M-Tea*6_39-風土記物語(三)武田祐吉

※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

M-Tea*6_39-風土記物語(三)武田祐吉

2014.4.19 第六巻 第三九号

風土記物語(三)
武田祐吉
 三 播磨国風土記(二)
    応神天皇
    仁徳天皇
    履中天皇
    仁賢天皇と顕宗天皇
    雄略天皇
    天智天皇
    山を越えてくる者
    海を越えてくる者
     その一、四国から
     その二、韓人
    大人



税込価格:100円(本体税抜93円)  p.114 / *99 出版
※ DRM などというやぼったいものは使っておりません。

※ PDF 形式、六インチ判。Mac OS X 10.4・Acorbat Reader 5.0、Windows 7・Adobe Reader X および SONY Reader(PRS-T2)にて確認済み。
※ この作品は青空文庫にて入力中です。著作権保護期間を経過したパブリック・ドメイン作品につき、転載・印刷・翻訳などの二次利用は自由です。
(c) Copyright this work is public domain, 2014.

パブリックドメインマガジン 週刊ミルクティー*

 賀毛(かも)の郡、賀毛と名づけるわけは、応神天皇の御代に、鴨の村に一双のカモが巣を作って卵を産んだ。それで賀毛の郡と名づけるのである。
 上鴨の里、地質は中の上である。下鴨の里、地質は中の中である。この二つの里を鴨の里と名づけるのは、すでに上に述べた。ただし、のちに分けて二つの里となしたので上鴨・下鴨というのである。このわけは、応神天皇がご巡幸あそばされたときに、このカモが飛び立って条布(すふ)の井の樹に止まった。このときに天皇がおたずねになるには「何の鳥か」とおおせられた。そのときに、御供の当麻(たぎま)の品遅部(ほむちべ)の君前玉(さきたま)が答えて申すには、「川に住むカモでございます」と申し上げた。そこで命じて射させたときに、一本の矢を放って二羽の鳥にあてた。そこで矢を負うて山の峰から飛び越えたところを鴨坂と名づけ、落ちたおれたところを鴨谷と名づけ、羹(あつもの)を煮たところを煮坂と名づけるのである。(「賀毛の郡」より)

※ #ref(6_39.rm)
(朗読:RealMedia 形式 xxxKB、x:xx)
※ お休みしまーす。

武田祐吉 たけだ ゆうきち
1886-1958(明治19.5.5-昭和33.3.29)
国文学者。東京都出身。小田原中学の教員を辞し、佐佐木信綱のもとで「校本万葉集」の編纂に参加。1926(昭和元)、国学院大学教授。「万葉集」を中心に上代文学の研究を進め、「万葉集全註釈」(1948-51)に結実させた。著書「上代国文学の研究」「古事記研究―帝紀攷」。「武田祐吉著作集」全8巻。

◇参照:『日本史広辞典』(山川出版社、1997.10)。

底本

底本:『物語日本文學 風土記・靈異記』至文堂
   1954(昭和29)年4月15日発行
http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person1349.html

NDC 分類:216(日本史 / 近畿地方)
http://yozora.kazumi386.org/2/1/ndc216.html

難字、求めよ

イヒヲスク いいおすく。
八千軍 やちくさ
眼割下 まさき 目(め)をさくとは、眦(めじり)を、刺(とげ)のようなもので割(さ)いて、墨(すみ)を入れて、黥(いれずみ)をすることをいう 。(折口信夫「歌の話」より)
御野立 おのたち
欟弓 つくゆみ 槻弓に同じか。
大法 おおのり
御宅・三宅 みやけ 屯倉に同じか。
吉備の鉄 きびのまがね
佐比の鋤 さひのすき

