ペニープレス

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&bold(){Pennypress} &ref(https://x.boardgamearena.net/data/themereleases/181220-1138/games/pennypress/181216-0941/img/game_box180.png) [[BGAでプレイ>https://ja.boardgamearena.com/#!gamepanel?game=pennypress]] #contents *ゲーム画面 &ref(01:ゲーム画面.png) *目的と概要 各々の紙面に記事を配置して最も勝利点を稼ぐこと。-以下、フレーバーテキスト ペニー・プレスは19世紀末の激しい「黄色のジャーナリズム」の時代に ピューリッツァーやハーストのような新聞男爵の役割を引き継いで、ニューヨークの旧市街で支配的な新聞紙になることを目指すゲームです。 プレイヤーは記事を取材するために記者を送り、その後、それらの記事を読者のために新聞の一面記事に公開することによって競います。 記事の価値は、利用可能な記事の数やその記事を追いかけている記者の数によって変わる可能性があります。 「戦争」「犯罪・災害」「政治」「ニューヨーク市」そして「スポーツ・民衆」の5つの主要なニュースビート、 すなわちカテゴリを最も報道しているプレイヤーはゲーム終了時にボーナスが授与されます。 ゲーム終了時に最も多くのポイントを持つプレイヤーが勝者です! *画面説明 &ref(02:画面説明.png) 1:メインボード 2:見出しカード 3:新聞マット &bold(){<プレイヤー情報>} &ref(02:プレイヤー情報.png) 1:プレイヤーの現在の勝利点 2:手元の記者コマ 3:獲得したペニー(ゲームの進行度を表します) 4:これまで各カテゴリごとに発行した記事の星の数の合計値 *このゲームで使うもの ・メインボード &ref(03:メインボードB.png) 1:ボーナストラック  ゲーム終了時に得られる各カテゴリのボーナスポイントを表します。 2:ニュースビート  5つのカテゴリ別に縦に記事を積み重ねていきます。  左から「戦争」「犯罪・災害」「政治」「ニューヨーク市」「スポーツ・民衆」です。 3:矢印マーカー  記事が供給されたり、記事に記者が配置された際にこのマーカーを上げていきます。  マーカーの真上の欄に記されている数値がそのカテゴリの記事の得点になります。  記事が印刷されてボードから取り除かれた際にはマーカーが下がります。 4:供給スタック  ここからニュースビートに記事を供給していきます。  どの記事を供給するのかは見出しカードの指示に従います。 ・新聞マット 新聞マットは各プレイヤーごとに用意されています。個人ボードのようなものです。 書かれているタイトルはプレイヤーの担当する新聞名です。 &ref(03:新聞マット.png) ・記者コマ(各プレイヤー5個) &ref(03:記者コマ.png) ・ペニー(※ペニーは、英国の下位通貨単位、もしくはアメリカとカナダにおける1セント銅貨の別称) &ref(03:ペニーB.png) ・広告タイル &ref(03:広告タイル.png) ・記事タイル 記事タイルは★1~★3まであります。 記事のカテゴリは5種類です。 ★の数はゲーム終了時のボーナスポイントの有無に影響します。 &ref(03:記事タイルB.png) ・見出し(ヘッドライン)カード &ref(03:見出しカード.png) *セットアップ (BGAでは自動的にセットアップが行われます。読み飛ばしても構いません。) 1.各プレイヤーの得点ディスクを0に置き、得点トラックの開始地点にします。 2.ボーナストラックの2に5つのボーナスマーカーを配置し、開始地点にします。  手順6で移動させます。 3.各プレイヤーに新聞マットと5個の記者コマを渡します。 4.ペニーと広告をボードの隣に置きます。 5.記事を積み重ねて、一致するニュースビートの下(供給スタック)に配置します。  3つ星の記事は底に、2つ星の記事は中央に、そして1つ星の記事が上になるように積みます。 6.最初の見出しカードを各プレイヤー1枚ずつ引きます。各カードについてボーナスマーカーを進めます。  次に、カードに表示された記事をそれぞれのニュースビートに配置します。  セットアップの場合、広告タイルの配置は行いません。 7.各ニュースビートの記事の真上に矢印マーカーを配置します。 *ゲームのプレイ 手番では、以下の4つのアクションのいずれかを実行する必要があります。 何もせずにあなたの手番を終了することはできません。 4つのアクションのいずれかを実行した後、ニュースビート(ボード上の列で表される5つのニュースカテゴリ)の調整が行われます。 ニュースビートを調整した後、手番を終了し次のプレイヤーへ手番を渡します。 これを、誰かが最終版のトリガーを引く(ゲームの終了条件を満たす)まで繰り返します。 **ニュースビートの調整について ニュースビートに新たな記事が供給された時にニュースビートの矢印マーカーを記事の幅ぶんだけ上に移動させます。 または、その列にある&bold(){まだ誰も記者が居ない記事に記者が派遣された時}にニュースビートの矢印マーカーを1つ上に移動させます。 その列に複数の記事があって2つ目3つ目の記事に最初の記者が派遣されたのならば矢印マーカーはさらに上に移動します。 記者が配置されている記事がプレスによって取り除かれる、または記者の再割り当てや呼び戻しにより記事から記者が居なくなった場合は矢印マーカーは1つ下に下がります。 いくつの記事に記者が配置されているのかで各カテゴリの価値(得点)が変動するということです。 &ref(04:ニュースビートの調整.png) ・戦争のカテゴリはまず2つの記事で縦3つ分の幅をとっています。さらに「記者が置かれている記事」が2つあるので矢印マーカーが縦に2つ上がっています。 ・犯罪のカテゴリはまず3つの記事で縦4つ分の幅をとっています。さらに「記者が置かれている記事」が2つあるので矢印マーカーが縦に2つ上がっています。 ・政治のカテゴリはまず3つの記事で縦5つ分の幅をとっています。さらに「記者が置かれている記事」が3つあるので矢印マーカーが縦に3つ上がっています。 ・ニューヨーク市のカテゴリはまず2つの記事で縦2つ分の幅をとっています。さらに「記者が置かれている記事」が1つあるので矢印マーカーが縦に1つ上がっています。 ・スポーツのカテゴリはまず2つの記事で縦3つ分の幅をとっています。さらに「記者が置かれている記事」が2つあるので矢印マーカーが縦に2つ上がっています。 &bold(){<手番で行える4つのアクション(1手番に1アクションのみ行える)>} **記者を割り当てる 手番プレイヤーは手元にある記者コマ1個以上をニュースビートのいずれかの記事に配置します。 記者は他の記者が居ない記事はもちろん、既に他の記者(自分の記者でも他人の記者でも)が居る記事にも配置することができます。 1つの記事に配置できる記者の数に制限はありません。 &bold(){操作例:} #region &ref(04:記者の割り当てA.png) 記者を配置したい記事の右側の「>」記号をクリックすると下向きの矢印と何人の記者を割り当てるのかのポップアップが表示されます。 その記事に割り当てる場合は数字をクリックし、キャンセルしたい場合は「<」をクリックまたは別の記事の「>」をクリックすることで切り替わります。 &ref(04:記者の割り当てB.png) 戦争の記事に記者を2人割り当てました。 これで手番は終了となります。 #endregion **記者の再割り当て 既に記事に配置してある自分の記者を別の記事に移動させることもできます。 1度の手番で再割り当てできる記者は1人ずつです。1度に複数人まとめて移動させることはできません。 割り当てアクションと同様に記者は既に他の記者がいる記事にも再割り当てすることができ、記事ごとに記者数の上限はありません。 &bold(){操作例:} #region &ref(04:記者の再割り当てA.png) 記事に配置されている自分の記者コマをクリックすると赤枠で囲まれ、他の記事が点線で囲まれます。 記者コマを移動させたい対象の記事をクリックします。 その記者コマを手元に戻したい場合は画面上部の[記者を呼び戻す]をクリックしてください。 再割り当てアクションをキャンセルして別のアクションを行いたい場合は画面上部の[選択をやり直す]をクリックしてください。 &ref(04:記者の再割り当てB.png) スポーツの記事の記者を1人、戦争の記事へと再割り当てしました。 これで手番は終了となります。 #endregion **記者を呼び戻す 既に配置してある自分の記者をボードから取り除き、手元に戻すこともできます。 思わぬ誤算で計画が狂ってしまった場合などにはこれが最良の選択になることもあります。 &bold(){操作例:} #region &ref(04:記者を呼び戻す.png) 自分の記者が居る記事をクリックすると上向きの矢印と数字のポップアップが表示されます。 例えば置いてある記者を3人とも手元に戻したいのなら[3]をクリックします。 戻したい人数ぶんの記者が赤枠で囲まれるので、画面上部の[記者を呼び戻す]ボタンをクリックすると手元に戻せます。 戻すアクションを行うとその手番は終了します。 手元に戻した記者を配置するアクションは次の手番に行ってください。 または、再割り当てアクションで記者コマを選択して赤枠で囲まれた状態で[記者を呼び戻す]ボタンをクリックした場合でも記者を呼び戻せます。 #endregion **記事の印刷(プレス) これで狙い通りの記事が集められると思ったら記事の印刷(プレス)を行います。 プレスを選択したプレイヤーは、その記事に配置されている自分の記者が最も人数が多い記事をすべて獲得し、紙面に配置することができます。 記事の印刷を行いたいプレイヤーは[紙面を印刷する(Xつの記事を主張する)]ボタンをクリックします。 (Xには獲得できる記事の個数が入ります) ***記事の印刷の詳細 プレスが行われた場合は次の手順を順番に実行します。 &u(){&bold(){1.記事の主張}} 少なくとも他プレイヤーと同数以上の記者がいるすべての記事を獲得します(ワーカーマジョリティ) つまり&bold(){記者の人数が同数の場合は先にプレスした者勝ち}ということです。 該当記事に配置されていた他プレイヤーの記者は各プレイヤーの手元に戻ります。 もしも他プレイヤーが自分よりも多くの記者を配置していた場合、その記事に居る記者コマはそのままにして、記事は獲得せずそのままボードに残します。 あなたが主張できるすべての記事を拾う必要があります。 &u(){&bold(){2.スクープポイント賞}} 印刷用に主張された記事に1人でも記者を配置していた他プレイヤーはスクープポイントを受け取ります(相乗り) 各記事のスクープ値は、ニュースビート上の矢印マーカーの小さいS字型の矢印が指す値です。 プレイヤーはその記事に複数の記者が割り当てられていても、各記事ごとに1回の得点しか得られませんが、 主張された複数の記事に記者を配置しているならば記事のぶんだけスクープポイントを獲得できます。 主張されたすべての記事から記者コマをプレイヤーの手元に戻します。 &ref(04:スクープポイント賞.png) 青プレイヤーが政治の記事2つを主張します。 政治カテゴリの価値は4点で、スクープポイントは2点(右側に小さく書かれた数字)です。 青プレイヤーが記事を主張した時点で(一面記事に掲載するしないに関わらず)記事に相乗りしていた黄色プレイヤーは2点を獲得します。 この記事に相乗りしていた黄色プレイヤーの記者コマは全てプレイヤーの手元に戻されます。 &u(){&bold(){3.一面記事を作成する}} 主張した記事を取り出し、新聞マットのグリッドにレイアウトして一面記事を作成します。 