K2

ゲーム画面

目的

K2とは世界で2番目に高い山で、あまりの過酷さに冬場の登頂は未だに達成されていないという世界一の難所です。
プレイヤーは登山家2人からなる登山チームを率い、死なせることなくK2の頂上を目指します。

プレイ人数

2人~5人
3人または4人プレイ推奨

ルール概要

画面説明


1:天候タイル
2:リスクトークン
3:自分がプレイしたカード
4:自分の手札
5:相手プレイヤーがプレイしたカード
6:スタート地点
7:登山エリア

コマやタイルの説明

このゲームでは以下のコマ・タイル・トークンを使用します。


登山家コマ
各プレイヤーごとに2つの登山家コマを持ちます。
左のやや角ばっているコマを「デコボコ登山家」
右の丸みをおびているコマを「スベスベ登山家」
とBGAでは呼んでいます。


テント
同じく各プレイヤーごとに2つのテントを持ちます。
やや角ばっているテントはデコボコ登山家によって、丸みをおびているテントはスベスベ登山家によって設置されます。


天候タイル
1枚のタイルにつき3ラウンド(3日分)の天候が表示されます。
画面上部には2枚、6ラウンド分(6日分)の天候が表示されており3ラウンド経過するごとに古いタイルは除去され新しいタイルが補充されます。
ゲームは18ラウンドなので、天候タイルは全部で6枚(18日分)を使用します。


リスクトークン
プレイヤーが山を登るときのリスク減算に使用します。
リスクトークンは画面上部に3枚表示されており、1枚使用された場合は次ラウンド開始時に1枚補充されます。
※状況によってはリスクトークンが使用されないラウンドもあります

ゲームの流れ

ゲームのセットアップ

最初は各プレイヤーともに2人の登山家コマをスタート地点に置いた状態で開始します。

ピッケルの絵が描かれたマーカー(スタートプレイヤーマーカー)が表示されているプレイヤーから席順に手番が回っていきます。
各登山家の右に表示されている青丸の数値がその登山家の現在の順応値(体力)です。スタート時の各登山家の順応値は全員1です。
さらに右に表示されている旗がその登山家の得点カウンターです。旗の中に表示されている数値が得点になります。
得点カウンターは登ったマスの数ではなく、一定の高度まで登るごとにカウントアップしていきます。

カードの選択


まず、各プレイヤーに自分用の山札から手札が6枚ずつ配られます。
カードは各プレイヤーごとに18枚が用意され、自分用の18枚をデッキとして使用します。(デッキの内容は全員同じです)
プレイ人数により最大で5人分×18枚の計90枚がプレイヤーカードとして使用されます。
プレイヤーは配られた手札を6枚持ち、6枚の中から3枚ずつ選んでカードをプレイしていきます。
1ラウンドごとに必ずカードを3枚ずつ使用します。
次ラウンド開始時には山札から新しく3枚補充して、再び6枚の中から選んでいきます。

BGAでは登山ボード左上のカードマークに自分の山札の残数が表示されています。

1ラウンド目(初日)は残数12枚、2ラウンド目は9枚、3ラウンド目は6枚・・・と山札から3枚ずつ手札に補充するので3枚ずつ残数が減っていきます。
5ラウンド目開始時の補充で山札は0になり、5ラウンド目終了時に手札に残しておいた3枚を6ラウンド目は強制的に使用することになります。

6ラウンド目に身動きがとれないような手札になってしまうこともあるので、計画的にカードを残すように心がけましょう。
そして6ラウンド目が終了したら使用済みの各々デッキ18枚を再び山札として用意して、手札に6枚を配っていきます。
これをゲーム終了の18ラウンド目まで繰り返します。
つまり、6ラウンド目・12ラウンド目・18ラウンド目は手札に残した3枚を強制的に使用するということです。


カードの種類

カードにはいくつか種類があり、それぞれ効果が異なります。

移動カード(通常)
緑の数値ぶんだけ移動力を得ます。数値は1のカードから3のカードまであります。
得た移動力は、登山・下山・もしくはテントの設置に使用できます。
リスクトークン対象者を判定するときの計算では表示されている数値をそのまま使います。