矢田の村 やたのむら
安師川 あなしがわ
三形 みかた 三方郷(みかたごう)か。
筌戸 うえど
島村の岡 しまむらのおか
泉の村
桑原の村 くわばらのむら
琴の神丘 ことのかむおか
箱の丘 はこのおか
匣の丘 くしけのおか
箕形の丘 みかたのおか
甕の丘 みかのおか
稲牟礼の丘 いなむれのおか
冑の丘 かぶとのおか
沈石の丘 いかりのおか
藤の丘 ふじのおか
鹿の丘 しかのおか
犬の丘 いぬのおか
瞋塩 みかしお
告斉 のりせ
牟礼山 むれやま
川辺の里 かわのべのさと
伊奈加川 いなかがわ
土間の村 ひじまのむら 土方郷(ひじまごう)か。
飯戸の阜 いいべのおか
表戸 うわど
川音の村 かわおとのむら
庭音の村 にわおとのむら
庭酒の村 にわざけのむら
奪谷 うばいだに
稲舂の岑 いなつきのみね
稲舂の前 いなつきのさき
故黒土志爾嵩 [訓不明] しにだけ
夜夫の郡 やぶのこおり 養父郡か。但馬国中南部の郡。
三条 みすじ 三方郷(みかたごう)か。
伊都志 いづし/いずし 出石郡か。
御形 みかた
大内川 おおちがわ
小内川 おうちがわ
金内川 かなちがわ
神酒の村 みわのむら
於和の村 おわのむら
高家の里 たかやのさと
神阜 かむおか
法太の川下 ほうたの かわしも
腹辟沼 はらさきぬま
日の岡 ひのおか
褶の墓 ひれのはか
含芸の里 かむぎのさと
酒山 さかやま
坂本の田 さかもとのた
朕公の済 あぎみのわたり
廝の御井 かしわでのみい
賀古の松原 かこのまつばら
媛のこの小島 ひめのこのおじま
御坏の江 みつきのえ
高宮 たかみや
酒屋の村 さかやのむら
贄田の村 にえだのむら
館の村 やかたのむら 屋形村か。現、神前郡市川市屋形。
城宮田の村 ぎみやたのむら
松原の御井 まつばらのみい
[入波の郡] いりなみのこおり
言挙の阜 ことあげのおか
言挙の前 ことあげのさき
因達の里 いだてのさと 印達郷(いたちごう)か。
宇須伎 うすき
宇伎頭川の泊り うきつがわのとまり
伊都 いつ 伊津村か。現、揖保郡御津町岩見。
萩原の里 はりはらのさと
針間井 はりまい
韓清水 からのしみず
酒田 さかた
傾田 かたむきた
射目の前 いめのさき
檀の丘 まゆみのおか
伊乃島 いのしま
多志野 たしの 佐志野(さしの)。
金箭川 かなやがわ
松尾の阜 まつのおのおか
邑智の駅家 おおちのうまや
大内 おおち
氷山 ひやま
欟折山 つきおれやま
蒲の阜 かまのおか
大見山 おおみやま
御沓 みくつ
御枕のところ みまくらのところ
比也野 ひやの
伊夜の丘 いやのおか
阿富山 あふま
目前田 まさきた
阿多加野 あたかの
鴨の村 かものむら
上鴨の里 かみつかものさと
鴨の里 かものさと
条布の井の樹 すふの いのき
当麻 たぎま
煮坂 にさか
小目野 おめの
佐々の御井 ささのみい
意比川 おいかわ
枚方の里 ひらかたのさと
神尾山 かみおやま
屋形田 やかただ
佐々山 ささやま
櫟山 いちいやま
圧川 おしかわ
意伎田 おきた
出雲田 いずもだ
伯耆田 ほうきだ
因幡田 いなばだ
但馬田 たじまだ
賀和良久の三宅 かわらくのみやけ
見置山 みおきやま
播磨の国の山門 はりまのくにの やまと
高野の宮 たかののみや
少野の宮 おののみや
川村の宮 かわむらのみや
御倉尾 みくらお
高宮 たかみや
玉の丘 たまのおか
馬の墓の池
北山
神尾山 かみおやま
麻打の里 あさうちのさと
麻打山 あさうちやま
都太岐 つたぎ
高島の南の浜 たかしまの みなみのはま
韓浜 からはま
伊勢川 いせがわ
兎寸の村 うきのむら 河内国。
賀美の郡 かみのこおり 摂津国。
大田の村 おおたのむら 摂津国。
