シニョーリエ

「シニョーリエ」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

シニョーリエ - (2018/04/23 (月) 15:19:36) のソース

&bold(){Signorie}
&ref(https://x.boardgamearena.net/data/themereleases/180410-1527/games/signorie/180411-0322/img/game_box180.png)
[[BGAでプレイ>https://ja.boardgamearena.com/#!gamepanel?game=signorie]]
&bold(){訳語は個人で訳したものです。そのため、実際のゲームと異なる場合があります。}
#contents
*ゲーム画面
&ref(シニョーリエ全体.jpg)

*目的
最も多くの勝利点を獲得すること。-以下、フレーバーテキスト

15世紀のイタリアは、華麗で陰謀に満ちた国でした。混乱した政治情勢は、シニョーリアと呼ばれる新たな政治体制の誕生や野心にまみれた貴族の台頭を招きました。長きに渡って水面下での活動が行われ、ついに、彼らはこの都市を支配してイタリアの未来を決めることとなりました。この物語は歴史の1ページを飾ることになるでしょう。
このゲームでは、プレイヤーはルネッサンス期において名のある一族の主である「シニョーリエ」となります。影響力を高め、6つの名家との戦略的な同盟関係を結び、強力な王朝を築くことを目指します。
プレイヤーは、一族の男性には3つの職業(軍人、聖職者、政治家)のうちの1つに任命し、重要な外交任務のために適切な都市へ適切なタイミングで派遣したり、一族の女性には政略結婚を手配することにより、子孫の運命を賢明に選択しなければいけません。
各ラウンドの始めには、5色のダイス20個が振られます。1人ずつ順番に、プレイヤーは共通の場からダイスを1つ選んで取ります。選んだダイスをそれぞれのプレイヤーボードに置き、対応するアクションを実行します。ダイスの色によって実行可能なアクションの種類が決定され、ダイスの出目の分だけアクションのコストが少なくなります。助手を雇うことで、後で実行するアクションをより強力なものにすることができるでしょう。
このダイスによるメカニズムは簡単ですが革新的で、プレイヤーに単純ながらも挑戦的な選択を迫ります。1ラウンド中、 各プレイヤーは4つまでアクションを実行できます 。資金は常に余裕がないため、出目の大きいダイスを選びたくなるかもしれませんが、ラウンド終了時に、ラウンド中に取ったダイスの出目合計値が13以下のプレイヤーにはボーナスが与えられるため、適切なバランスが必要です。
影響力を高めるための適切なコントロールに最も長けたプレイヤーが勝利するでしょう!
 
*画面説明
&ref(画面説明.jpg)
1:ゲームボード
2:プレイヤーボード

&ref(pi.png)
1:勝利点
2:手持ちのフロリン
3:手持ちのミープル。左が男性ミープルで右が女性ミープル

*このゲームで使うもの
&ref(コンポーネント.png)

*セットアップ
説明するルールはすべて4人プレイ用です。2人または3人プレイで異なるルールは別途示します。
 
&bold(){1.ゲームボード}
ゲームボードが置かれます。ゲームボードはいくつかのエリアに分かれています。
&ref(ゲームボード.png)
 
&bold(){2.プレーヤーに配られるもの}
各プレイヤーにはプレイヤーカラー(黄色、赤、紫、青)に応じた次のものが配られ、各自のサプライが作られます。
▶▶ 5フロリン
▶▶ 一族コマ7個(男性コマ4個、女性コマ3個)
これらが各プレイヤー自身が利用可能なサプライとなります。
以降は、これらのコマを「一族の男性/女性」または「男性/女性ミープル」と呼ぶことにします。
▶▶ プレイヤーボード1枚
&ref(プレイヤーボード.png)
 
&bold(){3.勝利点トラック}
勝利点(VP)トラックの "0"の位置に各プレイヤーのディスクが1枚置かれます。ゲーム中、プレーヤーが勝利点を得るたびに、それに従ってディスクが進みます。
 
&bold(){4.ダイス}
ゲームボードのそばに子孫ダイス5個とアクションダイス20個(各色4個ずつ)を置きます。(BGAではこれらの「ダイス置き場」自体は表示されません。)
注意:アクションダイスの色はプレイヤーカラーと関係ありません。
 
&bold(){3人プレイ:各色につき3個のアクションダイスを使用する}
&bold(){2人プレイ:各色につき2個のアクションダイスを使用する}

&bold(){5.手番順トラックとイニシアチブトラック}
▶▶ 手番順トラック :ゲーム開始時の手番はランダムに決定されます。
各プレイヤーの手番順ディスク(トラッキングディスクの1枚)が手番順トラックに配置されます。
&bold(){例}
&ref(初期1.png)
黄色プレイヤーは1番手、青プレイヤーは2番手、赤プレイヤーは3番手、紫プレイヤーは第4番手です。

▶▶ 追加のフロリン:各プレイヤーは、ゲーム開始時の手番順に応じて追加のフロリンを得ます。
1番手のプレイヤーは追加の1フロリンを得る。
2番手、3番手プレイヤーは追加の2フロリンを得る。
4番手のプレイヤーは追加の3フロリンを得る。

▶▶ イニシアチブトラック:イニシアチブトラックの一番下のスロットに残りのディスクが重ねて置かれます。
&ref(初期2.png)
ディスクは手番順に従って積み重ねられます。
一番下に4番手のプレーヤーのディスク、次に3番手のプレーヤーのディスク、2番手のプレーヤーのディスク、最後に1番手のプレーヤーのディスクが一番上になるように重ねられます。
注意:積み重ね順序は重要です。なぜなら、後のラウンドで手番順を決定する際に使用されるからです。
 
&bold(){6.報酬タイル}
▶▶ 報酬タイルが種類ごとに分けられ、2つの山札が作られます。各山札がそれぞれシャッフルされます。
▶▶ 5枚のボーナスタイル(裏面にシンボルの無いもの)が、報酬スロットの左から5つのスロットに表向きに置かれます。
▶▶ 報酬スロットの残りの2つのスロットに、2枚の勝利点タイル(裏側にシンボルがあるもの)が表向きで置かれます。
&ref(初期3.png)
残りのタイルはこのゲームでは使用されません。
 
&bold(){7.業務タイル}
▶▶ 10枚の業務タイルがゲームボードのそばに置かれます。
&ref(初期4.png)
 