移動カード(ロープ)
緑に表示された数値が2種類あり、左右どちらかの数値を選択して移動力を得ます。
左側の上矢印の数値を選択した場合は通常カードと同じく登山・下山・テントの設置に使用でき、
右側の下矢印の数値を選択した場合は下山の時のみ移動力として使用できます。
数値は上1下2、上1下3、上2下3の3種類があります。
リスクトークン対象者を判定するときの計算では上矢印の数値(左側)を使います。


環境適応カード
青の数値ぶんだけ順応値(体力)を回復できます。数値は0のカードから3のカードまであります。
リスクトークン判定には使われません。


レスキューカード
リアルでは家族向けのヴァリアントとして、登山家が死んでしまったときにゲーム中1回だけ復活させることができるカードもあります。
※BGAには実装されていません

リスクトークンの判定

全員が場にカードをプレイした直後にリスクトークンの判定を行います。
プレイしたカードのうち、移動カードの数値合計が最も高かったプレイヤーがリスクトークンを受け取ることになります。
合計値が最も高いプレイヤーが複数いた場合は誰もリスクトークンを受け取らずにアクションフェイズに移行します。

例1:

プレイヤー緑がプレイしたカードの移動力は上1+通常3で4の移動力です。
プレイヤー青がプレイしたカードの移動力は上1+上2で3の移動力です。
この場合はプレイヤー緑がリスクトークンを受け取ります。

例2:

自分がプレイしたカードの移動力は上2+通常2+通常3で7の移動力です。
プレイヤー緑がプレイしたカードの移動力は通常1+通常3+通常3で7の移動力です。
この場合は合計値が最も高いプレイヤーが複数いるので誰もリスクトークンを受け取りません。


リアルでは3つあるリスクトークンの中から1枚選んで受け取りますが、数値が小さいほどダメージが少ないので
BGAでは自動的に一番数値が低いリスクトークンを受け取ることになります。
この場合は0のリスクトークンを受け取ります。

アクションフェイズ

カードをプレイしたら登山家コマを移動させるアクションフェイズへと移行します。
プレイしたカードの数値に従って移動・順応値の回復・テントの設置の中から選択して実行していきます。

登山家コマの移動


例えば、移動力2のカードを使ってスベスベ登山家を移動させたい場合は該当するカードを選んでから
「スベスベ登山家にカードをプレイ」を選択します。
(この画像の場合は移動力1のカード2枚選択でも同じことが出来ます)


           

スベスベ登山家を2マス登らせることが出来ました。
続けてスベスベ登山家を移動させたい場合は同じ要領で移動カードを選択してスベスベ登山家にプレイしてください。

マスの種類と効果
青い丸の書かれたマス

青い丸の書かれたマスでは毎ラウンド終了時に数値ぶんの順応値(体力)が回復します。
ラウンド終了時に該当マスに留まっている登山家コマのみが順応値を回復します。
スタート地点でも同じように毎ラウンド終了時に順応値が回復していきます。

黄色い丸の書かれたマス

黄色い丸の書かれたマスに移動するには数値ぶんの移動力が必要になります。
黄色い丸の書かれていないマスは移動力1が必要で、数字が2と書かれている場合は移動力2が必要、3と書かれているなら移動力3が必要・・・という形になります。

赤い丸の書かれたマス

赤い丸の書かれたマスでは毎ラウンド終了時に順応値が消耗します。
ラウンド終了時に該当マスに留まっていた登山家コマは数値ぶんのダメージを受けます。

得点カウンター

得点カウンターは旗マークの中に小さく点数が書かれていて高度が高くなるごとに増えていきます。
高度6000m以下のエリアは一律1点、6000mを超えると2点・3点・4点と増えていき
高度7000mを超えると5点・6点と増え、高度8000mを超えたところで7点になります。
さらにその上の頂上マスでは得点カウンターは10点になります。
※得点カウンターは現在いるマスではなく「各登山家の到達した最も高い地点」のもので計算されます。
 そのマスでラウンドを終えずに通過しただけでも到達したものとみなされます。
 例えば一瞬だけ頂上に移動したあとすぐに頂上から降りてラウンド終了した場合でも得点カウンターは10点に更新されます。
 得点カウンターは対象の登山家が死亡しない限り減点されることはありません。

