ドラゴンキーパー:ザ・ダンジョン

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&bold(){Dragon Keeper: The Dungeon} &ref(https://x.boardgamearena.net/data/themereleases/180320-1447/games/dragonkeeper/180404-1447/img/game_box180.png) [[BGAでプレイ>https://ja.boardgamearena.com/#!gamepanel?game=dragonkeeper]] #contents *ゲーム画面 &ref(ドラゴンキーパー全体.jpg) *目的 最も多くの点数を獲得すること -以下フレーバーテキスト 人類とドラゴンが敵対していた原初の時代。冒険者の中にはかつて所属していたギルドを裏切り、 ドラゴンに奉仕するものが現れました。城の地下に埋められたドラゴンの伝説の宝物を狙って何度も襲撃してくる冒険者から、彼らはドラゴンを守っているのです。 もし、そこに護るべき財宝より価値の高いものがあればどうでしょうか?プレイヤーは新たな形態の守護者となるのです。 *画面説明 &ref(画面説明.jpg) 1:ゲームボード。3D機能をオンにすると、立体的に表示されます。 2:ドラゴン 3:プレイヤーボード 4:特別アクションのサマリー(ただし英語です) &ref(pi.png) 1:財宝トークン 2:自分のギルドタイル 3:他プレイヤーのギルドタイル *このゲームで使うもの 3つの階層を構成するダンジョンを表すボード3枚 &ref(ボード1.png) &ref(ボード2.png) &ref(ボード3.png) 冒険者タイル75枚 &ref(冒険者タイル.png) 2枚の階段タイルを含む赤い部屋タイル15枚、黄色の部屋タイル15枚、緑の部屋タイル15枚、青の部屋タイル15枚、紫の部屋タイル15枚。 タイルは異なる点数を持ち、中には特別なアクションを実行できるものもあります。 これらのタイルはドラゴンの金を略奪しようとやってくる冒険者を表しています。プレイヤーは彼らをダンジョンから追い出す役目を担います。 ギルドタイル4枚 &ref(ギルドタイル.jpg) ギルドタイルは、プレイヤーがゲーム中になるべく集めないようにする冒険者タイルを指定するものです。タイルの色は各ギルドの色と対応しています。今やプレイヤーはドラゴンの陣営となっていますが、自分が元いたギルドの冒険者を捕まえたくはないのです。 ドラゴンフィギュア1体 &ref(ドラゴン.png) 財宝トークン24個 &ref(財宝トークン.png) *ゲームの目的 プレイヤーは冒険者タイルを集めます。そして、ゲーム開始時に配れたギルドタイルに応じて得点を獲得したり、もしくは失う場合もあります。第3階層の終了時、プレイヤーはドラゴンへ貢物を捧げなければなりません。そして、貢物を捧げた後に最も多くの得点を持っているプレイヤーはドラゴンの尊敬を得ることとなり、ゲームに勝利します。 *セットアップ (BGAでは自動的にセットアップが行われます。読み飛ばしても構いません) 1.テーブル中央にダンジョンの最下層(第3階層)となるボードが置かれます。次に、このボード上に冒険者タイル25枚が5x5の正方形に沿ってランダムに置かれます。 2.第2階層となるボードがこの上に置かれます。次に、このボードの中央に階段タイルが置かれ、空いているスペースにランダムに選ばれた冒険者タイル24枚が置かれます。 3.第1階層となるボードがこの上に置かれます。そして、階段タイルが中央に配置され、残りの24枚の冒険者タイルがボードの空いているスペースに置かれます。 4.ドラゴンフフィギュアが最上段の階段タイル上に置かれます。 5.ギルドタイルが各プレイヤーに1枚配られます。ギルドタイルの内容は配られたプレイヤーのみ確認できます。内容を言ってしまわないように注意してください。 6.各プレイヤーに財宝トークン4個が配られます。残りの宝物トークンはストックに置かれます。 7.スタートプレイヤーがランダムに選ばれます。 *プレイ ゲームは第3階層が終了すると同時に終了します。 ルールに従ってタイルが取れなくなると、その階層は終了します。それまでは手番順に従って手番を繰り返し行います。 手番は時計回りに実行します(BGAの場合はプレイヤーインフォメーションにおいて下側に移動するように手番が回る)。