ウォッチメン(実写映画)


監督:ザック・スナイダー
公開:2009年3月6日(アメリカ) 2009年3月28日(日本)

概要

「ウォッチメン」(原題:WATCHMEN)は同名のアメリカンコミックを実写化した作品。原作についてはウォッチメン(原作)を参照

あらすじ

1985年、金曜の夜、1人の元ヒーローが殺された。ヒーロー狩りが始まったのではないかと疑ったロールシャッハは、かつての仲間に危険を知らせると共に、独自に捜査を開始した。そして、全人類を危機に陥れる巨大な陰謀が進行していることを突き止める...

登場人物・キャスト

キャラクター名 俳優 概要
エドワード・ブレイク/コメディアン ジェフェリー・ディーン・モーガン 政府公認の元ヒーロー。太平洋戦争、ベトナム戦争を経験した特殊工作員
ウォルター・コバックス/ロールシャッハ ジャッキー・アール・ヘイリー 違法に活動している唯一のヒーロー
ジョン・オスターマン/Dr.マンハッタン ビリー・クラダップ 政府公認のヒーロー。世界でただ1人の"超人"
ダニエル・ドライバーグ/ナイトオウルII パトリック・ウィルソン 現役時代を忘れられない元ヒーロー
ローリー・ジュピター/シルクスペクターII マリン・アッカーマン 初代(母親)に無理やりヒーローにさせられた。引退した現在はDr.マンハッタンの恋人
エイドリアン・ヴェイト/オジマンディアス マシュー・グッド ヒーローを引退した後は大企業の社長となった。世界一賢く、肉体を完璧にコントロールできる。

その他

原作はアメリカンコミックス史上、最高傑作との誉れの高い名作であり、これまで幾多の監督が挑んでは頓挫してきた歴史があるだけに待望の映画化ではあったものの、原作は映画化にはもっとも向いていない作品との評判もあるだけに、その仕上がりは評価の分かれる結果となった。決して映画として失敗しているわけではない。ストーリーにおいてクライマックスの変更を含め、原作とはいくつかの差異があるが、原作のコマと同じ構図のシーンがあり、映像面では忠実に再現出来ていると言っていいだろう。

(補足)テリー・ギリアム版ウォッチメン

  • 1991年公開予定で、テリー・ギリアム(「未来世紀ブラジル」などの監督、古くは「モンティパイソン」でアニメーションを制作していた)を監督にした映画「ウォッチメン」制作の計画があった。
  • 原作者のアラン・ムーアに脚本を依頼したところ、ムーアは拒否。そこで、ティム・バートン版バットマンの脚本家、サム・ハームに脚本を書かせたところ、結末が説明できないくらいトンデモな非常にフリーダムな作品になってしまう(後に、この脚本を読んだザック・スナイダーは、この脚本が気に入らなかったらしい)。
  • 役者では、ロビン・ウィリアムスがロールシャッハ役に興味を示したと報じられた。また、プロデューサーのジョエル・シルバーは、Dr.マンハッタン役を「ターミネーター」に続き、全裸といえばこの人ということで?アーノルド・シュワルツネガーを当てるつもりだった。
  • 結局、予算の関係などで製作は中止される。
  • 監督のテリー・ギリアムは、この映画は制作不可能と認めている。


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最終更新:2020年06月06日 20:24