ロール・フォー・ザ・ギャラクシー

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&bold(){Roll for the Galaxy} &ref(https://x.boardgamearena.net/data/themereleases/171205-1700/games/rollforthegalaxy/171206-1932/img/game_box180.png) [[BGAでプレイ>https://ja.boardgamearena.com/#!gamepanel?game=rollforthegalaxy]] #contents *ゲーム画面 &ref(ロールフォーザギャラクシー全体.png) *目的 最も多くの勝利点を獲得すること。-以下、フレーバーテキスト(一部、HJからの引用) レース・フォー・ザ・ギャラクシーのダイスゲーム。 ロール・フォー・ザ・ギャラクシーは、宇宙帝国の建立を競うダイスゲームだ。7種類の専用ダイスが君の労働者となる。 毎ラウンド、ダイスをふって任務に配置し、新たなテクノロジーの獲得やまだ見ぬ世界への移住や製品の出荷を行おう。 最も豊かな宇宙帝国をその手にできるか? ダイスに運命を託せ! *このゲームで使うもの (ここでは、BGAで表示されるもののみ記載します。) プレイヤーマット 5枚 &ref(プレイヤーマット.jpg) 1:カップ 2:住民枠 3:建設ゾーン 4:銀河クレジットトラック フェイズタイル 5枚 &ref(フェイズタイル.png) 勢力タイル 9枚 &ref(勢力タイル.png) 本拠地ワールドタイル 9枚 &ref(初期タイル.png) 特殊6面体ダイス 111個 &ref(minidice.png) ・本拠地ダイス(白) 25個 ・軍事ダイス(赤) 22個 ・消費ダイス(紫) 9個 ・嗜好品ダイス(水色) 20個 ・希少元素ダイス(茶) 14個 ・遺伝子資源ダイス(緑) 12個 ・異種種族技術ダイス(黄) 9個 ゲームタイル 55枚 &ref(ゲームタイル.png) 勝利点(VP)チップ *画面説明 &ref(画面説明.png) 1:フェイズタイル 2:プレイヤーマット 3:タイル置き場 4:勝利点チップのストック **タイルの見方 ロールフォーザギャラクシーでは様々なタイルを使用します。 タイルは片面が「デベロップ」面、裏面が「ワールド」面になっています。 まず、これらについて軽く説明します。(レースフォーザギャラクシーをプレイしたことのある方は読み飛ばして構いません) このゲームで使用するタイルの一例です。 &ref(デベロップ例.png)&ref(ワールド例.png) タイルの左上に注目してください。数字が書かれていますが、その数字が◇や○で囲まれています。 これによってタイルがデベロップ面なのか、ワールド面なのかが決まります。 &bold(){◇で囲まれているのが「デベロップ」} &bold(){○で囲まれているのが「ワールド」} です。 その他のことについてはBGAではタイルにマウスカーソルを合わせると表示されるツールチップに書かれているので、それを見てください。 とりあえず、 &bold(){◇で囲まれているのが「デベロップ」} &bold(){○で囲まれているのが「ワールド」} これだけを覚えてください。 *セットアップ 1.各プレイヤーに次のものが配られる。(BGAではこれは自動で行われる) ダイスカップ(BGAでは表示されない) プレイヤーマット 本拠地ワールドタイルと勢力タイル(これらはランダムに1枚ずつ) 2.各プレイヤーにゲームタイルが2枚(これもランダム)配られる。 その後、配られたタイルのどちらの面を使用するのかを決めて、自分のプレイヤーマットに置く。 このとき、1枚はデベロップを上に、残りはワールドを上にして置く。 3.各プレイヤーはダイスを受け取る。(BGAではこれは自動で行われる) まず、3個の本拠地ダイス(白ダイス)を自分のカップに入れる。 次に、住民枠に本拠地ダイス(白ダイス)を2個置く。 最後に、それぞれの初期ワールド、勢力タイルの指示に従ってダイスを取り、これを住民枠やカップ、製品としてタイル上に置く。 4.勝利点チップがプレイ人数×12点分用意される(例:3人なら36点分)。 *ゲームの流れ ゲーム終了条件が満たされるまでいくつかのラウンドを繰り返し行います。 ラウンドは次の5つのステップを順番に実行します。 &bold(){1.ダイスロール} &bold(){2.ダイスの配置} &bold(){3.ダイスの公開} &bold(){4.アクション実行} &bold(){5.帝国管理} 各ステップは全プレイヤーが同時に実行します。 ゲーム終了条件が満たされたら、そのラウンドが終了するとともにゲームが終了します。 最終的な得点計算を行って、最も多くの勝利点を獲得したプレイヤーが勝者です。 *ヴァリアブルフェイズシステム このゲームはヴァリアブルフェイズシステムが取り入れられています。 ヴァリアブルフェイズシステムとは、 「&bold(){各ラウンドの初めに、全プレイヤーは実行したい「フェイズ」を選択し、その結果によって実行できるフェイズが決定する}」 というシステムです。 このゲームでは、ラウンドの初めに各プレイヤーが「このラウンドで必ず実行したい」フェイズを1つだけ選択します。 全員が選択し終えたら、その結果が公表され、それによって実行できるフェイズが決定します。 フェイズは以下の5つがあります &ref(フェイズタイル.png) &bold(){Ⅰ探査、Ⅱ発展、Ⅲ移住、Ⅳ生産、Ⅴ出荷} &bold(){これらのフェイズのうち、選択されたフェイズのみが数字の順番に実行されます。} つまり、Ⅰ探査→Ⅱ発展→Ⅲ移住→Ⅳ生産→Ⅴ出荷の順番です。 誰も選ばなかったフェイズはそのラウンドでは実行されません。 ただし、自分が選択しなかったフェイズでも、他のプレイヤーが選択したフェイズを実行できる可能性はあります。 (他のヴァリアブルフェイズシステムのゲームと異なるのは、他プレイヤーが選択したフェイズは必ずしも実行できるとは限らないということと、自分が選んだフェイズを実行する際に特典がないということです。) &bold(){例} A、B、C、Dの4人プレイ時にA、BがⅣ生産を、CがⅡ発展を、DがⅤ出荷を選択したとします。 するとⅡ発展→Ⅳ生産→Ⅴ出荷の順にフェイズが実行されていきます。選択されなかったⅠ探査、Ⅲ移住フェイズは実行されません。 *プレイ では、各ラウンドで実際にやることを説明していきます。 なお、もう一度強調しますが、このゲームでは各ステップをすべてのプレイヤーが同時に実行します。 プレイヤーの「手番」はありません。 **1.ダイスロール このステップはBGAでは自動で行われます。 プレイヤーは自分のカップに入っているダイスを全て振ります。 &ref(ダイスロール.png) 自分のカップに入っているダイスとはここに表示されているダイスのことです。 住民枠や建設ゾーン、ワールドに製品として置かれているダイスは振られません。 **2.ダイスの配置 「1.ダイスロール」で振られたダイス目に従って各自のフェイズタイルにダイスを配置されます。 このステップでのダイス配置状況によって「4.アクション実行」で実行できるアクションが決定します。 まず、ダイスの出目に応じて各自のフェイズシートの対応する場所にダイスが置かれます(これは自動で行われます)。 BGAでは「*(ワイルドの目)」の出目は全て探査フェイズの列に置かれますが、これは任意の列に置くことができます ***フェイズ選択 次に、実行したいフェイズを1つだけ選択します。 任意のダイスを1個選び、これをフェイズタイル上の実行したいフェイズのスペースに置きます。 