123 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/09(月) 01:07:34.05 ID:iCd4svCi0
いまだ燃え盛るガンシップの残骸の向こうで出し抜けに霧が発生した。
それを認め、クローン兵たちは口々に驚きの声を発した。
いや、霧などという生易しいものではない。手で掴み取れそうなほど濃密なミルク色のガスが、
戦場全体を覆い尽くす勢いで拡大していく。

「コマンダー?」
そう問いかけてくる部下に、小隊長はしばし逡巡した。
これが原住民の軍隊だけなら、水蒸気の中に突撃して至近距離からブラスターで攻撃を加え
ればいい。先ほどの会戦からするに、それでも十分に押し切れる手ごたえだった。

だが、あの霧の中にはジェダイがいる。
彼らは精神を集中している限り、目を瞑っていても背中を向けていても攻撃を感知できる。
視界を塞がれた状態で戦うには、厳しい相手だ。

「……航空戦力の攻撃を待とう。そのまま待機」

――コムリンクが隊の全員にコマンダーの指示を伝えた瞬間だった。

水蒸気のベールから躍り出た黒い影が、ガンシップの機体をひと飛びで越えるのが見えた。
「キル・ザ・ジェダイ!」
誰かが叫びを上げ、続いてブラスターの銃口が火を噴いた。


124 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/09(月) 01:08:59.34 ID:iCd4svCi0
濃霧の発生は、上空のスター・デストロイヤーからも観測された。

相争っていた原住民集団の片方を中心に、半径二キロ近くが一挙に白く染め上げられた。
この星の大気の分析結果が、これが自然に起こりうる現象ではないことを告げている。

「対レーザー用エアゾール……ジェダイの入れ知恵か? しかし、この星の文化レベルで気象
をコントロールできるとは」
艦長はいぶかしみつつ、航空戦力に対して攻撃命令を下した。


127 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/09(月) 01:11:21.29 ID:iCd4svCi0
クローン兵の部隊は混乱の極みにあった。

標的のジェダイがブラスターの弾を跳ね返しながら空中で小さく手を突き出すと、コマンダーと
その周りにいた数人の兵が衝撃波で吹き飛ばされた。

上方からの俯瞰視点で、彼らの布陣を一目で見て取ったようだ。
おそらくはクローン大戦を戦い抜いた、歴戦のジェダイと思われる。

そして、ブラスターを弾く際の精密さのみならず、剣戟の腕も超一流だった。
小隊の真っ只中に着地したジェダイが、手にしたライトセイバーで次々に兵たちを装甲服ごと
斬り捨てた。
あっという間に十を越す骸が地面に倒れ伏した

強い。ライトセイバーの腕だけなら、マスタークラスである。

クローン兵たちの胸の中に、どうしようもない恐怖と共に一つの疑問が持ち上がった。
ジェダイ・オーダーの中に、このような騎士はいただろうか……。


132 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/09(月) 01:14:35.76 ID:iCd4svCi0
最初に指揮官を倒しておいたのが功を奏したようだった。
ベイダー卿は効果的な反撃を受けることなく、クローン兵を屠っていった。

時折、脳裡にルイズの声が響く。
呪文の完成が近いようだ。

だが同時に、呪文を唱えるルイズ自身の不安も、ベイダー卿の意識に流れ込んできた。
「ルイズ、逡巡している暇はないぞ」
ベイダー卿はそう呟き、次の相手に向かって刃を振るった。


134 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/09(月) 01:18:10.04 ID:iCd4svCi0
ジェラ・イサ・ウンジュー・ハガル・ベオークン・イル……!


長い詠唱の後、呪文が完成した。
その瞬間、ルイズは己の呪文の威力を、理解した。
巻き込む。全てを。
今目の前にある全てのものを、自分の呪文は巻き込む。

二つに一つ。殺すか。殺されるか。

ここは戦場だ、とルイズは自分自身に言い聞かせた。
しかも相手は、突如として空からやってきた謎の勢力である。

ルイズはトリステインの貴族だ。
国を守るために相手を倒すことに、躊躇いはない。
だが、降って湧いたかのような強大すぎる力は、それを行使するための大きな決意を要求して
きた。
できることなら、誰かに背中を押してもらいたかった。

そして、それにも増して――

(ベイダー、どこにいるのよ……)


136 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/09(月) 01:20:45.16 ID:iCd4svCi0
ルイズは杖を振り上げた姿勢のまま視線を左右に走らせた。
だが、高速で飛ぶ飛行物体を区別することはできなかった。

