部品構造
- 大部品: バイオによる燃料生産施設 RD:31 評価値:8
- 大部品: バイオエタノールを使った生産 RD:4 評価値:3
- 部品: バイオエタノール
- 大部品: 主な原料 RD:3 評価値:2
- 部品: でんぶん質の作物
- 部品: 糖質(砂糖の原料系)の作物
- 部品: セルロース系(木)
- 大部品: バイオディーゼルを使った生産 RD:2 評価値:1
- 大部品: バイオマス発電 RD:10 評価値:5
- 部品: バイオマスエネルギーによる発電
- 大部品: における種別 RD:9 評価値:5
- 部品: メタン発酵ガス化発電
- 大部品: 木質バイオマス発電 RD:7 評価値:4
- 部品: 木質発電の特徴
- 大部品: 種別 RD:3 評価値:2
- 部品: 未利用木材燃焼発電
- 部品: リサイクルによる廃材を使った燃焼発電
- 部品: 一般木材等を使った発電
- 部品: 含水率
- 大部品: 木質燃料加工の種類 RD:2 評価値:1
- 部品: 廃棄物(木質以外)の燃焼発電
- 大部品: バイオガス RD:15 評価値:6
- 部品: バイオガスとは
- 大部品: 原料の収集 RD:3 評価値:2
- 部品: 一般廃棄物(生ゴミ)
- 部品: 産業廃棄物
- 部品: 下水汚泥
- 部品: 発酵の前の前処理
- 部品: 生成方法
- 大部品: メタン発酵法 RD:6 評価値:4
- 部品: 湿式・完全混合法
- 部品: 高温発酵法
- 部品: 固定床法
- 部品: 膜分離法
- 部品: 固形でも発酵できる乾式法
- 部品: UASB法
- 部品: 肥料もできる
- 大部品: 硫化水素を除く RD:2 評価値:1
- 部品: 微生物で脱硫(バイオ脱硫)
- 部品: 酸化鉄を使った脱硫
部品定義
部品: バイオエタノール
主な原料はトウモロコシやサトウキビ。消毒や溶剤などの工業製品、化学薬品の原料に用いられている。またガソリンの代替でもある。
部品: でんぶん質の作物
トウモロコシや小麦、米、ジャガイモなどの主食となる穀物。主にトウモロコシを使う事が多い。でんぷん質の作物の場合は一旦、糖に変換する必要があるのでやや効率が悪い。
部品: 糖質(砂糖の原料系)の作物
サトウキビやテンサイ(砂糖大根)などの砂糖の原料になる作物。主にサトウキビが使われる。糖質の作物は糖化の工程が不要で効率良く行えるため、バイオエタノールの主力である。
部品: セルロース系(木)
建築廃材や樹木、ワラ、紙、笹、竹などの繊維が材料。パルプ廃液や廃材、間伐材や古紙、雑草、トウモロコシの茎などの不用になった物が使われる。
部品: バイオディーゼル
バイオディーゼルの主な原料は菜種、大豆、アブラヤシ、ヒマワリなどが挙げられる。(植物油)あと、豚や牛などの動物油である。
主に軽油の代替として使用できる。
部品: 性質と代替
植物油は石油に比べて分子量が大きく、粘土も高く、引火率が高い。ガソリンと比べた場合引火点が高い為、ガソリンの代替には向かず、軽油の代替として使用されている。
ディーゼルエンジンは以前は植物油が使われていたので軽油からバイオディーゼルに燃料を変更してもエンジン自体を大きく変更する必要がないという利点がある。
部品: バイオマスエネルギーによる発電
バイオマスマスエネルギーとは再生可能な生物由来の有機性質源で石油や石炭などの化石資源を除いたものであり、その資源を使って発電するのがバイオマス発電である。
部品: メタン発酵ガス化発電
家畜の糞や生ゴミ、稲わら、もみ殻などを発酵させてメタンガスを発生させてそれを燃焼させる事で発電する方法。
部品: 木質発電の特徴
木質バイオマス発電は木質系燃料を安定的に調達するのが必須です。調達方法として森林にある間伐材や残材をチップ化して運搬し利用する方法と都市部にある建設廃材を使う方法があります。
部品: 未利用木材燃焼発電
林業で発生する間伐材や残材などの既存の木材業、家具製造業、製紙業などで利用されてこなかったものを活用して発電するもの。
部品: リサイクルによる廃材を使った燃焼発電
建築廃材を使った燃焼発電。ある程度以上の人口規模のある都市圏であれば一年を通して安定的に建築廃材が出るため、手堅く行える発電。
部品: 一般木材等を使った発電
未利用木材およびリサイクル木材以外の木材を燃料として発電するもの。具体的には製材の端材や輸入木材、バーム殻、稲わら、もみ側などである。
部品: 含水率
水をたくさん含んでいる木質チップ燃料は燃えにくく得られる熱量が小さくなるので乾燥している建設廃材などが適しています。また含水率が多い木材を利用する場合は前工程として乾燥を行う事があります。
部品: 木質ペレット
木材ペレットはおが屑などの製材の過程ででるそのままでは利用価値のない木質の副産物を圧縮して固め、燃料として使えるようにしたものである。
