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不気味の谷

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不気味の谷という言葉がある。ある概念や現象といったものは人間のそれに近づいてゆくにつれて親近感が湧いていくのであるが、完全に人間のそれにたいする親近感が極大とするとき、その近傍において親近感の極端な落ち込みが生じる、というような意味で理解している。たとえば感情を表現する(様に見える)ロボットに対して抱く感情などはまさにそれであろう。

それと似たような意味で、性的感情も親近感の一種として捉えるとすると、抜かずの谷が存在する気がしてならない。尤も、抜く抜かないは生理に対する物理刺激に因るところが大きいので、あくまでリビドーを掻き立てられるか否かについての話であるが。
性的なモノであるのに、なぜか性的感情を催さない、お近づきになりがたい、というのは一つの畏怖心にも似るかも知れない。と、なるとそれらは得てして信仰対象ともなりうるのかも知れない。たとえば性器そのものなどは、抜かずの谷に在るからこそご神体として祭り上げられるのではないだろうか。

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