国際連合のユネスコが文芸の増進のために1999年に取り決めた詩を記する日(3月21日)である。
1999/03/21
“枕詞(まくらことば)とは、主として和歌に見られる修辞で、
特定の語の前に置いて語調を整えたり、ある種の情緒を添える言葉のこと。”
枕詞 | 漢字 | かかる語 | 使用例 他 |
あかねさす | 茜さす | 日、昼、紫、照る、君 | あかねさす 紫野ゆき 標野ゆき 野守は見ずや 君が袖ふる |
あきつしま あきづしま |
秋津島 蜻蛉島 |
大和 | |
あさつゆの | 朝露の | 消(け)、消え、置く、命 | 朝露の 消やすき我が身 老いぬとも またをちかへり 君をし待たむ |
あしびきの あしひきの |
足引きの | 山、峰、尾(の上) | あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の 長々し夜を ひとりかも寝む |
あづさゆみ | 梓弓 | 引く、張る/春、射る、音、末 | あづさ弓 引けど引かねど むかしより 心は君に 寄りにしものを |
あらたまの | 新玉の | 年、月、日、春 | あらたまの 年の三年を 待ちわびて ただ今宵こそ 新枕すれ |
あをによし あおによし |
青丹よし | 奈良 | 青丹よし 奈良の都は 咲く花の にほふがごとく 今盛りなり |
いそのかみ | 石の上 | 古る、降る、振る、布留 | |
いはばしる いわばしる |
岩走る 石走る |
垂水、滝 近江 |
石ばしる 垂水の上の さ蕨の 萌え出るづる 春になりにけるかも |
うつせみの | 空蝉の | 命、世、人、身 | うつせみの 世は常なしと 知るものを 秋風寒み 偲ひつるかも |
うばたまの ぬばたまの |
烏羽玉の | 黒、闇、夜、夢 | |
かむかぜの | 神風の | 伊勢 | |
からころも | 唐衣 | 着る、裁つ、袖、裾 | 唐衣 きつつなれにし つましあれば はるばるきぬる たびをしぞ思ふ |
くさまくら | 草枕 | 旅、ゆふ、仮、露、結ぶ | |
しきしまの | 敷島の | 大和、日本、世 | |
しろたへの | 白妙の | 衣、袖、袂、雪、雲 | 春すぎて 夏来にけらし白妙の 衣ほすてふ 天の香具山 |
たらちねの | 垂乳根の | 母、親 | |
ちはやぶる ちはやふる |
千早振る | 神、氏、宇治 | 千早ぶる 神代もきかず 龍田川 からくれなゐに 水くくるとは |
ひさかたの | 久方の | 天、雨、月、雲、空、光 | ひさかたの 光のどけき 春の日に 静心なく 花の散るらむ |
やくもたつ | 八雲立つ | 出雲 | |
勅撰和歌集『古今和歌集』で入集が唯一100首を超えている、
撰者の一人といえば【 誰 】でしょう。
15/12/27「グランプリ」
番号 | 歌 | 詠み人 | エピソード | 出題 |
---|---|---|---|---|
1 | 秋の田の かりほの庵の
苫をあらみ わが衣手は 露にぬれつつ |
天智天皇 | ||
2 | 春過ぎて 夏来にけらし 白妙の 衣干すてふ 天の香具山 |
持統天皇 | ||
3 | あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の ながながし夜を 独りかも寝む |
柿本人麻呂 かきのもとのひとまろ |
||
4 | 田子の浦に うち出でて見れば 白妙の 富士の高嶺に 雪は降りつつ |
山部赤人 やまべのあかひと |
||
5 | 奥山に 紅葉踏み分け 鳴く鹿の 声聞く時ぞ 秋は悲しき |
猿丸、猿丸太夫 | ||
6 | (かささぎ)鵲の 渡せる橋に 置く霜の 白きを見れば 夜ぞ更けにける |
中納言家持 大伴家持 |
||
7 | 天の原 ふりさけ見れば
春日なる 三笠の山に 出でし月かも |
阿倍仲麻呂 | ||
8 | わが庵は 都の辰巳 しかぞすむ 世をうぢ山と 人はいふなり |
喜撰法師 きせんほうし |
||
9 | 花の色は うつりにけりな
いたづらに わが身世にふる ながめせしまに |
小野小町 | ||
10 | これやこの 行くも帰るも
別れては 知るも知らぬも 逢坂の関(おうさかのせき) |
蝉丸 | ||
12 | 天つ風 雲の通ひ路 吹きとぢよ 乙女の姿 しばしとどめむ |
僧正遍昭 そうじょうへんじょう |
||
15 | 君がため 春の野に出でて 若菜摘む 我が衣手に 雪は降りつつ |
光孝天皇 | ||