このゲームでは、手番プレイヤーは「アクティブププレイヤー」と呼ばれます。 **手番でやること 手番では次のことを数字の順番に実行します。 &bold(){1.ドラゴンの移動とタイルの獲得} &bold(){2.ドラゴンの移動とタイルの譲渡} ・&bold(){1.ドラゴンの移動とタイルの獲得} アクティブプレイヤーは、ボード上で「1」と書かれている矢印に従って、どちらかの方向にドラゴンを移動させます。そして、横列にあるボードに残っている冒険者タイルのいずれか1つにドラゴンを置きます。 &ref(矢印.png) アクティブプレイヤーはドラゴンを置いたタイルを獲得し、自身のプレイヤーボードに表向きにして置きます。このとき、既に同じギルド(色)の冒険者タイルがあるなら、新しいタイルをその上に置き、ギルド(タイルの色)ごとに1つの山札を作ります。 ・&bold(){2.ドラゴンの移動とタイルの譲渡} アクティブプレイヤーは、ボード上で「2」と書かれている矢印に従って、どちらかの方向にドラゴンを移動させます。そして、縦列にあるボードに残っている冒険者タイルのいずれか1つにドラゴンを置きます。 アクティブプレイヤーは、1つ前に手番を行ったプレイヤーにドラゴンを置いたタイルを渡さなければいけません。タイルを受け取ったプレイヤーは、これを表向きにして自身のプレイヤーボードに表向きに置きます。このとき、既に同じギルド(色)の冒険者タイルを持っているなら、新しいタイルをその上に置き、ギルド(タイルの色)ごとに1つの山札を作ります。 与えた冒険者タイルの値が2より大きい場合(つまり3~6の場合)、アクティブプレイヤーはストックから財宝トークン1個を獲得します。 プレイヤーはいつでも自分の冒険者タイル山札を確認できますが、タイルの順序を変更することはできません。 これらが終わった後、アクティブプレイヤーの手番は終了し、次のプレイヤーの手番となります。 **階層の切り替え タイルを取るべき列にタイルが無く、アクティブプレイヤーがタイルを取る、もしくは渡せなくなったら1つの階層が終了します。 1つの階層が終了したら、ボード上に残っている「冒険者」タイルの枚数に応じて、すべてのプレイヤーは次のように財宝トークンをストックに戻さなければなりません。 ・冒険家タイルが1枚も残っていない場合は0個 ・冒険者タイルが1~5枚なら1個 ・冒険者タイルが6~8枚の場合は2個 ・冒険者が9枚以上残っていれば3個 各階層において、最後のタイルを取ったプレイヤーは、財宝トークンを追加で1個ストックに戻さなければなりません。&bold(){宝物トークンをストックに戻す際、所持しているよりも多くの宝物トークンを戻す必要があるなら、そのプレイヤーはゲームから除外され、最終得点計算に参加することができません。} 終了した階層のボードはゲームから除外され、新たな階層のボード中央のタイルにドラゴンが置かれます。新たな階層が始まった直後のスタートプレイヤーは、直前の階層の階段タイルを持っているプレイヤーです。階段タイルを得ているプレイヤーがいなかった場合は、直前のレベルにおいて最後のタイルを得たプレイヤーから手番を開始します。 なお、第3階層が終了した場合にはゲーム終了となります。 **特別アクションを持つタイル タイルの中には、獲得するとプレイヤーがアクションを実行できるようになるものがあります。このアクションを行うかどうかは任意です。つまり、タイルの得点を目当てにアクションタイルを獲得し、そのアクションを無視しても構いません。ただし、階段タイルだけは自動的にボーナス効果が適用されます。これは次のレベルでのスタートプレイヤーとなる効果です。 特別アクションを持つタイルは、点数を示す数字のアイコンの種類によってアクションの種類が示されます。 ・&bold(){秘密の通路} &ref(アクション1.png) アクティブプレイヤーが「秘密の通路」タイルを得た場合(他プレイヤーに渡すことなく得た場合) 、通常通りにドラゴンの1回目の移動を終え、ドラゴンの2回目の移動を行って冒険者タイルを前のプレイヤーに渡した直後にアクションを実行できます。 アクションを実行すると、秘密の通路タイルを捨て、ドラゴンを「1」矢印の方向に再度移動させます。そして、移動先の冒険者タイルを取り、自身のプレイヤーボードの対応する山札に置きます 。 このとき、新たに取ったタイルがアクションタイルならアクティブプレイヤーはそのアクションを続けて実行できます。