マスの定員数
山の各マスには全員が止まれるというわけではなく、そのマスの高度ごとに定員が存在します。
定員数はボードの右端に高度ごとに表示されています。

上から順に、2人プレイ・3人プレイ・4人プレイ・5人プレイの時の定員数です。
高度6000m以下→高度6000m~7000m→高度7000m~8000m→高度8000m以上、と4段階にわたって段々と定員数が少なくなっていきます。
高度7000m~8000mと高度8000m以上のエリアでは5人プレイの欄に赤色の人間マークが表示されていると思いますが、
これは「人数制限緩和」という5人プレイ限定の難易度オプションをONにした場合のみ定員が1人多くなるというものです(後述)
頂上に近づくにつれ1つのマスの定員が少なくなるので登頂が険しくなっていきます。
※定員数は「留まることが出来る人数」なので、一度の移動でそのマスを通過するぶんには制限を受けません。
 例えば定員1人のマスでも、そのマスを通り過ぎて別のマス(定員が空いているマス)まで一気に移動するということは可能です。

順応値の回復

アクションフェイズでは環境適応カードをプレイして登山家の順応値を回復することも出来ます。

例えば、回復値1と3のカードを使ってスベスベ登山家の順応値を4回復させたい場合は該当するカードを選んでから
「スベスベ登山家にカードをプレイ」を選択します。


すると登山家の順応値が回復します。
この場合はスベスベ登山家の順応値を2から6に増やしました。
順応値はどんなに増やしていても次ラウンド(翌日)に持ち越せるのは6までです。
7以上の順応値を残して1ラウンド(1日)を終了しても自動的に6になりますので注意してください。

テントの設置

各登山家は移動カードを使用することによってテントを設置することができます。
デコボコ登山家はデコボコテントを1つまで、スベスベ登山家はスベスベテントを1つまで設置することが出来ます。
テントは青い数字の書かれたマスと同じ効果で、自分の登山家が設置したテントがあるマスではラウンド終了時に順応値が1回復します。
自分の登山家が設置したテントであればデコボコテントでもスベスベテントでも順応値は回復します。
テントの設置には、そのマスへの移動に必要なだけの移動力を消費します。

まずは移動の時と同じ要領で移動カードをクリックして「スベスベ登山家にカードをプレイ」を選択します。
今回は移動力2が必要なマスにテントを設置するので2以上のカードが必要になります。


「テントを張る」を選択するとテントが設置されます。


スベスベ登山家の居るマスにスベスベテントが設置されました。
今後はラウンド終了時にこのマスにプレイヤー赤の登山家が居る場合は順応値が1回復します。
ただし、このマスは毎ターン1ずつ順応値が消耗していく赤マスでもあるので実質プラスマイナス0ということになります。

※テントは一度設置してしまったらもうその場所からは動かせないので注意!
※テントを同じマスに2つ設置してもターン終了時に得られる順応値は1です。

リスクトークンの解決

カードを場に出した際にリスクトークンを受け取ってしまったプレイヤーはそのラウンド中にリスクトークンを解決する必要があります。
リスクトークンに表記された数値ぶん移動力か順応値回復値から減算することになります。

例えばリスクトークン1を解決する場合の例です。
プレイヤー赤はリスクトークンを移動力に適用することにしました。


通常の移動アクションを行おうとした際に「リスク減算(-1)」というボタンが画面上部に表示されるので選択します。
これは環境適応カードで登山家の順応値を回復しようとした場合でも表示されます。


選択するとゲームメッセージ欄に減算処理が表示されます。
今回は1の移動力に対して1のリスクトークンを適用したのでプラスマイナス0で登山家は移動しない、という結果になりました。
環境適応カードにリスク減算を行った場合は回復値がリスクトークンぶん減算されることになります。
※移動カードにも環境適応カードにもリスクを適用せずラウンド終了する場合は、「カードをプレイした登山家コマ」の順応値を強制的に減算することになります。カードをプレイしていない登山家からは減産できませんので注意してください。

天気の読み方

このゲームにおいて生死を分ける最も重要な要素が天候タイルです。
先々の天気をしっかりと把握して登山計画を建てることで生存確率は大きくアップします。
天候の悪い時期に無茶な登山を実行した場合は早々と死亡してしまうこともありえます。

天候タイルには1枚3ラウンド分の天気が表示されており、●の天候マーカーが置かれているのが現在の天気となります。
天気によるペナルティはそのラウンド終了時に該当エリアに留まっている登山家全員に与えられます。
ここでは基本的な天気と、その効果についての読み方を解説します。