得点計算の後、作成した一面記事を全て取り外し、&u(){&bold(){広告タイルがあれば削除}}します。 各プレイヤーのこれまでに公開した記事の価値は、プレイヤー情報欄の下部にカウントアップされ全員への公開情報となります。 &bold(){操作例:} #region &ref(04:一面記事の作成A.png) 赤プレイヤーは犯罪の★2記事(縦3×横2)とニューヨーク市の★1記事(縦3×横2)を主張(獲得)しました。 ボードから取り出したこれらの記事を自分の新聞マットに配置していきます。 配置したい記事をクリックしてから新聞マットをクリックします。 &ref(04:一面記事の作成B.png) 配置画面での操作法は、 (×)をクリックすることでその記事を取り外します。 チェックマークをクリックすることでその記事を配置します。 矢印マークをクリックすることでその記事を縦向き⇔横向きに回転します。 「<」マークや「>」マークなどでその記事の配置する箇所を上下左右に移動させられます。 配置をリセットしたい場合は画面上部の[やり直す]ボタンをクリックします。 &bold(){※広告タイル(後述)が配置されている場合は、広告タイルは移動も取り外しもできません。} #endregion この記事の配置でいいと思ったら画面上部の[一面記事を確定する]ボタンをクリックします。 少なくとも1つは記事を主張できる状態でなければ記事の印刷は行えません。 &bold(){※トップニュースビートについての注意点} 獲得した記事のうち、トップニュースビート!と表示されるものがある場合があります。 これは、印刷時点でニュースの価値(矢印マーカーの真上の数値)が最も高いカテゴリの記事のことで、そのカテゴリの記事全てがトップニュースビートになります。 (複数のカテゴリの価値が同値の場合は、該当カテゴリ全てがトップニュースビートです) トップニュースビートの記事は&bold(){出来る限り紙面の最上部(新聞マットの上端)に辺が1つは接するように配置}しなければなりません。 &ref(04:一面記事の作成CC.png) &ref(04:一面記事の作成C.png) この場合、最も数値が高いカテゴリは「ニューヨーク市」です(犯罪は4、政治も4でニューヨーク市は5) プレイヤーは優先してニューヨーク市の記事が紙面の上端に接するように配置しなければなりません。 しかし、ニューヨーク市の2つの記事が上端に接するように配置すると、戦争の記事(縦3×横2)はどうやっても配置できない形になってしまいます。 プレイヤーは戦争の記事を掲載することは出来ず、この場所は全て空きスペースとなります。 &ref(04:一面記事の作成CCCC.png) トップニュースビートはあくまでも「出来る限り優先して上端に触れさせるべき」なので、どうしても上端に置けない記事はこのように普通に配置します。 (上端に置けないからといって廃棄されるわけではありません。置ける場所があれば置くこと自体はできます) &ref(04:一面記事の作成CCC.png) 稀なケースですが、このように5つのカテゴリ全てが同値(どれも矢印の示す数値は3)というような場合は全てのカテゴリがトップニュースビートということになります。 &bold(){<一面記事の得点計算>} &ref(04:一面記事の作成D.png) 得点は各カテゴリの矢印マーカーの真上の欄に記されている数値で計算します。 この場合、トップニュースビートである犯罪のカテゴリの矢印マーカーは5の位置を示しているので犯罪の記事は1つにつき5点です。 ニューヨーク市のカテゴリの矢印マーカーは4の位置を示しているのでニューヨーク市の記事は1つにつき4点です。 ただし、得点計算の際に&bold(){「独占記事」}があった場合、その記事は得点が2倍になります。 画像のニューヨーク市の記事は独占記事として扱われ、2倍の得点(8点)で計算されます。 独占記事とは、&u(){&bold(){トップニュースビートではない記事で、なおかつ新聞マットの上端に触れるように配置している記事}}のことです。 上記の画像ではニューヨーク市の記事はトップニュースビートではなく新聞マットの上端に接しているので独占記事となります。 独占記事として得点が2倍される記事は1つだけです。該当する記事が複数あっても1つだけが得点2倍になります。 (BGAでは該当する独占記事が複数存在する場合は最も得点が高くなるように自動で計算してくれます) &ref(04:一面記事の作成DD.png) こちらの画像の場合は犯罪の記事がトップニュースビートで、スポーツの記事はトップニュースビートではありません。 しかしスポーツの記事は新聞マットの上端に接していないので独占記事としては扱われず得点が2倍にはなりません。 また、主張した記事の中で配置しきれない記事がある場合は、その記事のカテゴリの価値の数値だけポイントがマイナスされます。 紙面に空きスペース(記事で埋められなかったマス)がある場合は、そのマスに書いてある数値ぶんポイントがマイナスされます。 配置した記事の合計ポイント-空きスペースの減点=その一面記事で獲得する得点 になります。 &bold(){減点例1:} #region &ref(04:一面記事の作成E.png) 青プレイヤーは4つの記事を主張しましたが、うち1つは紙面に配置できませんでした。 配置できた記事の合計(9ポイント)-配置できなかった記事の価値(3ポイント)=6点が得点になります。 #endregion &bold(){減点例2:} #region &ref(04:一面記事の作成F.png) 赤プレイヤーは2つの記事を配置しましたが、埋められなかった空きスペースが存在します。 空きスペースがある場合は、そのマスに書いてある数値が減点となります。 配置できた記事の合計(6ポイント)-空きスペースの数値合計(5ポイント)=1点が得点になります。 #endregion 掲載できた記事のポイントよりも空きスペースなどによる減点のほうが大きかった(差し引きマイナスになった)としても、その一面記事で得られる得点が0点になるだけです。 