&bold(){8.同盟タイル}
各同盟タイルの表面にはルネッサンス期における6つの貴族の紋章を表す盾アイコン1つと2〜5の勝利点アイコン1つが描かれています。
裏面には中立の盾アイコンと1勝利点アイコン1つが描かれています。
&ref(初期5.png)
&bold(){3人プレイ:ランダムに各貴族のタイル1枚が除外される}
&bold(){2人プレイ:ランダムに各貴族のタイル2枚が除外される}
▶▶すべての同盟タイルがシャッフルされ、ゲームボードのそばに裏向きに置かれます。
 
&bold(){9.共通サプライ}
▶▶ ゲームボードのそばに助手ディスク(白いディスク)、残りのフロリン、花嫁コマ(白い女性ミープル)を共通のサプライとして置かれます。
ルールとして、プレーヤーが支払いをしなければならないと書かれているとき、それは常にフロリンを支払うことを意味します。これは、プレイヤー自身のサプライから共通サプライにフロリンを戻すことで行います。プレイヤーがフロリンを受け取るときは、共通サプライからフロリンを取り、自身のサプライへ加えます。
フロリンの上限数はありません。
 
&bold(){10.プレイヤーの全体ストック}
▶▶ 各プレイヤーの残りの一族コマ(男性コマ8個、女性コマ8個)がゲームボードの左上の各スペースに置かれ、各プレイヤーの全体ストックが作られます。
&ref(初期6.png)

*ゲームの流れ
1ゲームは7ラウンドで構成されています。
各ラウンドでは「フェイズ1:ラウンドセットアップ」「フェイズ2:アクション実行」「フェイズ3:報酬」の3つのフェイズが順番に行われます。
「フェイズ1:ラウンドセットアップ」では、ラウンド開始時のセットアップが行われます。
「フェイズ2:アクション実行」はメインとなるフェイズで、手番順に従って様々なアクションを実行します。
「フェイズ3:報酬」では、フェイズ2での行動によって報酬を受け取ることができます。また、手番順の変更などラウンドの終了処理も行われます。
第7ラウンドが終了するとゲームは終了します。最も勝利点が高いプレイヤーが勝者となります。
 
*プレイ 
1ゲームは7ラウンドで構成されています。第7ラウンド終了後、ゲームが終了し、勝利点が最も高いプレイヤーが勝者となります。
各ラウンドでは、次の3つのフェイズが数字の順番に実行されます。

&bold(){フェイズ1:ラウンドセットアップ}
&bold(){フェイズ2:アクション実行}
&bold(){フェイズ3:報酬}

各フェイズの説明をしていきます。
 
*フェイズ1:ラウンドセットアップ
このフェイズでは、ラウンドごとのセットアップが行われます。BGAでは全て自動で行われるため、プレイヤーの操作はありません。

**同盟タイル
ゲームボードには5つのイタリアの都市が描かれており、各都市には以下のものがあります。
・結婚スロット1つ
・外交任務スロット1つ
結婚スロットと外交任務スロットにはそれぞれ1枚ずつ、ランダムな同盟タイルが置かれます。
フェイズ1終了時には、結婚スロットと外交任務スロットのどちらにも1枚の同盟タイルが置かれている状態となります。
&ref(フェイズ11.png)

&bold(){3人プレイ:4つの都市のみが使用されます(ゲームの開始時にランダムに使用されない都市1つが選択されます)。したがって、結婚スロットと4つの外交任務スロットを利用できます。}
&bold(){2人プレイ:3つの都市のみが使用されます(ゲームの開始時にランダムに使用されない都市が2つ選択されます)。したがって、結婚スロット3つと外交任務スロット3つが利用できます。}

**都市と同盟タイル
同盟タイルの表面には、ルネッサンス期の6つの貴族を表すアイコン1つが描かれています。
&ref(フェイズ13.png)
結婚スロットのタイルは、あなたがその都市で政略結婚を手配できる一族を表します。
外交任務スロットのタイルは、どの一族がその都市での外交的危機の解決に助けを必要としているのかを表します。
各タイルには一定量の勝利点(2〜5点)も書かれています。
&ref(フェイズ14.png)
これらの勝利点は、プレイヤーが自身の計画に従ってタイルを集めると、ゲーム終了時に得点として獲得できます(詳細は&u(){&link_anchor(plan){同盟タイルとプレイヤーの計画について}}を参照してください)。
 
**アクションダイス
ゲームボードには5つのダイスエリアがあります(アクションダイスの色ごとに1エリアずつ)。
すべてのアクションダイスが振られ、対応する色のダイスエリアに配置されます。
&ref(フェイズ12.png)

**業務タイル
ゲームボードには、5つの業務エリアがあります(ダイスエリアの上部)。
それぞれの業務エリアには2つの業務スロットがあります。
すべての業務タイルをシャッフルし、ゲームボード上の10個の業務スロットにランダムに配置します。
&ref(フェイズ15.png)
 

*フェイズ2:アクション実行
このフェイズでは、各プレイヤーが手番順に従ってアクションを実行します。

各プレイヤーは、1ラウンド中に最大4アクションを実行できます。
アクションは、ゲームボードからダイスを1つ選んで取り、自身のプレイヤーボードに置くことによって実行します。
選択したダイスの色によって、プレイヤーが実行できるアクションが決まります。そして、ダイスの出目の分だけ、そのアクション実行のためのコストが割引されます。

ゲームボードの手番順トラックで示されている手番順に従って、各プレーヤーは次のいずれかを行います。
&bold(){・ダイスの取得:ゲームボードからダイス1個を取り、自身のプレイヤーボードに置いてメインアクションを1つ実行する}
または
&bold(){・パス:パスする}
「フェイズ2」はすべてのプレイヤーがパスするまで続きます。&bold(){一度パスしたプレイヤーは、そのラウンドでのフェイズ2ではもう行動できません。}
&bold(){重要}:1つのラウンド中には、各プレイヤーは最大4つのアクションを実行できます(つまり、1ラウンド中に4個より多くダイスを取ることはできません)。&bold(){4アクションを実行したら、次に手番がきたらパスをしなければいけません。}
すべてのプレイヤーがパスをしたらフェイズ2は終了します。
 
**ダイスの取得(メインアクションの実行)
以下の手順を数字の順番に行うことで実行します。

▶▶&bold(){1.}
ゲームボードからダイス1個を取ります。

▶▶&bold(){2.}
&ref(フェイズ2o1.png)
取ったダイスを、自身のプレイヤーボードのアクションスロットに置きます。取ったダイスと同じ色ののアクションスロットに置かなければいけません。
プレイヤーボードには5つのアクションスロットがあり、ダイス各色につき1スロットずつ対応しています。各アクションスロットにはダイスを1個だけを置くことができます。&bold(){プレイヤーボードのアクションスロットにダイスを置くと、プレイヤーはそのラウンドで同じ色の別のダイスを取ることができません。}

