M-Tea*4_43-科学の不思議(七)アンリ・ファーブル

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M-Tea*4_43-科学の不思議(七)アンリ・ファーブル

2012.5.19 第四巻 第四三号

科学の不思議(七)
アンリ・ファーブル
 五四 昼と夜
 五五 一年と四季
 五六 ベラドンナの実(み)
 五七 有毒(ゆうどく)植物
 五八 花
 五九 果実(かじつ)
 六〇 花粉(かふん)
 六一 ツチバチ


【週刊ミルクティー*第四巻 第四三号】
http://www.dlmarket.jp/product_info.php/products_id/195941
※ クリックするとダウンロードサイトへジャンプします。
(612KB)

定価:200円  p.169 / *99 出版
付録:別冊ミルクティー*Wikipedia(51項目)p.326
※ DRM などというやぼったいものは使っておりません。

つゆだく海峡冬景色。週刊雲のむこう、約束の5ミリシーベルト*

「みなさん。」とおじさんは始めました。「あぶないことを見ないように目を閉(と)じて、それで安全だと思っている人があります。また、人間に害になる物のあることがわかって、それがどんなものだかを知ろうとする人があります。あなた方は、このあとの方(ほう)の人です。そしてわたしは、それをうれしく思うのです。いろんな悪いことがわれわれを待ちもうけています。われわれはそれをよく注意して、その害悪の数を少なくしなければなりません。さて、今われわれは、毎年その犠牲をつくるこのおそろしい植物を知って、それを避(さ)けるという、この大事なことがわからなかったために、おそろしい不幸な目にあってしまいました。もしこの知識がもっと広まっていたら、われわれがいま、その死をくやんでいるあの子どもは、死なずにすんで、いまなお、そのお母さんのいとし子(ご)でいることができていたろうと思います。じつにあの子どもはかわいそうでした。」(「五七 有毒植物」より)

「ここにあるゼニアオイの萼(がく)は、やはり五枚の小さな葉でできていて、五枚の大きな花冠(かかん)はバラ色をしている。この花冠の一つ一つを花弁というのだ。花弁が集まって花冠になるのだ。」
「ジギタリスの花冠は一つの花弁もなくって、ゼニアオイには五枚ありますね。」とクレールがいいました。
「ちょっと見るとそうだが、気をつけて見ると両方とも五枚あるのだ。どの花でもほとんどみんな、ツボミの中で花弁が一つにかたまってしまって、一枚の花弁としか見えない花冠になるものだ。しかし、たいてい、そのかたまった花弁が花のはしの方でちょっと割れていて、そのギザギザで何枚の花弁が一つになったのかわかる。」(略)
「どれにもこれにも五という数があるんですわね。」とクレールがいいました。
「花はいうまでもなくじつに美しいものだが、また不思議な構造にできている。どの花もちゃんとした規則で作ったように、数がきまっている。そして五の数でできているのがいちばん普通なんだ。だから今朝(けさ)調べた花には、どれも五つの花弁と五つの萼片とがあるのだ。」
「そのつぎに普通なのはその数だ〔「三の数」か。〕。それはチューリップや、ユリや、谷間のヒメユリのようなふくらんだ花がそうだ。これらの花には緑色の萼(がく)はなくて、内側に三枚、外側に三枚、つごう六枚の花弁でできた花冠があるのだ。」(「五八 花」より)

4_43.rm
(朗読:RealMedia 形式 544KB、4'24'')
milk_tea_4_43.html
(html ソーステキスト版 264KB)

アンリ・ファーブル Jean Henri Fabre
1823-1915(1823.12.21-1915.10.11)
フランスの昆虫学者。昆虫、特に蜂の生態観察で有名。進化論には反対であったが、広く自然研究の方法を教示した功績は大きい。主著「昆虫記」。

◇参照:Wikipedia アンリ・ファーブル、『広辞苑 第六版』(岩波書店、2008)。

底本:「定本 伊藤野枝全集 第四巻 翻訳」學藝書林
   2000(平成12)年12月15日初版発行
底本の親本:「科学の不思議」アルス
   1923(大正12)年8月1日
http://www.aozora.gr.jp/cards/001049/card4920.html

NDC 分類:K404(自然科学 / 論文集.評論集.講演集)
http://yozora.kazumi386.org/4/0/ndck404.html

難字、求めよ

カスピア 地名。カスピ海周辺のことか。
狐尾草 〓 ジギタリス。
オオドクゼリ
コドクゼリ
チェリーベイ
タヅノキ
イナゴマメ
ナツメシュロ ウミナツメ。

むしとりホイホイ

閨年 → 閏年 【閏か】 「閨」はケイ、ねや。
その数だ → 三の数だ 【三か】 
以上2件。底本未確認。

スリーパーズ日記*

 「雄蕋《ゆうずい》、雌蕋《しずい》」はそれぞれ「雄《お》しべ、雌《め》しべ」に変更。テキストにルビがあるばあい、いつもはそれを優先的に使用するのだけれど、今回は例外処理をほどこしてみた。小中高をとおして理科や科学の教科書の中で「ゆうずい、しずい」と読んだ記憶がなく、テキストの親しみにくさを解消するため。
 「室」は「部屋《へや》」に変更。これも、テキストに使用された表現はめったに別字には変更しないのだけれど、「室」の一字で「へや」と読ませることは、現在ではなじみのないため。
 「マテエ、マテイユ」は原文未確認だけれども、Mathieu で同一人物だろうか。「マテュー」で統一した。

 池澤夏樹『春を恨んだりはしない』(中央公論新社、2011.9)読了。空飛ぶ発電所、ミトコンドリア発電、無人の回送のつばさ、圏外評論家、月山は五合目、葉山は九合目、レボリューション=革命=公転、天地創造、想像、騒々。



5.20 16:23 ながい、25秒……、まだ続いてる。
震度3岩手内陸・沿岸北部、宮城。震源、三陸沖。M6.2推定。
同日、イタリア、フェラーラにて M6.0、死者七名。
5.21 鹿児島桜島、やや大きな噴火。降灰。
2012.5.31:公開 玲瓏迷人。
レボリューションの西洋近代、輪廻の古代東洋。
目くそ鼻くそ。しだひろし/PoorBook G3'99
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