現在の持ち点からマイナスされるようなことはありません。 &u(){&bold(){4.ペニーを取る}} ペニーを取って、新聞マットの最も低いオープンスポットに置きます。 1回目のプレスでは下段、2回目のプレスでは中段、3回目のプレスでは上段にペニーが置かれます。 置かれたペニーの数で各プレイヤーのゲーム進行度が分かるようになっています。 &u(){&bold(){5.新しい見出しカードを引く}} 見出しカードを引きます。 見出しカードに書かれた指示に従ってボードに新しい記事が追加され、ボーナスマーカーが進み、プレスしたプレイヤーの新聞マットに広告タイルが配置されます。 &bold(){<見出しカードの詳細>} &ref(04:見出しカード詳細.png) 1.見出しのニュース  ゲームの演出として写真付きの記事が発表されます。記事自体には効果などはありません。  当時(19世紀)の新聞に実際に掲載された記事などが載っています。記事の内容は見出し上部のカテゴリに対応しています。 2.アドバンスボーナスマーカー  矢印で示されているカテゴリのボーナスマーカーを1つ~3つの範囲で右に進めます。  ボーナストラックの初期値は0ではなく2です。  例えば最初の見出しカードのボーナス値が+3の場合、対象のマーカーは初期値2に+3されて5の位置に移動することになります。 3.ニュースビートに記事を追加する  供給スタックから見出しカードに表示された画像に一致するカテゴリと形状の記事を取り、そのカテゴリのニュースビートに補充します。  記事に記されているA・B・Cの文字がその形の記事に対応しています。  これらの記事をニュースビートに存在する記事の最上段に配置します。  ニュースビートが空の場合は「X」スペースに配置します。  指定された記事が供給スタックに残っていない場合は&bold(){その記事は補充されません。}(スタックに在庫がある記事のみ補充されます) 4.広告  印刷を行ったプレイヤーの新聞マットの最新のペニーが置かれた行の、強調表示された位置に広告タイルを配置します。  複数の広告を持つことは決してありません。  ゲーム開始時に見出しカードを引いた場合のみ広告は置かれません。  広告タイルは次回の印刷時に削除され、印刷後の見出しカードの指定する位置に新たな広告が置かれます。 &ref(04:広告.png) 赤プレイヤーが印刷を行いました。1回目の印刷なので新聞マット下段の右にペニーが置かれます。 そして、新しく引かれた見出しカードに記されている広告設定は「左から2番目」と表示されているので下段の左から2番目に広告タイルが配置されます。 &bold(){※この広告タイルは一面記事を作成時に移動させることも取り外すこともできません。} **ゲーム終了(最終版の印刷) いずれかのプレイヤーによりゲーム終了条件が満たされた場合、各プレイヤーが1度ずつ最終版を印刷してゲーム終了します。 ・2人~3人のゲームの場合 いずれかのプレーヤーが&bold(){自分にとって4回目の印刷を行ったタイミングで}ゲーム終了のトリガーが引かれます。 ※BGAでは2人プレイはできないようです(卓建てに最低3人は必要) ・4人~5人のゲームの場合 いずれかのプレーヤーが&bold(){自分にとって3回目の印刷を行ったタイミングで}ゲーム終了のトリガーが引かれます。 &ref(05:最終版のトリガー.png) [紙面を印刷する]ボタンを選択した際に、それが最終版のトリガーになる状況の場合はポップアップが表示されます。 キャンセルする場合は[いいえ]、トリガーを引いて印刷を実行する場合は[了承する]を選択します。 &ref(05:矢印マーカーの固定.png) 最終版のトリガーが引かれたら矢印マーカーが赤色になり、それ以上は上下しないように固定されます。 各記事の得点はその時点から変動しないということです。 最終版をトリガーしたプレイヤーは通常通りに印刷しますが、印刷後に見出しカードは引かれません。 トリガーを引いたプレイヤーが一面記事を作成した後、残りのプレイヤーは1度ずつ印刷を行えます。 各プレイヤーは印刷を行う前に&bold(){記者コマ1人分だけを割り当てまたは再割り当て}することができます。 印刷が行われたら一面記事が作成され、スクープポイントが授与されます。 (すでに最終版を公開しているプレイヤーの記者が相乗りしている場合は、該当プレイヤーはスクープポイントを獲得します) 最後に、どのプレイヤーの新聞が5つの主要なニュースビートを最も報道していたのかでボーナスポイントを獲得します。 ボーナスポイント加算後に合計勝利点が最も高いプレーヤーが最も成功した新聞男爵としてゲームの勝者になります。 同点の場合は引き分けになります。 (実物では最終得点が同点の場合、最も記事を多く主張したプレイヤーの勝利ということなのですが、BGA版ではタイブレークは設定されていないようです。) &bold(){<ボーナスポイント加算例>} #region &ref(05:カテゴリボーナスA.png) ボーナストラックの各カテゴリのマーカーは戦争が5、犯罪が11、政治が5、ニューヨーク市が9、スポーツが8の位置にあります。 印刷した戦争の記事の★の数の合計が最も多かったプレイヤーはボーナス5点を獲得します。 印刷した犯罪の記事の★の数の合計が最も多かったプレイヤーはボーナス11点を獲得します。 印刷した政治の記事の★の数の合計が最も多かったプレイヤーはボーナス5点を獲得します。 印刷したニューヨーク市の記事の★の数の合計が最も多かったプレイヤーはボーナス9点を獲得します。 印刷したスポーツの記事の★の数の合計が最も多かったプレイヤーはボーナス8点を獲得します。 同じカテゴリで★の合計数が最多のプレイヤーが複数いる場合は該当プレイヤー全員がボーナスを獲得します。 ゲーム中に公開した一面記事の得点とスクープポイント(他人の主張した記事への相乗り)の合計を基本点として、 基本点にボーナスポイントを加算したものが各プレイヤーの最終勝利点となります。 #endregion *拡張ルール [ニュースボーイ・ストライキ]