ここでダイスを置いたフェイズが「自分が選んだフェイズ」となります。 なお、&bold(){このときにダイス目のマークと実行したいフェイズのマークが異なっていても任意のフェイズにダイスを置くことができます。} ***ダイスの再配置 このステップでは、ダイスの再配置を実行することができます。これは任意なので、再配置しなくても構いません。 ダイスの再配置は各プレイヤーは各ラウンドで通常1回ずつ実行できる「命令」アクションか「タイル能力」によって実行できます。 ダイスを再配置する際にも、ダイスの出目とフェイズタイルのマークが一致している必要はありません。 ・&bold(){命令による再配置} 「命令」によってダイスを再配置する場合は、まず、任意のダイスを1個選び、選んだダイスを自分のカップに戻さなければけません(戻したダイスは当然そのラウンドでは使えなくなります)。 次に、残っている他のダイスのうち任意の1個を選んで異なるフェイズ列に再配置します。 ・&bold(){タイルの能力による再配置} 各タイルの指示に従ってダイスを再配置できます。 なお、「命令」も「タイル能力」での再配置も各ラウンドで1回ずつしか実行できません。 全プレイヤーがフェイズ選択と(必要ならば)再配置を終えたらこのステップは終了します。 &bold(){例} &ref(ダイス配置例.png) ダイスが振られた結果、このような出目になりました。 これらのダイスから任意のものを1個選び、フェイズタイルに配置して実行したいフェイズを1つ選びます。 &ref(ダイス配置例2.png) 今回は出荷ダイス1個を選んで発展フェイズタイルに置きました。 また、ワイルドの目は移住フェイズに置くことにしました。 さらに、出荷ダイス1個を命令によってカップに戻し、探査ダイス1個を移住フェイズに再配置することにしました。 &ref(ダイス配置例3.png) 最終的にこのようになりました。 **3.ダイスの公開 &bold(){(3人以上でのプレイ時)} 各プレイヤーの置いたダイスが公開されます。 どのプレイヤーも選ばなかったフェイズタイルには「×印」がつきます。 ×印がついたフェイズはこのラウンドでは実行できません。この×印がついたフェイズ列に置かれていたダイスは各自のカップに戻されます。 &bold(){(2人プレイ時のみ)} 各プレイヤーの置いたダイスが公開されます。 2人プレイ時のみ、誰のものでもない本拠地(白)ダイスが1個振られます。 このダイスの出目がどちらのプレイヤーも選んでいなかったフェイズの場合、そのフェイズと各プレイヤーが選んだフェイズ以外のフェイズタイルに「×印」がつきます。 このダイスの出目がどちらかのプレイヤーが選んでいたフェイズの場合は何も起こりません。 **4.アクション実行 各プレイヤーは選ばれた全てのフェイズを数字の順番に、各プレイヤー同時に実行していきます。 各フェイズでアクションを実行するには、各フェイズ列に置かれているダイス、フェイズタイルに置いたダイスを使用します。 各フェイズでは次のようなアクションを実行できます。 &bold(){Ⅰ探査フェイズ} &bold(){偵察}:新たなタイルを引き、各自の建設ゾーンに置く &bold(){備蓄}:銀河クレジット(お金)を得る &bold(){Ⅱ発展フェイズ} 各自の建設ゾーンの一番上に置かれているデベロップの開発を進める。完成したデベロップを自分のタイル置き場に移動させる。 &bold(){Ⅲ移住フェイズ} 各自の建設ゾーンの一番上に置かれているワールドへの移住を進める。完成したワールドを自分のタイル置き場に移動させる。 &bold(){Ⅳ生産フェイズ} 自分のタイル置き場にある灰色以外のワールドに製品を生産させる &bold(){Ⅴ出荷フェイズ} &bold(){交易}:製品を交易によって売却して銀河クレジットを得る &bold(){消費}:製品を消費して勝利点チップを得る 自分のフェイズ列(とフェイズタイル)にダイスがなければ、そのフェイズを実行することはできません(例え、ラウンド中にそのフェイズが実行されたとしても、必要なダイスが無ければアクションを実行できない)。 それぞれのフェイズでは、各自のフェイズ列にあるダイスを(可能な限り)すべて使用しなければいけません。 フェイズ列にあるダイスのうち、使用するダイスの順番は自由に選ぶことができます。 使用済みのダイスは住民枠に戻ります。(住民枠のダイスは後で銀河クレジット(お金)を支払ってカップに戻すことができます) もし可能な限りのダイスを使用しても余っているダイスがある場合は、そのダイスはカップに戻ります。 では、各フェイズで実行できるアクションの詳細を説明します。 ***Ⅰ探査 このアクションを実行するには、各自の探査フェイズ列にあるダイスを使用します。 このフェイズでは実行できるアクションが2つあります。 ・&bold(){偵察} このアクションでは新たなタイルを入手できます。 次の手順で実行します。 1.(この手順は任意です。)望むなら、自分の建設ゾーンにあるタイルを任意の枚数捨てる。 2.「手順1」で廃棄したタイル枚数+1枚のタイルを引く。 3.引いたタイルのどちらの面(デベロップ面かワールド面)を使用するかを選んで、自分の建設ゾーンの各山札の一番下に配置する。 4.使用済みのダイス1個を各自の住民枠に戻す 「手順1」について、この手順は任意です。タイルを捨てずに1枚だけタイルを引くこともできます。 また、タイルを捨てる際に、建設ゾーンのどの任意の場所にあるタイルを捨てられます。山札の一番上や一番下のタイルである必要はありません。 捨てたタイルは捨て札置き場に置かれます。タイルが全て引かれるまで戻りません。 &bold(){偵察の例} &ref(偵察例.png) 1回目の偵察では建設ゾーンにあったデベロップを1枚廃棄し、その後にタイルを引きました。 このとき、建設ゾーンのデベロップには1個のダイスが置かれていますが、これはそのまま残ります。 1枚のタイルを捨ててから偵察を行ったので、タイルを2枚引きました。 引いたタイルはどちらもワールドの山に加えました。 2回目の偵察ではタイルを破棄せずに偵察を行いました。 タイルを捨てずに偵察を行ったので、タイルを1枚だけ引きました。 引いたタイルはデベロップとして置きました。 3回目の偵察では建設ゾーンにあったデベロップとワールドを1枚ずつ廃棄してからタイルを引きました。 (この例からも分かる通り、破棄するタイルは一番上のタイルである必要はありません。) 2枚のタイルを捨ててから偵察を行ったのでタイルを3枚引きました。 これらのタイルを建設ゾーンに置いて、偵察アクションを終了しました。 ・&bold(){備蓄} このアクションではダイスを1つ住民枠に戻して銀河クレジット$2を得ます。 ***Ⅱ発展 このアクションを実行するには各自の発展フェイズ列にあるダイスを使用します。 このフェイズでは各自の建設ゾーンの山札の一番上にあるデベロップにダイスを1個ずつ置きます。 タイルに置かれたダイスの個数がデベロップのコストの数字に等しくなったとき、そのデベロップが完成します。 &ref(デベロップ.png) 例えば、このデベロップのコストは2です。 完成したデベロップは自分のタイル置き場に移動します。置かれていたダイスは各自の住民枠に戻されます。 もし、発展フェイズ列にまだダイスが残っているなら、次のデベロップの建設に使用できます。 1回の発展フェイズ中に複数のデベロップを完成させることができます。 建設ゾーンにデベロップがない状態で発展フェイズ列にダイスが残っている場合は、それらのダイスは各自のカップに戻ります。 