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<p><dt><a href="menu:142" target="_top" name="142"><font color="#0000ff">142</font></a> 名前:<font color="#228b22"><strong>名無しさん@秘密の花園</strong></font>[sage] 投稿日:2007/03/28(水) 23:45:07 <a href="id:142" target="_top"><font color="#0000ff">ID:</font></a>2jWGssrz </dt><dd>やっぱり よみ×とも は基本だと思うわけですよ。 <br /> <br /> <br /> 2年の夏、ちよちゃんの別荘での2日目の朝・・・私は体の上に何かが乗っているような感覚で目が覚めた。 <br /> それが何なのか確認するため枕もとの眼鏡を取ろうとしたが、どうもその必要はないようだ。 <br /> 彼女は裸眼でも認識できるほど私に顔を近づけていた。 <br /> 昨日一番早く寝たんだから、早く起きるのはわからんでもないが・・・だからって私まで起こさんでもいいのに。 <br /> はっきりとしない頭でそんなことを考えていると、私の唇を彼女の唇が塞いだ。 <br /> 「・・・おい、誰かに気づかれたらどうするんだ?みんな隣で寝てるんだぞ。」 <br /> まだ私たち2人以外はみんな眠っているようだ。 <br /> 「大丈夫だって!音立てなければ・・・外もまだ暗いし。」 <br /> お互いが耳元でやっと聞き取れる小声で話す。 <br /> 確かに誰も起きる気配は無いが、なにもこんなとこで・・・と言い返そうとした途端、智はまた私の唇を塞いできた。 <br /> 舌が入ってくる。しかし、このまま舌を絡ませたら結構な音が出るのではないだろうか。その音で気付かれはしないだろうか・・・。 <br /> <br /> キスの最中にこんなことを考えるのも変な話だが、私は行為の間もふと冷静になるときが何度かある。 <br /> 夢中で私を求めてくれる智には少し失礼な話だし、申し訳なく感じるが・・・これも性格なのだろうか。 <br /> この時も、私は一生懸命舌を動かす智に罪悪感を感じて、智の求愛に応じることにした。 <br /> いや・・・実際は私も智を求めていたのだが。 <br /> <br /> </dd><dt><a href="menu:143" target="_top" name="143"><font color="#0000ff">143</font></a> 名前:<font color="#228b22"><strong>続き</strong></font>[sage] 投稿日:2007/03/28(水) 23:45:41 <a href="id:143" target="_top"><font color="#0000ff">ID:</font></a>2jWGssrz </dt><dd>智の背中に両腕を回すと、彼女は私の左肩に頭を預けるようにしてよりかかってきた。 <br /> 私は少し体をずらして、右手を智の胸に持っていく。 <br /> Tシャツの中に手を入れ、下着の上から触ろうと思ったが・・・少し悪戯心が芽生えた私は、直接下着の中に手を入れ先端を刺激した。 <br /> 「あ・・・っ」 <br /> 突然の刺激に驚いたのか、智の口から声が漏れる。 <br /> 「おいおい、声出したらみんなが起きちゃうんじゃなかったのか?」 <br /> 耳元でささやきながら右手をそのまま動かす。 <br /> 智は何も言い返してはこないが、声が出るのを必死にこらえているようだ。 <br /> 私の両方の二の腕をつかんでいる智の手のひらに、ぎゅっと力が入るのがわかった。 <br /> 顔を覗き込んでやると、さっきまでの悪戯っぽい笑顔とはうってかわって顔を真っ赤にしている。 <br /> こんな顔を見せられて、彼女をいとおしいと感じない人間がいるのだろうか。 <br /> 私は、右手を胸から下腹部へと下げていった。 <br /> <br /> と、そのとき、私の右側で何かが動いた気配がした。 <br /> <br /> </dd><dt><a href="menu:144" target="_top" name="144"><font color="#0000ff">144</font></a> 名前:<font color="#228b22"><strong>続き</strong></font>[sage] 投稿日:2007/03/28(水) 23:46:28 <a href="id:144" target="_top"><font color="#0000ff">ID:</font></a>2jWGssrz </dt><dd>私の右側に眠っていたのは神楽だ。 <br /> 昨日、智と二人で私を挟んで枕投げをしていたのをはっきりと覚えている。 <br /> 起こしたか・・・気付かれただろうか・・・。 <br /> 恐る恐る顔を右に向けると、神楽は向こうを向いていた。 <br /> 眼鏡をかけていないし、眠っているかどうかはわからない。 <br /> しかし、万一起きていても神楽ならなんとか誤魔化せそうな気もする。 <br /> (いやー智の寝相が悪くってさあ)とか(昨日の仕返しにちょっと悪戯してやったんだ)とか・・・。 <br /> 向こうも寝ぼけてるだろうし大丈夫かな、などと考えていると、 <br /> <br /> 「よみ・・・どうしたの?」 <br /> 私が右に向けた顔とは反対側から智の控えめな声がする。 <br /> あぁ、また私は智を放っておいて別の考え事をしてしまっていた。 <br /> 彼女のまっすぐな目が、私の胸を少し締め付る。 <br /> 返す言葉が見つからなくて、 <br /> 「いや、なんでもない」 <br /> 首を180度まわしてキスしてやると、彼女は幸せそうに笑った。 <br /> その顔を見ていると、この関係がバレることなど非常に些細なことのように感じ、動きが止まってしまっていた右腕を背中に回して彼女を強く抱きしめた。 <br /> </dd></p>