&bold(){Pennypress} &ref(https://x.boardgamearena.net/data/themereleases/181220-1138/games/pennypress/181216-0941/img/game_box180.png) [[BGAでプレイ>https://ja.boardgamearena.com/#!gamepanel?game=pennypress]] #contents *ゲーム画面 &ref(01:ゲーム画面.png) *目的と概要 各々の紙面に記事を配置して最も勝利点を稼ぐこと。-以下、フレーバーテキスト ペニー・プレスは19世紀末の激しい「黄色のジャーナリズム」の時代に ピューリッツァーやハーストのような新聞男爵の役割を引き継いで、ニューヨークの旧市街で支配的な新聞紙になることを目指すゲームです。 プレイヤーは記事を取材するために記者を送り、その後、それらの記事を読者のために新聞の一面記事に公開することによって競います。 記事の価値は、利用可能な記事の数やその記事を追いかけている記者の数によって変わる可能性があります。 「戦争」「犯罪・災害」「政治」「ニューヨーク市」そして「スポーツ・民衆」の5つの主要なスクープカテゴリ、 すなわちカテゴリを最も報道しているプレイヤーはゲーム終了時にボーナスが授与されます。 ゲーム終了時に最も多くのポイントを持つプレイヤーが勝者です! *画面説明 &ref(02:画面説明.png) 1:メインボード 2:見出しカード 3:新聞マット &bold(){<プレイヤー情報>} &ref(02:プレイヤー情報.png) 1:プレイヤーの現在の勝利点 2:手元の記者コマ 3:獲得したペニー(ゲームの進行度を表します) 4:これまで各カテゴリごとに発行した記事の星の数の合計値 *このゲームで使うもの ・メインボード &ref(03:メインボードB.png) 1:ボーナストラック  ゲーム終了時に得られる各カテゴリのボーナスポイントを表します。 2:スクープボード  5つのカテゴリ別に縦に記事を積み重ねていきます。  左から「戦争」「犯罪・災害」「政治」「ニューヨーク市」「スポーツ・民衆」です。 3:矢印マーカー  記事が供給されたり、記事に記者が配置された際にこのマーカーを上げていきます。  マーカーの真上の欄に記されている数値がそのカテゴリの記事の得点になります。  記事が印刷されてボードから取り除かれた際にはマーカーが下がります。 4:供給スタック  ここからスクープボードに記事を供給していきます。  どの記事を供給するのかは見出しカードの指示に従います。 ・新聞マット 新聞マットは各プレイヤーごとに用意されています。個人ボードのようなものです。 書かれているタイトルはプレイヤーの担当する新聞名です。 &ref(03:新聞マット.png) ・記者コマ(各プレイヤー5個) &ref(03:記者コマ.png) ・ペニー(※ペニーは、英国の下位通貨単位、もしくはアメリカとカナダにおける1セント銅貨の別称) &ref(03:ペニーB.png) ・広告タイル &ref(03:広告タイル.png) ・記事タイル 記事タイルは★1~★3まであります。 記事のカテゴリは5種類です。 ★の数はゲーム終了時のボーナスポイントの有無に影響します。 &ref(03:記事タイルB.png) ・見出し(ヘッドライン)カード &ref(03:見出しカード.png) *セットアップ (BGAでは自動的にセットアップが行われます。読み飛ばしても構いません。) 1.各プレイヤーの得点ディスクを0に置き、得点トラックの開始地点にします。 2.ボーナストラックの2に5つのボーナスマーカーを配置し、開始地点にします。  手順6で移動させます。 3.各プレイヤーに新聞マットと5個の記者コマを渡します。 4.ペニーと広告をボードの隣に置きます。 5.記事を積み重ねて、一致するスクープボードの下(記事供給スタック)に配置します。  3つ星の記事は底に、2つ星の記事は中央に、そして1つ星の記事が上になるように積みます。 6.最初の見出しカードを各プレイヤー1枚ずつ引きます。各カードについてボーナスマーカーを進めます。  次に、カードに表示された記事をそれぞれのスクープボードに配置します。  セットアップの場合、広告タイルの配置は行いません。 7.各スクープボードの記事の真上に矢印マーカーを配置します。 *ゲームのプレイ 手番では、以下の4つのアクションのいずれかを実行する必要があります。 何もせずにあなたの手番を終了することはできません。 4つのアクションのいずれかを実行した後、スクープボード(ボード上の列で表される5つのニュースカテゴリ)の調整が行われます。 スクープボードを調整した後、手番を終了し次のプレイヤーへ手番を渡します。 これを、誰かが最終版のトリガーを引く(ゲームの終了条件を満たす)まで繰り返します。 **スクープボードの調整について スクープボードに新たな記事が供給された時にスクープボードの矢印マーカーを記事の幅ぶんだけ上に移動させます。 または、その列にある&bold(){まだ誰も記者が居ない記事に記者が派遣された時}にスクープボードの矢印マーカーを1つ上に移動させます。 その列に複数の記事があって2つ目3つ目の記事に最初の記者が派遣されたのならば矢印マーカーはさらに上に移動します。 記者が配置されている記事がプレスによって取り除かれる、または記者の再割り当てや呼び戻しにより記事から記者が居なくなった場合は矢印マーカーは1つ下に下がります。 いくつの記事に記者が配置されているのかで各カテゴリの価値(得点)が変動するということです。 &ref(04:ニュースビートの調整.png) ・戦争のカテゴリはまず2つの記事で縦3つ分の幅をとっています。さらに「記者が置かれている記事」が2つあるので矢印マーカーが縦に2つ上がっています。 ・犯罪のカテゴリはまず3つの記事で縦4つ分の幅をとっています。