部品: 木質チップ
丸太や間伐材、剪定枝などを細かく砕いたものが木星チップ。製紙用原料としても使われる。
原料そのままではかさが増える事で輸送コストがかかるため、チップ化する事で運搬効率をあげている。
部品: 廃棄物(木質以外)の燃焼発電
一般廃棄物、下水汚泥、食品廃棄物、ごみ固形燃料、古紙および廃プラスチックを原料とした燃料、黒液等の廃棄物に由来する燃料を活用して発電する方法。
部品: バイオガスとは
バイオガスは生ぎみ、家畜糞尿m下水汚泥などを原料として嫌気性微生物が働くメタン発酵により生成する気体燃料のこと。
部品: 一般廃棄物(生ゴミ)
生ゴミをごみ収集車におり回収し、バイオガスプラントへと収集する。バイオガス化するには微生物が分解できない発酵不適物を混ぜないように生ごみだけを分別回収する必要があります。
部品: 産業廃棄物
ビールなどの工場の通常廃液、家畜糞尿などです。通常廃液は排出する工場ごとにメタン発酵槽を設置、家畜糞尿は個別農場の糞尿を個別に処理する方法と複数の農場の糞尿を収集して処理する集約方法があります。集約すれば処理コストは低減するが、糞尿収集のコストが必要になるので、各藩国、各地域の農場の数や規模によって取られる方法が変わってきます。
部品: 下水汚泥
下水汚泥は下水処理場の下水汚泥を集約して処理する場合と汚泥が発生する施設で処理する場合の二通りあり。
部品: 発酵の前の前処理
バイオガス化を行う発酵の前に分解率向上の為にいろいろな前処理が行われている。
分別装置、破砕装置で有機物を分解しやすいように粉砕。熱処理を行い、下水泥中の微生物を壊し、発酵微生物の酵素による加水分解を受けやすくする水熱法。
他にも好熱性細菌処理、オゾン処理、超音波処理、アルカリ処理などがあります。
部品: 生成方法
原料タンクにためられた原料はメタン発酵槽にポンプで送られます。発酵槽にはメタン発酵微生物が含まれる発酵液が入っており、原料と混合し、35℃(例外あり)に保ちながら攪拌装置でかき混ぜる事でバイオガスを発生させます。
発生したバイオガスは発酵槽の液面の上にたまるので上部につけたパイプにより発酵槽の外に誘導、精製した後にガスホルダというタンクに貯めます。そしてガスエンジンやボイラなどへとパイプで繋げる事で燃料として使用できるようになります。
部品: 湿式・完全混合法
メタン発酵法の基本。水分が90%以上の液体またはスリラー状で発酵する湿式法。タンクの中で原料とメタン発酵汚泥を混ぜて30~35℃に保温する事でバイオガスが発生します。
部品: 高温発酵法
発酵温度を35℃ではなく55℃に上げて行う発酵法。ガス化速度向上、発酵槽がコンパクトにできる。発酵物の流動性が高い、雑菌・雑草の種子が死滅しやすいので発酵液をそのまま農地還元しやすいというメリットがある。
デメリットとしては保温に必要なエネルギーが大きい、中温(35℃)の時より発酵が若干不安定な事があげられます。
部品: 固定床法
発酵微生物の密度を高くする事で効率を上げる法。
バイオフィルム(微生物が層状に被膜を形成したもの)をメタン発酵槽の中に入れる事で微生物が高密度に活動、有機物の分解速度は速くなる。コーヒー粕や茶粕、焼酎粕などのバイオガス化で使われる。原料が浮遊物質の時に使われる事が多い。
部品: 膜分離法
膜分離法は発酵微生物の密度を高くする事で効率を上げるもので、微生物を膜で分離して発酵槽に戻す法。メタン発酵微生物群を捨てないで再利用する方式。
膜分離技術を使った場合、メタン生成微生物だけでなく、未分解の有機物も膜で発酵槽内に戻されるので有機物分解率が向上し、バイオガスがより多く生産されること、固形残さの発生量が減少するというメリットがある。
また単位発酵槽当たりの分解力が高くなるので発酵槽がコンパクトにできる事でショッピングセンターや複合ビルなどの設置スペースに限りがある場所でもバイオガスプラントが設置できるメリットもある。
部品: 固形でも発酵できる乾式法
通常のメタン発酵は液状またはスリラー状で行われるのに対し、乾式法は水分が80&程度の紙粘土のような固形状態でメタン発酵を行う方式。
水分が少ない為、廃水処理を極小化できる。その為、発酵液を還元する農地が少ない藩国などに向いている。
高温式と併用した高温乾式発酵法もある。
部品: UASB法
UASB(上向流嫌気性汚泥床)法は微生物の塊であるグラニュールという汚泥を利用した方式。グラニュールは微生物のバイオフィルムで構成されており、発酵槽内の美声びつの密度が高く、水につけた有機物を分解する事により、半日程度でバイオガス化ができる。もっとも水につけた有機物の分解に特化しており、水に溶けていない有機物の分解は苦手でおり、主に廃水の処理に行われる。食品工場の排水のバイオガス化に広く用いられている。
