M-Tea*6_10-地震ナマズ(一)武者金吉

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M-Tea*6_10-地震ナマズ(一)武者金吉

2013.9.28 第六巻 第一〇号

地震ナマズ(一)
武者金吉

 まえがき
 第一部——地震ナマズ
  一 地震の予言者……ナマズ
    地震虫から地震ナマズの誕生まで
    地震前のナマズのダンス
    ナマズの地震予知
  二 地震と動物の異常行動
    見のがせぬ魚類の異常行動
    地震に先だつ魚類の異常行動の種々相
     ⑴ タコ坊主上陸(平素、姿を見せぬ魚が現われる)
     ⑵ 魚が水面にむらがり、さかんに跳ねる
     ⑶ 多くの魚が岸の近くに集まる
     ⑷ 魚族逃亡(地震の前に魚類がまったく姿を隠す)
    魚類はなぜ地震の前に異常な行動をするか
    魚類だけではない
     ⑴ ネズミとネコ
     ⑵ イヌとサル
     ⑶ 馬とロバ
     ⑷ さまざまの鳥
     ⑸ ヘビとカエル
    結び



月末最終号:無料  p.000 / *99 出版
※ DRM などというやぼったいものは使っておりません。

※ PDF 形式、六インチ判。
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(c) Copyright this work is public domain, 2013.

PDF マガジン 週刊ミルクティー*

 茨城県鹿島神社の境内に要石という石がある。地上には丸っこい頭だけが出ているが、全部掘り出したら、たぶん石器時代の石棒に似た形のものではないかと想像される。『常陸国誌』には「伝説によると、大きな魚が日本を取り巻き、頭と尾が鹿島の地でかさなりあう。その頭と尾を鹿島明神が釘で刺しつらぬいて、魚が動かぬようにしている。要石はすなわちその釘だ」という意味のことが書いてある。この本には「大魚」とあってナマズとは書いてない。
 右の要石の伝説は、アイヌの神話によく似ている。地下に大きな魚がいて、その魚が多量の水をはきだすと津波がおこるという。地震と津波の違いはあるが、魚のしわざとする点でよく似ている。
(略)もし、わたしの想像があたっているとすれば、元禄ごろにすでに地震ナマズの俗説がおこなわれていたことが推測される。
 地震研究所の二代目の所長であった石本巳四雄博士が、もっと年代の古いものを発見された。それは意外にも芭蕉の俳諧だったのである。(「一 地震の予言者……ナマズ 地震虫から地震ナマズの誕生まで」より)

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※ お休みしまーす。

武者金吉 むしゃ きんきち
1891-1962(明治24.3.1-昭和37.11.7)
地震学者。東京浅草生まれ。大正12年の関東大震災ののち独学で地震学の研究を進め、東京帝国大学に地震研究所が大正15年に設立されると、今村明恒、寺田寅彦の両教授の指導の下に地震史料の収集にあたった。昭和5(1930)北伊豆地震の発生にあたっては、発光現象の研究をおこなった。地震史料の収集はその後、震災予防評議会・震災予防協会において続けられ、その成果は『増訂大日本地震史料』全4巻にまとめられた。早稲田大学などで地震学を教え、のち中央気象台に移り、ついで米国地質調査所の技術顧問として地学論文の紹介につとめた。

◇参照:Wikipedia 武者金吉、『日本人名事典』(平凡社)。

底本

底本:『地震なまず』明石書店
   1995(平成7)年12月20日 第1刷発行
http://www.aozora.gr.jp/index_pages/list_inp1748_1.html