さらに「記者が置かれている記事」が2つあるので矢印マーカーが縦に2つ上がっています。 ・政治のカテゴリはまず3つの記事で縦5つ分の幅をとっています。さらに「記者が置かれている記事」が3つあるので矢印マーカーが縦に3つ上がっています。 ・ニューヨーク市のカテゴリはまず2つの記事で縦2つ分の幅をとっています。さらに「記者が置かれている記事」が1つあるので矢印マーカーが縦に1つ上がっています。 ・スポーツのカテゴリはまず2つの記事で縦3つ分の幅をとっています。さらに「記者が置かれている記事」が2つあるので矢印マーカーが縦に2つ上がっています。 &bold(){<手番で行える4つのアクション(1手番に1アクションのみ行える)>} **記者を割り当てる 手番プレイヤーは手元にある記者コマ1個以上をスクープボードのいずれかの記事に配置します。 記者は他の記者が居ない記事はもちろん、既に他の記者(自分の記者でも他人の記者でも)が居る記事にも配置することができます。 1つの記事に配置できる記者の数に制限はありません。 &bold(){操作例:} #region &ref(04:記者の割り当てA.png) 記者を配置したい記事の右側の「>」記号をクリックすると下向きの矢印と何人の記者を割り当てるのかのポップアップが表示されます。 その記事に割り当てる場合は数字をクリックし、キャンセルしたい場合は「<」をクリックまたは別の記事の「>」をクリックすることで切り替わります。 &ref(04:記者の割り当てB.png) 戦争の記事に記者を2人割り当てました。 これで手番は終了となります。 #endregion **記者の再割り当て 既に記事に配置してある自分の記者を別の記事に移動させることもできます。 1度の手番で再割り当てできる記者は1人ずつです。1度に複数人まとめて移動させることはできません。 割り当てアクションと同様に記者は既に他の記者がいる記事にも再割り当てすることができ、記事ごとに記者数の上限はありません。 &bold(){操作例:} #region &ref(04:記者の再割り当てA.png) 記事に配置されている自分の記者コマをクリックすると赤枠で囲まれ、他の記事が点線で囲まれます。 記者コマを移動させたい対象の記事をクリックします。 その記者コマを手元に戻したい場合は画面上部の[記者を呼び戻す]をクリックしてください。 再割り当てアクションをキャンセルして別のアクションを行いたい場合は画面上部の[選択をやり直す]をクリックしてください。 &ref(04:記者の再割り当てB.png) スポーツの記事の記者を1人、戦争の記事へと再割り当てしました。 これで手番は終了となります。 #endregion **記者を呼び戻す 既に配置してある自分の記者をボードから取り除き、手元に戻すこともできます。 思わぬ誤算で計画が狂ってしまった場合などにはこれが最良の選択になることもあります。 &bold(){操作例:} #region &ref(04:記者を呼び戻す.png) 自分の記者が居る記事をクリックすると上向きの矢印と数字のポップアップが表示されます。 例えば置いてある記者を3人とも手元に戻したいのなら[3]をクリックします。 戻したい人数ぶんの記者が赤枠で囲まれるので、画面上部の[記者を呼び戻す]ボタンをクリックすると手元に戻せます。 戻すアクションを行うとその手番は終了します。 手元に戻した記者を配置するアクションは次の手番に行ってください。 または、再割り当てアクションで記者コマを選択して赤枠で囲まれた状態で[記者を呼び戻す]ボタンをクリックした場合でも記者を呼び戻せます。 #endregion **記事の印刷(プレス) これで狙い通りの記事が集められると思ったら記事の印刷(プレス)を行います。 プレスを選択したプレイヤーは、その記事に配置されている自分の記者が最も人数が多い記事をすべて獲得し、紙面に配置することができます。 記事の印刷を行いたいプレイヤーは[紙面を印刷する(Xつの記事を発表する)]ボタンをクリックします。 (Xには獲得できる記事の個数が入ります) ***記事の印刷の詳細 プレスが行われた場合は次の手順を順番に実行します。 &u(){&bold(){1.記事の発表}} 少なくとも他プレイヤーと同数以上の記者がいるすべての記事を獲得します(ワーカーマジョリティ) つまり&bold(){記者の人数が同数の場合は先にプレスした者勝ち}ということです。 該当記事に配置されていた他プレイヤーの記者は各プレイヤーの手元に戻ります。 もしも他プレイヤーが自分よりも多くの記者を配置していた場合、その記事に居る記者コマはそのままにして、記事は獲得せずそのままボードに残します。 あなたが発表できるすべての記事を拾う必要があります。 &u(){&bold(){2.スクープポイント賞}} 印刷用に発表された記事に1人でも記者を配置していた他プレイヤーはスクープポイントを受け取ります 各記事のスクープ値は、スクープボード上の矢印マーカーの小さいS字型の矢印が指す値です。 プレイヤーはその記事に複数の記者が割り当てられていても、各記事ごとに1回の得点しか得られませんが、 発表された複数の記事に記者を配置しているならば記事のぶんだけスクープポイントを獲得できます。 発表されたすべての記事から記者コマをプレイヤーの手元に戻します。 &ref(04:スクープポイント賞.png) 青プレイヤーが政治の記事2つを発表します。 政治カテゴリの価値は4点で、スクープポイントは2点(右側に小さく書かれた数字)です。 青プレイヤーが記事を発表した時点で(一面記事に掲載するしないに関わらず)記事に相乗りしていた黄色プレイヤーは2点を獲得します。 この記事に相乗りしていた黄色プレイヤーの記者コマは全て取り除かれプレイヤーの手元に戻されます。 &u(){&bold(){3.一面記事を作成する}} 発表した記事を取り出し、新聞マットのグリッドにレイアウトして一面記事を作成します。 得点計算の後、作成した一面記事を全て取り外し、&u(){&bold(){広告タイルがあれば削除}}します。 