M-Tea*4_12-庄内と日高見(一)喜田貞吉

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M-Tea*4_12-庄内と日高見(一)喜田貞吉

2011.10.15 第四巻 第一二号

庄内と日高見(一)
喜田貞吉
 はしがき
 庄内三郡
 田川郡飽海郡出羽郡の設置
 大名領地と草高——庄内は酒井氏の旧領
 高張田地
 本間家
 酒田の三十六人衆
 出羽国府の所在と夷地経営の弛張


【週刊ミルクティー*第四巻 第一二号】
http://www.dlmarket.jp/product_info.php/products_id/167201
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(612KB)

定価:200円  p.173 / *99 出版
付録:別冊ミルクティー*Wikipedia(84項目)p.396
※ DRM などというやぼったいものは使っておりません。

※ オリジナル版に加えて、ミルクティー*現代表記版を同時収録。
※ JIS X 0213・ttz 形式。
※ この作品は青空文庫にて入力中です。転載・印刷・翻訳は自由です。
(c) Copyright this work is public domain.

手長足長! 週刊あっぷるティー*

 奥羽地方へ行ってみたい、要所要所をだけでも踏査したい。こう思っている矢先へ、この夏〔大正一一年(一九二二)〕、宮城女子師範の友人栗田茂次君から一度奥州へ出て来ぬか、郷土史熱心家なる桃生郡北村の斎藤荘次郎君から、桃生地方の実地を見てもらいたい、話も聞きたいといわれるから、共々出かけようじゃないかとの書信に接した。好機逸すべからずとは思ったが、折悪しく亡母の初盆で帰省せねばならぬときであったので、遺憾ながらその好意に応ずることができなかった。このたび少しばかりの余暇を繰り合わして、ともかく奥羽の一部をだけでも見てまわることのできたのは、畢竟、栗田・斎藤両君使嗾の賜だ。どうで陸前へ行くのなら、ついでに出羽方面にも足を入れてみたい。出羽方面の蝦夷経営を調査するには、まずもって庄内地方を手はじめとすべきだと、同地の物識り阿部正巳〔阿部正己。〕君にご都合をうかがうと、いつでもよろこんで案内をしてやろうといわれる。いよいよ思いたって十一月十七日の夜行で京都を出かけ、東京で多少の調査材料を整え、福島・米沢・山形・新庄もほぼ素通りのありさまで、いよいよ庄内へ入ったのが二十日の朝であった。庄内ではもっぱら阿部君のお世話になって、滞在四日中、雨天がちではあったが、おかげでほぼ、この地方に関する概念を得ることができた。その後は主として栗田君や斎藤君のお世話になって、いにしえの日高見国なる桃生郡内の各地を視察し、帰途に仙台で一泊して、翌日、多賀城址の案内をうけ、ともかく予定どおりの調査の目的を達することができた。ここにその間見聞の一斑を書きとめて、後の思い出の料とする。

4_12.rm
(朗読:RealMedia 形式 444KB、3'36'')
milk_tea_4_12.html
(html ソーステキスト版 200KB)

喜田貞吉 きた さだきち
1871-1939(明治4.5.24-昭和14.7.3)
歴史学者。徳島県出身。東大卒。文部省に入る。日本歴史地理学会をおこし、雑誌「歴史地理」を刊行。法隆寺再建論を主張。南北両朝並立論を議会で問題にされ休職。のち京大教授。

◇参照:Wikipedia 喜田貞吉、『広辞苑 第六版』(岩波書店)。

底本:『喜田貞吉著作集 第一二巻 斉東史話・紀行文』平凡社
   1980(昭和55)年8月25日 初版第1刷発行
初出:『社会史研究』第九巻第一、二号
   1923(大正12)年1、2月
http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person1344.html

NDC 分類:212(日本史/東北地方)
http://yozora.kazumi386.org/2/1/ndc212.html
NDC 分類:915(日本文学/日記.書簡.紀行)
http://yozora.kazumi386.org/9/1/ndc915.html

難字、求めよ

身親しく
斎われて いわわれて? いわう。いつかわれて? いつく。
窪泥 わでい? えでい?
平殄 へいてん?
戎卒 じゅうそつ?
日本歴史地理学会
栗田茂次 くりた? 宮城女子師範。喜田の友人。
斎藤荘次郎 さいとう そうじろう? 宮城県桃生郡北村の郷土史家。
徳尼公 とくあまぎみ? とくにこう?
本立銀行
信成合資会社
坂上茂樹 さかのうえの しげき? 大宿祢。出羽国守。
藤原行則 ふじわらの ゆきのり? 鎮秋田城国司介。(類聚国史)
『地誌提要』
『光丘翁事歴』

むしとりホイホイ

高敝 → 高敞か こうしょう 土地が高く、広くて、見はらしのよいこと。また、そのさま。
伊奈谷 → 伊那谷か いなたに 現、長野県伊那盆地。天竜川流域に発達した南北60キロ、東西4キロ内外の細長い盆地。

スリーパーズ日記

荘内 → 庄内

 司馬遼太郎『オホーツク街道』(朝日新聞社、2005.8)読了。司馬さんと藤沢周平を対比するひとがあるが、ぼくならば、『街道をゆく』シリーズを残してくれた一点だけでも司馬さんを評価する。
 この巻には、考古学に熱中した少年時代の司馬さんの姿が書いてある。一巻を通して、話題が考古学中心なのも珍しい。

 『街道をゆく』の総索引を見ると、「喜田貞吉」にふれた部分が三か所ある。司馬遼太郎は喜田貞吉につながり、喜田貞吉は阿部正己につながる。

 映画祭、『わが映画人生:本多猪四郎』、八年間の従軍体験、『南国の肌』『青い真珠』、ドキュメンタリー・科学もの、零戦特撮スタッフ、水爆実験、円谷……ラドンモスラ
 月夜の下、マレーシア影絵「ワヤン・クリ」。ざらざらした水牛皮の切り絵、赤と緑、声いろ、ガムラン。



10.10 11:47 宮城南部・福島 震度4。推定M5.6。
10.11 吾妻山ガス噴出注意。新燃岳、引き続き注意。
2011.10.18:公開 玲瓏迷人。
自明に仕組まれたショック・ドクトリン、世田谷ラプソディ。
目くそ鼻くそ。しだひろし/PoorBook G3'99
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