なお、タイル能力によっては発展フェイズ以外のフェイズで建設ゾーンのデベロップが完成状態になってしまうことがあります。 (例:もともと建設ゾーンのデベロップに1個のダイスが置かれていたが、改良偵察機によってコスト1のデベロップが新たに一番上に置かれた等) この場合でも、発展フェイズが実行されない限りはデベロップは完成することはありません。また、そこに置かれているダイスが戻ることもありません。 完成状態のデベロップは次に発展フェイズが実行されたら、フェイズ開始時に完成します。 &bold(){例} &ref(発展フェイズ例1.png) 発展フェイズが実行されます。自分の発展フェイズ列にあるダイスを使用してデベロップの開発を進めます。 今、建設ゾーンの一番上にあるデベロップのコストは2です。 そのため、まず、発展フェイズ列にあるダイスから2個を選んでこのデベロップの開発に使用します。 このとき、発展フェイズ列にあるダイスならどの目のダイスを使用しても構いません。 &ref(発展フェイズ例2.png) 今回は赤ダイス2個を使用してデベロップの開発をしました。 このデベロップのコスト分のダイスが置かれたでの、このデベロップは完成します。 完成したデベロップは自分のタイル置き場へ移動します。 開発に使用したダイスは自分の住民枠へ戻ります。 &ref(発展フェイズ例3.png) 建設ゾーンにはこれ以上デベロップが無かったため、これで発展フェイズは終わります。 余っているダイスは住民枠ではなく、カップに戻ります。 もし、建設ゾーンにさらにデベロップがあったなら、このダイスは開発に使用されます。 ***Ⅲ移住 このアクションを実行するには各自の移住フェイズ列にあるダイスを使用します。 このフェイズでは各自の建設ゾーンの山札の一番上にあるワールドにダイスを1個ずつ置きます。 タイルに置かれたダイスの個数がワールドのコストの数字に等しくなったとき、そのワールドが完成します。 &ref(ゲームタイル.png) 例えば、このワールドのコストは2です。 完成したワールドは自分のタイル置き場に移動します。置かれていたダイスは各自の住民枠に戻されます。 もし、移住フェイズ列にまだダイスが残っているなら、次のワールドの建設に使用できます。 1回の移住フェイズ中に複数のワールドを完成させることができます。 建設ゾーンにワールドがない状態で移住フェイズ列にダイスが残っている場合は、それらのダイスは各自のカップに戻ります。 なお、タイル能力によっては移住フェイズ以外のフェイズで建設ゾーンのデベロップが完成状態になってしまうことがあります。 (例:もともと建設ゾーンのワールドに1個のダイスが置かれていたが、改良偵察機によってコスト1のワールドが新たに一番上に置かれた等) この場合でも、移住フェイズが実行されない限りはワールドは完成することはありません。また、そこに置かれているダイスが戻ることもありません。 完成状態のワールドは次に移住フェイズが実行されたら、フェイズ開始時に完成します。 &bold(){例} &ref(移住フェイズ例1.png) 移住フェイズが実行されます。自分の移住フェイズ列にあるダイスを使用してワールドへの移住を進めます。 今、建設ゾーンの一番上にあるワールドのコストは2です。 そのため、まず、移住フェイズ列にあるダイスから2個を選んでこのワールドへの移住に使用します。 このとき、移住フェイズ列にあるダイスならどの目のダイスを使用しても構いません。 &ref(移住フェイズ例2.png) このワールドのコスト分のダイスが置かれたでの、このワールドは完成します。 完成したワールドは自分のタイル置き場へ移動します。 開発に使用したダイスは自分の住民枠へ戻ります。 ***Ⅳ生産 このアクションを実行するには各自の生産フェイズ列にあるダイスを使用します。 このフェイズでは、各プレイヤーの灰色以外のワールドに製品を生産させます。 各自の生産フェイズ列にあるダイスを、各自のタイル置き場にある灰色以外のワールドに置きます。 1つのワールドは製品を1つしか生産できません。また、1つのワールドには1つまでしかダイスを置けません。 ワールドに置いたダイスがそのまま製品を表します。 ダイスを置く際、ダイスの色とワールドの色を一致させる必要はなく、どの色のダイスであっても任意のワールドの製品となります。 余った生産フェイズ列にあるダイスは各自のカップに戻ります。 &bold(){例} &ref(生産フェイズ例1.png) 生産フェイズが実行されます。自分の生産フェイズ列にあるダイスを使用して、ワールドに製品を生産させます。 この例の場合、ワールドは4つありますが、この中から製品としてダイスを置くワールドを選びます。 (ただし、灰色のワールドには製品を生産させることはできません。) 生産フェイズ列にはダイスが3個あるので、3つのワールドに製品を生産させます。 また、1つのワールドには1つまでの製品しか生産させることができません。 既に製品としてダイスが置かれているワールドには生産させられません。 &ref(生産フェイズ例2.png) 製品としてダイスを置く際にワールドの色とダイスの色を一致させる必要はありません。 例えば、白や赤のダイスを青のワールドに置いても構いません。 ただし、次の出荷フェイズで消費アクションを実行する際に色の一致が関係してきます。 ***Ⅴ出荷 このアクションを実行するには、各自の出荷フェイズ列にあるダイスと各プレイヤーのタイル置き場にある製品を表すダイスを使用します。 このフェイズでは実行できるアクションが「交易」と「消費」の2つがあります。 ・&bold(){交易} このアクションでは製品を売却して銀河クレジットを獲得できます。 各自のタイル置き場にある製品を表すダイス1個と出荷フェイズ列にあるダイス1個を各自の住民枠に戻します。 そして、製品が置かれていたワールドの色に対応する次の銀河クレジットを得ます。 &bold(){嗜好品(青)ワールド:$3} &bold(){希少元素(茶色)ワールド:$4} &bold(){遺伝子資源(緑)ワールド:$5} &bold(){異星種族技術(黄色)ワールド:$6} フェイズ終了時に製品が残っていたなら、その製品はそのまま残ります。 出荷ダイスが残っていた場合は、出荷ダイスはカップに戻ります。 &bold(){例} &ref(出荷フェイズ例1.png) 出荷フェイズが実行されます。 出荷フェイズでは「交易」と「消費」を任意の組み合わせで実行することができますが、今回は交易のみ実行することにしました。 出荷フェイズでは出荷フェイズ列にあるダイスとワールドに製品として置かれているダイスをどちらも使用してアクションを実行します。 &ref(出荷フェイズ例3.png) 交易フェイズでは売却する製品が置かれているワールドの色によってのみ、得られる銀河クレジットの量が変動します。 まず、茶色ワールドの製品を売却して$4を得ます。 さらに、青ワールドの製品を売却して$3を得て、このフェイズを終わります。 アクションに使用した出荷フェイズ列のダイスと、売却した製品を表すダイスは全て住民枠に戻ります。 残った製品はそのまま残ります。 ・&bold(){消費} このアクションでは製品を出荷して勝利点チップを獲得します。 各自のタイル置き場にある製品を表すダイス1個と出荷フェイズ列にあるダイス1個を各自の住民枠に戻します。 そして、次の通りに勝利点チップを獲得します。 &bold(){勝利点チップ1枚:消費アクションを行えばいつでも} &bold(){追加1勝利点チップ:製品を表すダイスの色と、それが置かれているワールドの色が一致している} &bold(){追加1勝利点チップ:消費に使用する出荷ダイスの色と、消費する製品が置かれているワールドの色が一致している} つまり、全く一致していなくとも勝利点チップは1枚もらえますが、ワールドの色と製品ダイスの色、出荷ダイスの色が全て一致していれば勝利点チップは3枚もらえます。 