ただし、秘密の通路タイルを取った場合のみ、連続してアクションを実行することができません。 &bold(){例} &ref(アクション例1.png) 1)アクティブプレイヤーが秘密の通路タイルを得る。 2)アクティブプレイヤーが前の手番のプレイヤーにタイルを渡す。 3) アクティブプレイヤーは秘密の通路タイルを捨て、新たに「冒険者」タイルを1枚得る。新たに取ったタイルはアクションタイルなので、連続してアクションを実行できる。 ・&bold(){囚人の交換} &ref(アクション2.png) アクティブプレイヤーが「囚人の交換」タイルを得た場合、このタイルと他プレイヤーの山札の一番上にある冒険者タイル1枚を交換できます。このタイルがアクティブプレイヤーから別のプレイヤーに渡された場合には、このアクションは実行できません。 交換された冒険者タイルは、プレイヤーボードの対応する山札に置かれます。交換されたタイルがアクションタイルであっても、そのアクションを実行することはできません。 ・&bold(){リモートトラップ} &ref(アクション3.png) アクティブプレイヤーが「リモートトラップ」タイルを取った場合、このタイルを捨ててボード上に残っている他の冒険者タイル1枚を取ることができます。このタイルがアクティブプレイヤーから別のプレイヤーに渡された場合には、このアクションは実行できません。選択したタイルがアクションタイルであっても、そのアクションは実行できません。 ・&bold(){解放} &ref(アクション4.png) ゲーム終了時、貢物をドラゴンに捧げてから得点計算を行う前に(得点計算の詳細については下記参照)、「解放」タイルを所持しているプレイヤーは、所持している解放タイル1枚につき自分のギルドタイルと同じギルド(色)の冒険者タイルを1枚捨てることができます。ただし、ドラゴンに捧げた解放タイルはこの効果を発揮しません。 **ゲーム終了と得点計算 第3階層が終わるとゲームが終了し、得点計算が行われます。 得点計算は次の2つのステップがあります。これを数字の順番に実行します。 &bold(){1.ドラゴンへ貢物を捧げる} &bold(){2.最終得点計算} ・&bold(){1.ドラゴンへ貢物を捧げる} まず、ドラゴンに貢物を捧げなければいけません。 各プレイヤーが所持するタイルのうち、自身の山札の最も枚数が多い山札のタイルをすべて捨てます。 対象となる山札が自身のギルドタイルと同じギルド(色)の場合は、2番目に枚数が多い山札のタイルをすべて捨てる必要があります。さらに、自身のギルドタイルと同じ色のタイルはすべて「解放」されます。 ・&bold(){2.最終得点計算} その後、まだ冒険者タイルが残っている場合、各プレイヤーは所持している解放タイルの効果を使うことができます(解放タイルの効果は上記参照)。 最後に、残っている冒険者タイルのそれぞれの点数を数えます 自身が所持するギルドタイルと同じ色のタイルによる点数は減点で、それ以外の冒険者タイルの点数は得点となります。 さらに、最も多くの財宝トークンを保有しているプレイヤーは+2点のボーナス点を得ます。 &bold(){例1} 1)枚数が最も多いのは紫と緑の山札です。プレイヤーは紫の山札のタイルをすべて捨てます。 &ref(スコアリング1.png) 2)このプレイヤーのギルドタイルの色は青だったので、青の冒険者タイルによる点数は減点となってしまいますが、このプレイヤーは解放タイルを持っており、その効果を使用して4点のタイルを1枚捨てることで減点を1点に抑えました。 &ref(スコアリング2.png) 3)このプレーヤーの最終得点は、(赤タイルの点数+緑タイルの点数+黄タイルの点数)ー (青タイルの点数)となります。今回は9+11+7-1=26点となりました。 &ref(スコアリング4.png) &bold(){例2} &ref(スコアリング3.png) 1)最も枚数が多い山札は紫です。 2)しかし、紫は自身のギルドタイルの色と同じなので、2番目に枚数が多い山札を貢物としてドラゴンに捧げなければいけません。そのため、緑の山札をすべて捨てます。紫のタイルはすべて解放されます。 3)これによって、最終得点は(赤タイルの点数+青タイルの点数+黄色タイルの点数)となります。 ・&bold(){勝者の決定} 最も点数が高いプレイヤーが勝者となります。同点の場合のタイブレークはありません。
