厦門(アモイ)

厦門は福建省にあり、台湾の対岸に位置します。厦門はアモイの名で日本では有名です。標準語で厦門シャーメン、現地の方言が訛りアモイになったといわれています。
厦門は、明代のころから、東南アジアや台湾との交易の港町として栄えてきました。また、明代末から清代にかけてアモイ近辺から台湾へ多く移住し厦門と台湾語は同じ方言です。アヘン戦争後にイギリス租界が出来、烏龍茶の積出港として有名になり、外国商社の商館が進出しました。厦門は福建省を中心とした移民の送り出し港でした。また20世紀になると、華僑からの投資も始まった。1980年代に経済特区に指定され、海外投資も多く、特に言葉の同じ台湾からの投資が多く、外資系企業が多数進出しました。

南普陀寺:厦門の南海岸の五老峰という山の麓にある唐代の名刹。精進料理も有名で、美味と評判です。浙江省の普陀山の南にあるため、南普陀寺と称されています。
  • 南普陀寺
台湾海峡に向かう胡里山砲台:清時代に建てられ、砲台は東西との二つの部分に分けられています。東の砲台にドイツのクルップ兵器工場が1893年に造られた大砲があり、長さ13.96メートル、重さ60トンで、既存された世界海岸古砲の最大として、すでにギネスブックに登録されました。
厦門は、石の彫刻でも有名です。集美学村は華僑の陳嘉庚は故郷に学校を建てて、中国教育事業に大変貢献しました。学村内の鰲園は廊下・解放記念碑・陳嘉庚陵墓との三部分からなっています。園内の石彫は福建省伝統工芸です。





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最終更新:2007年07月26日 20:19