¥2980激安ホームサーバ機+ネットワークの構築
始めに。
この記事は結構古いです。記録としてとってあるだけです。
【緒言】
最近、インターネットの常時接続などの普及でPCをつけっぱなしにしておくことが多くなったと思います。特にPtoPなどをされている方は24時間つけっぱなしという方も少なくないと思います。しかしメインに使っているPCは高価なので、24時間つけっぱなしっていうのは結構不安なものです。そこで安価な低スペックPCを24時間稼動用にカスタマイズしてみることにしました。しかし、それだとHDDも24時間用の方にすべてつけてしまうので、高スペックのメインPCでの作業が不便になります。そこで、24時間用稼動機とメインPCをネットワークで繋いでしまいます。これによって大学などのPCのようにネットワークドライブとしてメインPCでも24時間稼動機につけたHDDにファイルを上書きや読み込みができるようになります。
【目的】
24時間稼動機(以後サーバ機と呼ぶ)に大容量HDDを搭載する
大量にHDDをつなげれるようにHDDホルダーを自作する
24時間稼動なので冷却対策を施す
電力供給を強化する
サーバ機+メインPC+XBOXのネットワークを構築する
以上を5000円以内で完成させる
【サーバ機製作】
↑これがうちのPC周りの全体像です。左下から
スキャナ
自家塗装ドリキャス(クロックアップ改造済みw)
プレステ2(SPCH-18000 + messiha)
メインPCのsotec
xbox
HDDホルダー
サーバ機(日立フローラ)
外部電源供給装置(400W)
↑左から
パイオニアのコンポ
LGのモニタ
I/Oデータの外付けHDD4台
液晶モニタ(またしてもLG)
↑んでコレが問題の今回いじくったサーバ機です。
日立のフローラで通販のゲノってお店で2980円で買いました。ホント安い。
上に乗っかってるのが400Wの電源供給装置です。秋葉のジャンク屋で1000円でした。ジャンクですが「通電OK!」とかいてあったので即買。
HDDについてるファンは秋葉で100円
フローラはPCIスロットが2コあいてるいのであまっていたUSB2.0増設カードとIDE増設のATAカード(玄人志向)を付けました。ATAカードでHDDを最大4コ増設できます。
↑コレが自作HDDホルダーです。熱を考慮してかは知りませんが一応アルミ製ですw
外に出した理由は、
・最近の大容量HDDは触れないほど暑くなるのでケース内に入れると、他の装置に緋熱を与えてしまうおそれがある
・ケースが小せぇ
・外にあったほうが管理が楽
ということを考慮した結果ですw
【作り方】
適当な長さのアルミ平板をホームセンターで買ってきて4等分します
私は幅20mm 厚さ1m程度のモノを買いましたw
35mmピッチでドリルで穴を開けます。4本重ねて一気に穴空けです
まずは径の小さい刃で。最終的に5mm穴を開けます
危ないのでバリをとりましょー
HDDをネジで4箇所固定します
冷却ファンを取り付けます。実はコレ前面にホットボンドでくっつけただけw嫌な人はしっかりつけてください(笑)でもこれが一番手っ取り早いかな
↑HDD背面の写真です。電源は400W外部電源からです。
IDEケーブルはサーバ機の側面から隙間を作って出しました(隙間はハンドグラインダーで削って穴を開けました)
冷却ファンですが24V用を秋葉で100円で購入!400W外部電源の12V(黄色)から電源とってます。
左の画像はHDDを一個飛ばしでホルダしてます。間にもう一個つけれますね。
HDDは全部で13コつけれます(笑)ファン1コにつきHDD3コ冷却できそうなので100円ファンも5コほど買っておきました
↑HDD整理したので画像UPしてみました。ほぼ完成図かな、、、こんな感じにHDDホルダーにHDDを追加していきました。ファンも3コついてますが結構静かです。
↑横から見た図です。まだ5台追加する余裕があります。外部電力の400Wがあれば、HDDを満タンに積んでもギリギリ補えると思う、、、こいつのおかげでPC周りがだいぶ綺麗になりました
↑外部電源の400wです。本当はマザボもこいつから電源取ってしまいたかったのですが、日立フローラがAT電源だったためATX電源がつけれませんでした。よって仕方なくデュアル電源仕様に、、、という感じですね。
マザボ+システムの入ったHDD8Gは内部電源の150W(?)から。
大容量HDDは外部の400Wからという感じです。
上面についているスイッチは電源の起動用スイッチです。ATX電源はマザボにつなぐケーブルの14番のPS_ON信号をGNDにつなぐと起動するようになっています。そこで14番-SW-15番と配線してこのSWで電源供給装置のON OFFをできるようにします。