部品: 肥料もできる
バイオガス生成のさいに原料をメタン発酵槽に加えるとだんだん量が増えてあふれてしまうので側面上部にパイプを繋いであふれた発酵液を回収します。この発酵液は植物のたい肥として使えます。
発酵液をそのまま液体として使用する方法(液肥)と固形分をコンポスト化する方法(たい肥)があります。
部品: 微生物で脱硫(バイオ脱硫)
生成されたバイオガスは金属を腐食する硫化水素を含んでいるので除去する必要があります。そのため、硫黄酸化細菌が酸素を使って硫化水素を硫黄や硫酸に変換する反応を利用します。
メタン発酵汚泥中に生育している硫黄酸化細菌を利用、発酵槽に小型ポンプ、コンプレッサなどで酸素を少し吹き込む事により酸素がある界面でバイオ脱硫がおこることで対処を行う。
入れる空気はバイオガスの5%前後であり、必要な分だけ空気を入れる為に、バイオガス中の酸素濃度をモニターし、状況を確認しながら行う事が義務付けられている。
なお、バイオ脱硫だけでは全ての脱硫ができない(80%前後)ので後記の酸化鉄と併用して使用されている。
部品: 酸化鉄を使った脱硫
酸化鉄と硫化水素の酸化還元反応によって硫化鉄を生成する事で硫化水素を除去する方法。反応によって酸化鉄は徐々に硫化鉄に変わっていくので酸化鉄がなくなる前に新しい酸化鉄と交換する必要がある。
前記したバイオ脱硫と併用する事で経費節減ができるのでバイオ脱硫と併用して使用されている。
提出書式
大部品: バイオによる燃料生産施設 RD:31 評価値:8
-大部品: バイオエタノールを使った生産 RD:4 評価値:3
--部品: バイオエタノール
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----部品: 木質発電の特徴
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-----部品: リサイクルによる廃材を使った燃焼発電
-----部品: 一般木材等を使った発電
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--部品: バイオガスとは
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--部品: 発酵の前の前処理
--部品: 生成方法
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---部品: 湿式・完全混合法
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---部品: 微生物で脱硫(バイオ脱硫)
---部品: 酸化鉄を使った脱硫
部品: バイオエタノール
主な原料はトウモロコシやサトウキビ。消毒や溶剤などの工業製品、化学薬品の原料に用いられている。またガソリンの代替でもある。
部品: でんぶん質の作物
トウモロコシや小麦、米、ジャガイモなどの主食となる穀物。主にトウモロコシを使う事が多い。でんぷん質の作物の場合は一旦、糖に変換する必要があるのでやや効率が悪い。
部品: 糖質(砂糖の原料系)の作物
サトウキビやテンサイ(砂糖大根)などの砂糖の原料になる作物。主にサトウキビが使われる。糖質の作物は糖化の工程が不要で効率良く行えるため、バイオエタノールの主力である。
部品: セルロース系(木)
建築廃材や樹木、ワラ、紙、笹、竹などの繊維が材料。パルプ廃液や廃材、間伐材や古紙、雑草、トウモロコシの茎などの不用になった物が使われる。
部品: バイオディーゼル
バイオディーゼルの主な原料は菜種、大豆、アブラヤシ、ヒマワリなどが挙げられる。(植物油)あと、豚や牛などの動物油である。
主に軽油の代替として使用できる。
部品: 性質と代替
植物油は石油に比べて分子量が大きく、粘土も高く、引火率が高い。ガソリンと比べた場合引火点が高い為、ガソリンの代替には向かず、軽油の代替として使用されている。
ディーゼルエンジンは以前は植物油が使われていたので軽油からバイオディーゼルに燃料を変更してもエンジン自体を大きく変更する必要がないという利点がある。
部品: バイオマスエネルギーによる発電
バイオマスマスエネルギーとは再生可能な生物由来の有機性質源で石油や石炭などの化石資源を除いたものであり、その資源を使って発電するのがバイオマス発電である。
部品: メタン発酵ガス化発電
家畜の糞や生ゴミ、稲わら、もみ殻などを発酵させてメタンガスを発生させてそれを燃焼させる事で発電する方法。
部品: 木質発電の特徴
木質バイオマス発電は木質系燃料を安定的に調達するのが必須です。調達方法として森林にある間伐材や残材をチップ化して運搬し利用する方法と都市部にある建設廃材を使う方法があります。
