M-Tea*4_7-地震の国(四)今村明恒

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M-Tea*4_7-地震の国(四)今村明恒

2011.9.10 第四巻 第七号

地震の国(四)
今村明恒
 二四 役小角と津波除(よ)け
 二五 防波堤
 二六 「稲むらの火」の教え方について
  はしがき
  原文ならびにその注
  出典
  実話その一・安政津波
  実話その二・儀兵衛の活躍
  実話その三・その後の梧陵と村民
  実話その四・外人の梧陵崇拝
 二七 三陸津波の原因争い
 二八 三陸沿岸の浪災復興
 二九 土佐と津波



【週刊ミルクティー*第四巻 第七号】
http://www.dlmarket.jp/product_info.php/products_id/160481
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(612KB)

定価:200円  p.204 / *99 出版
付録:別冊ミルクティー*Wikipedia(57項目)p.310
※ DRM などというやぼったいものは使っておりません。

きょうづか、きょうづか! 週刊クリティキィー*

 天台宗の僧侶は、好んで高山名岳にその道場を建てる。したがって往時においては、気象・噴火・薬物などに関する物識りが彼らの仲間に多かった。鳥海・阿蘇・霧島の古い時代の噴火記事は、たいてい彼らの手になったものである。
 役小角はおそらくは当時、日本随一の博物学者であったろう。彼が呪術をよくしたということと、本邦のあちらこちらに残した事跡と称するものが、学理に合致するものであることから、そう想像される。(略)
 この行者が一日、陸中の国船越浦に現われ、里人を集めて数々の不思議を示したのち戒めて、「卿らの村は向こうの丘の上に建てよ。この海浜に建ててはならない。もし、この戒めを守らなかったら、たちまち災害がおこるであろう。」といった。行者の奇跡に魅せられた里人はよくこの教えを守り、爾来千二百年間、あえてこれに背くようなことをしなかった。
 そもそも三陸沿岸は、津波襲来の常習地である。歴史に記されただけでも少くない。貞観十一年(八六九)五月二十六日のは溺死千をもって数えられているから、人口多い今日であったら、幾万をもって数うべき程度であったろう。慶長十六年(一六一一)十月二十八日のは、死者の数、伊達領の一七八三人に、南部・津軽の分を加えて五〇〇〇人に達したといわれている。これも今日であったら幾万という数にのぼったに相違ない。明治二十九年(一八九六)六月十五日の津波死人は二万七一二二名の多数におよんだのであるから、これをもって三陸津波の最大記録とする人もあるが、なるほど、損害の統計はそうでも、津波の破壊力はやや中ぐらいにあったと見るべきである。 (「二四 役小角と津波除け」より)

4_7.rm
(朗読:RealMedia 形式 472KB、3'50'')
milk_tea_4_7.html
(html ソーステキスト版 224KB)

今村明恒 いまむら あきつね
1870-1948(明治3.5.16-昭和23.1.1)
地震学者。理学博士。鹿児島県生まれ。明治38年、統計上の見地から関東地方に大地震が起こりうると説き、大森房吉との間に大論争が起こった。大正12年、東大教授に就任。翌年、地震学科の設立とともに主任となる。昭和4年、地震学会を創設、その会長となり、機関誌『地震』の編集主任を兼ね、18年間その任にあたる。

◇参照:Wikipedia 今村明恒、『日本人名大事典』(平凡社)。

底本:『地震の國』文藝春秋新社
   1949(昭和24)年5月30日発行
http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person1578.html

NDC 分類:453(地球科学.地学/地震学)
http://yozora.kazumi386.org/4/5/ndc453.html

難字、求めよ

名岳 めいがく?
深海床
耐浪
越喜来 おつきらい おきらい、か。
謳える うたえる?
破浪
汐込
救合 糾合(きゅうごう)か?
頌揚 しょうよう?
副振動
土埆造
阜頭 埠頭か。
調船 つぎふね?
洪浪
鉅資 巨資(きょし)か。
小宇
スルマ川 インドの河名。
『弘列筆記』
浜口担 はまぐち〓 梧陵の末子。
伊木博士 海底火山説。
本多博士

むしとりホイホイ

宝蔵寺 → 法蔵寺か? ほうぞうじ 現、和歌山県有田郡広川町上中野。広八幡神社の南西にある。
馬淵冷佐 → 馬渕冷佑か まぶち れいゆう 1879-1941 大正・昭和期の国語教育者。童話作家。教師用解説書の著者として活躍。共著で「日本お伽文庫」を完成。(人レ)
稍※[#二の字点][#一字不明]位 → やや中ぐらい
述べらた → 述べられた
常源寺 → 常賢寺か じょうげんじ 字名。現、高岡郡中土佐町久礼。

底本は左辺のとおり。右辺にあらため、もしくは編注に記した。

スリーパーズ日記

タイムアウト。

浪と波の使い分けについて。
浪、津浪、防浪、防浪堤、浪高、浪入 → 波、津波、防波、防波堤、波高、波入
以上、置き換えました。浪災、破浪、洪浪、耐浪はそのままにしました。

もえて → 燃えて
週期 → 周期
畫かれた → 描かれた
有ち → 持ち
立後れ → 立ち遅れ
烈しい → 激しい

以上、置き換えました。



9.7 22:29 震度5強、日高中部・新日高町。M5.1。

2011.9.13:公開 八面玲瓏。
目くそ鼻くそ。しだひろし/PoorBook G3'99
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