M-Tea*6_46-小さき家の生活/また、家 宮本百合子
2014.6.7 第六巻 第四六号
小さき家の生活
また、家
宮本百合子
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税込価格:100円(本体税抜93円) p.133 / *99 出版
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(c) Copyright this work is public domain, 2014.
パブリックドメインマガジン 週刊ミルクティー*
一九二一年の十一月十四日、自分はふと、自分らの小さい家庭生活の記録をおりにふれて書きつけていく気になった。
ある年まで生活し、あと、振り返ってその経験を分解し、観察してみることは、もちろん興味あることだろう。しかしそうではなく、幾年か、感興がおこるにつれて、その当時の心境なり事件なりを如実に描くことはまた楽しい。結婚後、まる二年の年月をへ、今、自分は、少なくとも当面の生活には馴れたことを感じる。同時におちついた。胸をわくわくさせるような物めずらしさが去ったかわりに、また文字に書き写せるだけ、心に余裕ができたのである。何年までこれが続くか、どんなことがおこってくるか、書くわたし自身も知り得ない未来が、われわれの将来には横たわっている。(「小さき家の生活」より)
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※ お休みしまーす。
宮本百合子 みやもと ゆりこ
1899-1951(明治32.2.13-昭和26.1.21)
小説家。旧姓、中条。東京生れ。日本女子大中退。顕治の妻。1927~30年ソ連に滞在、帰国後プロレタリア作家同盟常任委員。32年から終戦までに3度検挙。戦後、民主主義文学運動の先頭に立つ。作「貧しき人々の群」「伸子」「二つの庭」「播州平野」「道標」など。
◇参照:『日本史広辞典』(山川出版社、1997.10)、Wikipedia 日本語・オフライン版(『iP!』2009.4月号、晋遊舎)。
底本
難字、求めよ
小さき家の生活
横って居る よこたわっている
生え切った はえきった?
身の緊る しまる、か
荷物自動車
サビエット
夕餐 ゆうさん?
据え目 すえめ? 控え目(ひかえめ)?
バーレン
真個に延る しんこにのべる?
怯じて きょうじて、か。
海鼠焼 なまこやき?
日当ぼっこ ひなたぼっこ 日向ぼっこか。
此程 このほど。これほど?
オムマ・ハヤム → ウマル・ハイヤームか?
また、家
此那 こんな?
嫁入度
左様云う そういう?
証挙 しょうきょ?
鍵なり 鉤形・鉤状(かぎなり)か。(広)
赧黄色い あかきいろい? 「赤黄色い」に同じか。
西洋館
建仁寺
スリーパーズ日記*
6/17 火曜 晴れ
10:15、i-cafe 着。
6/21 土曜 晴れ
14:00、図書館上映会。ムーミン彗星接近。
母子15人くらいか。
6/22 くもり
新居、まっくろの網戸を二つのスポンジではさむように掃除。
Dash村。小麦。昭雄さん。
2014.6.7 公開
目くそ鼻くそ、しだひろし/PoorBook G3'99
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最終更新:2014年07月18日 15:36