部品: 未利用木材燃焼発電
林業で発生する間伐材や残材などの既存の木材業、家具製造業、製紙業などで利用されてこなかったものを活用して発電するもの。
部品: リサイクルによる廃材を使った燃焼発電
建築廃材を使った燃焼発電。ある程度以上の人口規模のある都市圏であれば一年を通して安定的に建築廃材が出るため、手堅く行える発電。
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部品: 含水率
水をたくさん含んでいる木質チップ燃料は燃えにくく得られる熱量が小さくなるので乾燥している建設廃材などが適しています。また含水率が多い木材を利用する場合は前工程として乾燥を行う事があります。
部品: 木質ペレット
木材ペレットはおが屑などの製材の過程ででるそのままでは利用価値のない木質の副産物を圧縮して固め、燃料として使えるようにしたものである。
部品: 木質チップ
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原料そのままではかさが増える事で輸送コストがかかるため、チップ化する事で運搬効率をあげている。
部品: 廃棄物(木質以外)の燃焼発電
一般廃棄物、下水汚泥、食品廃棄物、ごみ固形燃料、古紙および廃プラスチックを原料とした燃料、黒液等の廃棄物に由来する燃料を活用して発電する方法。
部品: バイオガスとは
バイオガスは生ぎみ、家畜糞尿m下水汚泥などを原料として嫌気性微生物が働くメタン発酵により生成する気体燃料のこと。
部品: 一般廃棄物(生ゴミ)
生ゴミをごみ収集車におり回収し、バイオガスプラントへと収集する。バイオガス化するには微生物が分解できない発酵不適物を混ぜないように生ごみだけを分別回収する必要があります。
部品: 産業廃棄物
ビールなどの工場の通常廃液、家畜糞尿などです。通常廃液は排出する工場ごとにメタン発酵槽を設置、家畜糞尿は個別農場の糞尿を個別に処理する方法と複数の農場の糞尿を収集して処理する集約方法があります。集約すれば処理コストは低減するが、糞尿収集のコストが必要になるので、各藩国、各地域の農場の数や規模によって取られる方法が変わってきます。
部品: 下水汚泥
下水汚泥は下水処理場の下水汚泥を集約して処理する場合と汚泥が発生する施設で処理する場合の二通りあり。
部品: 発酵の前の前処理
バイオガス化を行う発酵の前に分解率向上の為にいろいろな前処理が行われている。
分別装置、破砕装置で有機物を分解しやすいように粉砕。熱処理を行い、下水泥中の微生物を壊し、発酵微生物の酵素による加水分解を受けやすくする水熱法。
他にも好熱性細菌処理、オゾン処理、超音波処理、アルカリ処理などがあります。
部品: 生成方法
原料タンクにためられた原料はメタン発酵槽にポンプで送られます。発酵槽にはメタン発酵微生物が含まれる発酵液が入っており、原料と混合し、35℃(例外あり)に保ちながら攪拌装置でかき混ぜる事でバイオガスを発生させます。
発生したバイオガスは発酵槽の液面の上にたまるので上部につけたパイプにより発酵槽の外に誘導、精製した後にガスホルダというタンクに貯めます。そしてガスエンジンやボイラなどへとパイプで繋げる事で燃料として使用できるようになります。
部品: 湿式・完全混合法
メタン発酵法の基本。水分が90%以上の液体またはスリラー状で発酵する湿式法。タンクの中で原料とメタン発酵汚泥を混ぜて30~35℃に保温する事でバイオガスが発生します。
部品: 高温発酵法
発酵温度を35℃ではなく55℃に上げて行う発酵法。ガス化速度向上、発酵槽がコンパクトにできる。発酵物の流動性が高い、雑菌・雑草の種子が死滅しやすいので発酵液をそのまま農地還元しやすいというメリットがある。
デメリットとしては保温に必要なエネルギーが大きい、中温(35℃)の時より発酵が若干不安定な事があげられます。
部品: 固定床法
発酵微生物の密度を高くする事で効率を上げる法。
バイオフィルム(微生物が層状に被膜を形成したもの)をメタン発酵槽の中に入れる事で微生物が高密度に活動、有機物の分解速度は速くなる。コーヒー粕や茶粕、焼酎粕などのバイオガス化で使われる。原料が浮遊物質の時に使われる事が多い。
部品: 膜分離法
膜分離法は発酵微生物の密度を高くする事で効率を上げるもので、微生物を膜で分離して発酵槽に戻す法。メタン発酵微生物群を捨てないで再利用する方式。
膜分離技術を使った場合、メタン生成微生物だけでなく、未分解の有機物も膜で発酵槽内に戻されるので有機物分解率が向上し、バイオガスがより多く生産されること、固形残さの発生量が減少するというメリットがある。
