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*M-Tea* vol.7 no.41 本の未来(六)富田倫生 *2015.5.2 第七巻 第四一号 本の未来(六) 富田倫生  第四章 インターネットが吹き込む電子本の命   「作家よ、来たれ!」   ネットワークとコンピューター   サイバーブックセンターへの道   電子出版社の模索   サイバーブックセンターの離陸   誰にでも可能になったインターネットへの情報発信   それぞれのインターネットの発見   エキスパンドブックとインターネット &image(https://dlmarket-jp.s3.amazonaws.com/images/consignors/6/620/06222021_5587efd02ccb4.png?1434972166,http://www.dlmarket.jp/products/detail/313177) [[【週刊ミルクティー*第七巻 第四一号 ダウンロードサイトへジャンプ】>http://www.dlmarket.jp/products/detail/313177]] (1.9MB) &color(red){100円(本体税抜93円)} p.161 / *99 出版 ※ DRM などというやぼったいものは使っておりません。 ※ PDF 形式。Mac OS X 10.4・Acorbat Reader 5.0、Windows 7・Adobe Reader X および SONY Reader(PRS-T2)にて確認済み。 ※ この作品は青空文庫にて公開中です。 ※ この作品は、クリエイティブ・コモンズ「表示 2.1 日本」でライセンスされています。利用条件は、http://creativecommons.org/licenses/by/2.1/jp/ を参照してください。 *PDF マガジン 週刊ミルクティー*  インターネットの成り立ちに触れた本を読むと、その多くが「アメリカの軍用ネットワークが起源だった」と書いています。核攻撃を受けて通信線の一部が途絶えても、全面的なコミュニケーションの途絶に陥らないよう備えた、網の目状の〈打たれ強い〉通信網が原点だったというのです。  ルーツとなった通信網が軍の予算によって築かれたこと。その際、網の目状のシステムには打たれ強い性格があると強調されたことは事実です。けれど、誰がどのような意識でこうした試みを進めたかをたどってみると、「ルーツは軍事」とする決まり文句となった指摘は実態からかけ離れているだけでなく、歴史の大きな流れを見誤らせかねないと痛感します。  一九六〇年代初頭、今役立つものだけでなく、先を見越したコンピューター技術へも投資していこうとする気運が軍の内部で高まったとき、J・C・R・リックライダーという心理学畑の研究者が見直しの責任者として招かれました。人は〈考える〉作業の大半を、資料をまとめたり、参考になるものを探したりといった準備のために使っている。この工程にマシンの支援が受けられれば、人とコンピューターは素晴らしい〈共生体〉を産み出せる。そう考えていたリックライダーは、もう一方でコンピューターをネットワークして使うことで生じる〈共有感覚〉の目覚めにもいち早く気づいていました。 ※ #ref(7_41.rm) (朗読:RealMedia 形式 xxxKB、x:xx) ※ お休みしまーす。 富田倫生 とみた みちお 1952-2013(昭和27.4.20-平成25.8.16) 広島市生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。編集プロダクション勤務を経て、ライターに。ノンフィクションのさまざまな分野を取材対象としてきたが、次第にパーソナルコンピューターの比重が高まる。ボイジャーのエキスパンドブックを見て電子出版の可能性を本気で信じ込むようになり、「パソコン創世記」と名付けたタイトルを、コンピューターで読むことを前提に制作。このブック上の記述を、インターネット上のさまざまなホームページにリンクさせていくという作業を体験してからは、電子本への確信をさらに深めている。紙で出してきた著書に、「パソコン創世記」(旺文社文庫版、TBSブリタニカ版)、「宇宙回廊 日本の挑戦」(旺文社)、「電脳王 日電の行方」(ソフトバンク)、「青空のリスタート」(ソフトバンク)、「本の未来」(アスキー)がある。 ◇参照:Wikipedia 日本語・オフライン版(『iP!』2009.4月号、晋遊舎)、青空文庫「作家別作品リスト:No.55」。 *底本 底本:「本の未来」アスキー    1997(平成9)年3月1日初版発行 http://www.aozora.gr.jp/cards/000055/card56499.html NDC 分類:007(総記 / 情報科学) http://yozora.kazumi386.org/0/0/ndc007.html NDC 分類:023(図書.書誌学 / 出版) http://yozora.kazumi386.org/0/2/ndc023.html *難字、求めよ エキスパンドブック横丁 ボイジャーによる、呼びかけに答えた人の作品を並べて販売する活動。一九九五年二月、マックワールドエキスポ東京での出展作品は五十七。(本文) ボイジャーサロン 一九九三年十一月、ニフティーにできたサロンの一つ。(本文) ソフトウエアの卸し 書籍の取次店 サイバーブックセンター 一九九五年七月、木津田秀雄の呼びかけにこたえ、『ポン!』の仲間たちが共同で開いた本屋。サーヴィス内容は、フロッピーディスクなりCD-ROMなりに書き込んだブックの販売代行、ブックの紹介、無料のブックを自由に引き落としてもらう。(本文) オーディオミュージック 合鴨農法 電子書店 シカゴセヴン 一九六八年、民主党大会が開かれたシカゴでの騒動から始まる事件。(本文) 小澤真理子 著『ロン吉百までわしゃ九十九まで』『犬と釣り』。(本文) るじるし 著『るじにっき』。絵と文章を組み合わせてみたり、キャラクターを動かしてみたり。吸う息と吐く息のおだやかなリズムに自然に沿ったような作品をさらりと生み出す。(本文) 木津田秀雄 きつだ ひでお? 一九六二年、兵庫県伊丹市生まれ。大阪で胡桃設計を主宰し、住宅中心に取り組む。もう一人の横丁作家である古野信治と『エキスパンドブックでポン!』と名づけた電子雑誌を創刊。著『エキスパンドブックでつくる本』。ニフティーにボイジャーのサロンができた当時、最初の書き込みをおこなう。『ポン!』三号には、阪神大震災に際してどう振る舞ったかの記録を「建物診断ボランティアに参加して」と題して掲載。一九九五年、共同の電子本屋、サイバーブックセンターを運営。(本文) 胡桃設計 木津田秀雄の主宰。(本文) 古野信治 ふるの しんじ? 木津田秀雄と『エキスパンドブックでポン!』と名づけた電子雑誌を創刊。(本文) 翡翠 ひすい? ボイジャーサロン参加者の一人。(本文) 書肆 Dairiqui しょし だいりき? 京都でコンピューターを使った本作りを進めているグループ。コンピューター出版社。(本文) 原伸郎 はら のぶろう? 著『インターネット日記』。Dairiqui のメンバー。(本文) 京都インターネット 藤井一寛 ふじい? 富田と同じ共同住宅に住む。コンピューターに関連した仕事に携わる。一九九五年、東京インターネットと専用線接続を契約、イーサネットで富田のマシンをインターネットに接続。(本文) 渡辺俊雄 わたなべ としお? アスキー第一書籍編集部。『オヤジ一人で出版社を作る』という仮のタイトルをでっちあげ、この本の企画書を書いて相談を持ちかけた富田に、WWWによる表現そのものにも触れろと注文をつける。(本文) *年表 一九六八年、民主党大会が開かれたシカゴでの騒動から始まる事件。〈シカゴセヴン〉。 一九七〇(昭和四五) 大阪万博。 一九九五(平成七)一月十七日 阪神大震災。 一九九五(平成七)二月 マックワールドエキスポ/東京。 一九九〇年八月 イラクのクウェート侵攻。 一九九一年一月 多国籍軍による空爆。湾岸戦争はじまる。 一九九六(平成八)二月 マックワールドエキスポ。 ◇参照:本文、Wikipedia(「日本語・オフライン版-2009.2.4」『iP』2009.4月号付録 DVD-ROM。 *むしとりホイホイ CD―ROM → CD-ROM 【-か】6か所。 PC―8001 → PC-8001 【-か】2か所。 MZ―80K → MZ-80K 【-か】 一人ぽっち → 一人ぼっち 【ぼ?】 人たちの出会い → 人たちとの出会い 【と?】 申し合わる → 申し合わせる 【せ?】 使うことこと → 使うこと 【こと、重複か】 以上7件。底本は未確認。 *スリーパーズ日記* 書きかえメモ。 ベーシック → BASIC おぼえがきメモ。 木津田秀雄『エキスパンドブックでつくる本』。 本文では「一九九四(平成六)年十月一日発刊」。参考文献の一覧では「一九九三年」。 本文中、「私が今この文章を書いているコンピューターの画面には、およそ一二〇〇字程度が見えています」とあるから、『本の未来』の執筆はパソコンと思っていいだろう。 2015.5.2 公開予定 2015.6.22 公開 目くそ鼻くそ、しだひろし/PoorBook G3'99 転載・印刷・翻訳は自由です。 カウンタ:&counter() ---- #comment
