最上位標目:アルカ文法史
上位標目:方言, 第十一期新生アルカ

東方語とは、事実上後期制アルカと同一のものであるが、第十一期新生アルカでアンシャル大陸東部内陸諸国で話される方言として再利用されたものを指す。ディミオン(dimion)、ナオン(naon)、エニーク(eniik)、アルタ(arta)に分布する。
(初出:東方語 2008/12/09 (火) 16:39:04)

文化設定

ディミニオン、ナオン、エニーク、アルタの地域。
制アルカの最初の実験地であったことから制アルカに強い執着を示す地域で、新生ができた後も制アルカを話し、文化的にも政治的にもアルバザードから隔絶している。
アルディアでのアルテージュ(決戦)では、制アルカ風の祈りを捧げた。
レイユでは共産圏と資本圏の間にあったものの、オリエントのように文化が混在するのではなく独自の文化を保ち、政治的にもスイスのように中立を保った。
アルバザードから近くて遠い国とされる。

セレンが神に捧げて否決された最後の制アルカを使い続ける民族。
地球で言うと、晩期制アルカではなく、後期制アルカn対が解体されず、メルの数え方が残っている、いわゆる純粋な制アルカ。
新語がアルバザードから来ても制アルカに訳せるものは訳して取り入れる。
balが天井を意味したり、形容詞が新生と逆の意味を指すことがあるため、あらゆる外国語の中で意思疎通が最もしにくいとされる。

なお、エニーク人は制と北方方言のバイリンガルが大半を占める。
アルディアでテームス殲滅後、国を治めたエンナが身体的な理由で制アルカでの意思疎通に不都合を覚えたため、エンナを国母と慕った国民が善意で新生をアルバザードから取り入れたため。
エンナは優しく慈愛に満ちた性格で、非常におっとりしていた。福祉に力を入れ、孤児・遺児・障害者を庇護した。現代でも福祉国家としてエニークは進んでいる。
国際政治に声を上げない沈黙の国だが、革命でミロクが障害者を迫害したときはアルバザードと対立した。ミロクはエンナの血族を虐殺し、王家の血はほぼ途絶えた。
なお、lanjでの転生を妨げないために、エンナの直系だけはミロクも手を出さなかった。
こういった事情から現在ではエニークでも北方語を嫌悪して、あえて使わない。

eniikan sin-e arbazard rax tin.(エニーク人はアルバザードがとても嫌いだ)
oma lu xa-i sa galt tas.(その犬は大きな門の前に居る)

※例文1は間違いではないが後期制アルカ時代は形副詞を副詞的に用いるときは、動詞の後ろにつけて書く"eniikan sin-e tin arbazard"の方が自然。おそらく"eniikan sin arbazard se tin"のように副詞を文末におく傾向が強い新生アルカの影響を受けているものと思われる。

参考資料

セレン=アルバザード "axti.mp3"
人工言語アルカ > 東方語 2008/12/09 7:38 GMT
※東方語の音声。後期制アルカと同一。

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最終更新:2009年02月26日 13:55