また単位発酵槽当たりの分解力が高くなるので発酵槽がコンパクトにできる事でショッピングセンターや複合ビルなどの設置スペースに限りがある場所でもバイオガスプラントが設置できるメリットもある。
部品: 固形でも発酵できる乾式法
通常のメタン発酵は液状またはスリラー状で行われるのに対し、乾式法は水分が80&程度の紙粘土のような固形状態でメタン発酵を行う方式。
水分が少ない為、廃水処理を極小化できる。その為、発酵液を還元する農地が少ない藩国などに向いている。
高温式と併用した高温乾式発酵法もある。
部品: UASB法
UASB(上向流嫌気性汚泥床)法は微生物の塊であるグラニュールという汚泥を利用した方式。グラニュールは微生物のバイオフィルムで構成されており、発酵槽内の美声びつの密度が高く、水につけた有機物を分解する事により、半日程度でバイオガス化ができる。もっとも水につけた有機物の分解に特化しており、水に溶けていない有機物の分解は苦手でおり、主に廃水の処理に行われる。食品工場の排水のバイオガス化に広く用いられている。
部品: 肥料もできる
バイオガス生成のさいに原料をメタン発酵槽に加えるとだんだん量が増えてあふれてしまうので側面上部にパイプを繋いであふれた発酵液を回収します。この発酵液は植物のたい肥として使えます。
発酵液をそのまま液体として使用する方法(液肥)と固形分をコンポスト化する方法(たい肥)があります。
部品: 微生物で脱硫(バイオ脱硫)
生成されたバイオガスは金属を腐食する硫化水素を含んでいるので除去する必要があります。そのため、硫黄酸化細菌が酸素を使って硫化水素を硫黄や硫酸に変換する反応を利用します。
メタン発酵汚泥中に生育している硫黄酸化細菌を利用、発酵槽に小型ポンプ、コンプレッサなどで酸素を少し吹き込む事により酸素がある界面でバイオ脱硫がおこることで対処を行う。
入れる空気はバイオガスの5%前後であり、必要な分だけ空気を入れる為に、バイオガス中の酸素濃度をモニターし、状況を確認しながら行う事が義務付けられている。
なお、バイオ脱硫だけでは全ての脱硫ができない(80%前後)ので後記の酸化鉄と併用して使用されている。
部品: 酸化鉄を使った脱硫
酸化鉄と硫化水素の酸化還元反応によって硫化鉄を生成する事で硫化水素を除去する方法。反応によって酸化鉄は徐々に硫化鉄に変わっていくので酸化鉄がなくなる前に新しい酸化鉄と交換する必要がある。
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{
"title": "バイオガスとは",
"description": " バイオガスは生ぎみ、家畜糞尿m下水汚泥などを原料として嫌気性微生物が働くメタン発酵により生成する気体燃料のこと。",
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"localID": 26,
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},
{
"title": "原料の収集",
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{
"title": "一般廃棄物(生ゴミ)",
"description": " 生ゴミをごみ収集車におり回収し、バイオガスプラントへと収集する。バイオガス化するには微生物が分解できない発酵不適物を混ぜないように生ごみだけを分別回収する必要があります。",
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"localID": 28,
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},
{
"title": "産業廃棄物",
"description": " ビールなどの工場の通常廃液、家畜糞尿などです。通常廃液は排出する工場ごとにメタン発酵槽を設置、家畜糞尿は個別農場の糞尿を個別に処理する方法と複数の農場の糞尿を収集して処理する集約方法があります。集約すれば処理コストは低減するが、糞尿収集のコストが必要になるので、各藩国、各地域の農場の数や規模によって取られる方法が変わってきます。",
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"localID": 29,
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},
{
"title": "下水汚泥",
"description": " 下水汚泥は下水処理場の下水汚泥を集約して処理する場合と汚泥が発生する施設で処理する場合の二通りあり。",
