表世界/裏世界
特別な方法が無い限り行き来は出来ないものの、相互に干渉し合ってる2つの世界。
表・裏と呼んでいるのは2つの世界のことを認識している人物のみ。(繋ぐ者達・契約者達等)
表世界の人々は自分たちの世界のことを「カノチ(またはシェオリア)」と呼び、裏世界の人々は「アメノチ」と呼んでいる。
2つの世界を行き来できるのは繋ぐ者と契約者達だが、表世界に「渡り者」と呼ばれる特殊な能力を持った人間(後述)が現れることがある。
後に裏世界で支配階級となる民族の祖先はこの「渡り者」で、ミスルギの民の祖先はかつて裏世界で暮らしていた人々である。
このため、リンやナツ達が異なる世界の民でありながら最初から言葉でのコミュニケーションが可能となっていた。

繋ぐ者達
地、風、水、火、空の各要素と人間を繋ぐために存在する、と自称する者達。チカ、フウカ、ミナ、レナ、スゥの5人。
普段は目に見えない魂の形でいるが、特定の人間と契約を交わすことにより少女の姿で顕現できる。
その契約は人間の心の内の世界を借りることを条件に、自らの力の一部を譲り渡すというもの。
契約をした人間は繋ぐ者達に感情や思考が全て見通されてしまうデメリットがあるが、自然を操る能力を得ることができる。
その実、繋ぐ者達はあらゆる自然に宿る意志を持った霊魂の集合体で、人間で言うところの神に近い存在。
しかし、彼女達は人間達の信仰を重んじ、あくまで自然と人間を繋ぐ橋渡し的な存在だと説明している。

魔力持ち/「渡り者」
生まれつき体内に高い魔力を有している人間のこと。裏世界においてまれに生まれる。
魔力の高さに応じて明度は変わるが、総じて赤い瞳を持っていることが特徴。
また、それぞれの魔力に応じた特殊な能力も持っている。
王国時代、王が政治への不満を逸らすために差別階級とされてしまい、現在でもその差別は続いている。
王国の支配の影響がほとんどなかった辺境の村では人々と共に暮らしたり、現人神として祀り上げられる場合もある。
差別階級のため、多くの魔力持ち達は生きるために犯罪行為をせざるをえず、これが更に人々の魔力持ちへの偏見を生むという悪循環に陥っている。
表世界においてはこのような魔力持ちは出現しないが、代わりに異なる空間を超え裏世界へ行くことができる能力を持つ「渡り者」がまれに現れる。
「渡り者」に特別な身体的特徴はなく、自身ですら能力のことを知らない場合が多い。
そのため、能力の発動は低い確率ではあるが無意識的に起こってしまい、強い力を持っている場合は町1つ分の人間を一斉に裏世界へ飛ばしてしまうこともある。
前述の通り、能力の発動は非常に低い確率で且つ無意識的に起こるので、裏世界へ行ったまま戻ってこられないことがほとんどで、表世界では神からの罰として扱われる。
この「渡り者」という言葉は能力を有している個人というより、表世界から裏世界へやって来た全ての人間を指して言われている。

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