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<p><dt><a href="menu:545" target="_top" name="545"><font color="#0000ff">545</font></a> 名前:<font color="#228b22"><strong>名無しさん@秘密の花園</strong></font>[sage] 投稿日:2007/05/17(木) 23:17:35 ID:I3BJSJDo </dt><dd>「先生ぇ~!」 <br /> 「お、神楽」 <br /> <br /> 「あの&hellip;ここわかんないんですけど」 <br /> 「お前が質問とは珍しいな&hellip;どれどれ」 <br /> <br /> 最近この子と接する機会が多い。 <br /> <br /> 「えへへ、再試にかかると部活出られなくなっちゃうからさ&hellip;」 <br /> 「ふむ、動機はどうあれ頑張るのはいいことだな」 <br /> <br /> 初めは体育祭の戦闘要員のつもりだったんだけど。 <br /> この子を見てるといろんなことを思い出しちゃって&hellip;。 <br /> 甘酸っぱい気持ちが押し寄せる。 <br /> <br /> 「あぁ、そういうことか!」 <br /> <br /> そんな考えが伝わったのか&hellip;、この子も私になついてくれた。 <br /> <br /> 「ありがと!先生」 <br /> 「&hellip;ゆかりで&hellip;いいわよ」 <br /> 「え?」 <br /> <br /> 私は&hellip;。 <br /> <br /> 「&hellip;ほとんど年も違わないんだからぁ~!ゆっかりちゃんでいいわよ!!」 <br /> 「おぉ!なんかかっこいい!」 <br /> <br /> &hellip;真っ直ぐな目に弱いんだから。 <br /> 学生の頃から全然成長してないな。 <br /> <br /> </dd><dt><a href="menu:546" target="_top" name="546"><font color="#0000ff">546</font></a> 名前:<font color="#228b22"><strong>名無しさん@秘密の花園</strong></font>[sage] 投稿日:2007/05/17(木) 23:18:23 ID:I3BJSJDo </dt><dd>「ゆかり~」 <br /> 「にゃも。どした?」 <br /> 「英語、教えてよ。・・・あとできれば数学も」 <br /> 「何ぃ?もうテスト明日だろ~」 <br /> 「えへへ。一応再試だけは避けたいからね・・・。先生に怒られちゃう」 <br /> <br /> 「こことここ覚えとけば大丈夫よ」 <br /> 「ありがとー!助かる」 <br /> 「ったく・・・もっと早く言えよな」 <br /> 「ごめんごめん。部活・・・忙しくて。本当はテスト前はやっちゃダメなんだけどさ」 <br /> 「・・・スポーツ推薦かよ」 <br /> 「・・・まぁね。できればだけど」 <br /> 「ぐぁー!何で勉強できる私のほうが頑張らなきゃいけないのよ!絶対間違ってる!」 <br /> 「あはは・・・」 <br /> 「・・・」 <br /> 「・・・ゆかりは・・・どこの大学受けるつもりなの?」 <br /> 「え?・・・わっかんないわよ。これから考える」 <br /> <br /> </dd><dt><a href="menu:547" target="_top" name="547"><font color="#0000ff">547</font></a> 名前:<font color="#228b22"><strong>名無しさん@秘密の花園</strong></font>[sage] 投稿日:2007/05/17(木) 23:19:48 ID:I3BJSJDo </dt><dd>「あのさ、私の受けるとこ英語科もあるんだ!ゆかり、英語得意だし・・・どうかなって」 <br /> 「ん?ん~、考慮には入れるけど。大学まで一緒ってのはどうなのよ」 <br /> 「そっか。やっぱ・・・嫌よね」 <br /> 「嫌じゃないけどさ・・・」 <br /> 「・・・」 <br /> 「何よ?」 <br /> 「嫌じゃないなら・・・いいじゃない・・・」 <br /> 「え?」 <br /> 「大学入っても、勉強教えてよ・・・。ゆかり・・・。ぐすっ・・・」 <br /> 「お、おい。どうしたんだよ!?」 <br /> 「私・・・ゆかりがいないと・・・」 <br /> <br /> </dd><dt><a href="menu:548" target="_top" name="548"><font color="#0000ff">548</font></a> 名前:<font color="#228b22"><strong>名無しさん@秘密の花園</strong></font>[sage] 投稿日:2007/05/17(木) 23:21:28 ID:I3BJSJDo </dt><dd>「ゆかり、どうしたのよ?ぼーっとして。テストつくったの?」 <br /> 「にゃも」 <br /> 「・・・ん?」 <br /> 「神楽ってさ、部活ではどんな感じ?」 <br /> 「&hellip;?何よ、いきなり。問題でも起きた?」 <br /> 「いや、せっかく担任になったんだしさ。個人を知るのも教師のつとめーみたいな」 <br /> 「ふぅん。珍しいのね」 <br /> 「でさぁ、どうなのよ」 <br /> 「どうって&hellip;あのままよ。素直で元気で&hellip;」 <br /> 「&hellip;」 <br /> 「ちよちゃん達と仲良いみたいだし。あんたもすぐ把握できるわよ」 <br /> 「&hellip;そっか」 <br /> 「どうしたのよ。&hellip;あんた何か変よ」 <br /> 「なんでもにゃいよ~。&hellip;ただちょっとだけ&hellip;」 <br /> <br /> &hellip;ちょっとだけ、若い頃のあんたに似てるなって。 <br /> <br /> 「もう&hellip;五月病だなんて言わないでよ」 <br /> 「違うよ!大丈夫だって&hellip;」 <br /> <br /> &hellip;ったく、どいつもこいつも鈍感なんだから。 <br /> <br /> <br /> 「にゃも、今日飲み行こうぜ」 <br /> 「またぁ?」 <br /> 「いいじゃんよ~。久しぶりに昔の話でもしようよ」 <br /> <br /> たまにはおごってやってもいいからさ。</dd></p>
<dl><dt><a target="_top" href="menu:545" name="545"><font color="#0000ff">545</font></a>名前:<font color="#228b22"><strong>名無しさん@秘密の花園</strong></font>[sage] 投稿日:2007/05/17(木) 23:17:35 ID:I3BJSJDo</dt><dd>「先生ぇ~!」<br /> 「お、神楽」<br /> <br /> 「あの&hellip;ここわかんないんですけど」<br /> 「お前が質問とは珍しいな&hellip;どれどれ」<br /> <br /> 最近この子と接する機会が多い。<br /> <br /> 「えへへ、再試にかかると部活出られなくなっちゃうからさ&hellip;」<br /> 「ふむ、動機はどうあれ頑張るのはいいことだな」<br /> <br /> 初めは体育祭の戦闘要員のつもりだったんだけど。<br /> この子を見てるといろんなことを思い出しちゃって&hellip;。<br /> 甘酸っぱい気持ちが押し寄せる。<br /> <br /> 「あぁ、そういうことか!」<br /> <br /> そんな考えが伝わったのか&hellip;、この子も私になついてくれた。<br /> <br /> 「ありがと!先生」<br /> 「&hellip;ゆかりで&hellip;いいわよ」<br /> 「え?」<br /> <br /> 私は&hellip;。<br /> <br /> 「&hellip;ほとんど年も違わないんだからぁ~!ゆっかりちゃんでいいわよ!!」<br /> 「おぉ!なんかかっこいい!」<br /> <br /> &hellip;真っ直ぐな目に弱いんだから。<br /> 学生の頃から全然成長してないな。<br /> <br /> </dd><dt><a target="_top" href="menu:546" name="546"><font color="#0000ff">546</font></a>名前:<font color="#228b22"><strong>名無しさん@秘密の花園</strong></font>[sage] 投稿日:2007/05/17(木) 23:18:23 ID:I3BJSJDo</dt><dd>「ゆかり~」<br /> 「にゃも。