まずは「晴れ」の天気です。
天候タイルにカーソルを合わせると現在の天気の詳細が表示されます。
晴れの場合はどの高度に居ても天候ペナルティは一切受けません。束の間の平穏なラウンドということです。


「曇り」の天気です。
この画像の場合はラウンド終了時に高度6000m~7000mのエリアにいる登山家が影響を受けます。
それ以外の高度にいる登山家はペナルティなしです。
移動ペナルティは「通常の移動に加えてさらに移動コストがかかってしまう」というペナルティです。0の場合は影響ありません。
順応ペナルティは「ラウンド終了時に順応値がさらに減算される」というペナルティです。この場合は1のダメージを受けます。
天気マーク下の赤で表示された数値が順応ペナルティです。


「雪」の天気です。
この画像の場合はラウンド終了時に高度6000m以上のエリアにいる登山家が影響を受けます。
それ以外の高度にいる登山家はペナルティなしです。
移動にかかるペナルティは0、順応ペナルティは-2ということでラウンド終了時に2のダメージを受けます。

※本来このゲームには夏日の天候タイル6枚と冬日の天候タイル6枚が存在し、ゲーム開始前にどちらのセットを使用するかで難易度調整を行えるのですが
 どうやらBGAでは夏日の天候タイルを強制的に使用するようで冬日の天候タイルは登場しません。
 上記の説明で移動ペナルティについて書きましたが夏日の天候タイルでは移動ペナルティは発生しないようです。

冬日の天候タイルでは右端の天気のように丸の中に黄色で移動ペナルティが表示されます。
右の天気は移動ペナルティが-1、順応ペナルティが-1という効果になります。
難易度は夏日の天候タイルよりも冬日の天候タイルのほうが遥かに難しいようです。

環境適応チェック

全プレイヤーがアクションフェイズを終えたら環境適応チェックが行われます。

1.マスの効果による影響(青マスなら順応値プラス1、赤マスなら順応値マイナス)
2.天候タイルによる影響(順応ペナルティによる順応値マイナス)
3.自分の色のテントがあるマスに居る場合は順応値プラス1(デコボコ、スベスベどちらのテントでも構いません)

の順番に全ての登山家の順応値を計算していきます。
1~3の計算終了時に順応値が6を超えている登山家は強制的に順応値6が設定されます。


1~3の計算終了時に順応値が0以下になってしまった登山家は死亡扱いとなり、その登山家が記録していた得点カウンターは1点に下げられてしまいます。
たとえ頂上へ到達して10点を記録していてもゲーム終了まで生存できなければ意味がないということです。


ゲーム終了時の勝敗計算

以上の流れを18ラウンド(18日分)繰り返したらゲーム終了です。
最終日の環境適応チェックを終えたのち、登山家2人の合計得点順にゲーム順位が決定されます。
※得点が同数のプレイヤーが居る場合は、「より高度なマスに先に到達していたプレイヤー」が上の順位になります。
 例えば登山家2人とも頂上到達し20点でゲーム終了したプレイヤーが複数いた場合は「最初に頂上に到達していたプレイヤーの優勝」です。
 勝つためには多少危険を冒してでも先手を打たなければならない時もあるということです。


現在のゲーム進行が何ラウンド目なのかは天候タイルの右端を見て確認してください。
右側に置かれる天候タイルの右下に小さく表示される数字が天候タイルの残数になります。
右側のタイルも残数には含まれるので、この場合は現在天候マーカーが置かれているタイルを含めて天候タイルはラスト3枚ということです。
ゲーム開始直後はタイル残数は5と表示されます。(右側のタイル+在庫タイル4枚で残数5)


ゲーム難易度オプション

BGAのK2では卓を建てる時に「ボード面」オプションの夏/冬と、
「赤色で示された人数制限緩和(5人プレイ)」オプションのYES/NOでゲーム難易度の調整が可能です。
夏ボードを選択した場合はこの記事の大部分で使用している画像のように難易度やさしめのボード(リアルでは表面)を使用します。
冬ボードを選択した場合は下記の画像のように過酷な裏面のボードを使用します。
5人プレイの場合のみ人数制限緩和が選択でき、高度7000m~8000mと高度8000m以上のエリアにおいて定員が1人増えてゲーム難易度が下がります。