【参考】
↑ありがとうございました
【ネットワーク構築】
簡単な話、フローラのHDDを全部ネットワークドライブとして共有設定してしまえばOKなわけです。
必要最低限の環境としてはLANハブなどでサーバ機とメインPCをつないでおく必要があります。
以下に簡単な手順を書きます
↑メインPCのsotecのマイコンピュータからみた感じ。
実際はsotecには10G程度のシステムHDDしかついていない。
↑まずはサーバ機とメイン機の両方にNetBEUIというプロトコルをインストールする。
windows2000なら簡単だが、windoesXPだと多少面倒。
【XPの場合】
CDドライブにWindowsXPのCD-ROMをセットします。CD-ROMの中の「\VALUEADD\MSFT\NET\NETBEUI」フォルダにある「NETNBF.INF」というファイルを「C:\Windows\INF」に、「NBF.SYS」というファイルを「C:\Windows\System32\Drivers」にそれぞれコピーします。
【XP 2000共通】
「スタート」-「コントロールパネル」-「ネットワークとインターネット接続」-「ネットワーク接続」-「ローカル エリア接続」を開きます。
「プロパティ」を押します。
「インストール」を押します。
「プロトコル」を選んで、「追加」を押します。
前述のコピーを行っていれば、ここに「NetBEUIプロトコル」があるので選択し、「OK」を押します。
↑サーバ機のコントロールパネル>管理ツール>コンピュータの管理>共有フォルダ>共有と開いてください。
ここで共有したいフォルダを選び右クリックしていったん「共有の停止」を押します
↑マイコンピュータを開き共有したいHDDを選んで右クリック>共有の項目を選んで共有設定すればOKです
↑次にメインPCの設定です。NetBEUIはインストール済みでないとまずいです。
マイコンピュータを開きネットワークドライブの割り当て を選択します。
「参照」を押し「WorkGroup」の中にあるサーバ機の名前を選んでHDDを選択します。以上でHDDのネットワーク共有はできたはずですw
【xboxをつなぐ】
xboxのxbmpは動画再生にはもってこいです。なのでついでにこのサーバ機にxboxをつないでしまい、動画をネットワーク再生できるようにしました
【結果】
今までメインPCのッソーテックを24時間稼動していたのですが、それに比べて以下のメリットがありました
・ソテックに比べてめちゃくちゃ静か。寝るときも気にならない!
・2980円と激安なので壊れても別に気にならない!
・低スペックの割にはPtoPでも全然大丈夫だった!
・HDDホルダーのおかげでHDDの熱も心配じゃなくなった!
・HDDを外出しにしたおかげで増設などの管理が非常に楽になった!
・デュアル電源にしたおかげで、電力不足を心配せずにいられる!
・xbmpで動画見るときも、いちいち「PCを起動する」手間がなくなった!
デメリットは
・配線がゴチャる
・場所を多少食う
・PCIスロットが2コしかないので拡張性があまりない
って感じです。PtoPやってる人は2980円だったら、やってもいいかもしれませんw
【考察】
デメリットの
・PCIスロットが2コしかないので拡張性があまりない
については、どうせ増設するのはHDDだけなのでやり方次第ではだいぶ幅は広がる
たとえば、今私は外付けHDD(USB2.0)を4台使っているが、http://www.novac.co.jp/products/hardware/nv-ua1000/index.htmlここの「マルチドライブつなが~るKIT USB」を使えば1ポートにつき2コHDDが増設できる。しかも内臓HDDを買えばいいので外付けHDDより安価ですむ。さらに今回作ったHDDホルダーがあるのでケースがないのも問題ないし、電源も400Wの外部電源からとれば問題ない。計算すると5ポートのUSB2.0増設ボードhttp://buffalo.melcoinc.co.jp/products/catalog/item/i/ifc-usb2p5/index.htmlとATAカードhttp://www.kuroutoshikou.com/products/ata100/ata133pcifset.htmlで合計14台までHDDを増設できる。しかもこれらのインターフェースボードは非常に安価でどちらも\2000しない程度だし、NOVACの「マルチドライブつなが~るKIT USB」も\3000しないはずですw
これから大容量HDDを搭載しまくった24時間稼動サーバ機を作ろうとしている方は2980円の激安サーバも悪くないと思いますよw