以下に表にしてまとめました &ref(消費表.png) なお、&bold(){紫色のダイス(消費ダイス)は製品・出荷ダイスのどちらに用いても常にワールドの色と一致しているとみなします。} つまり、製品と出荷ダイスの両方で紫色の消費ダイスを使用すると3枚の勝利点チップを獲得できます。 フェイズ終了時に製品が残っていたなら、その製品はそのまま残ります。 出荷ダイスが残っていた場合は、出荷ダイスはカップに戻ります。 &bold(){例} &ref(出荷フェイズ例1.png) 出荷フェイズが実行されます。 出荷フェイズでは「交易」と「消費」を任意の組み合わせで実行することができますが、今回は消費のみ実行することにしました。 出荷フェイズでは出荷フェイズ列にあるダイスとワールドに製品として置かれているダイスをどちらも使用してアクションを実行します。 &ref(出荷フェイズ例2.png) 消費アクションでは消費する製品が置かれているワールドの色、製品ダイスの色、出荷ダイスの色に一致があるかどうかで得られる勝利点チップの量が変動します。 まず、茶色ワールドの製品を消費します。 茶色ワールドの製品ダイスの色は茶色で、これはワールドの色と一致しています。 さらに、消費アクションに使用する出荷ダイスの色も茶色で、これもワールドの色と一致しています。 そのため得られる勝利点チップは3枚です。 次に、青ワールドの製品を消費します。 青ワールドの製品ダイスの色は青で、これはワールドの色と一致しています。 しかし、消費アクションに使用する出荷ダイスの色は白で、これはワールドの色と一致していません。 そのため、得られる勝利点チップは2枚です。 アクションに使用した出荷ダイスと、消費した製品を表すダイスは全て住民枠に戻ります。 残った製品はそのまま残ります。 **5.帝国管理 プレイヤーが選んだフェイズが全て実行されたら最後の「5.帝国管理」ステップになります。 このステップは、各自のカップにダイスを戻すステップです。 ・&bold(){雇用} このアクションは&bold(){強制}です。 ラウンド中にアクションを実行したことにより住民枠に戻ったダイスを銀河クレジットを支払うことによってカップに戻すことができます。 ダイス1個を戻すためには銀河クレジット$1を支払わなければいけません。 戻すダイスは自由に選ぶことができます。 ただし、銀河クレジットが残っているならば、銀河クレジットが$0になるか、住民枠が空になるまでダイスを戻さなければいけません。 ・&bold(){撤収} このアクションは&bold(){任意}です。 自分の建設ゾーンに置かれているダイスやタイル置き場のワールドに製品として置かれているダイスを任意の数だけ各自のカップに戻すことができます。 ダイスの撤収は銀河クレジットを消費せずに行うことができます。 ただし、&bold(){雇用アクションを行ってもダイスを1個も戻すことができない場合は、必ず撤収で1個以上のダイスをカップに戻さなければいけません。} &bold(){例} &ref(帝国管理例.png) ラウンド中の全てのフェイズが終了したら帝国管理ステップが実行されます。 このステップでは、各自の住民枠にあるダイスを銀河クレジットを支払うことでカップに戻さなければいけません。 ダイス1個につき$1を支払う必要があります。 ただし、銀河クレジットが残っているなら必ずダイスを戻さなければいけません。 また、各プレイヤーの建設ゾーンやタイル置き場の製品ダイスをカップに戻すこともできます。 これには銀河クレジットを支払う必要はありません。 *ラウンド終了 「1.ダイスロール」~「5.帝国管理」までのすべてのステップが終わったらラウンドが終了します。 このとき、銀河クレジットが$0ならば、$1を自動的に得ます。 ゲーム終了条件が満たされいなければ、新たなラウンドが開始されます。 ラウンド中にゲーム終了条件が満たされたなら、ラウンド終了と共にゲームが終了します。 *ゲーム終了 次の2つのゲーム終了条件のうち、どちらか1つでも満たされたラウンドが終了したらゲームが終了します。 ゲーム終了条件 ・&bold(){誰かのタイル置き場に12枚分のタイルがある} ゲーム開始時に配られる勢力タイルはタイル2枚分として計算されます。 ・&bold(){「用意された勝利点チップ」が尽きる} 用意された勝利点チップとはゲーム開始時にプレイ人数×12枚用意される勝利点チップのことです。 ゲームが終了したら、最終得点計算を行います。 次の点数を合計します。 ・&bold(){ゲーム中に獲得した勝利点チップ} 1枚につき1点です ・&bold(){自分のタイル置き場にあるデベロップやワールドのコスト1につき1点} 建設ゾーンのタイルは得点対象外です。勢力タイルや本拠地ワールドのコストも計算されます。 ・&bold(){6コストデベロップによるボーナス点} デベロップのコストである6勝利点に加えてボーナス勝利点を得ます。 これらを合計して、最も多くの勝利点を獲得しているプレイヤーが勝者です。 得点が同数のプレイヤーがいる場合のタイブレークは次の通りです。 (各自のカップ内のダイス数)+(各自の所有銀河クレジット)の合計が多いプレイヤーが上位です。 これも同点の場合は同順位となります。 *レースフォーザギャラクシーとの主な相違点 ・フェイズの実行順が異なります 出荷(レース~における消費)は生産の後に実行されます ・フェイズ選択によるボーナスはありません ・発展や移住でタイルを2枚以上建設できます 1フェイズで複数枚のデベロップやワールドを完成させることができます ・VPはタイルのコスト数字に等しいです ・軍事力の概念はありません その代わりに、軍事ダイスは発展や移住の出目が出やすくなっています ・交易での各製品の価値がレースよりも1大きいです 例えば、緑の製品を売却した場合は$5もらえます ・出荷フェイズで交易をおこなう際、出荷担当のダイスと製品のペアがある限り複数回の製品の売却ができます *ダイスの内訳とタイル一覧 ダイスの内訳は次の通りです。 &ref(ダイス内訳.png) ロール・フォー・ザ・ギャラクシーのタイル一覧は以下のページをご覧ください。 #navi() *faq BGAでゲームプレイする上でのfaqを示します。 ・緑ワールドのみ、コストの左上に小さい点が描かれているのはなぜ? -これは色弱者が茶色ワールドと緑ワールドを見分けるためのものです。緑ワールドにのみ、このような点が描かれています。 ・即時効果の一部としてダイスを除外する場合、自分のダイスならどれを除外してもよいか? -はい ・カップ内、フェイズタイル上、建設ゾーン、ワールドに置かれているダイスを除外した場合どうなるか? -ただ単にダイスが除外されるだけです。フェイズ選択のためにフェイズタイルに置いたダイスを除外したとしても、そのフェイズは実行されます。 ・タイル効果の中には、異星種族(黄色)ダイスを使って探査フェイズを実行する時に効果を発揮するものがあるが、黄色ダイスには探査の目がない。どうすればよいか? -黄色ダイスを再配置パワーを使用して探査フェイズ列に置くか、ワイルドの目の黄色ダイスを探査フェイズに配置すればよい。 ・端数切り上げとは? -指示された数字で除法を行った後に小数点以下の数字が発生する場合に、それを1として扱うことを意味する。 例えば、「コスト合計値の1/3を点数として得る(端数切り上げ)。」というような効果の場合、コスト合計値が10なら10÷3=3.33...なので、4点を得ることを意味します。
