NISSAN BNR32 SKYLINE GTR Gr.A(日産BNR32スカイラインGTR グループA仕様)



マシン名 BNR32スカイラインGTR Gr.A
エンジン名 RB26DETT
エンジン型式 直列6気筒ツインターボ
最大馬力 400~600ps
トランスミッション ホリンジャー製6速マニュアルミッション
重量 1250kg
パワーウェイトレシオ 2.0~3.1kg/ps

日本を代表する名車。R32スカイラインGTRのGr.Aマシンが、ツーリングクラシックスの枠で収録された。
ボルボ240ターボやフォード・シエラRSにコテンパンに叩きのめされ、苦汁を舐めた技術者たちの起死回生の思いで作り上げた日産の底力である。

名機RB26DETTのパワーと4WDは強力無比で、ツーリングクラシックスのマシンの中でも一線を画する戦闘力を持つ。タイムアタックでも、GTRが上位を占めているのがいい例だ。
マルチにおいても、BMWやボルボに対してコーナーでもストレートでも次元の違う走りができてしまう。まさに圧倒的な性能の差であり、あえてパワーを400psに抑えて走っていても勝ててしまうほどであったという。かつて、国内外のGr.AレースでGTRが猛威を振るっていた時代を思い出させる。

ATCCではホリンジャー製6速マニュアルトランスミッションを搭載
他を寄せ付けない圧倒的な走りでGT-Rの名を世界に広めることに成功した。
東洋の国から来た怪物「ゴジラ」に皆が驚いたのだ。

RB26DETTは、ややピーキーなものの扱いづらいという程でもない。
ATCC仕様と同様に6速マニュアルミッションとなっており、RB26のピーキーさを補うようにパワーバンドにキッチリ収まるため、どんなサーキットでも絶対的な速さでライバルを圧倒できるだろう。
シャシーがパワー負けしているが、4WDの強力なトラクションがあるため、コーナーでも非常に速い。
まさに死角無しの、無敵のレーシングマシンである。GODZILLA!

っと、ここまで、ベタ褒めしたがここで注意点を。
他の、マシンと違い重い4輪駆動車ゆえに、フロントタイヤの摩耗が激しい。
あまり前半で、頑張りすぎてタイヤを酷使しすぎれば、見る見るうちにタイヤのグリップが失っていき、GT-Rの弱点が浮かび上がってしまう。
フロントヘビーゆえの強烈なアンダーステアに悩まされ、重い車重によって止まらなくなる。
悪化すれば、自慢のパワーでは誤魔化せない。せっかく築いたアドバンテージも水泡に帰す。
こうならないように、決勝では、タイヤをなるべく温存する走りに切り替える必要がある。

<余談>
日本国内では日産製5速マニュアルが使われ続けた。
レギュレーション上6速マニュアルに換装出来たが、不要とされ搭載されなかったという。
日産がFIA(旧FISA)からGT-Rのホモロゲーションを獲得した当時の書類のpdfデータ



ジム・リチャーズ/マーク・スカイフェ 日産ワークス(ATCC:オーストラリア ツーリングカー選手権)
星野一義/影山正彦 カルソニックスカイライン
長谷見昌弘/アンデルス・オロフソン リーボックスカイライン
長谷見昌弘/福山英朗 ユニシアジェックススカイライン
高橋国光/土屋圭市 STPタイサンGTR
 *ゲーム内の、ドライバー名やゼッケンがトンチンカンなことになっているが、気にするだけ無駄である。


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最終更新:2020年06月05日 12:19