*M-Tea* vol.7 no.41 本の未来(六)富田倫生 *2015.5.2 第七巻 第四一号 本の未来(六) 富田倫生  第四章 インターネットが吹き込む電子本の命   「作家よ、来たれ!」   ネットワークとコンピューター   サイバーブックセンターへの道   電子出版社の模索   サイバーブックセンターの離陸   誰にでも可能になったインターネットへの情報発信   それぞれのインターネットの発見   エキスパンドブックとインターネット &image(https://dlmarket-jp.s3.amazonaws.com/images/consignors/6/620/06222021_5587efd02ccb4.png?1434972166,http://www.dlmarket.jp/products/detail/313177) [[【週刊ミルクティー*第七巻 第四一号 ダウンロードサイトへジャンプ】>http://www.dlmarket.jp/products/detail/313177]] (1.9MB) &color(red){100円(本体税抜93円)} p.161 / *99 出版 ※ DRM などというやぼったいものは使っておりません。 ※ PDF 形式。Mac OS X 10.4・Acorbat Reader 5.0、Windows 7・Adobe Reader X および SONY Reader(PRS-T2)にて確認済み。 ※ この作品は青空文庫にて公開中です。 ※ この作品は、クリエイティブ・コモンズ「表示 2.1 日本」でライセンスされています。利用条件は、http://creativecommons.org/licenses/by/2.1/jp/ を参照してください。 *PDF マガジン 週刊ミルクティー*  インターネットの成り立ちに触れた本を読むと、その多くが「アメリカの軍用ネットワークが起源だった」と書いています。核攻撃を受けて通信線の一部が途絶えても、全面的なコミュニケーションの途絶に陥らないよう備えた、網の目状の〈打たれ強い〉通信網が原点だったというのです。  ルーツとなった通信網が軍の予算によって築かれたこと。その際、網の目状のシステムには打たれ強い性格があると強調されたことは事実です。けれど、誰がどのような意識でこうした試みを進めたかをたどってみると、「ルーツは軍事」とする決まり文句となった指摘は実態からかけ離れているだけでなく、歴史の大きな流れを見誤らせかねないと痛感します。  一九六〇年代初頭、今役立つものだけでなく、先を見越したコンピューター技術へも投資していこうとする気運が軍の内部で高まったとき、J・C・R・リックライダーという心理学畑の研究者が見直しの責任者として招かれました。人は〈考える〉作業の大半を、資料をまとめたり、参考になるものを探したりといった準備のために使っている。この工程にマシンの支援が受けられれば、人とコンピューターは素晴らしい〈共生体〉を産み出せる。そう考えていたリックライダーは、もう一方でコンピューターをネットワークして使うことで生じる〈共有感覚〉の目覚めにもいち早く気づいていました。 ※ #ref(7_41.rm) (朗読:RealMedia 形式 xxxKB、x:xx) ※ お休みしまーす。 富田倫生 とみた みちお 1952-2013(昭和27.4.20-平成25.8.16) 広島市生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。編集プロダクション勤務を経て、ライターに。ノンフィクションのさまざまな分野を取材対象としてきたが、次第にパーソナルコンピューターの比重が高まる。ボイジャーのエキスパンドブックを見て電子出版の可能性を本気で信じ込むようになり、「パソコン創世記」と名付けたタイトルを、コンピューターで読むことを前提に制作。このブック上の記述を、インターネット上のさまざまなホームページにリンクさせていくという作業を体験してからは、電子本への確信をさらに深めている。紙で出してきた著書に、「パソコン創世記」(旺文社文庫版、TBSブリタニカ版)、「宇宙回廊 日本の挑戦」(旺文社)、「電脳王 日電の行方」(ソフトバンク)、「青空のリスタート」(ソフトバンク)、「本の未来」(アスキー)がある。 ◇参照:Wikipedia 日本語・オフライン版(『iP!』2009.4月号、晋遊舎)、青空文庫「作家別作品リスト:No.55」。 *底本 底本:「本の未来」アスキー    1997(平成9)年3月1日初版発行 http://www.aozora.gr.jp/cards/000055/card56499.html NDC 分類:007(総記 / 情報科学) http://yozora.kazumi386.org/0/0/ndc007.html NDC 分類:023(図書.