&bold(){Roll for the Galaxy} &ref(https://x.boardgamearena.net/data/themereleases/171205-1700/games/rollforthegalaxy/171206-1932/img/game_box180.png) [[BGAでプレイ>https://ja.boardgamearena.com/#!gamepanel?game=rollforthegalaxy]] #contents *ゲーム画面 &ref(ロールフォーザギャラクシー全体.png) *目的 最も多くの勝利点を獲得すること。-以下、フレーバーテキスト(一部、HJからの引用) レース・フォー・ザ・ギャラクシーのダイスゲーム。 ロール・フォー・ザ・ギャラクシーは、宇宙帝国の建立を競うダイスゲームだ。7種類の専用ダイスが君の労働者となる。 毎ラウンド、ダイスをふって任務に配置し、新たなテクノロジーの獲得やまだ見ぬ世界への移住や製品の出荷を行おう。 最も豊かな宇宙帝国をその手にできるか? ダイスに運命を託せ! *このゲームで使うもの (ここでは、BGAで表示されるもののみ記載します。) プレイヤーマット 5枚 &ref(プレイヤーマット.jpg) 1:カップ 2:住民枠 3:建設ゾーン 4:銀河クレジットトラック フェイズタイル 5枚 &ref(フェイズタイル.png) 勢力タイル 9枚 &ref(勢力タイル.png) 本拠地ワールドタイル 9枚 &ref(初期タイル.png) 特殊6面体ダイス 111個 &ref(minidice.png) ・本拠地ダイス(白) 25個 ・軍事ダイス(赤) 22個 ・消費ダイス(紫) 9個 ・嗜好品ダイス(水色) 20個 ・希少元素ダイス(茶) 14個 ・遺伝子資源ダイス(緑) 12個 ・異種種族技術ダイス(黄) 9個 ゲームタイル 55枚 &ref(ゲームタイル.png) 勝利点(VP)チップ *画面説明 &ref(画面説明.png) 1:フェイズタイル 2:プレイヤーマット 3:タイル置き場 4:勝利点チップのストック **タイルの見方 ロールフォーザギャラクシーでは様々なタイルを使用します。 タイルは片面が「デベロップ」面、裏面が「ワールド」面になっています。 まず、これらについて軽く説明します。(レースフォーザギャラクシーをプレイしたことのある方は読み飛ばして構いません) このゲームで使用するタイルの一例です。 &ref(デベロップ例.png)&ref(ワールド例.png) タイルの左上に注目してください。数字が書かれていますが、その数字が◇や○で囲まれています。 これによってタイルがデベロップ面なのか、ワールド面なのかが決まります。 &bold(){◇で囲まれているのが「デベロップ」} &bold(){○で囲まれているのが「ワールド」} です。 その他のことについてはBGAではタイルにマウスカーソルを合わせると表示されるツールチップに書かれているので、それを見てください。 とりあえず、 &bold(){◇で囲まれているのが「デベロップ」} &bold(){○で囲まれているのが「ワールド」} これだけを覚えてください。 *セットアップ 1.各プレイヤーに次のものが配られる。(BGAではこれは自動で行われる) ダイスカップ(BGAでは表示されない) プレイヤーマット 本拠地ワールドタイルと勢力タイル(これらはランダムに1枚ずつ) 2.各プレイヤーにゲームタイルが2枚(これもランダム)配られる。 その後、配られたタイルのどちらの面を使用するのかを決めて、自分のプレイヤーマットに置く。 このとき、1枚はデベロップを上に、残りはワールドを上にして置く。 3.各プレイヤーはダイスを受け取る。(BGAではこれは自動で行われる) まず、3個の本拠地ダイス(白ダイス)を自分のカップに入れる。 次に、住民枠に本拠地ダイス(白ダイス)を2個置く。 最後に、それぞれの初期ワールド、勢力タイルの指示に従ってダイスを取り、これを住民枠やカップ、製品としてタイル上に置く。 4.勝利点チップがプレイ人数×12点分用意される(例:3人なら36点分)。 *ゲームの流れ ゲーム終了条件が満たされるまでいくつかのラウンドを繰り返し行います。 ラウンドは次の5つのステップを順番に実行します。 &bold(){1.ダイスロール} &bold(){2.ダイスの配置} &bold(){3.ダイスの公開} &bold(){4.アクション実行} &bold(){5.帝国管理} 各ステップは全プレイヤーが同時に実行します。 ゲーム終了条件が満たされたら、そのラウンドが終了するとともにゲームが終了します。 最終的な得点計算を行って、最も多くの勝利点を獲得したプレイヤーが勝者です。 *ヴァリアブルフェイズシステム このゲームはヴァリアブルフェイズシステムが取り入れられています。 ヴァリアブルフェイズシステムとは、 「&bold(){各ラウンドの初めに、全プレイヤーは実行したい「フェイズ」を選択し、その結果によって実行できるフェイズが決定する}」 というシステムです。 このゲームでは、ラウンドの初めに各プレイヤーが「このラウンドで必ず実行したい」フェイズを1つだけ選択します。 全員が選択し終えたら、その結果が公表され、それによって実行できるフェイズが決定します。 フェイズは以下の5つがあります &ref(フェイズタイル.png) &bold(){Ⅰ探査、Ⅱ発展、Ⅲ移住、Ⅳ生産、Ⅴ出荷} &bold(){これらのフェイズのうち、選択されたフェイズのみが数字の順番に実行されます。} つまり、Ⅰ探査→Ⅱ発展→Ⅲ移住→Ⅳ生産→Ⅴ出荷の順番です。 誰も選ばなかったフェイズはそのラウンドでは実行されません。 ただし、自分が選択しなかったフェイズでも、他のプレイヤーが選択したフェイズを実行できる可能性はあります。 (他のヴァリアブルフェイズシステムのゲームと異なるのは、他プレイヤーが選択したフェイズは必ずしも実行できるとは限らないということと、自分が選んだフェイズを実行する際に特典がないということです。) &bold(){例} A、B、C、Dの4人プレイ時にA、BがⅣ生産を、CがⅡ発展を、DがⅤ出荷を選択したとします。 するとⅡ発展→Ⅳ生産→Ⅴ出荷の順にフェイズが実行されていきます。選択されなかったⅠ探査、Ⅲ移住フェイズは実行されません。 *プレイ では、各ラウンドで実際にやることを説明していきます。 なお、もう一度強調しますが、このゲームでは各ステップをすべてのプレイヤーが同時に実行します。 プレイヤーの「手番」はありません。 **1.ダイスロール このステップはBGAでは自動で行われます。 プレイヤーは自分のカップに入っているダイスを全て振ります。 &ref(ダイスロール.png) 自分のカップに入っているダイスとはここに表示されているダイスのことです。 住民枠や建設ゾーン、ワールドに製品として置かれているダイスは振られません。 **2.ダイスの配置 「1.ダイスロール」で振られたダイス目に従って各自のフェイズタイルにダイスを配置されます。 このステップでのダイス配置状況によって「4.アクション実行」で実行できるアクションが決定します。 まず、ダイスの出目に応じて各自のフェイズシートの対応する場所にダイスが置かれます(これは自動で行われます)。 BGAでは「*(ワイルドの目)」の出目は全て探査フェイズの列に置かれますが、これは任意の列に置くことができます ***フェイズ選択 次に、実行したいフェイズを1つだけ選択します。 任意のダイスを1個選び、これをフェイズタイル上の実行したいフェイズのスペースに置きます。 ここでダイスを置いたフェイズが「自分が選んだフェイズ」となります。 なお、&bold(){このときにダイス目のマークと実行したいフェイズのマークが異なっていても任意のフェイズにダイスを置くことができます。