<dl><dt><a target="_top" href="menu:142" name="142"><font color="#0000ff">142</font></a>名前:<font color="#228b22"><strong>名無しさん@秘密の花園</strong></font>[sage] 投稿日:2007/03/28(水) 23:45:07<a target="_top" href="id:142"><font color="#0000ff">ID:</font></a>2jWGssrz</dt><dd>やっぱり よみ×とも は基本だと思うわけですよ。<br /> <br /> <br /> 2年の夏、ちよちゃんの別荘での2日目の朝・・・私は体の上に何かが乗っているような感覚で目が覚めた。<br /> それが何なのか確認するため枕もとの眼鏡を取ろうとしたが、どうもその必要はないようだ。<br /> 彼女は裸眼でも認識できるほど私に顔を近づけていた。<br /> 昨日一番早く寝たんだから、早く起きるのはわからんでもないが・・・だからって私まで起こさんでもいいのに。<br /> はっきりとしない頭でそんなことを考えていると、私の唇を彼女の唇が塞いだ。<br /> 「・・・おい、誰かに気づかれたらどうするんだ?みんな隣で寝てるんだぞ。」<br /> まだ私たち2人以外はみんな眠っているようだ。<br /> 「大丈夫だって!音立てなければ・・・外もまだ暗いし。」<br /> お互いが耳元でやっと聞き取れる小声で話す。<br /> 確かに誰も起きる気配は無いが、なにもこんなとこで・・・と言い返そうとした途端、智はまた私の唇を塞いできた。<br /> 舌が入ってくる。しかし、このまま舌を絡ませたら結構な音が出るのではないだろうか。その音で気付かれはしないだろうか・・・。<br /> <br /> キスの最中にこんなことを考えるのも変な話だが、私は行為の間もふと冷静になるときが何度かある。<br /> 夢中で私を求めてくれる智には少し失礼な話だし、申し訳なく感じるが・・・これも性格なのだろうか。<br /> この時も、私は一生懸命舌を動かす智に罪悪感を感じて、智の求愛に応じることにした。<br /> いや・・・実際は私も智を求めていたのだが。<br /> <br /> </dd><dt><a target="_top" href="menu:143" name="143"><font color="#0000ff">143</font></a>名前:<font color="#228b22"><strong>続き</strong></font>[sage] 投稿日:2007/03/28(水) 23:45:41<a target="_top" href="id:143"><font color="#0000ff">ID:</font></a>2jWGssrz</dt><dd>智の背中に両腕を回すと、彼女は私の左肩に頭を預けるようにしてよりかかってきた。<br /> 私は少し体をずらして、右手を智の胸に持っていく。<br /> Tシャツの中に手を入れ、下着の上から触ろうと思ったが・・・少し悪戯心が芽生えた私は、直接下着の中に手を入れ先端を刺激した。<br /> 「あ・・・っ」<br /> 突然の刺激に驚いたのか、智の口から声が漏れる。<br /> 「おいおい、声出したらみんなが起きちゃうんじゃなかったのか?」<br /> 耳元でささやきながら右手をそのまま動かす。<br /> 智は何も言い返してはこないが、声が出るのを必死にこらえているようだ。<br /> 私の両方の二の腕をつかんでいる智の手のひらに、ぎゅっと力が入るのがわかった。<br /> 顔を覗き込んでやると、さっきまでの悪戯っぽい笑顔とはうってかわって顔を真っ赤にしている。<br /> こんな顔を見せられて、彼女をいとおしいと感じない人間がいるのだろうか。<br /> 私は、右手を胸から下腹部へと下げていった。<br /> <br /> と、そのとき、私の右側で何かが動いた気配がした。<br /> <br /> </dd><dt><a target="_top" href="menu:144" name="144"><font color="#0000ff">144</font></a>名前:<font color="#228b22"><strong>続き</strong></font>[sage] 投稿日:2007/03/28(水) 23:46:28<a target="_top" href="id:144"><font color="#0000ff">ID:</font></a>2jWGssrz</dt><dd>私の右側に眠っていたのは神楽だ。<br /> 昨日、智と二人で私を挟んで枕投げをしていたのをはっきりと覚えている。<br /> 起こしたか・・・気付かれただろうか・・・。<br /> 恐る恐る顔を右に向けると、神楽は向こうを向いていた。<br /> 眼鏡をかけていないし、眠っているかどうかはわからない。<br /> しかし、万一起きていても神楽ならなんとか誤魔化せそうな気もする。<br /> (いやー智の寝相が悪くってさあ)とか(昨日の仕返しにちょっと悪戯してやったんだ)とか・・・。<br /> 向こうも寝ぼけてるだろうし大丈夫かな、などと考えていると、<br /> <br /> 「よみ・・・どうしたの?」<br /> 私が右に向けた顔とは反対側から智の控えめな声がする。<br /> あぁ、また私は智を放っておいて別の考え事をしてしまっていた。<br /> 彼女のまっすぐな目が、私の胸を少し締め付る。<br /> 返す言葉が見つからなくて、<br /> 「いや、なんでもない」<br /> 首を180度まわしてキスしてやると、彼女は幸せそうに笑った。<br /> その顔を見ていると、この関係がバレることなど非常に些細なことのように感じ、動きが止まってしまっていた右腕を背中に回して彼女を強く抱きしめた。<br /> </dd></dl>

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