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M-Tea*5_17-校註『古事記』(九)武田祐吉

2012.11.17 第五巻 第一七号

校註『古事記』(九)
武田祐吉
 古事記 下つ巻
  三、允恭(いんぎょう)天皇
   后妃(こうひ)と皇子女
   八十伴(やそとも)の緒の氏姓
   木梨の軽の太子
  四、安康天皇
   目弱(まよわ)の王の変
   市の辺の忍歯(おしは)の王
  五、雄略天皇
   后妃と皇子女
   若日下部の王
   引田部の赤猪子(あかいこ)
   吉野の宮
   葛城山
   春日の袁杼比売(おどひめ)と三重の采女(うねめ)

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【週刊ミルクティー*第五巻 第一七号】
http://www.dlmarket.jp/product_info.php/products_id/213319
※ クリックするとダウンサイトへジャンプします。
(456KB)

定価:200円 p.183 / *99 出版
付録:別冊ミルクティー*Wikipedia(32項目)p.124

※ DRM などというやぼったいものは使っておりません。
※ 現代表記版に加えてオリジナル版を同時収録。
※ JIS X 0213・ttz 形式。
※ この作品は青空文庫にて校正中です。著作権保護期間を経過したパブリック・ドメイン作品につき、引用・印刷および転載・翻訳・翻案・朗読などの二次利用は自由です。
(c) Copyright this work is public domain.

石川さゆりが、まっかっか♪ 週刊ほほほーいのほーい♪

 夏草の あいねの浜の
 蛎貝(かきかい)に 足踏ますな。
 明(あか)してとおれ。

 かれ、後にまた恋慕(しのひ)にたえかねて、追いいでまししとき、歌いたまいしく、

 君が行き け長くなりぬ。
 山たづの 迎えを行かん。
 待つには待たじ。〈ここに山たづといえるは、今の造木なり〉

 かれ追いいたりまししときに、待ち懐(おも)いて、歌いたまいしく、

 隠国(こもりく)の 泊瀬(はつせ)の山の
 大尾には 幡(はた)張(は)り立て、
 さ小尾には 幡張り立て、
 大尾よし ながさだめる
 思い妻あわれ。
 槻(つく)弓の 伏(こや)る伏(こや)りも、
 梓弓 立てり立てりも、
 後も取り見る 思い妻あわれ。

 また歌いたまいしく、

 隠国の 泊瀬の川の
 上(かみ)つ瀬に 斎杙(いくい)を打ち、
 下(しも)つ瀬に ま杙(くい)を打ち、
 斎杙には 鏡をかけ、
 ま杙には ま玉をかけ、
 ま玉なす 吾(あ)が思(も)う妹、
 鏡なす 吾が思ふ妻、
 ありと いわばこそよ、
 家にも行かめ。国をも偲(しの)わめ。

 かく歌いて、すなわちともにみずから死せたまいき。かれこの二歌は読歌なり。(「三、允恭天皇」「木梨の軽の太子」より)

5_17.rm
(朗読:RealMedia 形式 276KB、2:14)
milk_tea_5_17.html
(html ソーステキスト版 212KB)

武田祐吉 たけだ ゆうきち
1886-1958(明治19.5.5-昭和33.3.29)
国文学者。東京都出身。小田原中学の教員を辞し、佐佐木信綱のもとで「校本万葉集」の編纂に参加。1926(昭和元)、国学院大学教授。「万葉集」を中心に上代文学の研究を進め、「万葉集全註釈」(1948-51)に結実させた。著書「上代国文学の研究」「古事記研究―帝紀攷」。「武田祐吉著作集」全8巻。

◇参照:Wikipedia 武田祐吉、『広辞苑 第六版』(岩波書店、2008)、『日本人名大事典』(平凡社)。

底本:「古事記」角川文庫、角川書店
   1956(昭和31)年5月20日初版発行
   1965(昭和40)年9月20日20版発行
底本の親本:「眞福寺本」
http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person1349.html

NDC 分類:164(宗教 / 神話.神話学)
http://yozora.kazumi386.org/1/6/ndc164.html
NDC 分類:210(日本史)
http://yozora.kazumi386.org/2/1/ndc210.html

難字、求めよ

新羅の国主 しらぎのこにきし
坂本の臣 さかもとのおみ
腰佩 こしはき
わが畳ゆめ
ながさだめる
二つの目
五処の屯倉 いつところのみやけ?
立縵
磐木縵 いわきかずら
御心したまえ
尾行きあえ
葛城の三諸

むしとりホイホイ


スリーパーズ日記*

 読歌(よみうた)…… 黄泉歌?

古事記の中のたたみ語
テキスト:武田祐吉校註『古事記』。
アプリ:YooEdit 1.71

検索:\(.\)\(.\)\1\2

頓首頓首《のみまを》す
諸《もろもろ》
成り成りて
生み生みて
ましまして/ましましき/ましましし/ましましける
まにまに
清淨《すがすが》し
ほらほら
すぶすぶ
鳥取《とりとり》
さわさわ
日高日子番《ひこひこほ》 (天つ日高日子番の邇邇藝の命、天つ日高日子波限建鵜葺草葺合へずの命)
御世《みよみよ》
みつみつし
ほとほとに
ますます
たぎたぎしく
なまなま
すくすく
しばしば
さやさや
時時《よりより》
此方此方《こちごち》

検索:\(.\)\(.\)\(.\)\1\2\3

おのもおのも
こをろこをろ
とををとをを
うべなうべな
いしけいしけ
立てり立てり
百官《つかさつかさ》

検索:\(.\)\(.\)\(.\)\(.\)\1\2\3\4

誠惶誠恐《かしこみかしこみ》

検索:\(.\)\(.\)\(.\)\(.\)\(.\)\1\2\3\4\5

なし



2012.11.22:公開 おきゅぱい迷人。
目くそ鼻くそ、しだひろし/PoorBook G3'99
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最終更新:2012年11月30日 18:15