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M-Tea*6_51-ロンドン消息 夏目漱石

2014.7.12 第六巻 第五一号

ロンドン消息
夏目漱石

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税込価格:100円(本体税抜93円) p.141 / *99 出版
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※ PDF 形式、六インチ判。Mac OS X 10.4・Acorbat Reader 5.0、Windows 7・Adobe Reader X および SONY Reader(PRS-T2)にて確認済み。
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(c) Copyright this work is public domain, 2014.

パブリックドメインマガジン 週刊ミルクティー*

(前略)それだから、今日すなわち四月九日の晩をまる潰しにして何かご報知をしようと思う。報知したいと思うことはたくさんあるよ。こちらへ来てからどういうものか、いやに人間が真面目になってね。いろいろな事を見たり聞いたりするにつけて、日本の将来という問題がしきりに頭の中におこる。柄にないといってひやかしたまうな。僕のようなものがかかる問題を考えるのは、まったく天気のせいや「ビステキ」のせいではない、天の然らしむるところだね。この国の文学美術がいかに盛大で、その盛大な文学美術がいかに国民の品性に感化をおよぼしつつあるか、この国の物質的開化がどのくらい進歩して、その進歩の裏面にはいかなる潮流が横たわりつつあるか、英国には武士という語はないが紳士と〔いう〕言があって、その紳士はいかなる意味を持っているか、いかに一般の人間が鷹揚で勤勉であるか、いろいろ目につくと同時にいろいろ癪にさわることが持ち上がってくる。時にはイギリスがいやになって早く日本へ帰りたくなる。するとまた日本の社会のありさまが目に浮かんで、たのもしくない、情けないような心持ちになる。(略)

※ #ref(6_51.rm)
(朗読:RealMedia 形式 xxxKB、x:xx)
※ お休みしまーす。

夏目漱石 なつめ そうせき
1867-1916(慶応3.1.5-大正5.12.9日)
英文学者・小説家。名は金之助。江戸牛込生れ。東大卒。五高教授。1900年(明治33)イギリスに留学、帰国後東大講師、のち朝日新聞社に入社。05年「吾輩は猫である」、次いで「倫敦塔」を出して文壇の地歩を確保。他に「坊つちやん」「草枕」「虞美人草」「三四郎」「それから」「門」「彼岸過迄」「行人」「こゝろ」「道草」「明暗」など。

◇参照:『広辞苑 第六版』(岩波書店、2008)、Wikipedia 日本語・オフライン版(『iP!』2009.4月号、晋遊舎)。

底本

底本:「夏目漱石全集10」ちくま文庫、筑摩書房
   1988(昭和63)年7月26日第1刷発行
底本の親本:「筑摩全集類聚版夏目漱石全集」筑摩書房
   1971(昭和46)年4月~1972(昭和47)年1月
http://www.aozora.gr.jp/cards/000148/card779.html

NDC 分類:915(日本文学 / 日記.書簡.紀行)
http://yozora.kazumi386.org/9/1/ndc915.html

難字、求めよ

先ぬき さきぬき? せんぬき?
石摺 いしずり 石版画(リトグラフ)か。
しようなんかんて
地下電気 地下鉄に同じか。
two pence Tube
顔子然 がんしぜん
回《かい》やその楽をあらためず賢なるかな
人-間-を-去-る-三-舎-色
三舎色
least poor
物匂い ものにおい?
辛防 しんぼう 辛抱に同じか。
汚苦しい おくるしい?
色沢気ぬき しきたく?
朱引内/朱引外 朱印地内外か
球突 きゅうとつ?
gay society
late dinner レイト・ディナー、夜食か。
言ば 言葉、か。
慨がある 概(がい)あり、か。
主命もだしがたし
オラレブル
ケニントン、ケニングトン ケンジントン?
バンク、東バンク
デンマーク・ヒル
ツーチング
カルルス泉 カールスバート(カルロビ・バリ)か。

むしとりホイホイ

実にでがある ?
節倹ををして → 節倹をして 【を、ひとつ余計?】
ベチャベチャ → ペチャペチャ 【ペ?】
言ば → 言葉 【葉か】

以上4件。底本未確認。

スリーパーズ日記*

書き換えメモ。
「ほととぎす」 → 『ホトトギス』
ガレリー → ギャラリー
ペネー → ペニー
ポプラー → ポプラ

『Newton』自然エネルギー特集、イエローストーン。
大河、二十六回。高松城水攻め。

『歴史地名大系』から鳥取県・島根県地図のカラーコピー1枚ずつ。ミスプリント2枚。トータル4枚200円。大出費。しかも画質悪いし。。。
コピー機のせいというよりも、原稿資料の問題なのか。。。にしても50円、納得いかない。

ついにやってしまったか。。。という気分。Reader とぽめを入れたポーチを図書館の閲覧席へ置き忘れ。翌朝、カウンターで無事受け取り。だれが危険かといったら、自分自身がもっともあぶない、という教訓であり、再認識。



7/12 土曜
4:20、やや大きな地震。福島県沖。天童は3らしい。

2014.7.12 公開
目くそ鼻くそ、しだひろし/PoorBook G3'99
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最終更新:2014年08月29日 13:00