今呪文を発動したら、敵の飛行物体に飛び移ったベイダーを巻き込むかもしれない――その
懸念が、ルイズの決心を鈍らせた。

その時、出し抜けに頭の中に声が響いた。
『やるんだ、ルイズ。僕なら大丈夫だ』
ルイズは思わずタバサに顔を向けた。
人形のように無表情を張り付かせたその顔からは、何も読み取れない。

「タバサ、今何か言った?」
頭の中でうねり狂う魔力を辛うじて押さえ込みながら、ルイズはそう問いかけた。
「何も」
タバサは頭を振った。
「何も言わなかったし、何も、聞こえなかった」
そして、どこか淋しそうに目を伏せる。

「……そう」
だとすれば、つまりはそういうことだ。
(信じるからね、ベイダー)
ルイズは虚空めがけて杖を振り下ろした。


139 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/09(月) 01:25:20.02 ID:iCd4svCi0
「大丈夫ですか、マザリーニ卿?」
立ち込める濃霧の中、アンリエッタは身を震わせながら傍らのマザリーニに問いかけた。
視界はほとんどゼロに等しい。二人の姿が辛うじて視認できる程度だ。

「やれやれ、殿下の魔法のおかげで命拾いしました」
マザリーニがはっきりとした声でそう答えたので、アンリエッタはほっと胸を撫で下ろした。

つい先ほど、マザリーニのすぐ下の地面に空から降ってきた光の矢が着弾したのである。
この水蒸気の盾によって威力が削がれていなければ、マザリーニの体はバラバラになって
いたであろう。

「急ぎましょう、殿下。ラ・ロシェールの城砦に籠もれば、ひとまずは安心です」
トリステイン軍は今、ベイダー卿の指示通りに間隔をあけた隊列を組んで、ラ・ロシェールに
向かって退却している最中だった。

魔法の水蒸気は『水』系統を得意とするメイジたちによってどんどん補強され、彼らの身を守る
盾となっていた。
それでも空から降り注ぐ光の矢は完全には防ぎきれず、直撃を受けた人馬が粉砕される光景
がそこかしこに見られたが、無防備でいるよりはずっとマシだった。


142 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/09(月) 01:30:24.36 ID:iCd4svCi0
しかしながら敵も考えたもので、次第に光線に替えて強力な爆発力を持った砲弾を降らせる
ようになってきた。
この攻撃は、残念ながら水蒸気では防げない。
爆発に巻き込まれれば、十数人が一度に木っ端微塵に吹き飛ばされる。

幸いなのは、敵がこちらの隊列を目視することができず、めくら撃ちにならざるをえないという
ことだ。
だがそれでも、刻一刻と死傷者は増え続けている。

アンリエッタは焦り始めた。

ちょうどそんな折だった。
アンリエッタは、信じられない光景を目の当たりにした。
濃密な水蒸気すら透過して、上空に強烈な光の塊が出現するのが見えた。
その光の球は、大きさも輝度もみるみる内に増加させ、あたかも太陽が草原の上空に落ちて
きたかのようであった。


146 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/09(月) 01:33:32.28 ID:iCd4svCi0
光球はさらに膨れ上がり、やがて視界の全てを覆い尽くした。
何十人もの『水』系統のメイジが作り上げた水蒸気が、跡形もなく吹き飛んだ。

一瞬の無音。

次いで、耳をつんざく爆音。

水蒸気が吹き払われた後では、光球はとても直視できるものではなかった。
アンリエッタは咄嗟に目を瞑り、両耳を塞いだ。
周りの将兵たちも同様の姿勢を取った。
爆風が吹き荒れ、草の葉を引きちぎって駆け抜けていった。

そして、光が消失した後、爆散した敵の小型機の破片が降ってきた。
大型機も炎を噴き上げ、墜落してくる。
『風』系統の呪文を得意とする貴族たちが空気の盾を作り上げ、破片から味方を守った。


148 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/09(月) 01:35:28.07 ID:iCd4svCi0
アンリエッタは呆けたように空を見上げていた。
マザリーニも、周囲の他の貴族たちも同様だった。
そんな彼らの頭上、雲すら全て吹き払われた真っ青な空を、一機だけ駆け巡る機体があった。

特徴的な轟音。ライトグレー一色の機体。そして、尾の部分に鮮やかに躍る『ゼロ』の文字……。
ラ・ロシェールで頭上を通過していき、アルビオンの旗艦を大破させたあの機体に間違いない。