NDC 分類:453(地球科学、地学 / 地震学)
http://yozora.kazumi386.org/4/5/ndc453.html

難字、求めよ

錦画 錦絵に同じか。
地震の虫/地震虫
鹿島明神 鹿島神宮に同じか。
浅所
アシタカガニ
クモ網
ネミクチス・アヴォセック
底着性プランクトン
中層プランクトン・ネット
注入河 ちゅうにゅうが
微動計
記象
トビネズミ カンガルーネズミか。
有珠岳 うすだけ → 有珠山か
ノボリオンド山
浅虫臨海実験所
八戸市字金浜 かねはま
久慈湊 くじみなと
田面木 たのもぎ
鵜住居村白浜
岩手県水産学校
大山町 秋田県。
大磐梯
櫛ケ峰 くしがみね
上の湯、中の湯、下の湯、磐梯の湯
千住東町 せんじゅ ひがしちょう? 現、足立区千住町か。
吉原堤
向島の水神 すいじん
東京大学農学部
農林省中央水産試験場
品川漁師町 → 南品川猟師町か。
春雨庵 はるさめあん
相州楼 「土蔵相模」という貸し座敷。(本文)
立ツ崎
羽中
花園橋 横浜。
塔ヶ島離宮
賀茂郡稲生沢村 静岡県。
名古屋管区気象台
堺水族館 さかい すいぞくかん
大阪市立動物園
[ドイツ]
エビンゲン
アルトミュール
[イタリア]
メルフ メルフィ(Melfi)?
下エジプト しもエジプト
伊木常誠 『三陸地方津波実況取調報告』。
山奈宗真 「岩手県沿岸大海嘯取調書」『風俗画報』
田子 たご〓 水産講習所の教授。(本文)
紫雲荘 〓 『天災予知集』。
童振藻 〓 著『雲南地震考』。
服部捨太郎 はっとり すてたろう? 著『地震の前兆』(前徴?)。
加藤庸一 かとう よういち? 著『大地震の実況』。
佐久間ふさ さくま ふさ? 著『動物と地震』。
ハンス・フォン・ヘンティッヒ
H・D・ワーナー 著『都市と地震』。
デヴィソン 〓 イギリスの地震学者。著『近世地震の研究』。(本文)
川口孫次郎 かわぐち まごじろう? 著「天変地異を予知する鳥類」。

むしとりホイホイ

加茂郡 → 賀茂郡 【賀か】 静岡県賀茂郡松崎。
鶴川 → 鵜川 【鵜か】 秋田県。
閉ざれて → 閉ざされて 【さ?】
時事新聞 → 時事新報 【報か】
地震の影響 → 地震の影響について 【について?】 ミルンの論文題名。
非難 → 避難 【避か】

底本は左辺のとおり。

スリーパーズ日記*

書きかえメモ。
加茂郡 → 賀茂郡
ミクロアンペア → マイクロアンペア
閉ざれて → 閉ざされて
日本書記 → 日本書紀
シシリー → シチリア

 『ジブリの教科書1・風の谷のナウシカ』(文春ジブリ文庫、2013.4)読了。満島ひかりの滅裂な回想が逸品。

p.207 椎名誠
ブライアン・オールディス『地球の長い午後』

p.260 丹下和彦
客接待《ピロクセニア》

p.263 山崎まどか
マリ=ルイズ・フォン・フランツ「父の娘」
ユング派の心理学者。

p.296 大塚英志
田山花袋「蒲団」「重右衛門の最後」
柳田國男の花袋批判。吉本隆明の宮崎・松本零士批判。


 宮崎さんが肉親について語ることはそう多くない。が、まったくないわけでもない。NHK「仕事の流儀」では、ポニョ制作のおり、生前、病身だった母親のことについて言及していた。
 これが奥さん、ご夫人のこととなると、さらに言及が少ない。毎日会社へ持ってくる愛妻弁当のこと、瀬戸内海の鞆の浦滞在中に絵手紙を送ってたことを述べて、その存在にちょっとだけふれる程度。

 その宮崎さんが、「わが家では、たいてい家内がゲシュタポになって、話はおしまいになっちゃうんですけどね」と、恐妻家の一面をのぞかせるエピソードがある。
 いつのセリフだったか、どの本に収録してあったか、なかなか思い出せずにいたのだけれど、今回、それが小説家E・カレンバック氏との対談だったことに気がつく。『ラピュタ』公開時(一九八六)刊行のガイドッブックに収録してあったから、読んだのは中学二年、かれこれ二七年前のことになる。

 ところで、その話を引き出したカレンバック氏、本書によると昨年、二〇一二年に亡くなったらしい。八三歳。



2013.9.28 公開
目くそ鼻くそ、しだひろし/PoorBook G3'99
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カウンタ: -

  • 表紙の画像がムダに大きくて、ライト版のページ数が。。。課題ありまくり。 -- しだ (2013-10-04 20:27:30)
  • 表示に不具合があったので、リンク先のダウンロードサイトには第二版をアップしました。 -- しだ (2013-11-01 19:39:49)
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