~赤グラブvs赤グラブでのボディー対策~


ボディーの攻防には実ボクのエッセンスが凝縮しているので、ボディーを学べば実ボクへの理解がより深まるのではないか?
そう考え、当初はボデラーの端くれとしてボディー攻略を書こうと思いました。
しかし、過去に(今現在も?)うんざりするほど(特にB氏やH氏やZ氏に)ボディー攻撃を受けた身として、新人からベテランまで
必ず必要になるであろうボディーのケアをまとめてみました。宜しければ読んで下さい。





顔面ゲージは100超ダメージでも防御さえしっかりしていれば、比較的安全に回復できるが、ボディーは別もの。
深いダメージからの回復が難しいボディーは、より早めのケアが重要となる。

ボディーの特徴として、ダメージの価値がボディーゲージに応じて極端に変わることがあげられる。
(顔面は蓄積・ダウンの2箇所で価値がぐんと上がるぐらい。)
感覚的には下記の①②③④⑤⑥の各ゲージ値で、それぞれ1・2・4・8・16・32倍の価値があると思ってもらえば良い。
具体例を挙げると、ゲージ0からの16ダメージと、ゲージ64からの16ダメージでは、同じ16ダメージでも価値的には16倍あるといった感じだ。

こんなに差があるのか?と思う方も居るかもしれないが、ボディーゲージ自体がダメージから回復する時間とスタミナ&顔面ゲージ回復量、
更にはフットワークに与える影響を考えたら妥当な線だと思う。

ボディー対策として、タイミングを読んでの強打やダブルアクションでの迎撃なども戦術としてはありだが、ここでは主にケアに焦点をあてる。
また実際の対応は、残りR数・時間・相手と自分のゲージ状況・採点・クリンチゲージなど処条件に左右され、更に相手の挙動にも合わせなければならない。
これは経験がモノを言うだろう。

~戦術方針~

●深いボディーダメージを負うよりは、顔面蓄積ダメージを負うほうが良い。
●スタミナが減るとジリ貧なので、ボディーにある程度傷を負った時は、スタミナを消費しない腹筋を活用する。
●不利なゲージ状況の時は、スタミナ消費とカウンターBジャブが恐い(同じダメージを与え合っても価値が違う)ので、
 中途半端に(B)フックやBジャブなどで反撃しない。
●相手のスタミナを消費を誘う行動を取る。
 (スタミナが減るとBジャブの威力が落ちるので、こちらが防御重視だと攻撃側は回復の時間を取らなければ攻めきれない。)
●ダメージ/スタミナコントロールは相手のゲージまで踏み込んで考える。
●クリンチゲージ把握を忘れない。
●前進時に腕が伸びきったBジャブをもらわない。
●ダメージが無いもしくは浅い段階では、相手の呼吸ゲージを意識して攻撃のタイミングを予測する。
●相手がボディーアタック中はポイント(特にC)はある程度度外視する。
●ボディーゲージ1/3(50-60ダメージ)辺りが勝負処だが、実際のケアはそれより早く行う。
●ロープに詰まるのはR終了間際のみ。(但し、ロープに詰まったと見せかけて相手の攻めを誘う高等戦術もある)
●ボディーに深い傷を負った時は、ラウンド終了時の回復確保を最優先する。(ダメージがない状態と同じように回復出来る可能性がある!)

~各ゲージダメージ値での対応~

実際はもっとアナログ的だが、便宜的にゲージMax値162を10分割して考えてみる。

1/10(16ダメージ)

  • 回復力にはほぼ影響なし。
すぐに自然回復するのでジャブ弾幕かカウンターBジャブで応戦が基本。
ただ、早めのケアとして、Bジャブを貰ったらすぐに腹筋を固めるのも相手によるが意外に有効(botが良い例)。
距離が取れてる時はストレートやワンツーも有りだが、潜られてカウンターを貰わないように注意。

2/10(32ダメージ)

  • 回復力に少し影響が出始める。ケアに意識をシフト。
自然に回復出来るダメージなので距離を取るのが第一。(相手に押されるのは仕方がないと割り切る)
相手がBジャブを打った瞬間に下がるようにして、ダメージを抑えながら徐々にラインを下げる。
ジャブの弾幕も忘れない。距離が取れている場合は、ストレート・ワンツーも有効だが多用は禁物。
カウンターBジャブを狙うのも有効。

3/10(48ダメージ)

  • 回復力に明らかに影響がでる。危険水域。
相手のスタミナ消費効率が自分の回復力を上回り始める段階なので、顔面蓄積ダメージを受ける
のも相手のスタミナを消費させる手段たと思って割り切る。

相手コーナー付近ならまず距離を取り、バックダッシュ→ダック前進、バックダッシュ→前ダッシュの
繰り返しで幻惑して時間稼ぎをする。スタミナ消費に注意。

自陣コーナー付近では、腹筋2:ダッキング1:ガード1ぐらいの割合で攻撃を受けとめ、出来ればクリンチで時間稼ぎ。
 クリンチゲージ 短:一発喰らう覚悟でクリンチを試みる。腹筋でBジャブを受けた後が理想。
         中:出来ればクリンチをして長ゲージにしたいが、前進時のBジャブには要注意。
         長:前進時にBジャブを食うと途端にピンチになるので、迂闊にクリンチを試みない。
           (ラウンド終了間際にクリンチされにくい、次ラウンド開始時は短になる、など長ゲージにも良い所はある)