摧綿野 くたわたの 来田綿か。現、滋賀県秦荘町蚊野付近。市辺押磐皇子は雄略天皇に狩りに誘われて射殺される(日本史)。
山部三馬 やまべの みま
安師比売の神 あなしひめのかみ
別部犬 わけべのいぬ
弩都比売 のつひめ 大穴持の神のお妃。
三家の人夜代 みやけのひとやしろ
丹津日子 につひこの神 につひこのかみ
道主日女の命 みちぬしひめのみこと 播磨国多可郡の女神。(神名)
花浪の神 はななみのかみ/はなみのかみ (神名)
淡海の神 おうみのかみ 花浪の神の妻。
大部造 おおともの みやつこ
古理売 こりめ
賀毛の郡の山直 やまのあたい
息長の命 おきながのみこと
伊志治 いしじ
小玉 おたま 紀伊の国の人。
順受武良の首 すずむらの おびと
告首 のりのおびと
大中の伊志治 おおなかの いしじ
出雲臣比須良比売 いずものおみ ひすらひめ 別嬢の侍女。
苫編首 とまあみのおびと
大仲子 おおなかつこ 苫編首らが祖先。
少足の命 すくなたりのみこと
豊忍別の命 とよおしわけのみこと
阿胡尼の命 あこねのみこと 但馬の国の長官。
石作連 いしつくりのむらじ
田中 たなか 国守。
当麻の品遅部の君前玉 たぎまの ほむちべの きみさきたま
出雲の御蔭の大神 いずもの おかげの おおかみ?
小保弖 さほで 伯耆の国の人。
布久漏 ふくろ 因幡の人。
都伎也 つきや 出雲の人。
額田部の連久等等 ぬかたべのむらじ くとと
若倭部の連池子 わかやまとべのむらじ いけこ
伯耆の加具漏 ほうきの かぐろ
因幡の邑由胡 いなばの おゆこ
狭井の連佐夜 さいのむらじ さや
服部の弥蘇の連 はとりべの みそのむらじ
因幡の国造の阿良佐加比売 あらさかひめ
宇奈比売 うなひめ
久波比売 くわひめ
日下部の連意美 くさかべのむらじ おみ
伊等尾 いとみ 志深の村の長者。
山部の連少楯 やまべののむらじ おだて 小楯。
山部の小楯 やまべのの おだて
国造許麻 くにのみやつこ こま
根日女の命 ねひめのみこと 国造許麻の女。
長日子 ながひこ 尾治の連らの祖先。
上の生石の大夫 かみのおふしの まえつきみ
道守の臣 みちもりのおみ
丸部の具 わにべの よそう
苫編部の犬猪 とまあみべの いぬい
曽祢連麻呂 そねのむらじ まろ
伊頭志の君麻良比 いづしのきみ まらひ 但馬の国の人。
播磨刀売 はりまとめ (神名)
丹波刀売 たにはとめ (神名)
氷上刀売 ひがみとめ
衣縫の猪手 きぬぬいのいて
漢人刀良 あやびと とら
呉の勝 くれの かち

むしとりホイホイ

鮑《あはび》があり。大《おほ》きさは八|尺《しやく》ばかり……

この部分、底本のまま。一尺=約三〇センチメートルとすると、八尺は二四〇センチの鮑? 寸のまちがいか。

スリーパーズ日記*


 鴨長明『方丈記』のまえに。

 最寄りの図書館で「ひっこし」をキーワードに本をさがす。二冊ゲット。
ひとつはPHP研究所から出版の『引っ越しハンドブック』(1996.11)。もうひとつは、作品社『日本の名随筆』シリーズ別巻から『引越』(1993.2)。

 四月・五月は季節もよくなって、体調をくずしたり指先のかじかんだ厳冬のぶんを取り戻すつもりでいた矢先だが、引っ越しを終えるまではおちつきそうにない。

 県立図書館から借りてきた町田洋の『火山灰は語る』『地層の知識』、大町桂月の『十和田湖』もしばらく読めそうにない。市内の古墳時代後期遺跡から出土したという火山灰層に関する確認もあとまわし。



2014.4.19 公開
目くそ鼻くそ、しだひろし/PoorBook G3'99
転載・印刷・翻訳は自由です。
カウンタ: -

名前:
コメント: