スーパーボーイ(Superboy)

(キャラクター名、DC)

初代:カル=エル(Kal-El) / クラーク・ジョセフ・ケント(Clark Joseph Kent)

初出:More Fun Comics #101(1945年1月)
種族:クリプトン人、男性
所属:リージョン・オブ・スーパーヒーローズ

概要

ご存じスーパーマンの若き日の姿。地球における故郷スモールヴィルや未来で出会ったヒーローチーム「リージョン・オブ・スーパーヒーローズ」で活動していた頃のクラークのこと。
しかし、後にクラークは少年期にヒーローとして活動していなかったことになったため、このスーパーボーイは並行世界ポケットユニバースからやってきた別のスーパーボーイということになった。

能力

スーパーマンと同じ。

二代目:コン=エル(Kon-El) / コナー・ケント(Conner Kent)

初出:The Adventures of Superman #500(1993年6月)
種族:クリプトン人のクローンと地球人の遺伝子のハイブリッド、男性
所属:ヤングジャスティスティーン・タイタンズスーサイド・スクワッド

概要

スーパーマンドゥームズデイとの戦いで命を落とした後にメトロポリスに現れた少年。
その正体はスーパーマンの後継者にするべくプロジェクト・カドモスによって生み出された、レックス・ルーサーの遺伝子を組み込まれたスーパーマンのクローンである*1
本来スーパーマンと同等の年齢に(人工的に)成長させてから世に出るはずであったが、制御・安全装置が組み込まれる直前にニュースボーイ・リージョンの手により解放された。
これにより10代の姿と姿相応の教育を受けた状態で誕生。当初は「スーパーマン」と呼ばれることにこだわり、人々から「スーパーボーイ」と呼ばれると嫌悪を示していた。

後継者争いにサイボーグスーパーマンバイザード・スーパーマンスティール達と参加するが、最終的にスーパーマンが復活。
一連の事件解決後にスーパーマンと和解し、プロジェクト・カドモスに帰還した際に「スーパーボーイ」、その後にクリプトン人としての名「コン=エル」をスーパーマンから授けられた。
またティーン・タイタンズに所属する際に、クラーク・ケントの従兄弟として「コナー」と名付けられた。


能力

スーパーマンの能力を完全には再現できなかったため、彼の肉体を覆っているオーラを研究した結果生み出された「タクティル(触覚・接触)*2・テレキネシス」によって肉体を強化・動作させることで疑似的にスーパーパワーを発生させている。 そのため当初はヒートビジョンや​スーパーブレスなどの各種特殊能力は使用できず、飛行・怪力・超耐久力などの身体能力とタクティル・テレキネシスの応用で戦っていた。
が、後にクリプトン人由来の特殊能力を使えるようになった。

弱点もスーパーマンと同じで、クリプトナイトや魔法に弱い。ただ、スーパーマンよりも赤い太陽による弱体化が少ないとされている。

三代目:ジョナサン・サミュエル・”ジョン”・ケント(Jonathan Samuel "Jon" Kent)

初出:Convergence: Superman #2(2015年7月)
種族:クリプトン人と地球人のハイブリッド、男性
所属:スーパーサンズリージョン・オブ・スーパーヒーローズ

概要

スーパーマンことクラーク・ケントとロイス・レーンの息子。
本来、クリプトン人と人間の間では子供が生まれないが、コンバージェンス展開の最中に誕生した。
名前はスーパーマンの養父「ジョナサン」と、ロイス・レーンの父「サミュエル」からとっており、ペリー・ホワイトが名付けた。
もともとは両親の過去を知らず普通の家庭の少年として育てられていたが、次第に父親譲りの超能力を発揮。両親の過去を聞き、エラディケーターとの戦いに参加したことを皮切りにヒーローの世界に足を踏み入れていくことになった。
バットマンの息子ダミアン(ロビン)に目をつけられ、スーパーサンズとして冒険を行う。なおロビンのこだわりでティーン・タイタンズには入っていない(他のメンバーはスーパーボーイをメンバーと認めているが、ロビンは「スーパーボーイはティーンじゃないからティーン・タイタンズに入れない」と言っている)。
なおロビンより年少だが、背はロビンより高い(これがロビンにはコンプレックスになっていたりする)。
急に年をとったり、若返ったりしている。

最近、ジェイ・ナカムラという青年とのキスシーンが描かれ、バイセクシャルであることが明らかになった。

能力

スーパーマンと同じだがまだコントロールしきれないことがあり、チャージされた太陽エネルギーを暴発させることもあった。その潜在能力は父親を上回るとも言われている。弱点もスーパーマンと同じ。

トリビア

  • DCとマーベルのインターカンパニー・クロスオーバー"Marvel/DC"において、両方の混ざり合った世界(アマルガム)に行ったのは、二代目のコナーである。


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最終更新:2022年03月26日 20:01

*1 当初はスーパーマンに似せた地球人のクローンに能力を与えた、という設定だった。

*2 よく間違えられるが、タクティル(Tactile)であってタクティ『カ』ル(Tactical)ではない。