} ***ダイスの再配置 このステップでは、ダイスの再配置を実行することができます。これは任意なので、再配置しなくても構いません。 ダイスの再配置は各プレイヤーは各ラウンドで通常1回ずつ実行できる「命令」アクションか「タイル能力」によって実行できます。 ダイスを再配置する際にも、ダイスの出目とフェイズタイルのマークが一致している必要はありません。 ・&bold(){命令による再配置} 「命令」によってダイスを再配置する場合は、まず、任意のダイスを1個選び、選んだダイスを自分のカップに戻さなければけません(戻したダイスは当然そのラウンドでは使えなくなります)。 次に、残っている他のダイスのうち任意の1個を選んで異なるフェイズ列に再配置します。 ・&bold(){タイルの能力による再配置} 各タイルの指示に従ってダイスを再配置できます。 なお、「命令」も「タイル能力」での再配置も各ラウンドで1回ずつしか実行できません。 全プレイヤーがフェイズ選択と(必要ならば)再配置を終えたらこのステップは終了します。 &bold(){例} &ref(ダイス配置例.png) ダイスが振られた結果、このような出目になりました。 これらのダイスから任意のものを1個選び、フェイズタイルに配置して実行したいフェイズを1つ選びます。 &ref(ダイス配置例2.png) 今回は出荷ダイス1個を選んで発展フェイズタイルに置きました。 また、ワイルドの目は移住フェイズに置くことにしました。 さらに、出荷ダイス1個を命令によってカップに戻し、探査ダイス1個を移住フェイズに再配置することにしました。 &ref(ダイス配置例3.png) 最終的にこのようになりました。 **3.ダイスの公開 &bold(){(3人以上でのプレイ時)} 各プレイヤーの置いたダイスが公開されます。 どのプレイヤーも選ばなかったフェイズタイルには「×印」がつきます。 ×印がついたフェイズはこのラウンドでは実行できません。この×印がついたフェイズ列に置かれていたダイスは各自のカップに戻されます。 &bold(){(2人プレイ時のみ)} 各プレイヤーの置いたダイスが公開されます。 2人プレイ時のみ、誰のものでもない本拠地(白)ダイスが1個振られます。 このダイスの出目がどちらのプレイヤーも選んでいなかったフェイズの場合、そのフェイズと各プレイヤーが選んだフェイズ以外のフェイズタイルに「×印」がつきます。 このダイスの出目がどちらかのプレイヤーが選んでいたフェイズの場合は何も起こりません。 **4.アクション実行 各プレイヤーは選ばれた全てのフェイズを数字の順番に、各プレイヤー同時に実行していきます。 各フェイズでアクションを実行するには、各フェイズ列に置かれているダイス、フェイズタイルに置いたダイスを使用します。 各フェイズでは次のようなアクションを実行できます。 &bold(){Ⅰ探査フェイズ} &bold(){偵察}:新たなタイルを引き、各自の建設ゾーンに置く &bold(){備蓄}:銀河クレジット(お金)を得る &bold(){Ⅱ発展フェイズ} 各自の建設ゾーンの一番上に置かれているデベロップの開発を進める。完成したデベロップを自分のタイル置き場に移動させる。 &bold(){Ⅲ移住フェイズ} 各自の建設ゾーンの一番上に置かれているワールドへの移住を進める。完成したワールドを自分のタイル置き場に移動させる。 &bold(){Ⅳ生産フェイズ} 自分のタイル置き場にある灰色以外のワールドに製品を生産させる &bold(){Ⅴ出荷フェイズ} &bold(){交易}:製品を交易によって売却して銀河クレジットを得る &bold(){消費}:製品を消費して勝利点チップを得る 自分のフェイズ列(とフェイズタイル)にダイスがなければ、そのフェイズを実行することはできません(例え、ラウンド中にそのフェイズが実行されたとしても、必要なダイスが無ければアクションを実行できない)。 それぞれのフェイズでは、各自のフェイズ列にあるダイスを(可能な限り)すべて使用しなければいけません。 フェイズ列にあるダイスのうち、使用するダイスの順番は自由に選ぶことができます。 使用済みのダイスは住民枠に戻ります。(住民枠のダイスは後で銀河クレジット(お金)を支払ってカップに戻すことができます) もし可能な限りのダイスを使用しても余っているダイスがある場合は、そのダイスはカップに戻ります。 では、各フェイズで実行できるアクションの詳細を説明します。 ***Ⅰ探査 このアクションを実行するには、各自の探査フェイズ列にあるダイスを使用します。 このフェイズでは実行できるアクションが2つあります。 ・&bold(){偵察} このアクションでは新たなタイルを入手できます。 次の手順で実行します。 1.(この手順は任意です。)望むなら、自分の建設ゾーンにあるタイルを任意の枚数捨てる。 2.「手順1」で廃棄したタイル枚数+1枚のタイルを引く。 3.引いたタイルのどちらの面(デベロップ面かワールド面)を使用するかを選んで、自分の建設ゾーンの各山札の一番下に配置する。 4.使用済みのダイス1個を各自の住民枠に戻す 「手順1」について、この手順は任意です。タイルを捨てずに1枚だけタイルを引くこともできます。 また、タイルを捨てる際に、建設ゾーンのどの任意の場所にあるタイルを捨てられます。山札の一番上や一番下のタイルである必要はありません。 捨てたタイルは捨て札置き場に置かれます。タイルが全て引かれるまで戻りません。 &bold(){偵察の例} &ref(偵察例.png) 1回目の偵察では建設ゾーンにあったデベロップを1枚廃棄し、その後にタイルを引きました。 このとき、建設ゾーンのデベロップには1個のダイスが置かれていますが、これはそのまま残ります。 1枚のタイルを捨ててから偵察を行ったので、タイルを2枚引きました。 引いたタイルはどちらもワールドの山に加えました。 2回目の偵察ではタイルを破棄せずに偵察を行いました。 タイルを捨てずに偵察を行ったので、タイルを1枚だけ引きました。 引いたタイルはデベロップとして置きました。 3回目の偵察では建設ゾーンにあったデベロップとワールドを1枚ずつ廃棄してからタイルを引きました。 (この例からも分かる通り、破棄するタイルは一番上のタイルである必要はありません。) 2枚のタイルを捨ててから偵察を行ったのでタイルを3枚引きました。 これらのタイルを建設ゾーンに置いて、偵察アクションを終了しました。 ・&bold(){備蓄} このアクションではダイスを1つ住民枠に戻して銀河クレジット$2を得ます。 ***Ⅱ発展 このアクションを実行するには各自の発展フェイズ列にあるダイスを使用します。 このフェイズでは各自の建設ゾーンの山札の一番上にあるデベロップにダイスを1個ずつ置きます。 タイルに置かれたダイスの個数がデベロップのコストの数字に等しくなったとき、そのデベロップが完成します。 &ref(デベロップ.png) 例えば、このデベロップのコストは2です。 完成したデベロップは自分のタイル置き場に移動します。置かれていたダイスは各自の住民枠に戻されます。 もし、発展フェイズ列にまだダイスが残っているなら、次のデベロップの建設に使用できます。 1回の発展フェイズ中に複数のデベロップを完成させることができます。 建設ゾーンにデベロップがない状態で発展フェイズ列にダイスが残っている場合は、それらのダイスは各自のカップに戻ります。 なお、タイル能力によっては発展フェイズ以外のフェイズで建設ゾーンのデベロップが完成状態になってしまうことがあります。 (例:もともと建設ゾーンのデベロップに1個のダイスが置かれていたが、改良偵察機によってコスト1のデベロップが新たに一番上に置かれた等) この場合でも、発展フェイズが実行されない限りはデベロップは完成することはありません。