▶▶&bold(){3.}
&ref(フェイズ2o2.png)
ダイスの出目がアクションスロットの値より小さい場合、アクションスロットに表示されているコストとダイスの出目の差と同じ分だけフロリンを支払わなければいけません。

▶▶&bold(){4.}
&ref(フェイズ2o3.png)
ダイスを置いたアクションスロットに描かれている3つのアクション(シニョーリアアクション、業務アクション、助手の雇用アクション)のうち、いずれか1つを選んで即座に実行します。

&bold(){注意}:プレイヤーがいずれかのアクションを実行した後、ダイスを置いたのと同じ縦列に配置されている助手を活性化することもできます(詳細は&u(){&link_anchor(helper){助手アクションの詳細}}を参照してください)。
&bold(){重要}:自身のプレイヤーボードにダイスを置くことができる場合にのみ、ゲームボードからダイスを取ることができます。(つまり、対応するアクションスロットが空で、コストを支払う必要があるなら十分なフロリンを持っている場合にのみダイスを取ることができます)。このとき、実行するアクションを選択しなければならず、完全に実行できるアクションしか選択できません。その後、選択されたアクションを実行する必要があります。

&bold(){例}
赤プレイヤーは、出目1の水色のダイス1個を選びました。そして、自身のプレイヤーボードの水色のアクションスロットに選んだダイスを配置しました。
この場合は4フロリンを支払う必要があります。(5(アクションスロットに示されている値)から1(ダイスの出目)を引いたものです)。その後、水色アクションスロットに描かれているシノーリアアクションを実行することに決めました 。
 
**パス
自身の手番において、ダイスを取ることができない、またはダイスを取りたくない場合は「パス」をしなければいけません。
手番順ディスクを手番順トラックからパスエリアに移動させます。一度パスをしたプレイヤーは、そのラウンド中のフェイズ2ではすべてのアクションを実行できなくなります。
注意:パスエリアのディスクの位置は関係ありません。これは単にプレーヤーがパスしたことが示すのみです。
&bold(){例}
&ref(フェイズ2o4.png)
青プレイヤーがパスしました。
 
 
*メインアクションの詳細
各アクションスロットにおいて、プレイヤーは3つのメインアクションのうちの1つを実行できます。

&bold(){▶▶ 助手の雇用(アクションスロットの右下にあるアイコン)}
&bold(){▶▶ 業務アクションの実行(アクションスロットの右上にあるアイコン)}
&bold(){▶▶ シノーリアアクションの実行(アクションスロットの左下にあるアイコン})
 
それぞれのアクションの詳細を説明します。

**メインアクション:助手の雇用
&ref(フェイズ2h1.png)
助手ディスク1つを自身のプレイヤーボードに置きます。
このアクションでは次のことを数字の順番に実行しなければいけません。

&bold(){▶▶1.} 
共通サプライから助手ディスクを1枚取ります。

&bold(){▶▶2.}
自身のプレイヤーボードの、ダイスを置いたアクションスロットの空いている助手スロットに取った助手ディスクを置きます。アクションスロットに描かれているリングの色によって、助手ディスクを配置できるスロットの色が決まります。

&bold(){▶▶3.}
ディスクを置く助手スロットに示されているフロリンを支払います。
このアクションには即時的な効果はありませんが、後にアクションを行う際、補助的なアクションを同時に実行できるようになります。(詳細は&u(){&link_anchor(helper){助手アクションの詳細}}を参照)。

&bold(){例}
&ref(フェイズ2h2.png)
赤プレイヤーは赤のダイスを置き、助手の雇用アクションを実行することにしました。
その後、赤のアクションスロットに示されているように、助手ディスク1個を黄色の助手スロットに置きます。
赤のプレイヤーは中央のスロットにディスクを置くことにしました。そのため、3フロリンを支払います。
 
**メインアクション:業務アクションの実行
&ref(フェイズ2a1.png)
業務アクションを1回実行します。
このアクションでは次のことを数字の順番に実行しなければいけません。

&bold(){▶▶1.}
置いたダイスと同じ色の業務エリアにある業務タイルに示されている業務アクション2つから、実行したいものを1つ選びます。

&bold(){▶▶2.}
選択した業務アクションに従ってミープルを支払います。

&bold(){▶▶3.}
選択した業務タイルに描かれているボーナスアクションを実行します(ボーナスアクションの詳細は&u(){&link_anchor(assignmenttile){業務タイルの詳細}}を参照してください)。

&bold(){注意}:ミープルは、業務タイルの横のスロットに描かれている絵に従って、男性ミープルまたは女性ミープルを支払わなければいけません。
支払わなければいけないミープルの数は、タイルの右下に表示されています。タイルに 「.. 3」と表示されている場合は、プレイヤーは1〜3個のミープルを支払うことができ、支払ったミープルの個数に等しい回数だけ、描かれたボーナスアクションを実行できることを意味します。1個だけ支払うなら、プレーヤーは一度だけアクションを行うことができます。
&bold(){注意}:業務タイルは、次のラウンドのフェイズ1まで、業務エリアから取り除かれることはありません。次ラウンドのフェイズ1で再びシャッフルされて再配置されます。これは複数のプレイヤーが1ラウンド中に同じタイルを選択できることを意味します。
&bold(){重要}:支払ったミープルは、ゲームボードの自身の全体ストックに戻されます(「しきい値+3アクション」を実行している場合はゲームボードのしきい値スペースへ置かれます。詳細は&u(){&link_anchor(assignmenttile){業務タイルの詳細}}を参照してください)。

&bold(){例}
&ref(フェイズ2a2.png)&ref(フェイズ2a3.png)&ref(フェイズ2a4.png)
赤プレイヤーは紫色のダイス1つを自身のプレイヤーボードに配置し、業務アクションを実行することにしました。
赤プレイヤーは紫色の業務エリアにある2つのタイルのうち1つを選択しなければいけません。男性スロットに配置されたタイルを選び、3個の男性ミープルを支払います。そのため、選択したタイルに描かれたアクションを3回実行しました。その結果、イニシアチブトラックにおいて自身のディスクを6スペース進めました。
 

