなる。これは後に同じデザインで能力を使っても破損しないものをレクレア教授が作りプレゼントされた。

初期コスチュームのモニカ(Amazing Spider-Man Annual #16,1982年10月)。薄ピンクで描かれているが銀と黒の設定である。

一方、石油採掘基地では開いた異次元の穴からエネルギーが溢れ続け危険な状態となり、モニカは舞い戻って自らの体で穴を塞ぎそのエネルギーを吸収した。そのおかげで命を救われたピカロの手下の警備兵から”Capitan Est Maarvilla”(スペイン語で"キャプテン・マーベル"(驚異のキャプテン))と呼びかけられ、新聞に「キャプテン・マーベル」と書かれことがコードネームの由来となった。
もはや警察署の「キャプテン」になることへの興味を失ったため退職。ヒーローとして生きることを決意した。
ところが吸収した膨大なエネルギーをコントロールすることができなかったため他のヒーローたちを頼ろうとアベンジャーズ・マンションに潜入。一度は誤ってアイアマンをノックアウトしたのだが、その後アイアンマンがエネルギーを吸収しリパルサーレイとして天空に放出することでモニカの能力を安定させた。
これが縁でアベンジャーズの予備役に入る(アベンジャーズ初の黒人女性である)。

キャプテン・アメリカワスプに師事し、最終的にアベンジャーズのリーダーを任される(女性ではワスプの次くらい、黒人女性では初めて)。
このため、「私はアベンジャーズのリーダーだったんだから」と(何度も何度も)言っている。
これはジョークのネタにもなっており、Nextwaveでは、気絶したモニカにタバサ(ブンブン)が「キャップがあんたをリーダーにしたいって言ってるよ」と呼びかけ、目を覚まさせようとしたくらい。
シビル・ウォーIのときは、キャプテン・アメリカに代わって、パニッシャーと問答をしている。

リヴァイアサンとの戦いで自らを電撃に変えてソーの雷撃と同時攻撃。このとき海中に自らのエネルギーを放散してしまい、一時的に力を失う。
療養したあと貨物船の船長となるが、この船がトニー・スタークの装備を運んでいたためにブラジルの犯罪者クリスティーナ・ラモスの手先パウダーケッグの一味に襲撃され、戦いの中で新たな能力を覚醒させる。
その後、再び元の能力に戻る。

後にマー・ヴェルの息子、ジーニス(三代目キャプテン・マーベル)に頼まれて、コードネームを2回譲っている。1回目は、ジーニスが「オレ、親父の名前を継ぎてぇ」と言われ名前を渡したが、2回目は「オレ、能力が変わったから名前を変えてぇ」と言われ、さすがにモニカも怒ったが、話し合った末名前を譲った。

このため、キャプテン・マーベル→フォトン→パルサー→スペクトラムと、多くのコードネームを使っている。

パッツィーフェリシアアンジェリカと女子四人でつるんでいるようで、空を飛べないパッツィーフェリシアを運んで空を飛びながら、「(高校の時)ただ一人だけ車を運転できたことを思い出すわ(つまり友達に頼まれて、何度も送り迎えをしていた)」と言っている。ちなみにジェリコ・ドラムと付き合っていた。

クリー人とは無関係のキャプテン・マーベルである。

能力

あらゆる状態の電磁波へ変身する
すなわち、光、マイクロ波、電波、X線など波長の違うあらゆる電磁波の形状をとることができる。
それらの形状で飛行することも可能で、当然ながら光なら光速で飛行し大気圏外に脱出することもできる
これを応用して、手から光線を出して攻撃も可能

一時的な能力

「自らの体をミリ単位の厚さの次元インターフェースで包み込む。このフォースフィールドは、彼女の物理的な体と以前のパワーの超次元的な源との間のリンクとして機能する」
リード・リチャーズの説明なのでややこしいが、要するに電磁波に変身することはできなくなったが、超人的な腕力と耐久力と飛行能力を得た。

実写映画

映画「キャプテン・マーベル」で、キャロル・ダンヴァースの同僚に「フォトン」という黒人女性パイロットが登場するが、これがコミックスでのモニカの母親(マリア・ランボー)である。
そして、その娘として、少女時代のモニカが登場している。


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最終更新:2023年11月07日 12:23
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