&bold(){Dragon Keeper: The Dungeon} &ref(https://x.boardgamearena.net/data/themereleases/180320-1447/games/dragonkeeper/180404-1447/img/game_box180.png) [[BGAでプレイ>https://ja.boardgamearena.com/#!gamepanel?game=dragonkeeper]] &bold(){英語版ルールブックを個人で翻訳したものです。BGAで遊べるルールや用語など異なっている場合があります。} #contents *ゲーム画面 &ref(ドラゴンキーパー全体.jpg) *目的 最も多くの点数を獲得すること -以下フレーバーテキスト 人類とドラゴンが敵対していた原初の時代。冒険者の中にはかつて所属していたギルドを裏切り、 ドラゴンに奉仕するものが現れました。城の地下に埋められたドラゴンの伝説の宝物を狙って何度も襲撃してくる冒険者から、彼らはドラゴンを守っているのです。 もし、そこに護るべき財宝より価値の高いものがあればどうでしょうか?プレイヤーは新たな形態の守護者となるのです。 *画面説明 &ref(画面説明.jpg) 1:ゲームボード。3D機能をオンにすると、立体的に表示されます。 2:ドラゴン 3:プレイヤーボード 4:特別アクションのサマリー &ref(pi.png) 1:財宝トークン 2:自分のギルドタイル 3:他プレイヤーのギルドタイル *このゲームで使うもの 3つの階層を構成するダンジョンを表すボード3枚 &ref(ボード1.png) &ref(ボード2.png) &ref(ボード3.png) 冒険者タイル75枚 &ref(冒険者タイル.png) 2枚の階段タイルを含む赤い部屋タイル15枚、黄色の部屋タイル15枚、緑の部屋タイル15枚、青の部屋タイル15枚、紫の部屋タイル15枚。 タイルは異なる点数を持ち、中には特別なアクションを実行できるものもあります。 これらのタイルはドラゴンの金を略奪しようとやってくる冒険者を表しています。プレイヤーは彼らをダンジョンから追い出す役目を担います。 ギルドタイル4枚 &ref(ギルドタイル.jpg) ギルドタイルは、プレイヤーがゲーム中になるべく集めないようにする冒険者タイルを指定するものです。タイルの色は各ギルドの色と対応しています。今やプレイヤーはドラゴンの陣営となっていますが、自分が元いたギルドの冒険者を捕まえたくはないのです。 ドラゴンフィギュア1体 &ref(ドラゴン.png) 財宝トークン24個 &ref(財宝トークン.png) *ゲームの目的 プレイヤーは冒険者タイルを集めます。そして、ゲーム開始時に配れたギルドタイルに応じて得点を獲得したり、もしくは失う場合もあります。第3階層の終了時、プレイヤーはドラゴンへ貢物を捧げなければなりません。そして、貢物を捧げた後に最も多くの得点を持っているプレイヤーはドラゴンの尊敬を得ることとなり、ゲームに勝利します。 *セットアップ (BGAでは自動的にセットアップが行われます。読み飛ばしても構いません) 1.テーブル中央にダンジョンの最下層(第3階層)となるボードが置かれます。次に、このボード上に冒険者タイル25枚が5x5の正方形に沿ってランダムに置かれます。 2.第2階層となるボードがこの上に置かれます。次に、このボードの中央に階段タイルが置かれ、空いているスペースにランダムに選ばれた冒険者タイル24枚が置かれます。 3.第1階層となるボードがこの上に置かれます。そして、階段タイルが中央に配置され、残りの24枚の冒険者タイルがボードの空いているスペースに置かれます。 4.ドラゴンフフィギュアが最上段の階段タイル上に置かれます。 5.ギルドタイルが各プレイヤーに1枚配られます。ギルドタイルの内容は配られたプレイヤーのみ確認できます。内容を言ってしまわないように注意してください。 6.各プレイヤーに財宝トークン4個が配られます。残りの宝物トークンはストックに置かれます。 7.スタートプレイヤーがランダムに選ばれます。 *プレイ ゲームは第3階層が終了すると同時に終了します。 ルールに従ってタイルが取れなくなると、その階層は終了します。それまでは手番順に従って手番を繰り返し行います。 手番は時計回りに実行します(BGAの場合はプレイヤーインフォメーションにおいて下側に移動するように手番が回る)。このゲームでは、手番プレイヤーは「アクティブププレイヤー」と呼ばれます。 **手番でやること 手番では次のことを数字の順番に実行します。 &bold(){1.ドラゴンの移動とタイルの獲得} &bold(){2.ドラゴンの移動とタイルの譲渡} ・&bold(){1.ドラゴンの移動とタイルの獲得} アクティブプレイヤーは、ボード上で「1」と書かれている矢印に従って、どちらかの方向にドラゴンを移動させます。そして、横列にあるボードに残っている冒険者タイルのいずれか1つにドラゴンを置きます。 &ref(矢印.png) アクティブプレイヤーはドラゴンを置いたタイルを獲得し、自身のプレイヤーボードに表向きにして置きます。このとき、既に同じギルド(色)の冒険者タイルがあるなら、新しいタイルをその上に置き、ギルド(タイルの色)ごとに1つの山札を作ります。 ・&bold(){2.ドラゴンの移動とタイルの譲渡} アクティブプレイヤーは、ボード上で「2」と書かれている矢印に従って、どちらかの方向にドラゴンを移動させます。そして、縦列にあるボードに残っている冒険者タイルのいずれか1つにドラゴンを置きます。 アクティブプレイヤーは、1つ前に手番を行ったプレイヤーにドラゴンを置いたタイルを渡さなければいけません。タイルを受け取ったプレイヤーは、これを表向きにして自身のプレイヤーボードに表向きに置きます。このとき、既に同じギルド(色)の冒険者タイルを持っているなら、新しいタイルをその上に置き、ギルド(タイルの色)ごとに1つの山札を作ります。 与えた冒険者タイルの値が2より大きい場合(つまり3~6の場合)、アクティブプレイヤーはストックから財宝トークン1個を獲得します。 プレイヤーはいつでも自分の冒険者タイル山札を確認できますが、タイルの順序を変更することはできません。 これらが終わった後、アクティブプレイヤーの手番は終了し、次のプレイヤーの手番となります。 **階層の切り替え タイルを取るべき列にタイルが無く、アクティブプレイヤーがタイルを取る、もしくは渡せなくなったら1つの階層が終了します。 1つの階層が終了したら、ボード上に残っている「冒険者」タイルの枚数に応じて、すべてのプレイヤーは次のように財宝トークンをストックに戻さなければなりません。 ・冒険家タイルが1枚も残っていない場合は0個 ・冒険者タイルが1~5枚なら1個 ・冒険者タイルが6~8枚の場合は2個 ・冒険者が9枚以上残っていれば3個 各階層において、最後のタイルを取ったプレイヤーは、財宝トークンを追加で1個ストックに戻さなければなりません。&bold(){宝物トークンをストックに戻す際、所持しているよりも多くの宝物トークンを戻す必要があるなら、そのプレイヤーはゲームから除外され、最終得点計算に参加することができません。} 終了した階層のボードはゲームから除外され、新たな階層のボード中央のタイルにドラゴンが置かれます。新たな階層が始まった直後のスタートプレイヤーは、直前の階層の階段タイルを持っているプレイヤーです。階段タイルを得ているプレイヤーがいなかった場合は、直前のレベルにおいて最後のタイルを得たプレイヤーから手番を開始します。 なお、第3階層が終了した場合にはゲーム終了となります。 **特別アクションを持つタイル タイルの中には、獲得するとプレイヤーがアクションを実行できるようになるものがあります。このアクションを行うかどうかは任意です。つまり、タイルの得点を目当てにアクションタイルを獲得し、そのアクションを無視しても構いません。ただし、階段タイルだけは自動的にボーナス効果が適用されます。これは次のレベルでのスタートプレイヤーとなる効果です。 特別アクションを持つタイルは、点数を示す数字のアイコンの種類によってアクションの種類が示されます。 ・&bold(){秘密の通路} &ref(アクション1.png) アクティブプレイヤーが「秘密の通路」タイルを得た場合(他プレイヤーに渡すことなく得た場合) 、通常通りにドラゴンの1回目の移動を終え、ドラゴンの2回目の移動を行って冒険者タイルを前のプレイヤーに渡した直後にアクションを実行できます。 アクションを実行すると、秘密の通路タイルを捨て、ドラゴンを「1」矢印の方向に再度移動させます。そして、移動先の冒険者タイルを取り、自身のプレイヤーボードの対応する山札に置きます 。 このとき、新たに取ったタイルがアクションタイルならアクティブプレイヤーはそのアクションを続けて実行できます。ただし、秘密の通路タイルを取った場合のみ、連続してアクションを実行することができません。 &bold(){例} &ref(アクション例1.png) 1)アクティブプレイヤーが秘密の通路タイルを得る。 2)アクティブプレイヤーが前の手番のプレイヤーにタイルを渡す。 3) アクティブプレイヤーは秘密の通路タイルを捨て、新たに「冒険者」タイルを1枚得る。新たに取ったタイルはアクションタイルなので、連続してアクションを実行できる。 ・&bold(){囚人の交換} &ref(アクション2.png) アクティブプレイヤーが「囚人の交換」タイルを得た場合、このタイルと他プレイヤーの山札の一番上にある冒険者タイル1枚を交換できます。このタイルがアクティブプレイヤーから別のプレイヤーに渡された場合には、このアクションは実行できません。 交換された冒険者タイルは、プレイヤーボードの対応する山札に置かれます。交換されたタイルがアクションタイルであっても、そのアクションを実行することはできません。 ・&bold(){リモートトラップ} &ref(アクション3.png) アクティブプレイヤーが「リモートトラップ」タイルを取った場合、このタイルを捨ててボード上に残っている他の冒険者タイル1枚を取ることができます。このタイルがアクティブプレイヤーから別のプレイヤーに渡された場合には、このアクションは実行できません。選択したタイルがアクションタイルであっても、そのアクションは実行できません。 ・&bold(){解放} &ref(アクション4.png) ゲーム終了時、貢物をドラゴンに捧げてから得点計算を行う前に(得点計算の詳細については下記参照)、「解放」タイルを所持しているプレイヤーは、所持している解放タイル1枚につき自分のギルドタイルと同じギルド(色)の冒険者タイルを1枚捨てることができます。ただし、ドラゴンに捧げた解放タイルはこの効果を発揮しません。 **ゲーム終了と得点計算 第3階層が終わるとゲームが終了し、得点計算が行われます。 得点計算は次の2つのステップがあります。これを数字の順番に実行します。 &bold(){1.ドラゴンへ貢物を捧げる} &bold(){2.最終得点計算} ・&bold(){1.ドラゴンへ貢物を捧げる} まず、ドラゴンに貢物を捧げなければいけません。 各プレイヤーが所持するタイルのうち、自身の山札の最も枚数が多い山札のタイルをすべて捨てます。 対象となる山札が自身のギルドタイルと同じギルド(色)の場合は、2番目に枚数が多い山札のタイルをすべて捨てる必要があります。さらに、自身のギルドタイルと同じ色のタイルはすべて「解放」されます。 ・&bold(){2.最終得点計算} その後、まだ冒険者タイルが残っている場合、各プレイヤーは所持している解放タイルの効果が使用されます(解放タイルの効果は上記参照)。 なお、BGAでは最も点数が高くなるように、自動的に解放タイルが使用されます。 最後に、残っている冒険者タイルのそれぞれの点数を数えます。 自身が所持するギルドタイルと同じ色のタイルによる点数は減点で、それ以外の冒険者タイルの点数は得点となります。 さらに、最も多くの財宝トークンを保有しているプレイヤーは+2点のボーナス点を得ます。 &bold(){例1} 1)枚数が最も多いのは紫と緑の山札です。プレイヤーは紫の山札のタイルをすべて捨てます。 &ref(スコアリング1.png) 2)このプレイヤーのギルドタイルの色は青だったので、青の冒険者タイルによる点数は減点となってしまいますが、このプレイヤーは解放タイルを持っており、その効果を使用して4点のタイルを1枚捨てることで減点を1点に抑えました。 &ref(スコアリング2.png) 3)このプレーヤーの最終得点は、(赤タイルの点数+緑タイルの点数+黄タイルの点数)ー (青タイルの点数)となります。今回は9+11+7-1=26点となりました。 &ref(スコアリング4.png) &bold(){例2} &ref(スコアリング3.png) 1)最も枚数が多い山札は紫です。 2)しかし、紫は自身のギルドタイルの色と同じなので、2番目に枚数が多い山札を貢物としてドラゴンに捧げなければいけません。そのため、緑の山札をすべて捨てます。紫のタイルはすべて解放されます。 3)これによって、最終得点は(赤タイルの点数+青タイルの点数+黄色タイルの点数)となります。 ・&bold(){勝者の決定} 最も点数が高いプレイヤーが勝者となります。同点の場合のタイブレークはありません。

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