**メインアクション:シニョーリアアクションの実行
ダイスを置いたアクションスロットに描かれているシニョーリアアクション1つを実行します。
各アクションスロットには異なるアクションが描かれています。
たとえば、結婚アクションを実行するには、プレイヤーは赤のダイス1個を置く必要があります。
&ref(フェイズ2s.png)

それぞれのシニョーリアアクションの詳細を説明します。

*シニョーリアアクションの詳細
それぞれのシニョーリアアクションの詳細を説明します。

**シニョーリアアクション:トラック
職業トラックやイニシアチブトラックにおいてミープルやディスクを進めるアクションです。
プレイヤーは、職業トラックやイニシアチブトラックにおいて1~4の進歩ポイントを使用しなければいけません(下記参照)。
このとき、複数のトラックにおいて、または複数の男性ミープルにおいて進歩ポイントを割り振って使用できます。
 
***職業トラックとイニシアチブトラックについて
3つの職業トラックと1つのイニシアチブトラック、計4つのトラックがあります。
・&bold(){職業トラックについて}
政治家、聖職者、軍人の3つの職業があります。
これらは、ゲームボードの右側にある3つのトラックによって表されています。
&ref(トラック1.png)

1進歩ポイントごとに、プレーヤーは次のことを実行できます。

&bold(){プレイヤー自身のサプライから男性ミープル1個を取り、職業トラックの一番下のスロットに置く。}
または
&bold(){すでにトラック上にある男性ミープルを1ステップ進める。}

1つのスロットに置くことができるミープルの数に制限はありません (ミープルが誰のものであるのかは問わない)。ミープルがトラックの一番上のスロットに到達した場合は、 そのミープルをそれ以上進めることはできません。
高い位置のスロットほど、その職業のランクが高いことを示します。
&bold(){注意}:プレイヤーは複数の男性ミープルの間でいつでも進歩ポイントを割り振って使用することができます。

▶▶&bold(){ボーナススロット}
自身のミープルが職業トラックの4番目のスロットに到達するたびに、プレイヤーはサプライから2フロリンを得ます。
&ref(トラック3.png)
ミープルが職業トラックの6番目のスロットに到達するたびに、プレイヤーはイニシアチブトラックにおいて自身のディスクを1ステップ進めます。
&ref(トラック4.png)

・&bold(){イニシアチブトラックについて}
1進歩ポイントごとに、イニシアチブトラックにおいて自身のディスクを1ステップ上に移動させることができます。
&ref(トラック2.png)
複数のプレーヤーのディスクが1つのスロットにあっても構いません。 既に他のディスクが置かれているスロットにディスクを移動させた場合、新たに移動されたディスクは既に置かれているディスクの一番上になるように重ねて置かれます。
ディスクはイニシアチブトラックの一番上のスロットよりも上には進められません。
&bold(){注意}:イニシアチブトラック上のディスクの位置によって、フェイズ3の開始時に新たに手番順が決定されます(詳細は&u(){&link_anchor(phase3){フェイズ3:報酬}}を参照してください)。
 
&bold(){例}
赤プレイヤーはシニョーリアアクションを選択しました。4進歩ポイントを得 ました。進歩ポイントを次のように使用することにします:
▶▶ イニシアチブのトラックにおいて自身のディスクを1ステップ上に移動させるために1進歩ポイントを消費しました。
&ref(トラック2.png)
▶▶ 政治家職業トラックにおいて自身の男性ミープルを2スロット移動させるための2進歩ポイントを消費しました。
▶▶ 最後に、1進歩ポイントを消費して、自身のサプライから男性ミープル1個を取って、軍人職業トラックの一番下のスロットに置きました。
&ref(トラック5.png)
&aname(plan){}
**同盟タイルとプレイヤーの計画について
ここでは同盟タイルの目的と、どのようにタイルを取るのかの説明をします。これは後続のアクションをよりよく理解するための説明です 。

プレイヤーは一族の主として、一族の男性を外交任務に派遣したり、女性には有利な政略結婚を手配することで、6つの名家と同盟を結び、あなたには自身の一族を最も影響力と権力を持つ一族へと導く計画があります。
あなたの計画は自身のプレイヤーボードの右側に描かれています。
&bold(){注意}:プレイヤーボードはそれぞれ異なっています。
&ref(トラック6.png)

・&bold(){職業列}
&ref(トラック7.png)
上段の3列には、それぞれ政治家、聖職者、軍人の職業に就かせようとしている男性についての計画を表されています。
それぞれの職業列には、貴族の盾アイコン3種類4つのが描かれています(2つは同じ種類、2つは異なる種類)。
プレイヤーの目的は、4つの表向きの同盟タイルを各職業列に配置することです(描かれている盾アイコンと正確に一致しなければいけません)。
外交任務アクションを実行し、職業トラックから自身の男性コマを都市に送ることによって表向きの同盟タイルを手に入れることができます(詳細は&u(){&link_anchor(assignment){シニョーリアアクション:外交任務}}を参照してください)。
 
・&bold(){結婚列}
&ref(トラック8.png)
一番下の列には、一族の女性のための結婚手配についての計画が表されています。
結婚列には6種類すべての貴族の盾アイコンが描かれています。
あなたの目的は、その列に6枚の表向きの同盟タイルを置くことです(各貴族のを1つ)。
あなたは、一族の女性の結婚を手配することによって、表向きの同盟タイルを手に入れます(詳細は&u(){&link_anchor(marriage){シニョーリアアクション:結婚}}を参照してください)。
 
&bold(){重要}:自身のプレイヤーボードの各列に示されているのと同じ枚数かつ同じ種類の同盟タイルだけを所持することができます。
プレーヤーは次の条件を満たすものを所持できます。
&bold(){▶▶ 各職業列ごとに最大4枚の表向きの同盟タイル(プレイヤーボードに描かれている盾アイコンと一致するもののみ)}
&bold(){▶▶ 結婚列にて最大6枚の表向きの同盟タイル(各貴族につき1つのみ)。}
&bold(){注意}:いったん配置した同盟タイルを移動させる、取り除く、他のタイルに置き換えることはできません。
 
・&bold(){裏向きのタイル}
&ref(トラック9.png)
プレイヤーはストックから裏向きのまま同盟タイル1枚を取ることができる場合があります。助手アクション3種、報酬タイル1種、業務ボーナスアクション1種としてこれを取ることができます。取ったタイルは自身のプレイヤーボードの任意の列に裏向きのまま置きます。
各列に置くことができる裏向きの同盟タイルの枚数に制限はありません。
ゲーム終了時、各列について、3枚以上の同盟タイル(表向き・裏向きは問わない)が置かれている場合、その列に置かれているすべての同盟タイルの勝利点を得ます。