また、そこに置かれているダイスが戻ることもありません。 完成状態のデベロップは次に発展フェイズが実行されたら、フェイズ開始時に完成します。 &bold(){例} &ref(発展フェイズ例1.png) 発展フェイズが実行されます。自分の発展フェイズ列にあるダイスを使用してデベロップの開発を進めます。 今、建設ゾーンの一番上にあるデベロップのコストは2です。 そのため、まず、発展フェイズ列にあるダイスから2個を選んでこのデベロップの開発に使用します。 このとき、発展フェイズ列にあるダイスならどの目のダイスを使用しても構いません。 &ref(発展フェイズ例2.png) 今回は赤ダイス2個を使用してデベロップの開発をしました。 このデベロップのコスト分のダイスが置かれたでの、このデベロップは完成します。 完成したデベロップは自分のタイル置き場へ移動します。 開発に使用したダイスは自分の住民枠へ戻ります。 &ref(発展フェイズ例3.png) 建設ゾーンにはこれ以上デベロップが無かったため、これで発展フェイズは終わります。 余っているダイスは住民枠ではなく、カップに戻ります。 もし、建設ゾーンにさらにデベロップがあったなら、このダイスは開発に使用されます。 ***Ⅲ移住 このアクションを実行するには各自の移住フェイズ列にあるダイスを使用します。 このフェイズでは各自の建設ゾーンの山札の一番上にあるワールドにダイスを1個ずつ置きます。 タイルに置かれたダイスの個数がワールドのコストの数字に等しくなったとき、そのワールドが完成します。 &ref(ゲームタイル.png) 例えば、このワールドのコストは2です。 完成したワールドは自分のタイル置き場に移動します。置かれていたダイスは各自の住民枠に戻されます。 もし、移住フェイズ列にまだダイスが残っているなら、次のワールドの建設に使用できます。 1回の移住フェイズ中に複数のワールドを完成させることができます。 建設ゾーンにワールドがない状態で移住フェイズ列にダイスが残っている場合は、それらのダイスは各自のカップに戻ります。 なお、タイル能力によっては移住フェイズ以外のフェイズで建設ゾーンのデベロップが完成状態になってしまうことがあります。 (例:もともと建設ゾーンのワールドに1個のダイスが置かれていたが、改良偵察機によってコスト1のワールドが新たに一番上に置かれた等) この場合でも、移住フェイズが実行されない限りはワールドは完成することはありません。また、そこに置かれているダイスが戻ることもありません。 完成状態のワールドは次に移住フェイズが実行されたら、フェイズ開始時に完成します。 &bold(){例} &ref(移住フェイズ例1.png) 移住フェイズが実行されます。自分の移住フェイズ列にあるダイスを使用してワールドへの移住を進めます。 今、建設ゾーンの一番上にあるワールドのコストは2です。 そのため、まず、移住フェイズ列にあるダイスから2個を選んでこのワールドへの移住に使用します。 このとき、移住フェイズ列にあるダイスならどの目のダイスを使用しても構いません。 &ref(移住フェイズ例2.png) このワールドのコスト分のダイスが置かれたでの、このワールドは完成します。 完成したワールドは自分のタイル置き場へ移動します。 開発に使用したダイスは自分の住民枠へ戻ります。 ***Ⅳ生産 このアクションを実行するには各自の生産フェイズ列にあるダイスを使用します。 このフェイズでは、各プレイヤーの灰色以外のワールドに製品を生産させます。 各自の生産フェイズ列にあるダイスを、各自のタイル置き場にある灰色以外のワールドに置きます。 1つのワールドは製品を1つしか生産できません。また、1つのワールドには1つまでしかダイスを置けません。 ワールドに置いたダイスがそのまま製品を表します。 ダイスを置く際、ダイスの色とワールドの色を一致させる必要はなく、どの色のダイスであっても任意のワールドの製品となります。 余った生産フェイズ列にあるダイスは各自のカップに戻ります。 &bold(){例} &ref(生産フェイズ例1.png) 生産フェイズが実行されます。自分の生産フェイズ列にあるダイスを使用して、ワールドに製品を生産させます。 この例の場合、ワールドは4つありますが、この中から製品としてダイスを置くワールドを選びます。 (ただし、灰色のワールドには製品を生産させることはできません。) 生産フェイズ列にはダイスが3個あるので、3つのワールドに製品を生産させます。 また、1つのワールドには1つまでの製品しか生産させることができません。 既に製品としてダイスが置かれているワールドには生産させられません。 &ref(生産フェイズ例2.png) 製品としてダイスを置く際にワールドの色とダイスの色を一致させる必要はありません。 例えば、白や赤のダイスを青のワールドに置いても構いません。 ただし、次の出荷フェイズで消費アクションを実行する際に色の一致が関係してきます。 ***Ⅴ出荷 このアクションを実行するには、各自の出荷フェイズ列にあるダイスと各プレイヤーのタイル置き場にある製品を表すダイスを使用します。 このフェイズでは実行できるアクションが「交易」と「消費」の2つがあります。 ・&bold(){交易} このアクションでは製品を売却して銀河クレジットを獲得できます。 各自のタイル置き場にある製品を表すダイス1個と出荷フェイズ列にあるダイス1個を各自の住民枠に戻します。 そして、製品が置かれていたワールドの色に対応する次の銀河クレジットを得ます。 &bold(){嗜好品(青)ワールド:$3} &bold(){希少元素(茶色)ワールド:$4} &bold(){遺伝子資源(緑)ワールド:$5} &bold(){異星種族技術(黄色)ワールド:$6} フェイズ終了時に製品が残っていたなら、その製品はそのまま残ります。 出荷ダイスが残っていた場合は、出荷ダイスはカップに戻ります。 &bold(){例} &ref(出荷フェイズ例1.png) 出荷フェイズが実行されます。 出荷フェイズでは「交易」と「消費」を任意の組み合わせで実行することができますが、今回は交易のみ実行することにしました。 出荷フェイズでは出荷フェイズ列にあるダイスとワールドに製品として置かれているダイスをどちらも使用してアクションを実行します。 &ref(出荷フェイズ例3.png) 交易フェイズでは売却する製品が置かれているワールドの色によってのみ、得られる銀河クレジットの量が変動します。 まず、茶色ワールドの製品を売却して$4を得ます。 さらに、青ワールドの製品を売却して$3を得て、このフェイズを終わります。 アクションに使用した出荷フェイズ列のダイスと、売却した製品を表すダイスは全て住民枠に戻ります。 残った製品はそのまま残ります。 ・&bold(){消費} このアクションでは製品を出荷して勝利点チップを獲得します。 各自のタイル置き場にある製品を表すダイス1個と出荷フェイズ列にあるダイス1個を各自の住民枠に戻します。 そして、次の通りに勝利点チップを獲得します。 &bold(){勝利点チップ1枚:消費アクションを行えばいつでも} &bold(){追加1勝利点チップ:製品を表すダイスの色と、それが置かれているワールドの色が一致している} &bold(){追加1勝利点チップ:消費に使用する出荷ダイスの色と、消費する製品が置かれているワールドの色が一致している} つまり、全く一致していなくとも勝利点チップは1枚もらえますが、ワールドの色と製品ダイスの色、出荷ダイスの色が全て一致していれば勝利点チップは3枚もらえます。 