先ほどのベイダー卿の言葉が思い出された。
やはりあの機体に乗っているのは――
「ルイズ……わたくしの一番のおともだち……」
空を見上げる姿勢のままのアンリエッタの頬を、眩しさのせいではない涙が伝った。


危機は、去った。


152 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/09(月) 01:37:23.20 ID:iCd4svCi0
ルイズはぐったりとして、タバサの脚に背をもたせかけていた。
その足は申し訳ばかりにフット・ペダルにかかっている。
デルフリンガーの号令の元、二人はまた協力して、ハリアーの機体に着陸姿勢を取らせよう
としているところだった。

体中を、けだるい疲労感が包んでいる。
しかし、それは心地よい疲れだった。
何事かをやり遂げた後の、満足感を伴う疲労感だった。

意外なことに、タバサはルイズに向かって何も尋ねてこなかった。
彼女なりに、納得するものがあったのだろうか。


153 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/09(月) 01:39:07.52 ID:iCd4svCi0
ルイズはつい数分前にそうしたように、上下反転したタバサの顔を仰ぎ見た。
やはり、いつもどおりの無表情。
まあ、質問攻めに遭うよりいいか……、ルイズがそう思った瞬間だった。

『右に避けろ』

またあの声が頭の中で鳴り響いた。
ルイズは反射的に右のペダルを踏み込んだ。
タバサも同時に操縦桿を倒した。
右に傾いたハリアーの左脇腹を掻い潜るようにして、爆発を繰り返す小型機の残骸が落下し
ていった。
間一髪のところだった。
「ひゅ~~~ッ」
デルフリンガーが悲鳴とも歓声ともつかない声を漏らした。


「タバサ?」
ルイズは驚き、またタバサの顔を見上げた。
「わたしにも、聞こえた」
その顔はほんの少し嬉しそうだった。


164 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/09(月) 01:43:37.88 ID:iCd4svCi0
ルイズはなにやら少し面白くなくなって、タバサの顔を仰ぎ見ながら言った。
「……そうだ、タバサ。知ってた? ベイダーのホントの名前、アナキン・スカイウォーカーって
いうんだって。知らなかったでしょ」
妙な対抗意識。
別段、嫌味を言うつもりはなかったが、なんとなく釘を刺しておきたかったのだ。

「知らなかった」
タバサがルイズと目を合わせずにポツリ、と答えた。

「一個、勝ち」
ルイズも視線を戻して、小さな小さな勝利宣言をした。誰にも聞こえることのないよう、口の中
だけで呟くようにして。
だが、上から予想外の声が降ってきた。
「負けてない」

「へ?」
ルイズはきょとんとして、また顔を上げようとした。
そんな彼女に、デルフリンガーが怒鳴り声を上げた。
「ほら! 操縦に集中しやがれ! もうすぐ着陸だぞ!」
地面はすぐそばに近づいていた。


172 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/09(月) 01:49:00.70 ID:iCd4svCi0
スター・デストロイヤーの艦長は、驚愕のあまり息をすることさえ忘れていた。
足元に出現した巨大な光の球の爆発で、航空戦力は全滅した。
本来使う必要のなかった戦力を、無断で運用した挙句全滅させたとあっては、いかなる言い訳
も通用しないだろう。

残された方法は一つだけ。
ターキンの依頼を確実にこなし、彼から皇帝に働きかけてもらうしかない。
そのためにはやはり、ジェダイや先ほどの謎の兵器ごと、眼下の草原と街を焼き尽くしておく
必要がある。
一度戦意を奪っておけば、この艦にいる数千人の将兵だけで原住民を制圧できるだろう。

「ターボ・レーザー起動だ。原住民どもに我々の力を思い知らせてやれ」


177 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/09(月) 01:51:36.79 ID:iCd4svCi0
しかし、彼の指示が飛んだ直後、ブリッジの入り口が開き、三人のロイヤル・ガードが入って
きた。
その後ろには、彼らを制止しようとしたのだろう、数人のクローン兵が倒れていた。

真紅の衣装に身を包んだ近衛兵の内、代表者と思しき人物が口を開く。
「それは許可できない」
そう言う彼らの視線の先には、一台のモニターがあった。
その画面上には、赤い光刃を振るう黒ずくめの巨人が、ズームカメラで捕らえられていた。

「なんだ貴様らは! ここは私の船だ……ッ!?」
艦長は突如湧いた邪魔者に食ってかかろうとしたが、それ以上言葉を続けることができな
かった。
目にも止まらぬスピードで、フォース・パイクがその喉元に突きつけられたからだ。