&bold(){例}
&ref(トラック10.png)
赤プレイヤーは軍人職業列に3枚の同盟タイルを置いています。2枚は表向きに、1枚は裏向きです。
&ref(トラック11.png)
赤プレイヤーはすでに計画通りにこのタイルを2枚置いているので、これと同じ一族のタイルを軍人列に置くことはできません。
&ref(トラック12.png)
なお、他の2種類のタイルを表向きに置くことはでき ます。また、軍人列には、裏向きのタイルを何枚でも置くことができます。 これは1枚につき1点となります。

&aname(assignment){}
**シニョーリアアクション:外交任務
&ref(シニョーリアd1.png)
貴族の危機解決を援助するために、一族の男性1人を都市へ外交任務として派遣します 。男性ミープルが置かれている職業トラックによって、その男性コマがどのように危機解決をするのかが表されます。 政治家、聖職者、軍人のいずれかです。

このアクションでは、職業トラックに置かれている自身の男性ミープル1個を都市へ派遣することで勝利点や同盟タイルを獲得します。
このアクションを実行するためには、プレーヤーは次のことをしなければいけません。

&bold(){▶▶1.}
職業トラックにある自身の男性ミープルを1つ取ります。次に、任意の都市を1つ選びます。そして、選んだ都市の空いている都市スロットのうち、最も値が低いスロットに男性ミープルを置きます。
同じ値の空いているスロットが2つある場合は、いずれかに配置することができます。
&ref(シニョーリアd2.png)
・&bold(){ランク}
都市スロットにミープルを置くとき、置きたいミープルがスロットに書かれいる数字以上の職業ランクでなければいけません(ランクは職業トラックの左側に表示されています。ランクは1~4です)。表示されている数字と同じかそれより高いランクのミープルのみを置くことができます。

&bold(){▶▶2.}
ミープルを取った職業スロットに表示されている数字分の勝利点を得ます(1〜13点)。

&bold(){▶▶3.}
&ref(シニョーリアd3.png)
都市の外交任務スロットに同盟タイルが置かれているならば、これを取ります。ただし、自身の計画と合致する場合のみ取ることができます。(計画についての詳細は&u(){&link_anchor(plan){同盟タイルとプレイヤーの計画について}}を参照してください。)

&bold(){▶▶4.}
&ref(シニョーリアd4.png)
同盟タイルを取ったなら、自身のプレイヤーボードの対応する職業列(つまり、都市に配置したミープルが置かれていたのと同じ職業列)に配置します。

&bold(){注意}:自身のプレイヤーボードの対応する職業列に示されているのと同じ枚数かつ同じ種類の同盟タイルだけを配置することができます。
プレイヤーがタイルを取れない場合、そのタイルは外交任務スロットに残ります。
&bold(){注意}:例えば、同盟タイルが残っていない、計画に合致しておらず取れないなどの理由で、同盟タイルを取ることができないとしても、 任意の都市スロットにミープルを置くことができます(ランクを満たす必要はありますが)。もちろん、ミープルを取った職業スロットに示されている勝利点も得ることができます。
ゲームを通して、同一の都市に何度もミープルを置いても構いません。

&bold(){例1}
ミラノには「3」の空きスロットが1つと、「4」の空きスロットが2つあります。
赤プレイヤーはミラノにおいて外交任務を完了させることにしました。自身の男性ミープル1つを職業トラックから取り、それを3のスロット(値の最も小さいスロット)に置かなければいけません。
置くミープルは職業トラックにおいてランク3以上のものでなければいけません。
そこで、軍人職業トラックの「スロット13」に置かれているミープル1個を取ることにしました 。赤プレイヤーは13勝利点を獲得しました。
また、この都市には同盟タイルがあり、これはこのプレイヤーの計画に合致するものでした。
赤プレイヤーはこの同盟タイルを取り、自身のプレイヤーボードの軍人職業列に置きました。

&bold(){例2}
&ref(シニョーリアd5.png)
ミラノには、「4」の空きスロットが2つあります。
青プレイヤーはミラノにおいて外交任務を完了させることにしました。自身の男性ミープル1つを職業トラックから取り、それを4のスロット(値の最も小さいスロット)に置かなければいけません。
置くミープルは職業トラックにおいてランク4以上のものでなければいけません。
そこで、政治家職業トラックの「スロット9」に置かれているミープル1個を取ることにしました 。青プレイヤーは9勝利点を得ました。都市の外交任務スロットには同盟タイルがないので、勝利点だけを獲得します。 タイルを取ることはできません。
 
&aname(marriage){}
**シニョーリアアクション:結婚
&ref(シニョーリアm1.png)
一族の女性1人に結婚を手配します。

このアクションでは自身の女性ミープル1個を都市へ送ります。その際にフロリンを支払うことで勝利点を獲得します。また、条件を満たせば同盟タイルも獲得できます。
このアクションを実行するためにはプレーヤーは次のことをしなければいけません。

&bold(){▶▶1.}
自身のサプライから女性ミープル1個を取ります。次に、任意の都市を1つ選びます。そして、選んだ都市の空いている都市スロットのうち、最も値が低いスロットに女性ミープルを置きます。この際に、持参金を支払わなければいけません。
同じ値の空いているスロットが2つある場合は、いずれかに配置することができます。
・&bold(){持参金}
ミープルを置くスロットに示されている数字分のフロリンを最低でも支払わなければいけませんが、それよりも多く支払うこともでき、最大4フロリンになるまで追加で支払うことができます。

&bold(){▶▶2.}
持参金として支払った1フロリンごとに2勝利点を得ます。

&bold(){▶▶3.}
都市の結婚スロットに置かれている同盟タイルが置かれているならば、これを取ります。ただし、自身の計画と合致する場合のみ取ることができます。(計画についての詳細は&u(){&link_anchor(plan){同盟タイルとプレイヤーの計画について}}を参照してください。)

&bold(){▶▶4.}
タイルを取ったら、自身のプレイヤーボードの結婚列に置きます。

&bold(){注意}:自身のプレイヤーボードの対応する結婚列に示されているのと同じ枚数かつ同じ種類の同盟タイルだけを配置することができます。
プレイヤーがタイルを取れない場合、そのタイルは結婚スロットに残ります。
&bold(){注意}:例えば、同盟タイルが残っていない、計画に合致しておらず取れないなどの理由で、同盟タイルを取ることができないとしても、(任意の都市スロットにミープルを置くことができます(持参金支払う必要はありますが)。もちろん、支払った持参金に応じて勝利点を得ることができます。
ゲームを通して、同一の都市に何度もミープルを置いても構いません。