17 | ちはやぶる神代も聞かず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは |
在原業平朝臣 ありわらのなりひら |
||
29 | 心あてに 折らばや折らむ 初霜の おきまどはせる 白菊の花 |
凡河内躬恒 おおしこうちのみつね |
||
30 | ありあけの つれなく見えし 別れより 暁ばかり 憂きものはなし |
壬生忠岑 みぶのただみね |
||
33 | ひさかたの 光のどけき
春の日に しづ心なく 花の散るらむ |
紀友則 きのとものり |
||
35 | 人はいさ 心も知らず
ふるさとは 花ぞ昔の 香ににほひける |
紀貫之 きのつらゆき |
||
40 | 忍ぶれど 色に出でにけり
わが恋は 物や思ふど 人の問ふまで |
平兼盛 | ||
41 | 恋すてふ わが名はまだき 立ちにけり 人知れずこそ 思ひそめしか |
壬生忠見 | ||
50 | 君がため 惜しからざりし 命さへ 長くもがなと 思ひけるかな |
藤原義孝 | ||
56 | あらざらむ この世のほかの 思ひ出に 今ひとたびの 逢ふこともがな |
和泉式部 いずみしきぶ |
||
57 | めぐりあひて 見しやそれとも
分かぬまに 雲がくれにし 夜半の月かな |
紫式部 | ||
100 | ももしきや 古き軒端の
しのぶにも なほあまりある 昔なりけり |
順徳院 |
“折句”の題材として有名な、『伊勢物語』東下りの段に
登場する和歌の上の句です。 これに続く下の句は【 何 】でしょう。
(漢字、かな、新旧仮名使いの区別はしません。)
「唐衣 きつつなれにし つましあれば」・・・
16/04/02「定期化記念」
・元禄文化期に活躍した俳人松尾芭蕉による紀行文。元禄15年(1702年)刊。
日本の古典における紀行作品の代表的存在であり、
芭蕉の著作中で最も著名で「月日は百代の過客にして、行きかふ年も又旅人也」という序文より始まる。
『おくのほそ道』などの作品で知られる“松尾芭蕉”は、
【 何 】文化の時代を中心に活躍した俳人でしょう。
“桃山”文化 “元禄”文化 “天明”文化 “化政”文化
16/04/16「VIP春巡業」
元禄3年の元日に『薦(こも)を着て 誰人います 花の春』という
句を詠んだ歌人といえば【 誰 】でしょう。
16/01/03「金杯」
本名の「清」の2文字目を小書きの「ょ」に変えて
“俳号”にしたというエピソードを持つ、
愛媛県出身、ホトトギス派の歌人は【 誰 】でしょう。
16/03/05「弥生賞」
西條八十からは「若き童謡詩人の中の巨星」と称され、
ACジャパンのCMで朗読された詩に用いられた
「こだまでしょうか」は流行語にもなったことで知られる
山口県出身の童謡詩人は誰でしょう。
15/04/26「改装記念」
Ans. 東京
高村光太郎『智恵子抄』“あどけない話”の有名な一節です。
“智恵子は【 何 】に空が無いといふ、
ほんとの空が見たいといふ。
私は驚いて空を見る。” でしょう。
16/05/07「皐月賞」
1935/12/10~1983/05/04、青森県弘前市
歌人、劇作家。演劇実験室「天井桟敷」主宰。
異名(Wikipedia):「言葉の錬金術師」「アングラ演劇四天王のひとり」「昭和の啄木」「覗き見マニア」
「エロスのアナキスト」「政治嫌いの革命家」「ジャンルを超えたコラージュの達人」「あしたのジョーを愛した男」
「三島由紀夫のライバル」「生まれながらのトリック・スター」「サブ・カルチャーの先駆者」など
代表作:1957年『われに五月を』(第一作)、1965年『田園に死す』
作 詞:戦え!オスパー、コメットさん、時には母のない子のように、あしたのジョー
982.9
今から140年前の1876年、民俗学者・伊波普猷(いは・ふゆう)が生まれています。
“沖縄学の父”の異名を持つ彼が本格的な研究を始めた、
16世紀から17世紀にかけて編纂された琉球王国の歌謡集は『 何 』でしょう。
16/02/13「建国記念」
世界初のコンピュータプログラムにも携わった
女性数学者・ラブレス伯爵夫人の父であり、
「事実は小説よりも奇なり」の言葉を残した
19世紀イギリスの詩人は誰でしょう?
05.10.30「第6回」◆pLE6QvPIFE
※ 日本語訳:青春とは人生のある期間を言うのではなく心の様相を言うのだ。
サミュエル・ウルマンの『青春の詩』の冒頭部です。
空欄に入る英単語は【 何 】でしょう。(回答はかなでも構いません。)
“Youth is not a time of life-it is a state of 【 何 】;”