サイリーン(Siryn) / テレサ・キャシディ(Theresa Maeve Rourke Cassidy)

(キャラクター、マーベル)

初出:
サイリーンとして、Spider-Woman #37 (1981年4月)
バンシーとして、X-Factor #200 (2010年2月)
モリガンとして、X-Factor #244 (2012年11月)
属性:ミュータント、女性、地球人、アイルランド人

概要

バンシーことショーン・キャシディの娘。 父親譲りの超音波を能力とする。ミドルネームのミーヴ・ルーク(Maeve Rourke)はバンシーの妻で、テレサの母親の名前。
ショーンが任務に赴くとき、ミーヴ・ルークは妊娠していたが、ショーンはそれを知らず、留守の間にテレサが生まれた。テレサがまだ幼いときにミーヴ・ルークと一緒に北アイルランドに出かけたが、そこで過激派の仕掛けた爆弾によりミーヴ・ルークが死亡する。ミーヴ・ルークの手がかりもテレサの手がかりも見つからなかったので、親戚はテレサが死んだと思い、生まれていたことをショーンに内緒にすることとした。
しかし、ショーンのいとこでミーヴ・ルークを巡る恋のライバルだったトーマス・"ブラック トム"・キャシディは、爆発の現場にいてテレサを助けた。これはテレサが将来パワーを発揮すると見越して、自分の手駒にするためだった。
このため、ショーンは長いことテレサの存在を知らなかったうえ、愛する妻ミーヴ・ルークを失い、より危険な任務をこなし、ヴィランのチームに入るまでになった。

ブラック・トムジャガーノートのペアに連れられ、"サイリーン"のコードネームでヴィランとして登場するも、ブラック・トムの正体を知り離反した。

その後、ケーブルのX-Factor系チームで活躍する。

Xファクター探偵社の調査員となったが、マルチプルマンの分身に口説かれ、マルチプルマンの子を妊娠、マルチプルマンも結婚を決意したが、産まれた子がマルチプルマン(本体のジェイミー)に触れた瞬間吸収されてしまう。どうやら子供の父親が分身の方だった模様。

死亡した父親の名前である「バンシー」を名乗っていたこともあった。

ポラリスの精神が(また)不安定になったとき、回復させる方法を探っていくと、魔女モリガンを連れてきて回復させるしかないと分かる。モリガンのところにいくと、実はモリガンは代々引き継がれており、女性から次の女性へ魔力が伝わっていき、それがモリガンを名乗っているのだと分かった。そしてモリガンの魔力を得るためには現在のモリガンを殺す必要があり、テレサは現在のモリガンを殺して、新たなモリガンになった。
ミュータントがクラコアに転生したとき、(おそらく)モリガンの力は失われているようである。

能力

声が強力な音波になっており、衝撃波などに使うことができる。

弱点:喉が弱く、無理をして声のパワーを使うと一時的にパワーを失う。
アルコール依存症から回復の過程にある。

トリビア

妖精の「バンシー」は女の妖精であり、最初コミックスで「バンシー」を出すとき、作家陣は女のキャラクターをつくっていた。しかしスタン・リーが「男の悪役の方が人気が出る(当初、バンシーは悪役で登場している)」と指摘したため、男に変更した。このときの「バンシー」に使うはずだった女性キャラクターが、サイリーンに似ていると述べている。


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最終更新:2021年02月10日 18:26