&bold(){例}
&ref(シニョーリアm2.png)
フィレンツェの空きスロットのうち、最も値が低いのは「1」のスロットです 。結婚を手配するには、 プレイヤーはミープルを「1」のスロットに置く必要があります。これは、プレイヤーは少なくとも1フロリンを支払う必要があることを意味します 。今回は4フロリンを支払うことにしました。そのため、8勝利点を得ました。
&ref(シニョーリアm3.png)
青プレイヤーは既に結婚スロットに置かれている同盟タイルと同種のものを持っていたので、この都市の結婚スロットに置かれている同盟タイルを取ることはできませんでした。


**シニョーリアアクション:子孫
&ref(シニョーリアo1.png)
あなたの一族の、結婚した男性は父親となります。

このアクションでは、自身の全体ストックからミープルを取って自身のサプライに移すことで、アクションで利用するためのミープルを獲得します。

まず、このアクションに関して、「一族の男性の結婚」について説明します。
・&bold(){一族の男性の結婚}
一族の主として、プレイヤー自身はすでに結婚しています。このことは自身のプレイヤーボード左側の一番上のスロットに描かれている女性ミープルの絵によって示されています。
&ref(シニョーリアo2.png)
自身の一族の男性のうち、最大4人までがゲーム中に結婚することができます(左上の他の4つのスロットによって表されます )。「フェイズ3:報酬」終了時、一族の男性は花嫁をもらって結婚することができます(詳細は&u(){&link_anchor(bride){一族の男性の結婚}}の項目を参照してください)。フェーズ3の間に、自身の一族の男性が結婚したなら、対応するスロットに白の女性ミープル1個が置かれます。

「シニョーリアアクション:子孫」を実行するためには、プレイヤーは次のことをしなければいけません。
&bold(){▶▶1.}
&ref(シニョーリアo2.png)
子孫アクション実行のために、プレイヤーは自身の一族の結婚している男性と同じ数の白いダイスを振ります(つまり、ボードに最初から描かれている白の女性ミープルや自身のプレイヤーボードに置かれている白の女性ミープルの合計数と同じ個数のダイスを振る)。

&bold(){▶▶2.}
振ったダイスそれぞれについて、その出目によって次の処理が行われます。
&ref(シニョーリアo3.png)
出目が&bold(){1~3}:自身の全体ストックから女性ミープル1個を取り、自身のサプライに置きます。
出目が&bold(){4~6}:自身の全体ストックから男性ミープル1個を取り、自身のサプライに置きます。
全体ストックに十分な数のミープルが残っていないなら、可能な限りのミープルを取ります。
 
 
**シニョーリアアクション:フロリン
&ref(シニョーリアf.png)
このアクションを実行したプレーヤーは3フロリンを受け取ります。
 
&aname(phase3){}
*フェイズ3:報酬
すべてのプレイヤーがパスしたら、「フェイズ2:アクション実行」が終了し、「フェイズ3:報酬」が開始されます。

以下の処理が数字の順番に実行されます。

&bold(){▶▶1.イニシアチブ勝利点の獲得}
各プレイヤーは、イニシアチブトラックにおいて、自身のディスク置かれているスロットの左側に示されている数字分の勝利点を獲得します(スロットの左側に何も書かれていない場合は勝利点を得ることはできません)。
&bold(){例}
&ref(報酬1.png)
赤のプレイヤーは9勝利点、青と紫のプレイヤーは4勝利点を獲得します。黄色のプレイヤーは勝利点を獲得できません。

&bold(){▶▶2.手番順の変更}
イニシアチブトラックでのディスクの位置に従って、手番順トラックの手番順ディスクの位置が変更されます。
&ref(報酬2.png)
イニシアチブトラックでディスクが最も高い位置にあるプレイヤーが新しい1番手プレイヤーになり、次にディスクが高い位置にあるプレイヤーが新しい2番手プレイヤーになります。
同じスロットにディスクがある場合、より上段にディスクがあるプレイヤーが先手番となります。
手番順トラック上の手番順ディスクの位置は、変更直後から適用され(つまり、すぐに手番順が変更され)、次のラウンドで再びこのステップを行うまで変わりません。

そして、すべてのプレイヤーのディスクが、イニシアチブトラックの一番下のスロットに置かれます。
&ref(報酬3.png)
4番手プレイヤーのディスクが一番下に、3番手プレイヤーのディスクがその上に、2番手プレイヤーのディスクがその上に、1番手プレーヤーのディスクが一番上に置かれます。

&bold(){▶▶3.報酬タイル}
各プレイヤーごとに、プレイヤーボードに置かれたダイスの合計値が、設定されている「しきい値(閾値)」と同じかそれより小さいかどうかがチェックされます。
通常の「しきい値」は13ですが、対応する業務タイルのボーナスアクションを実行している場合は最大で22まで増やすことができます(詳細は詳細は&u(){&link_anchor(assignmenttile){業務タイルの詳細}}を参照してください)。
&ref(報酬4.png)
プレイヤーボードに置かれたダイスの出目合計値が「しきい値」以下であれば、その時点でのラウンドに応じた報酬を受け取ります。
報酬エリアには7つのタイルがあります。ゲームの各ラウンドごとに左から右へと受け取れる報酬が変わっていきます。
&ref(報酬5.png)
 
・&bold(){ラウンド1〜5でのラウンドボーナス}
報酬を受け取れるプレイヤーは次のどちらかを受け取ります。なお、ボーナスはこの時点での手番順に従って受け取ります(直前に変更された手番順に従います)。
▶▶&bold(){その時点でのラウンドに対応する報酬タイルに表示されているボーナス(報酬の詳細は&u(){&link_anchor(reward){報酬タイルの詳細}}を参照してください。)}
または
▶▶&bold(){3フロリン}
&aname(bride){}
・&bold(){一族の男性の結婚}
さらに、上記のボーナスに加えて、一族の未婚男性1人に結婚を手配することができます。
このボーナスを受け取ることにした場合、花嫁ミープル(白い女性ミープル)1個を取って、自身のプレイヤーボードの左側にある空いているスロット(つまり、女性ミープルが描かれているスロットや花嫁ミープルが置かれていないスロット)のうち一番上のスロットに置きます。このとき、スロットに勝利点が示されているなら、示されている数字分の勝利点を獲得します。
&ref(報酬6.png)
第2~5ラウンドの場合は、追加で2フロリンも得ます。