各プレイヤーのこれまでに公開した記事の価値は、プレイヤー情報欄の下部にカウントアップされ全員への公開情報となります。 &bold(){操作例:} #region &ref(04:一面記事の作成A.png) 赤プレイヤーは犯罪の★2記事(縦3×横2)とニューヨーク市の★1記事(縦3×横2)を発表(獲得)しました。 ボードから取り出したこれらの記事を自分の新聞マットに配置していきます。 配置したい記事をクリックしてから新聞マットをクリックします。 &ref(04:一面記事の作成B.png) 配置画面での操作法は、 (×)をクリックすることでその記事を取り外します。 チェックマークをクリックすることでその記事を配置します。 矢印マークをクリックすることでその記事を縦向き⇔横向きに回転します。 「<」マークや「>」マークなどでその記事の配置する箇所を上下左右に移動させられます。 配置をリセットしたい場合は画面上部の[やり直す]ボタンをクリックします。 &bold(){※広告タイル(後述)が配置されている場合は、広告タイルは移動も取り外しもできません。} #endregion この記事の配置でいいと思ったら画面上部の[一面記事を確定する]ボタンをクリックします。 少なくとも1つは記事を発表できる状態でなければ記事の印刷は行えません。 &bold(){※トップスクープについての注意点} 獲得した記事のうち、トップスクープ!と表示されるものがある場合があります。 これは、印刷時点でニュースの価値(矢印マーカーの真上の数値)が最も高いカテゴリの記事のことで、そのカテゴリの記事全てがトップスクープになります。 (複数のカテゴリの価値が同値の場合は、該当カテゴリ全てがトップスクープです) トップスクープの記事は&bold(){出来る限り紙面の最上部(新聞マットの上端)に辺が1つは接するように配置}しなければなりません。 &ref(04:一面記事の作成CC.png) &ref(04:一面記事の作成C.png) この場合、最も数値が高いカテゴリは「ニューヨーク市」です(犯罪は4、政治も4でニューヨーク市は5) プレイヤーは優先してニューヨーク市の記事が紙面の上端に接するように配置しなければなりません。 しかし、ニューヨーク市の2つの記事が上端に接するように配置すると、戦争の記事(縦3×横2)はどうやっても配置できない形になってしまいます。 プレイヤーは戦争の記事を掲載することは出来ず、この場所は全て空きスペースとなります。 &ref(04:一面記事の作成CCCC.png) トップスクープはあくまでも「出来る限り優先して上端に触れさせるべき」なので、どうしても上端に置けない記事はこのように普通に配置します。 (上端に置けないからといって廃棄されるわけではありません。置ける場所があれば置くこと自体はできます) &ref(04:一面記事の作成CCC.png) 稀なケースですが、このように5つのカテゴリ全てが同値(どれも矢印の示す数値は3)というような場合は全てのカテゴリがトップスクープということになります。 &bold(){<一面記事の得点計算>} &ref(04:一面記事の作成D.png) 得点は各カテゴリの矢印マーカーの真上の欄に記されている数値で計算します。 この場合、トップスクープである犯罪のカテゴリの矢印マーカーは5の位置を示しているので犯罪の記事は1つにつき5点です。 ニューヨーク市のカテゴリの矢印マーカーは4の位置を示しているのでニューヨーク市の記事は1つにつき4点です。 ただし、得点計算の際に&bold(){「独占記事」}があった場合、その記事は得点が2倍になります。 画像のニューヨーク市の記事は独占記事として扱われ、2倍の得点(8点)で計算されます。 独占記事とは、&u(){&bold(){トップスクープではない記事で、なおかつ新聞マットの上端に触れるように配置している記事}}のことです。 上記の画像ではニューヨーク市の記事はトップスクープではなく新聞マットの上端に接しているので独占記事となります。 独占記事として得点が2倍される記事は1つだけです。該当する記事が複数あっても1つだけが得点2倍になります。 (BGAでは該当する独占記事が複数存在する場合は最も得点が高くなるように自動で計算してくれます) &ref(04:一面記事の作成DD.png) こちらの画像の場合は犯罪の記事がトップスクープで、スポーツの記事はトップスクープではありません。 しかしスポーツの記事は新聞マットの上端に接していないので独占記事としては扱われず得点が2倍にはなりません。 また、発表した記事の中で配置しきれない記事がある場合は、その記事のカテゴリの価値の数値だけポイントがマイナスされます。 紙面に空きスペース(記事で埋められなかったマス)がある場合は、そのマスに書いてある数値ぶんポイントがマイナスされます。 配置した記事の合計ポイント-空きスペースの減点=その一面記事で獲得する得点 になります。 &bold(){減点例1:} #region &ref(04:一面記事の作成E.png) 青プレイヤーは4つの記事を発表しましたが、うち1つは紙面に配置できませんでした。 配置できた記事の合計(9ポイント)-配置できなかった記事の価値(3ポイント)=6点が得点になります。 #endregion &bold(){減点例2:} #region &ref(04:一面記事の作成F.png) 赤プレイヤーは2つの記事を配置しましたが、埋められなかった空きスペースが存在します。 空きスペースがある場合は、そのマスに書いてある数値が減点となります。 配置できた記事の合計(6ポイント)-空きスペースの数値合計(5ポイント)=1点が得点になります。 #endregion 掲載できた記事のポイントよりも空きスペースなどによる減点のほうが大きかった(差し引きマイナスになった)としても、その一面記事で得られる得点が0点になるだけです。 現在の持ち点からマイナスされるようなことはありません。 &u(){&bold(){4.ペニーを取る}} ペニーを取って、新聞マットの最も低いオープンスポットに置きます。 