どした?」<br /> 「英語、教えてよ。・・・あとできれば数学も」<br /> 「何ぃ?もうテスト明日だろ~」<br /> 「えへへ。一応再試だけは避けたいからね・・・。先生に怒られちゃう」<br /> <br /> 「こことここ覚えとけば大丈夫よ」<br /> 「ありがとー!助かる」<br /> 「ったく・・・もっと早く言えよな」<br /> 「ごめんごめん。部活・・・忙しくて。本当はテスト前はやっちゃダメなんだけどさ」<br /> 「・・・スポーツ推薦かよ」<br /> 「・・・まぁね。できればだけど」<br /> 「ぐぁー!何で勉強できる私のほうが頑張らなきゃいけないのよ!絶対間違ってる!」<br /> 「あはは・・・」<br /> 「・・・」<br /> 「・・・ゆかりは・・・どこの大学受けるつもりなの?」<br /> 「え?・・・わっかんないわよ。これから考える」<br /> <br /> </dd><dt><a target="_top" href="menu:547" name="547"><font color="#0000ff">547</font></a>名前:<font color="#228b22"><strong>名無しさん@秘密の花園</strong></font>[sage] 投稿日:2007/05/17(木) 23:19:48 ID:I3BJSJDo</dt><dd>「あのさ、私の受けるとこ英語科もあるんだ!ゆかり、英語得意だし・・・どうかなって」<br /> 「ん?ん~、考慮には入れるけど。大学まで一緒ってのはどうなのよ」<br /> 「そっか。やっぱ・・・嫌よね」<br /> 「嫌じゃないけどさ・・・」<br /> 「・・・」<br /> 「何よ?」<br /> 「嫌じゃないなら・・・いいじゃない・・・」<br /> 「え?」<br /> 「大学入っても、勉強教えてよ・・・。ゆかり・・・。ぐすっ・・・」<br /> 「お、おい。どうしたんだよ!?」<br /> 「私・・・ゆかりがいないと・・・」<br /> <br /> </dd><dt><a target="_top" href="menu:548" name="548"><font color="#0000ff">548</font></a>名前:<font color="#228b22"><strong>名無しさん@秘密の花園</strong></font>[sage] 投稿日:2007/05/17(木) 23:21:28 ID:I3BJSJDo</dt><dd>「ゆかり、どうしたのよ?ぼーっとして。テストつくったの?」<br /> 「にゃも」<br /> 「・・・ん?」<br /> 「神楽ってさ、部活ではどんな感じ?」<br /> 「&hellip;?何よ、いきなり。問題でも起きた?」<br /> 「いや、せっかく担任になったんだしさ。個人を知るのも教師のつとめーみたいな」<br /> 「ふぅん。珍しいのね」<br /> 「でさぁ、どうなのよ」<br /> 「どうって&hellip;あのままよ。素直で元気で&hellip;」<br /> 「&hellip;」<br /> 「ちよちゃん達と仲良いみたいだし。あんたもすぐ把握できるわよ」<br /> 「&hellip;そっか」<br /> 「どうしたのよ。&hellip;あんた何か変よ」<br /> 「なんでもにゃいよ~。&hellip;ただちょっとだけ&hellip;」<br /> <br /> &hellip;ちょっとだけ、若い頃のあんたに似てるなって。<br /> <br /> 「もう&hellip;五月病だなんて言わないでよ」<br /> 「違うよ!大丈夫だって&hellip;」<br /> <br /> &hellip;ったく、どいつもこいつも鈍感なんだから。<br /> <br /> <br /> 「にゃも、今日飲み行こうぜ」<br /> 「またぁ?」<br /> 「いいじゃんよ~。久しぶりに昔の話でもしようよ」<br /> <br /> たまにはおごってやってもいいからさ。</dd></dl>

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