書誌学 / 出版) http://yozora.kazumi386.org/0/2/ndc023.html *難字、求めよ エキスパンドブック横丁 ボイジャーによる、呼びかけに答えた人の作品を並べて販売する活動。一九九五年二月、マックワールドエキスポ東京での出展作品は五十七。(本文) ボイジャーサロン 一九九三年十一月、ニフティーにできたサロンの一つ。(本文) ソフトウエアの卸し 書籍の取次店 サイバーブックセンター 一九九五年七月、木津田秀雄の呼びかけにこたえ、『ポン!』の仲間たちが共同で開いた本屋。サーヴィス内容は、フロッピーディスクなりCD-ROMなりに書き込んだブックの販売代行、ブックの紹介、無料のブックを自由に引き落としてもらう。(本文) オーディオミュージック 合鴨農法 電子書店 シカゴセヴン 一九六八年、民主党大会が開かれたシカゴでの騒動から始まる事件。(本文) 小澤真理子 著『ロン吉百までわしゃ九十九まで』『犬と釣り』。(本文) るじるし 著『るじにっき』。絵と文章を組み合わせてみたり、キャラクターを動かしてみたり。吸う息と吐く息のおだやかなリズムに自然に沿ったような作品をさらりと生み出す。(本文) 木津田秀雄 きつだ ひでお? 一九六二年、兵庫県伊丹市生まれ。大阪で胡桃設計を主宰し、住宅中心に取り組む。もう一人の横丁作家である古野信治と『エキスパンドブックでポン!』と名づけた電子雑誌を創刊。著『エキスパンドブックでつくる本』。ニフティーにボイジャーのサロンができた当時、最初の書き込みをおこなう。『ポン!』三号には、阪神大震災に際してどう振る舞ったかの記録を「建物診断ボランティアに参加して」と題して掲載。一九九五年、共同の電子本屋、サイバーブックセンターを運営。(本文) 胡桃設計 木津田秀雄の主宰。(本文) 古野信治 ふるの しんじ? 木津田秀雄と『エキスパンドブックでポン!』と名づけた電子雑誌を創刊。(本文) 翡翠 ひすい? ボイジャーサロン参加者の一人。(本文) 書肆 Dairiqui しょし だいりき? 京都でコンピューターを使った本作りを進めているグループ。コンピューター出版社。(本文) 原伸郎 はら のぶろう? 著『インターネット日記』。Dairiqui のメンバー。(本文) 京都インターネット 藤井一寛 ふじい? 富田と同じ共同住宅に住む。コンピューターに関連した仕事に携わる。一九九五年、東京インターネットと専用線接続を契約、イーサネットで富田のマシンをインターネットに接続。(本文) 渡辺俊雄 わたなべ としお? アスキー第一書籍編集部。『オヤジ一人で出版社を作る』という仮のタイトルをでっちあげ、この本の企画書を書いて相談を持ちかけた富田に、WWWによる表現そのものにも触れろと注文をつける。(本文) *年表 一九六八年、民主党大会が開かれたシカゴでの騒動から始まる事件。〈シカゴセヴン〉。 一九七〇(昭和四五) 大阪万博。 一九九五(平成七)一月十七日 阪神大震災。 一九九五(平成七)二月 マックワールドエキスポ/東京。 一九九〇年八月 イラクのクウェート侵攻。 一九九一年一月 多国籍軍による空爆。湾岸戦争はじまる。 一九九六(平成八)二月 マックワールドエキスポ。 ◇参照:本文、Wikipedia(「日本語・オフライン版-2009.2.4」『iP』2009.4月号付録 DVD-ROM。 *むしとりホイホイ CD―ROM → CD-ROM 【-か】6か所。 PC―8001 → PC-8001 【-か】2か所。 MZ―80K → MZ-80K 【-か】 一人ぽっち → 一人ぼっち 【ぼ?】 人たちの出会い → 人たちとの出会い 【と?】 申し合わる → 申し合わせる 【せ?】 使うことこと → 使うこと 【こと、重複か】 以上7件。底本は未確認。 *スリーパーズ日記* 書きかえメモ。 ベーシック → BASIC おぼえがきメモ。 木津田秀雄『エキスパンドブックでつくる本』。 本文では「一九九四(平成六)年十月一日発刊」。参考文献の一覧では「一九九三年」。 本文中、「私が今この文章を書いているコンピューターの画面には、およそ一二〇〇字程度が見えています」とあるから、『本の未来』の執筆はパソコンと思っていいだろう。 2015.5.2 公開予定 2015.6.22 公開 しだひろし/PoorBook G3'99 転載・印刷・翻訳は自由です。 カウンタ:&counter() ---- #comment

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