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*M-Tea* vol.8 no.3 処女の書(三)杉田直樹 *2015.8.8 第八巻 第三号 処女の書(三) 杉田直樹  恋愛至上  嫁入り前の危機  結婚の目的  家族制の習俗  家庭における修養  結婚生活の特殊性  結婚の儀式  初夜  新婚の神秘  妻の任務  友愛と恋愛 &image(https://dlmarket-jp.s3.amazonaws.com/images/consignors/6/620/10052337_56128b138f24f.png?1444055908,http://www.dlmarket.jp/products/detail/324561) [[【週刊ミルクティー*第八巻 第三号 ダウンロードサイトへジャンプ】>http://www.dlmarket.jp/products/detail/324561]] (1.8MB) &color(red){100円(本体税抜93円)} p.119 / *99 出版 ※ DRM などというやぼったいものは使っておりません。 ※ PDF 形式。確認環境:Mac OS X 10.4・Acorbat Reader 5.0、Windows 7・Adobe Reader X、 SONY Reader(PRS-T2)、Nexus 7・Perfect View。 ※ 見開きで閲覧するばあいには、フリーウェア「RightFile」(Windows 用)を用いて事前にファイル処理することをおすすめします。 ※ この作品は青空文庫にて入力中です。著作権保護期間を経過したパブリック・ドメイン作品につき、転載・印刷・翻訳などの二次利用は自由です。 (c) Copyright is public domain in Japan, 2015. *PDF マガジン 週刊ブラトップ*……じつに興味深い。  結婚から家庭へ。それは当然すぎるほど当然な人間の性生活の第一歩の問題であらねばなりません。結婚の風俗習慣に関しますることは社会学の問題に属しますので、ここにはくわしく論じませんが、夫婦生活のうえからいって結婚とはいかなるものであるかを、まず論じていきたいと思います。  結婚の目的は決して単一なものではありません。  結婚の使命の“第一”は、あらためていうまでもなく、男女がその愛の生活を完全にかつ静穏に送ろうがために、特定の男との間に約束を結び、その生涯の間その愛の生活を共にその両人のみで守りあい、決して他の男または女と不純な交渉を持つことなく、その夫婦の間においてのみ本来の目的たる生殖の実をあげていこうと期するという点にあります。(「結婚の目的」より) ※ #ref(8_3.rm) (朗読:RealMedia 形式 xxxKB、x:xx) ※ お休みしまーす。 杉田直樹 すぎた なおき 1887-1949(明治20.9.1-昭和24.8.29) 精神医学者、医学博士。東京芝に生る。大正元年(1912)東京帝大医科大学卒業。翌2年文部省留学生としてドイツ(ミュンヘン大学)、オランダ、イギリスなどにおいて医学研究を続け、更に同4年アメリカ(ウィスター研究所)にて精神医学を研究、7年帰国、東大医学部講師となった。同10年医学博士の学位を受け、東大助教授、松沢病院副院長をへて、昭和6年(1931)名古屋大学医学部教授(精神医学講座担当)に転じた。『誰か狂へる』『低能児不良児の医学的考察』『異常児童の病理』『大脳皮質の比較研究』『天才児の教育』『最新精神病学』(下田光造と共著)、『治療教育学』『社会病理学』などの著がある。在職中没。 ◇参照:『日本人名大事典・現代』(平凡社)。 *底本 底本:『處女の書』日本學藝社    1948(昭和23)年11月15日発行 http://www.aozora.gr.jp/index_pages/list_inp1853_1.html NDC 分類:367(社会 / 家族問題.男性・女性問題.老人問題) http://yozora.kazumi386.org/3/6/ndc367.html NDC 分類:495(医学 / 婦人科学.産科学) http://yozora.kazumi386.org/4/9/ndc495.html NDL 近代デジタルライブラリー収録 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1710349 *難字、求めよ 気敏く きざとい? 多夫一妻 [たふ いっさい] 多夫多妻 [たふ たさい] 床入の盃 [とこいりの さかずき] 痴情のはて [ちじょうのはて] 神の愛 [かみのあい] *むしとりホイホイ しましても。 → しましても、 【読点か】 思うのも。 → 思うのも、 【読点か】 詳しくて → 詳しくは 【は?】 愛嬌なりと → 愛嬌なりを 【を?】 嚴正を → 嚴正に 【に?】 約束と → 約束を 【を?】 疲懣 → 疲憊 【憊か】ひはい はりません → なりません 【な?】 力では。 → 力では、 【読点か】 以上9件。底本は左辺のとおり。 *スリーパーズ日記* 『風立ちぬ』。 主人公とヒロインが上司宅で、同夫妻の媒妁で床入りの盃をかわすシーンがある。『処女の書』を読みながら、あの場面を思い返していた。 「上司」はおそらく宮崎監督自身だろう。立ち居ふるまいがスマートな主人公とは好対照な、チビで、近眼で、気にしやで、それでいて部下思い。 異質だらけのこの映画のなかでも、ここは特に異質。おそらくこの映画『風立ちぬ』の核心だろう。高橋留美子のようでもあり、小津安二郎のようでもあり。 戦争をひかえたさなか、あるいは戦争の真っ最中に、若い者たちをこんなふうに媒妁する時がもしかしたら近づいているのかもしれない……もしそれが真実なら、騒がず動じず、世間の眼がどうあろうとも、じぶんたちだけであっても、ただふたりをこんなふうにささやかにでも祝福してあげたい……、いや、そうであっていいわけがないだろ! っていう宮崎流ストレートな反戦メッセージか。 2015.8.8 公開予定 2015.10.5 公開 しだひろし/PoorBook G3'99 転載・印刷・翻訳は自由です。 カウンタ:&counter() ---- #comment

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