以下に表にしてまとめました &ref(消費表.png) なお、&bold(){紫色のダイス(消費ダイス)は製品・出荷ダイスのどちらに用いても常にワールドの色と一致しているとみなします。} つまり、製品と出荷ダイスの両方で紫色の消費ダイスを使用すると3枚の勝利点チップを獲得できます。 フェイズ終了時に製品が残っていたなら、その製品はそのまま残ります。 出荷ダイスが残っていた場合は、出荷ダイスはカップに戻ります。 &bold(){例} &ref(出荷フェイズ例1.png) 出荷フェイズが実行されます。 出荷フェイズでは「交易」と「消費」を任意の組み合わせで実行することができますが、今回は消費のみ実行することにしました。 出荷フェイズでは出荷フェイズ列にあるダイスとワールドに製品として置かれているダイスをどちらも使用してアクションを実行します。 &ref(出荷フェイズ例2.png) 消費アクションでは消費する製品が置かれているワールドの色、製品ダイスの色、出荷ダイスの色に一致があるかどうかで得られる勝利点チップの量が変動します。 まず、茶色ワールドの製品を消費します。 茶色ワールドの製品ダイスの色は茶色で、これはワールドの色と一致しています。 さらに、消費アクションに使用する出荷ダイスの色も茶色で、これもワールドの色と一致しています。 そのため得られる勝利点チップは3枚です。 次に、青ワールドの製品を消費します。 青ワールドの製品ダイスの色は青で、これはワールドの色と一致しています。 しかし、消費アクションに使用する出荷ダイスの色は白で、これはワールドの色と一致していません。 そのため、得られる勝利点チップは2枚です。 アクションに使用した出荷ダイスと、消費した製品を表すダイスは全て住民枠に戻ります。 残った製品はそのまま残ります。 **5.帝国管理 プレイヤーが選んだフェイズが全て実行されたら最後の「5.帝国管理」ステップになります。 このステップは、各自のカップにダイスを戻すステップです。 ・&bold(){雇用} このアクションは&bold(){強制}です。 ラウンド中にアクションを実行したことにより住民枠に戻ったダイスを銀河クレジットを支払うことによってカップに戻すことができます。 ダイス1個を戻すためには銀河クレジット$1を支払わなければいけません。 戻すダイスは自由に選ぶことができます。 ただし、銀河クレジットが残っているならば、銀河クレジットが$0になるか、住民枠が空になるまでダイスを戻さなければいけません。 ・&bold(){撤収} このアクションは&bold(){任意}です。 自分の建設ゾーンに置かれているダイスやタイル置き場のワールドに製品として置かれているダイスを任意の数だけ各自のカップに戻すことができます。 ダイスの撤収は銀河クレジットを消費せずに行うことができます。 ただし、&bold(){雇用アクションを行ってもダイスを1個も戻すことができない場合は、必ず撤収で1個以上のダイスをカップに戻さなければいけません。} &bold(){例} &ref(帝国管理例.png) ラウンド中の全てのフェイズが終了したら帝国管理ステップが実行されます。 このステップでは、各自の住民枠にあるダイスを銀河クレジットを支払うことでカップに戻さなければいけません。 ダイス1個につき$1を支払う必要があります。 ただし、銀河クレジットが残っているなら必ずダイスを戻さなければいけません。 また、各プレイヤーの建設ゾーンやタイル置き場の製品ダイスをカップに戻すこともできます。 これには銀河クレジットを支払う必要はありません。 *ラウンド終了 「1.ダイスロール」~「5.帝国管理」までのすべてのステップが終わったらラウンドが終了します。 このとき、銀河クレジットが$0ならば、$1を自動的に得ます。 ゲーム終了条件が満たされいなければ、新たなラウンドが開始されます。 ラウンド中にゲーム終了条件が満たされたなら、ラウンド終了と共にゲームが終了します。 *ゲーム終了 次の2つのゲーム終了条件のうち、どちらか1つでも満たされたラウンドが終了したらゲームが終了します。 ゲーム終了条件 ・&bold(){誰かのタイル置き場に12枚分のタイルがある} ゲーム開始時に配られる勢力タイルはタイル2枚分として計算されます。 ・&bold(){「用意された勝利点チップ」が尽きる} 用意された勝利点チップとはゲーム開始時にプレイ人数×12枚用意される勝利点チップのことです。 ゲームが終了したら、最終得点計算を行います。 次の点数を合計します。 ・&bold(){ゲーム中に獲得した勝利点チップ} 1枚につき1点です ・&bold(){自分のタイル置き場にあるデベロップやワールドのコスト1につき1点} 建設ゾーンのタイルは得点対象外です。勢力タイルや本拠地ワールドのコストも計算されます。 ・&bold(){6コストデベロップによるボーナス点} デベロップのコストである6勝利点に加えてボーナス勝利点を得ます。 これらを合計して、最も多くの勝利点を獲得しているプレイヤーが勝者です。 得点が同数のプレイヤーがいる場合のタイブレークは次の通りです。 (各自のカップ内のダイス数)+(各自の所有銀河クレジット)の合計が多いプレイヤーが上位です。 これも同点の場合は同順位となります。 *レースフォーザギャラクシーとの主な相違点 ・フェイズの実行順が異なります 出荷(レース~における消費)は生産の後に実行されます ・フェイズ選択によるボーナスはありません ・発展や移住でタイルを2枚以上建設できます 1フェイズで複数枚のデベロップやワールドを完成させることができます ・VPはタイルのコスト数字に等しいです ・軍事力の概念はありません その代わりに、軍事ダイスは発展や移住の出目が出やすくなっています ・交易での各製品の価値がレースよりも1大きいです 例えば、緑の製品を売却した場合は$5もらえます ・出荷フェイズで交易をおこなう際、出荷担当のダイスと製品のペアがある限り複数回の製品の売却ができます *ダイスの内訳とタイル一覧 ダイスの内訳は次の通りです。 &ref(ダイス内訳.png) ロール・フォー・ザ・ギャラクシーのタイル一覧は以下のページをご覧ください。 &u(){&blanklink(ロールフォーザギャラクシー/タイル一覧){https://www33.atwiki.jp/bga9997/pages/110.html}} *faq BGAでゲームプレイする上でのfaqを示します。 ・緑ワールドのみ、コストの左上に小さい点が描かれているのはなぜ? -これは色弱者が茶色ワールドと緑ワールドを見分けるためのものです。緑ワールドにのみ、このような点が描かれています。 ・即時効果の一部としてダイスを除外する場合、自分のダイスならどれを除外してもよいか? -はい ・カップ内、フェイズタイル上、建設ゾーン、ワールドに置かれているダイスを除外した場合どうなるか? -ただ単にダイスが除外されるだけです。フェイズ選択のためにフェイズタイルに置いたダイスを除外したとしても、そのフェイズは実行されます。 ・タイル効果の中には、異星種族(黄色)ダイスを使って探査フェイズを実行する時に効果を発揮するものがあるが、黄色ダイスには探査の目がない。どうすればよいか? -黄色ダイスを再配置パワーを使用して探査フェイズ列に置くか、ワイルドの目の黄色ダイスを探査フェイズに配置すればよい。 ・端数切り上げとは? -指示された数字で除法を行った後に小数点以下の数字が発生する場合に、それを1として扱うことを意味する。 例えば、「コスト合計値の1/3を点数として得る(端数切り上げ)。」というような効果の場合、コスト合計値が10なら10÷3=3.33...なので、4点を得ることを意味します。

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