1回目のプレスでは下段、2回目のプレスでは中段、3回目のプレスでは上段にペニーが置かれます。 置かれたペニーの数で各プレイヤーのゲーム進行度が分かるようになっています。 &u(){&bold(){5.新しい見出しカードを引く}} 見出しカードを引きます。 見出しカードに書かれた指示に従ってボードに新しい記事が追加され、ボーナスマーカーが進み、プレスしたプレイヤーの新聞マットに広告タイルが配置されます。 &bold(){<見出しカードの詳細>} &ref(04:見出しカード詳細.png) 1.見出しのニュース  ゲームの演出として写真付きの記事が発表されます。記事自体には効果などはありません。  当時(19世紀)の新聞に実際に掲載された記事などが載っています。記事の内容は見出し上部のカテゴリに対応しています。 2.アドバンスボーナスマーカー  矢印で示されているカテゴリのボーナスマーカーを1つ~3つの範囲で右に進めます。  ボーナストラックの初期値は0ではなく2です。  例えば最初の見出しカードのボーナス値が+3の場合、対象のマーカーは初期値2に+3されて5の位置に移動することになります。 3.スクープボードに記事を追加する  供給スタックから見出しカードに表示された画像に一致するカテゴリと形状の記事を取り、そのカテゴリのスクープボードに補充します。  記事に記されているA・B・Cの文字がその形の記事に対応しています。  これらの記事をスクープボードに存在する記事の最上段に配置します。  スクープボードが空の場合は「X」スペースに配置します。  指定された記事が供給スタックに残っていない場合は&bold(){その記事は補充されません。}(スタックに在庫がある記事のみ補充されます) 4.広告  印刷を行ったプレイヤーの新聞マットの最新のペニーが置かれた行の、強調表示された位置に広告タイルを配置します。  複数の広告を持つことは決してありません。  ゲーム開始時に見出しカードを引いた場合のみ広告は置かれません。  広告タイルは次回の印刷時に削除され、印刷後の見出しカードの指定する位置に新たな広告が置かれます。 &ref(04:広告.png) 赤プレイヤーが印刷を行いました。1回目の印刷なので新聞マット下段の右にペニーが置かれます。 そして、新しく引かれた見出しカードに記されている広告設定は「左から2番目」と表示されているので下段の左から2番目に広告タイルが配置されます。 &bold(){※この広告タイルは一面記事を作成時に移動させることも取り外すこともできません。} **ゲーム終了(最終版の印刷) いずれかのプレイヤーによりゲーム終了条件が満たされた場合、各プレイヤーが1度ずつ最終版を印刷してゲーム終了します。 ・2人~3人のゲームの場合 いずれかのプレーヤーが&bold(){自分にとって4回目の印刷を行ったタイミングで}ゲーム終了のトリガーが引かれます。 ※BGAでは2人プレイはできないようです(卓建てに最低3人は必要) ・4人~5人のゲームの場合 いずれかのプレーヤーが&bold(){自分にとって3回目の印刷を行ったタイミングで}ゲーム終了のトリガーが引かれます。 &ref(05:最終版のトリガー.png) [紙面を印刷する]ボタンを選択した際に、それが最終版のトリガーになる状況の場合はポップアップが表示されます。 キャンセルする場合は[いいえ]、トリガーを引いて印刷を実行する場合は[了承する]を選択します。 &ref(05:矢印マーカーの固定.png) 最終版のトリガーが引かれたら矢印マーカーが赤色になり、それ以上は上下しないように固定されます。 各記事の得点はその時点から変動しないということです。 最終版をトリガーしたプレイヤーは通常通りに印刷しますが、印刷後に見出しカードは引かれません。 トリガーを引いたプレイヤーが一面記事を作成した後、残りのプレイヤーは1度ずつ印刷を行えます。 各プレイヤーは印刷を行う前に&bold(){記者コマ1人分だけを割り当てまたは再割り当て}することができます。 印刷が行われたら一面記事が作成され、スクープポイントが授与されます。 (すでに最終版を公開しているプレイヤーの記者が相乗りしている場合は、該当プレイヤーはスクープポイントを獲得します) 最後に、どのプレイヤーの新聞が5つの主要なスクープカテゴリを最も報道していたのかでボーナスポイントを獲得します。 ボーナスポイント加算後に合計勝利点が最も高いプレーヤーが最も成功した新聞男爵としてゲームの勝者になります。 同点の場合は引き分けになります。 (実物では最終得点が同点の場合、最も記事を多く発表したプレイヤーの勝利ということなのですが、BGA版ではタイブレークは設定されていないようです。) &bold(){<ボーナスポイント加算例>} #region &ref(05:カテゴリボーナスA.png) ボーナストラックの各カテゴリのマーカーは戦争が5、犯罪が11、政治が5、ニューヨーク市が9、スポーツが8の位置にあります。 印刷した戦争の記事の★の数の合計が最も多かったプレイヤーはボーナス5点を獲得します。 印刷した犯罪の記事の★の数の合計が最も多かったプレイヤーはボーナス11点を獲得します。 印刷した政治の記事の★の数の合計が最も多かったプレイヤーはボーナス5点を獲得します。 印刷したニューヨーク市の記事の★の数の合計が最も多かったプレイヤーはボーナス9点を獲得します。 印刷したスポーツの記事の★の数の合計が最も多かったプレイヤーはボーナス8点を獲得します。 同じカテゴリで★の合計数が最多のプレイヤーが複数いる場合は該当プレイヤー全員がボーナスを獲得します。 ゲーム中に公開した一面記事の得点とスクープポイント(他人の発表した記事への相乗り)の合計を基本点として、 基本点にボーナスポイントを加算したものが各プレイヤーの最終勝利点となります。 #endregion *拡張ルール [ニュースボーイ・ストライキ]

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