Bフックを貰った場合、ダメージ/スタミナ消費交換としてマイナスになる可能性が高いので細心の注意を払う。
万が一貰ってしまっても、最後の一撃かダウンを奪って(R終了で)回復出来る時意外は反撃しないほうがいい。

自コーナーへバックダッシュでBジャブやBフックを外してストレート迎撃も狙い目。
ラウンド終了間際のクリンチに注意。(特に短ゲージ時は次ラウンド長ゲージから開始となってしまうので、要注意)

4/10(64ダメージ)

  • 回復力にかなり影響が出る。勝負どころ。
③の場合と基本は変わらないが、より回復力が鈍っているので、よりボディーのケアを優先する。
ボディー攻撃は全て腹筋で受け切るぐらいのこころ構えが必要。
とにかく裏目を取らせるようにして、相手のスタミナ消費を誘う
自コーナー付近では、ストレートがカス当たりの距離で腹筋が基本姿勢。
自身の回復力が相手のスタミナ消費効率を下回っているので、ボディー被弾と無駄なスタミナ消費は避ける。
腹筋中でも、Bフックをもらうとダメージ/スタミナ消費交換としてマイナスになる可能性が高いので細心の注意を払う。
同じくラウンド間際のクリンチに注意。

5/10(80ダメージ)※ゲージの横線より上

  • ボディー蓄積・移動力半減寸前。ボディー決壊寸前。
被弾を考えるとラウンド中の回復はほぼ無いと思ったほうが良い。
ここでのボディーダメージは少しでも影響力大(蓄積と移動力半減)なので、自身のスタミナを多少消費(Bジャブをジャブで潰す等)
してもボディーへの被弾は極力避けたい。

顔面強打に切り替えてきた時はダックアッパーからストレート(フック)で一撃KOを狙えるが、意識していても相当難しい。
また、かなりリスクはあるが、Bジャブの出始めにBフック迎撃も意外に有効(というか私がゼファーさんによくやられるだけかもw)。
一撃で同条件に持ち込めてスパー自体もかなり面白くなる!

なんとかボディー蓄積0でラウンドを終えたいが、ラウンド終了時にどれだけ回復出来るかが鍵なので、多少の蓄積を被っても
なるべく相手を自陣に引き込んだ状態でラウンド終了したい。(うまいボデラーには通用しない・・・が、その駆け引きもまた面白い。)

6/10(96ダメージ)※ゲージの横線辺り

  • ボディー蓄積16、移動力半減。ボディー決壊。
決壊したとはいえ、蓄積16なら全回復出来ればまだ勝負になる。
回復1と迎撃2ぐらいの心構え。
移動力半減の影響で、Bジャブをもらいやすくなっているので、距離の調節よりもほぼ腹筋で凌ぐ。
このゲージ状況になると短ゲージでのクリンチもやりづらい上に、自身の回復の手助けには成らないのであまり頼れない。
(時間稼ぎと相手のスタミナ消費は誘える。)

7-10/10(112ダメージ~)

  • 回復はほぼ見込めないので、迎撃にシフト
スタミナが減ると削られ放題になるので、勝負は一発と考えた方がいい。
ダッキングを基本に相手の強打とBジャブに反応する戦いになる。
残りR数や採点状況によってはフェイントを含めた強打振り回しで勝負するのも良いかもしれない。
もしも相手が攻め急いだりして、ラウンド終了時にうまく回復出来たら、丁寧に戦うようにする。

ボディーマイナス(162ダメージ~)

  • フットワークが死ぬ。動く度にスタミナ消費するので、クリンチ連発がきつい。レフェリーストップが視野に入ってくる。
レフェリーストップされる条件は以下の2つ

 ●ボディーゲージマイナス162
 ●コーナーポストに触れている or スタミナゲージマイナス162

ボディーがマイナスでも、こちらにスタミナが残っていれば、仰け反りが少ない上に一発逆転の可能性があるので、Bジャブ連打でBストップするのは、実はかなりリスクがある。
なので、レフェリーストップされない為には、スタミナを消費しないことが重要。

判定で勝てる(ドロー含む)時は、ボディー防御を捨て、ひたすらダッキングで相手の焦りを誘い、必ず来るであろうアッパーに全神経を集中させる。
(例え反撃出来なくてもガード出来ればOK!)
コーナーから脱出する時は前進フックフェイントがスタミナ消費も少なく有効。

また、ジャッジA(とB)を獲得することも可能なので、判定で勝てる見込みのある時はそれに賭ける。
(ただ、スタミナを消費するので、ストップの可能性は高まる。)

相手の顔面に深い蓄積を負わせていれば、一撃KOもあるので最後まで諦めない。
(実際、ボディー&スタミナともにマイナス160ぐらいでもKOしたことがある。)





以上、普段感覚的にやっていること(やられていること)を言語化して長々と書きましたが、いががだったでしょうか?
何かしらの参考になれば幸いです。
簡潔に書こうとして偉そうになっていたり、重複している箇所や分かりづらい箇所、勘違いしているところもあると思います。
より実戦的な方法、もっと良いケア、これは違うんじゃないか?などありましたら、ご意見頂けると嬉しいです。

では、よいボデーライフを!!
最後まで読んでいただきありがとうございました!

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最終更新:2019年07月18日 12:28