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"localID": 30,
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}
],
"localID": 27,
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},
{
"title": "発酵の前の前処理",
"description": " バイオガス化を行う発酵の前に分解率向上の為にいろいろな前処理が行われている。\n 分別装置、破砕装置で有機物を分解しやすいように粉砕。熱処理を行い、下水泥中の微生物を壊し、発酵微生物の酵素による加水分解を受けやすくする水熱法。\n 他にも好熱性細菌処理、オゾン処理、超音波処理、アルカリ処理などがあります。\n ",
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"localID": 31,
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},
{
"title": "生成方法",
"description": " 原料タンクにためられた原料はメタン発酵槽にポンプで送られます。発酵槽にはメタン発酵微生物が含まれる発酵液が入っており、原料と混合し、35℃(例外あり)に保ちながら攪拌装置でかき混ぜる事でバイオガスを発生させます。\n 発生したバイオガスは発酵槽の液面の上にたまるので上部につけたパイプにより発酵槽の外に誘導、精製した後にガスホルダというタンクに貯めます。そしてガスエンジンやボイラなどへとパイプで繋げる事で燃料として使用できるようになります。",
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"localID": 32,
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},
{
"title": "メタン発酵法",
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{
"title": "湿式・完全混合法",
"description": " メタン発酵法の基本。水分が90%以上の液体またはスリラー状で発酵する湿式法。タンクの中で原料とメタン発酵汚泥を混ぜて30~35℃に保温する事でバイオガスが発生します。",
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"localID": 34,
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},
{
"title": "高温発酵法",
"description": " 発酵温度を35℃ではなく55℃に上げて行う発酵法。ガス化速度向上、発酵槽がコンパクトにできる。発酵物の流動性が高い、雑菌・雑草の種子が死滅しやすいので発酵液をそのまま農地還元しやすいというメリットがある。\n デメリットとしては保温に必要なエネルギーが大きい、中温(35℃)の時より発酵が若干不安定な事があげられます。",
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"localID": 35
},
{
"title": "固定床法",
"description": " 発酵微生物の密度を高くする事で効率を上げる法。\n バイオフィルム(微生物が層状に被膜を形成したもの)をメタン発酵槽の中に入れる事で微生物が高密度に活動、有機物の分解速度は速くなる。コーヒー粕や茶粕、焼酎粕などのバイオガス化で使われる。原料が浮遊物質の時に使われる事が多い。\n",
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"localID": 36,
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},
{
"title": "膜分離法",
"description": " 膜分離法は発酵微生物の密度を高くする事で効率を上げるもので、微生物を膜で分離して発酵槽に戻す法。メタン発酵微生物群を捨てないで再利用する方式。\n 膜分離技術を使った場合、メタン生成微生物だけでなく、未分解の有機物も膜で発酵槽内に戻されるので有機物分解率が向上し、バイオガスがより多く生産されること、固形残さの発生量が減少するというメリットがある。\n また単位発酵槽当たりの分解力が高くなるので発酵槽がコンパクトにできる事でショッピングセンターや複合ビルなどの設置スペースに限りがある場所でもバイオガスプラントが設置できるメリットもある。",