&bold(){例}
第1ラウンドです。現在のラウンドボーナスは「1外交任務アクション」です。
赤と紫プレイヤーのダイスの出目合計値はしきい値を超えていたので、報酬を得られませんでした。青のプレイヤーは外交任務アクションを実行することに決めました。 黄色のプレイヤーは3フロリンを受け取ることにしました。どちらのプレイヤーも自身の男性コマ1人を結婚させることにしました。

 
・&bold(){ラウンド6,7}
報酬を受け取った各プレイヤーは、現在のラウンドに対応する報酬タイルに示されている勝利点を得ます(詳細は&u(){&link_anchor(bride){報酬タイルの詳細}}を参照してください)。
さらに、5フロリンを支払うことで、追加の5勝利点を獲得することができます。


「フェイズ3:報酬」の終わりに、このラウンドの報酬タイルがゲームボードから捨てられます。これは、現在のラウンド数と次に使用する報酬タイルを把握するのに役立ちます。 また、ゲームボードのしきい値スペース(報酬列の隣)にミープルがあるなら、それらすべてをそれぞれの全体ストックに戻します(詳細は詳細は&u(){&link_anchor(assignmenttile){業務タイルの詳細}}を参照してください) 。
 
 
*ゲーム終了
第7ラウンドが終了すると共にゲームは終了します。各プレイヤーは以下の勝利点を受け取ります。
▶▶&bold(){職業訓練中の男性ミープル}
ゲーム終了時に職業トラックにある自身の男性ミープルについて、ミープルがあるスロットに表示されている数字の半分(切り捨て)の勝利点を得点します。
▶▶&bold(){同盟タイル}
自身のプレイヤーボードの1つの列(職業列か結婚列)に3枚以上の同盟タイル(表向き・裏向きは問わない)が置かれている場合、その列にあるすべての同盟タイルに描かれている勝利点を得ます。


ゲーム中に獲得した勝利点と上記の勝利点を合計し、&bold(){最も多くの勝利点を獲得しているプレイヤーが勝者です。}同点の場合、現在の手番順がタイブレーカーです(手番順トラックにおいて、手番順ディスクがより高い位置にあるプレイヤーが 勝者です)。

&bold(){例}
黄色プレイヤーがゲーム終了時に獲得する勝利点は次のようになります。
&ref(ゲーム終了1.png)
▶▶ 政治家職業列にあるタイルによって9勝利点。
▶▶ 聖職者職業列にあるタイルによって9勝利点。
▶▶ 軍人職業列と結婚列に置かれている同盟タイルは3枚より少ないため、ここから勝利点を得ることはできません。
&ref(ゲーム終了2.png)
▶▶ 政治家職業トラックのミープルによって4勝利点。
▶▶ 聖職者職業トラックのミープルによって4(3 + 1)勝利点。
▶▶ 軍人職業トラックのミープルによって6勝利点。
 
*勝利点の概要
以下は、このゲームで勝利点を獲得するさまざまな方法の概要です。
ゲーム中に、プレーヤーは次のようにして勝利点を獲得できます。
▶▶ 外交任務アクションの実行(ミープルを取った職業トラックのスロットに応じて1〜13勝利点)
▶▶ 結婚アクションの実行(支払った持参金に応じて2〜8勝利点)。
▶▶ フェイズ3におけるイニシアチブ勝利点。
▶▶ 第6・第7ラウンドのフェイズ3での報酬(獲得できる勝利点はその時点でのラウンドの報酬タイルに描かれている基準をどれくらい満たしているかによって決まります)。
▶▶ 特定の助手の活性化(詳細は&u(){&link_anchor(helper){助手アクションの詳細}}を参照してください)。

ゲーム終了時に、次の通りに勝利点を獲得できます。
▶▶ 自身の職業トラックに残っている男性ミープル(ゲーム終了時点で配置されているスロットに示されている数字の半分の勝利点)。
▶▶ 自身のプレイヤーボードの職業列と結婚列に配置された同盟タイル(1つの列に少なくとも3枚のタイルがある場合のみ)。

&aname(helper){}
*助手アクションの詳細

・&bold(){助手の活性化について}
ダイスを置いてメインアクション(助手の雇用・業務アクション・シニョーリアアクションのいずれか)を実行した後、ダイスを置いたのと同じ列内にある助手を活性化できます。
助手を活性化させるかどうかは選択できますが、活性化は上から下に向かって順番に行わなければいけません。
&bold(){注意}:プレイヤーボードに置かれた助手はゲーム終了時までずっと残ったままとなります。
&bold(){重要事項}:必ずメインアクションを1つ実行しなければいけないため、ダイスを置いた助手の活性化のみを実行することはできません。

&bold(){例}
&ref(助手1.png)&ref(助手2.png)
赤のプレイヤーは出目3の水色ダイスをゲームボードから取り、自身のプレイヤーボードの水色アクションスロットに置きました。この場合のアクションコストは2フロリンです。
業務アクションを実行することにしました。
このとき、このプレイヤーは水色列に3個の助手コマを置いていました。そのため、このプレイヤーはこれらの助手すべてを活性化できますが、そのうちの2個(一番上に置かれているものと、そのすぐ下に置かれているもの)のみを活性化させることにしました。

・&bold(){助手スロットの詳細}

&ref(助手3.png)
スロットに示されているアクション(外交任務アクションか結婚アクション)を実行します。ただし、都市から同盟タイルを取ることはできません(通常ルール的にタイルを取ることは可能だとしても)。その代わりに、裏向きの同盟タイルを1枚獲得できます。これは裏を見ることなく取り、自身のプレイヤーボードの対応する列(職業列か結婚列)に裏向きのまま置かれます。
&bold(){注意}:裏向きの同盟タイルは1つの列に何枚でも置くことができます。

&ref(助手4.png)
示されているトラックにある自身のマーカーを3スロットまで進めることができる(イニシアチブトラックか職業トラック)

&ref(助手5.png)
示されているトラックにある自身のマーカーを置いたダイスの出目と同じだけ進めることができる。(イニシアチブトラックか職業トラック)
&bold(){例}
&ref(助手6.png)
4の出目のダイスを灰色アクションスロットに置きました。このプレイヤーは助手ディスクをこの助手スロットに置いており、この助手を活性化させることにしました。軍人職業トラックの自身のディスクを4スロットまで進めることができます。