187 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/09(月) 01:57:36.94 ID:iCd4svCi0
黙りこくった彼の背に向かい、乗組員の一人が口を開いた。
「艦長、シャトルが一機、発艦を求めています。機種は……シータ級!」
艦長も目を剥いた。
「シータ級!? そんなものが積まれていたのか!?」

シータ級シャトルは帝国の重要人物専用の乗り物である。皇帝が愛機としているのもこれだ。
ロイヤル・ガードとは言え、任務で運用するには不釣合いな代物だ。

艦長の背筋を冷たいものが走った。
もしかして自分は、とんでもない人物に攻撃を仕掛けてしまったのではないだろうか……。
発艦するシャトルを見送りながら、艦長はがっくりと膝を突いた。


193 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/09(月) 02:00:46.71 ID:iCd4svCi0
最後に残ったクローン兵たちは、航空戦力が全滅させられたのを目の当たりにして完全に
戦意を失った様子であった。
さらにそこへ、トリステイン軍までもが隊列を整えて戻ってきた。
もはや彼らに勝ち目はない。
一人がブラスターを捨てると、残りの兵士も次々とそれに倣った。

ベイダー卿はライトセイバーの刃を収めながら、後ろを振り返った。
トリステイン軍を率いているのはアンリエッタであった。
空撃にさらされながらも、なんとか無事だったらしい。
その顔は、清々しいほどに晴れやかだった。


198 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/09(月) 02:04:31.13 ID:iCd4svCi0
ずいぶん遠い所に、ハリアーが着陸するのが見えた。
少しふらついていたが、柔らかい地面がその巨体を受け止めてくれていた。

おそらく、またエンジンが破損したことだろう。
だが、コルベールやギーシュたちがいれば、修理することは可能であるように思われた。

そうこうしている内に、森の中から出てきた人影が一つ、その機体に駆け寄った。
その姿を確認して、ベイダー卿は胸を撫で下ろした。

最後にベイダー卿は上空に目をやった。
すっかり沈黙したスター・デストロイヤーから一機の黒いシャトルが降下してくるのを認め、
ベイダー卿は実感した。
この星を去るべき時が来たのだと。


206 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/09(月) 02:08:54.23 ID:iCd4svCi0
シータ級シャトルはベイダー卿と降伏したクローン兵、そしてトリステイン軍の見守るただ中に
着陸した。
シャトルの中から、真紅のローブに身を包んだ数人の集団が姿を現した。ロイヤル・ガードだ。

「お迎えに上がりました、ベイダー卿」
先頭の一人の声を合図に、全員が深々と礼をする。
ベイダー卿はそれに対して軽く頷くと、クローン兵たちを先にシャトルに乗せた。
その後に続き、ベイダー卿もキャビンへの昇降路に足をかける。
と――

「待ってください!」
突然、その背に声がかけられた。
呆気にとられる将校たちの間を掻き分けるようにして、アンリエッタが軍勢の中から進み出た。

「コーホー」
ベイダー卿は最初の段に足をかけた姿勢のまま、アンリエッタを振り返った。


212 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/09(月) 02:11:25.32 ID:iCd4svCi0
「あなたが違う星から来た、ということは聞き及んでおります。それに、いつか帰らなければ
ならないということも……。でも、でもせめてあの子に会っていってあげてくださいませんか? 
あの子は、ルイズはこのままでは……」

「そうよ!」
不意に、別方向から声が上がった。
シルフィードを従えたキュルケだった。
「あなた、タバサにもなんにも言わないで行くつもり!? それって、勝手すぎじゃないかしら?」

「コーホー」
ベイダー卿は珍しく困ったような様子で二人を見比べた。


226 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/09(月) 02:15:06.51 ID:iCd4svCi0
だがやがて、くるり、と背を向けると、ベイダー卿は次の足もステップにかけた。
「きみたちから言っておいてほしい。昔から別れの場面は苦手なんだ」
そう言う彼は、幼い日の、灼熱の砂漠の星での出来事を思い出していた。

重々しい足音が昇降路の向こうに消えた後、立ち尽くすアンリエッタとキュルケの目の前で、
無慈悲にもハッチが閉じられた。


飛び去るシャトルを見守りながら、取り残された格好のアンリエッタはポツリと言った。
「メイ・ザ・フォース・ビー・ウィズ・ユー、ロード・ベイダー」

それを耳にしてあからさまに顔をしかめた後、だが結局、キュルケも呟いた。
「……まったく。――メイ・ザ・フォース・ビー・ウィズ・ユー……」

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最終更新:2008年07月13日 05:24