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"localID": 37,
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},
{
"title": "固形でも発酵できる乾式法",
"description": " 通常のメタン発酵は液状またはスリラー状で行われるのに対し、乾式法は水分が80&程度の紙粘土のような固形状態でメタン発酵を行う方式。\n 水分が少ない為、廃水処理を極小化できる。その為、発酵液を還元する農地が少ない藩国などに向いている。\n 高温式と併用した高温乾式発酵法もある。",
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"localID": 38
},
{
"title": "UASB法",
"description": " UASB(上向流嫌気性汚泥床)法は微生物の塊であるグラニュールという汚泥を利用した方式。グラニュールは微生物のバイオフィルムで構成されており、発酵槽内の美声びつの密度が高く、水につけた有機物を分解する事により、半日程度でバイオガス化ができる。もっとも水につけた有機物の分解に特化しており、水に溶けていない有機物の分解は苦手でおり、主に廃水の処理に行われる。食品工場の排水のバイオガス化に広く用いられている。\n ",
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"localID": 39
}
],
"localID": 33,
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},
{
"title": "肥料もできる",
"description": " バイオガス生成のさいに原料をメタン発酵槽に加えるとだんだん量が増えてあふれてしまうので側面上部にパイプを繋いであふれた発酵液を回収します。この発酵液は植物のたい肥として使えます。\n 発酵液をそのまま液体として使用する方法(液肥)と固形分をコンポスト化する方法(たい肥)があります。",
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"localID": 40,
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},
{
"title": "硫化水素を除く",
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{
"title": "微生物で脱硫(バイオ脱硫)",
"description": " 生成されたバイオガスは金属を腐食する硫化水素を含んでいるので除去する必要があります。そのため、硫黄酸化細菌が酸素を使って硫化水素を硫黄や硫酸に変換する反応を利用します。\n メタン発酵汚泥中に生育している硫黄酸化細菌を利用、発酵槽に小型ポンプ、コンプレッサなどで酸素を少し吹き込む事により酸素がある界面でバイオ脱硫がおこることで対処を行う。\n 入れる空気はバイオガスの5%前後であり、必要な分だけ空気を入れる為に、バイオガス中の酸素濃度をモニターし、状況を確認しながら行う事が義務付けられている。\n なお、バイオ脱硫だけでは全ての脱硫ができない(80%前後)ので後記の酸化鉄と併用して使用されている。",
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"localID": 42,
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{
"title": "酸化鉄を使った脱硫",
"description": " 酸化鉄と硫化水素の酸化還元反応によって硫化鉄を生成する事で硫化水素を除去する方法。反応によって酸化鉄は徐々に硫化鉄に変わっていくので酸化鉄がなくなる前に新しい酸化鉄と交換する必要がある。\n 前記したバイオ脱硫と併用する事で経費節減ができるのでバイオ脱硫と併用して使用されている。",
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"localID": 41,
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],
"localID": 25,
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最終更新:2017年09月26日 06:06