&ref(助手7.png)
子孫ダイス1個を振り、子孫としてミープル1個を取る。

&ref(助手8.png)
都市に置かれている自身の男性ミープル1個につき1勝利点を得る。

&ref(助手9.png)
裏向きの同盟タイル1枚を取り、自身のプレイヤーボードの任意の列に置く。ただし、同盟タイルの内容を確認することはできない。

&ref(助手10.png)
自身の全体ストックからミープル1個を取り(男性ミープルか女性ミープル)、自身のサプライに置く。

&ref(助手11.png)
3勝利点を得る。

&ref(助手12.png)
3フロリンを得る。

&ref(助手13.png)
任意の業務アクションを1回行う。アクションを1回行うたびに、ミープル1個を支払わなければいけない(支払うミープルは業務スロットに示されているもの)。2個以上ミープルを必要とする業務アクションを実行することはできません。

&aname(assignmenttile){}
*業務タイルの詳細

&bold(){注意}:業務アクションを実行するとき、置いたダイスと同じ色の業務エリアに置かれている業務タイル2つのうち1つを選びます。選んだ業務タイルに応じて1個もしくはそれ以上のミープルを支払って、選んだ業務タイルに示されているボーナスアクションを実行します。
男性ミープルを支払うか女性ミープルを支払うのかは選んだ業務タイルが置かれている業務スロットに表示されています。
何個のミープルを支払わなければいけないのかはタイル右下に数字で示されています。
例えば「..3」と表示されていれば、これは1~3個のミープルを支払うことができ、支払ったミープルの個数と同じ回数だけボーナスアクションを実行できることを示しています。1個のみミープルを支払うなら1回のみボーナスアクションを実行します。

・&bold(){ボーナスアクションの詳細}

&ref(業務1.png)
1/2/3個のミープルを支払って、タイルに示されている職業トラックで使用する進歩ポイント2/4/6ポイントを得ます。進歩ポイントはすべて使い切る必要はありませんが、少なくとも1ポイントは使用しなければいけません(使用できなければ、このアクションは実行できません。)。

&ref(業務2.png)
1/2/3個のミープルを支払って、イニシアチブトラックで使用する進歩ポイント2/4/6ポイントを得ます。

&ref(業務3.png)
ミープルを1個支払って、裏向きの同盟タイル1枚を取り、自身のプレイヤーボードの任意の列に置きます。ただし、同盟タイルの内容を確認することはできません。

&ref(業務4.png)
1/2/3個のミープルを支払って、ゲームボードのしきい値スペースに支払ったミープルを置きます。これによって、そのラウンドでのしきい値が3/6/9増えます。

&ref(業務5.png)
2ミープルを支払って、タイルに表示されているアクション(結婚アクションか外交任務アクション)を実行します。

&ref(業務6.png)
1/2/3個のミープルを支払って、2/4/6フロリンを得ます。

&ref(業務7.png)
1/2/3個のミープルを支払って、1/2/3個のミープルを自身の全体ストックから取り、自身のサプライに置きます。

&aname(reward){}
*報酬タイルの詳細
報酬は、新たな手番順に変更された後に、その手番順に従って獲得できます。報酬を獲得できるプレイヤーはタイルの内容によって次の物を受け取ります。

&ref(報酬タイル1.png)
タイルに示されているアクション(外交任務アクションか結婚アクション)を1回実行します。

&ref(報酬タイル2.png)
タイルに示されているミープル2個(男性ミープルか女性ミープル)を自身の全体ストックから取り、自身のサプライに置きます。

&ref(報酬タイル3.png)
タイルに示されているトラック(職業トラックかイニシアチブトラック)で使用できる進歩点を得ます。

&ref(報酬タイル4.png)
裏向きの同盟タイル1枚を取り、自身のプレイヤーボードの任意の列に置きます。ただし、同盟タイルの内容を確認することはできません。

&ref(報酬タイル5.png)
空いている任意の助手スロットに助手ディスク1個をコストを支払うことなく置きます。

&ref(報酬タイル6.png)
追加のアクションを1回実行します。まず、プレイヤーボードに置かれているダイスが全て取り除かれます。そして、そのラウンドで残ったダイスを1個取ってアクション(助手の雇用、業務、シニョーリア)を1回実行します。ダイスをアクションスロットに置く際、ダイスの出目に関係なく、コストを支払うことなく置きます。また、ダイスを置いた列に助手があるなら、その助手を活性化できます。

&ref(報酬タイル7.png)
自身のプレイヤーボードにある助手ディスク1つにつき2勝利点を得る。

&ref(報酬タイル8.png)
タイルに示されている自身のミープル(男性ミープルまたは女性ミープル)が置かれている都市1つにつき4勝利点を得る。

&ref(報酬タイル9.png)
都市に置かれている、タイルに示されている自身のミープル(男性ミープルまたは女性ミープル)1つにつき2勝利点を得る。

*ヴァリアントルール(テーブルオプション)
BGAでは次の2つのヴァリアントルールを適用させることができます。
これらのヴァリアントルールを適用させるには、テーブル作成時のオプションで、それぞれを「オン」に設定してください。(3つ目のヴァリアントルールはBGAでは実装されているかどうか不明のため表記しません。)

**開かれた門
すべての都市の都市スロットが埋まってしまった場合(つまり、すべての都市において空の都市スロットが無くなった場合)に、以下の条件付きで結婚アクションを(持参金4フロリン以上を払うことで)実行したり、外交任務アクションを(ランク4のミープルを置くことで)実行できます。
1)アクションに使用したミープルは元のプレイヤーの全体ストックに戻る
2)勝利点は通常ルール通りに得るが、同盟タイルを取ることはできない


**短い季節
第7ラウンドではなく、第6ラウンドが終了するとともにゲームが終了します。
初期準備において、一番左側のスロットには報酬タイルが用意されません。つまり、報酬エリアにはタイルが6枚だけ置かれます。左から右に向かって1ラウンドごとに使用するタイルが変わっていくのは変わりません。
&ref(ヴァリアント1.png)

//**秘密の手紙
//業務アクションが実行されたら、実行された業務タイルが裏向きとなります。
//裏向きとなった業務タイルは、そのラウンドでは二度と選択できなくなります。つまり、1ラウンドにつき1回のみ選択できることになります。
//&ref(ヴァリアント2.png)