imageプラグインエラー : ご指定のURLまたはファイルはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLまたはファイルを指定してください。

◇ 仕 様 書 ◇






*概 要*  

哨戒機とは、潜水艦や艦船を探知・攻撃する航空機の事を言う。
リアルタイムの情報収集能力と情報交換能力を主戦力とし、バッジシステム傘下となる空軍基地、陸上基地、友軍艦艇、AWACS、レーダーサイト、地対艦ミサイル部隊などとの【データリンク技術】によって、対潜水艦戦以外にも、洋上監視、捜索救難、輸送、映像情報収集、通信中継など多目的に使用されており、飛行中は、【常時逆探知装置(ESM)】により敵が発射する電波の収集、分析、位置特定を行なうなど、一種の電子戦機ともいえる航空機となっている。




*機体仕様* 

機体は、航空産業が主体のレンジャー連邦で使用される、最新大型旅客機の胴体を短縮して重量を減らし、さらに翼を改修することで航続距離性能を向上した。改良・再設計機。
全長は短いが全高がそのままであるため、胴体内スペースに余裕があり、燃料・アビオニクスの搭載量を、通常の哨戒機より増やせるだけではなく居住性も確保。簡易的なものではあるが、ベッドやテーブルなどのスツール、トイレなどの【生活スペース】が設置され、長い飛行に従事するパイロット達への負担軽減に考慮した。
作戦飛行中は、レーダーから強力な電磁波を発生し続ける為に、胴体に窓はほとんどなく、外壁はもちろん、操縦席のウィンドシールドや乗降ハッチはすべて【対電磁波防御シールド】を施す仕様になっており、パーツや部品に至っては、過去共和国で共通化された部品類に加え、さらに、コックピット回りの外殻や巨大な機体を支える固定翼など、パーツを共通にする事で、【後継機】や派生形として運用できるであろう【輸送機】への転用を考えた作りとなっている。
カラーリングは、ラスターチカやヴァローナとは違い、低視認性を最重視した全面【淡い灰色迷彩】が施され、控え目なブルーのラインと共に、尾翼にレンジャー連邦のイグニシアが、ワンポイントで入る事となった。

  • 全長: 56.31 m
  • 全幅: 59.64 m
  • 全高: 20.06 m
  • 航続距離: 12,325 km
  • エンジン: レンジャー連邦製 LR-M01 ターボファンエンジン 2基
 #機体のモデルとして、ボーイング747-SPを参考。




*エンジン*  

レンジャー連邦製のターボファンエンジン「RL-M01」
#このエンジンの名前は?と聞かれて数分で決めたネーミング→「レンジャーラブ-むつき作01」この人にネーミングセンスを求めてはいけない例

旅客機に使用される【ターボファンエンジン】を二基搭載。
基本的にターボファンエンジンは、燃費が良く、航続性能が長大で戦略機動性が高いが、軍用機として運用するにあたり、航空技術の高いレンジャー連邦空軍によって独自改良と再設計が行われた。
通常タイプのエンジンとの相違点としては、さらなる高温に耐えうるセラミック製や、溶融した金属の凝固時に結晶化する方向を揃えた単結晶のブレードも使用するなど、タービンブレード素材の見直しを行った点と、スラスト・リバーサー(逆噴射装置)を備えた事であり、それによって生まれた性能向上と、電子妖精(レンジャー連邦版)によるソフト面での微細な調整力強化もあって、長距離飛行に適した省燃費、生存率向上となる低騒音とが実現となっている。
幾度も行われたテストと改良によって生み出されたこのエンジンは、当初の予定では1機につき4基使用の予定であったが、一般旅客機に比べ数段性能が向上しているだけではなく運動性も良好、さらに、航行中にエンジン1基が故障した時の為に行われた、1基だけでの飛行テストも問題無くクリア。最終的に、2基での運用が可能となった。

尚、このエンジンのライト版が、EV165産業育成準備にて技術の一部を民間用に提供され、国内で先もって実働化されており、それを追う様に、オリジナルであるRL-M01エンジンが、共和国空軍採用機に対してその技術を提供、ノックダウン生産による部品輸入と、レンジャー連邦開発部隊が現地にて技術指導を行いながらの組立を行う事により、過去に行われた部品共通化や、他国とのノウハウ協力と共に、共和国空軍の航空技術を支えて行くものとなった。






*哨戒機器(アビオニクス)*  

胴体上部には、2つの半球状フェアリングが特徴的な【ESMアンテナ】が設置され、機首下部には使用時に機外へ出す事が出来る【赤外線探査装置】を機首内に、尾翼には【磁器探知機】を収納したテイルブームを搭載。
さらに、下方の目標探知能力を強化する為、【フェーズドアレイレーダー】を機首レドーム内と前脚格納部付近のフェアリングに設置している為、高高度付近からも微小な目標を探知することが可能となっている。
尚、フェーズドアレイレーダーとは、平面上に多数の小さなアンテナを備えることで機械的な首振り動作を必要としないアンテナである。
胴体下面には【敵味方識別装置のアンテナ】をはじめ、【通信・航法・ソノブイ電波受信用のアンテナ】が設置された。
ソノブイを投下する発射口は機体下面主脚の後部にあり、海面へ投下した後のソノブイの発する複数の音響や、高性能レーダーなどから入るの情報を一元処理する為の、潜水艦や不審船を探知する【戦闘指揮システム】に、電子妖精(レンジャー連邦版)を使用する事で、各システムとの連動性を通常より大幅に向上させているだけでなく、敵からの情報戦に対しても高い防御力を備える事となった。
これらアビオニクスを搭載し、かつオペレーター職を保有する当国のパイロットが搭乗するチャーイカは、まさに空飛ぶ電子基地と呼ぶにふさわしいと言えるだろう。






*操縦系統*  

広目に取られたコックピットには、前方にあるパイロット席の後方に【戦術航空士(TACCO)席】を設けており、通常のコパイロットの他に【オペレーター職を同乗】させる事によって、各システムを介しての命令受領と、戦術の実施状況の報告や、実質的な戦術(手段)の調整・選択を、より効率的かつ専門的に行っている。
さらに、従来より運用されているパイロットサポートAI「DAMA」に加え、新たに導入された電子妖精(レンジャー連邦版)がオートパイロットの性能と安全性を向上させ、バッジシステムとの連動の為に、長いフライトを行う空軍パイロット達を支える事となった。
尚、センサー類については、精密電子機器との干渉を避ける為に、操舵信号を電線ではなく光ファイバーを使用した【フライ・バイ・ライト方式】で、配線の軽量化や、消費電力の低減もはかられている。

※乗務員について
  • 操縦士(パイロット)2名(1名の場合もある)
  • FE(機上整備員)
  • TACCO(戦術航空士)
  • NAV/COMM(航法・通信員)
  • SS-1、SS-2(ソナー員、機上対潜音響員)
  • SS-3(レーダー員、機上対潜非音響員)
  • IFT(機上電子整備員)
  • ORD(機上武器整備員)
通常上記の通りの人員が必要であるが、レンジャー連邦国民が、パイロット、コパイロット、オペレート、整備行為が可能である事と、航法オペレートの使用、不足する能力部分をDAMAと電子妖精がサポートをする事で、機体性能をフルに引き出す事が可能である。





*武 装* 

機首の下部に【格納庫(いわゆる爆弾倉)】がある為、【対潜爆弾(航空爆雷)・魚雷】が投下でき、主翼の下にはハードポイントが設置され、【対艦ミサイル】なども装備可能となっている。






機体後方より、各アンテナとソノブイを投下する発射口を望む。




最終更新:2010年10月24日 12:42