ウイグル族の踊り:胡舞

昔からウイグル族の踊りは有名で唐の時代には胡舞としてもてはやされました。敦煌の壁画にも胡舞の様子が描かれています。胡は、元々中国から見て西域を指す言葉です。唐時代になり、シルクロードの交易が盛んななると、シルクロードから来た西域の物や交易の中心であったソグド人などを指す様になりました。唐時代には、長安の都では、目の青い異国情緒のある西域の人達の踊る胡舞を見ながらワインを飲む、あるいは、ソグド人達がペルシャ方面から運んできた文物・風俗が胡風趣味としてもてはやされました。このころから胡服、胡笛、胡舞などが中国で一文化として根付いていきました。胡が付き、西域から来た物に、胡弓(二胡)、胡瓜( きゅうり )、胡桃 (くるみ )胡椒(こしょう)、胡麻(ごま)、胡坐(あぐら)、胡粉(ごふん)などがあります。胡弓の起源については色々の説がありますが、中央アジア起源で東西に伝播したとの説が有力です。


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最終更新:2007年09月28日 21:39