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*M-Tea*7_9-進化遺伝の科学(九)石川千代松 *2014.9.20 第七巻 第九号 進化遺伝の科学(九) 石川千代松  第十四章 染色体と性  第十五章 第二性(または雌雄)形質 &image(http://www.dlmarket.jp/images/uploader/620/7_9-1.png,http://www.dlmarket.jp/products/detail/284716) [[【週刊ミルクティー*第七巻 第九号 ダウンロードサイトへジャンプ】>http://www.dlmarket.jp/products/detail/284716]] (3.2MB) &color(red){税込価格:100円(本体税抜93円)} p.191 / *99 出版 ※ DRM などというやぼったいものは使っておりません。 ※ PDF 形式、六インチ判。Mac OS X 10.4・Acorbat Reader 5.0、Windows 7・Adobe Reader X および SONY Reader(PRS-T2)にて確認済み。 ※ この作品は青空文庫にて入力中です。著作権保護期間を経過したパブリック・ドメイン作品につき、転載・印刷・翻訳などの二次利用は自由です。 (c) Copyright this work is public domain, 2014. *パブリックドメインマガジン 週刊ミミクリー*  これら中間性のもののほかにおもしろいことが昆虫に多く見られます。これは寄木細工型とでもいおうか、一個体に雌雄の形質が部分的に区割されて現われることで、例は左右の半身がメスとオスにわかれているとか、または四分の一がオスで、四分の三がメスであるとか、その他多くの部分が判然と区割せられて雌雄の形質が別々に現われるものであります。してそれらが殊に昆虫に現われるのは、昆虫ではいまも言うように性の形質にホルモンの関係はよくわからないで、それがすべて染色体からくるようであるからであります。  このギナンドロモルフ〔雌雄モザイク現象〕に関してはたくさんのおもしろい事実がわかっていますが、ここにおもしろいことには、中間性のものとギナンドロモルフのものとでは、生殖器までが多くの場合ではちがっていることであります。けれどもこの二者が混じてくることもあります。  無論、右に述べたような短いものでは完全なことはいえませんが、つまるところ、動物でも植物でもはじめは性の区別はないもので、分体出芽などで増殖したものでありましたろうが、そのうちに二つの個体がいっしょになって増殖するようになったものでありましょう。これらいっしょになる二つの個体も、ただそれが二つのちがった系統のものであるというだけで、その間に形体上なんら違いはないものであります。(略) ※ #ref(7_9.rm) (朗読:RealMedia 形式 xxxKB、x:xx) ※ お休みしまーす。 石川千代松 いしかわ ちよまつ 1860-1935(万延元.6.6-昭和10.1.17) 動物学者。東京の人。ドイツに留学して、日本にワイスマン流の進化論を紹介。東大教授。魚類学・細胞学を研究。/動物学者。東京開成学校予科を経て、東京大学理学部動物学科卒業(1882)。同大学助教授となり(1883)、1886~1889年ドイツに留学し、フライブルク大学で A. Weismann に師事し、無脊椎動物の生殖・発生などを研究。帝国大学理科大学助教授を経て、同農科大学(のち東京帝国大学農学部)教授(1890~1924)。夜光虫・オオサンショウウオ・クジラなどの生殖・発生および細胞学的研究をなし、ホタルイカの発光、アユの養殖など多方面の研究がある。(生) ◇参照:『広辞苑 第六版』(岩波書店、2008)、『岩波生物学辞典 第五版』(岩波書店、2013.2)、Wikipedia 日本語・オフライン版(『iP!』2009.4月号、晋遊舎)。 *底本 底本:『最新科學圖鑑(5)・進化遺傳の科學』アルス    1933(昭和8)年6月16日発行 http://www.aozora.gr.jp/index_pages/list_inp1478_1.html NDC 分類:460, 467(生物科学.一般生物学 / 遺伝学) http://yozora.kazumi386.org/4/6/ndc460.html http://yozora.kazumi386.org/4/6/ndc467.html *難字、求めよ 雌虫 しちゅう 減数分割 げんすう ぶんかつ? → 減数分裂 リゲウス 身体細胞 しんたい さいぼう? → 体細胞か 第二性形質 だいに せいけいしつ 精卵巣 せいらんそう 腺体 せんたい 脳底腺 のうていせん 精卵 せいらん サルバ → サルパか サルパ salpa 原索動物の一つ。体は透明で体長2~5cm。暖流の中にプランクトンとして生息。(カナ) ボネリア 触肢 しょくし 雌雄中間性 しゆう ちゅうかんせい? 性決定の単位 せいけっていの たんい 生活細胞 せいかつ さいぼう? 第二性形質、雌雄形質 ヒヨモンチョウ → ヒョウモンチョウか 食虫鳥 しょくちゅうちょう アルギニス 香鱗 こうりん 歩肢 ほし 養虫箱 ようちゅうはこ 長角甲虫 ちょうかく こうちゅう 反響嚢 はんきょうのう タムノトリゾン・アプテルム リオグリルス・カマペストリス レプトドラミジンコ モイナミジンコ 視神経球 ダーウィンハネムシ 鋏肢 きょうし → 鋏角に同じか 三崎の実験所 コーペック マイゼンハイマー ビッダー/ビダー Bidder → 参照:ビダー器官 スタウジンゲル クセルキセス ギリシャ人。クセルクセスか フォン・レーゲン ウィーン。 ペッカム夫妻 ペッカム 長岡将軍 ながおか しょうぐん? 『進化論の理学的基礎』 モルガンの著。 スタウジンゲルの目録 *年表 一八八七 石川、ワイスマンの実験室で研究したとき、フクラスズメ(蛾)の人工単性卵を得るがために、スタウジンゲルからメスの蛹虫を求める。 *むしとりホイホイ ヌイゼンハイマー → マイゼンハイマー 【マか】 麟 → 鱗 【鱗か】 蛾《あり》 → 蛾《が》 【が?】 精子《せいし》細胞《さいばう》とか → 精子《せいし》細胞《さいばう》とが 【が?】 精子《せいし》か → 精子《せいし》が 【が?】 甲状腺《かふじやうせん》胸腺《きようせん》 → 甲状腺《かふじやうせん》、胸腺《きようせん》 【読点か】 此時《これら》 ? 撓脚類《だうきやくるゐ》 → 橈脚類《とうきゃくるい》 【橈、とう】 雄《をす》の體《からだ》 → 雌《めす》の體《からだ》 【雌《めす》か】 雄《をす》も遂《つひ》に → 雌《めす》も遂《つひ》に 【雌《めす》か】 以上10件、底本は左辺のとおり。 *スリーパーズ日記* 書きかえメモ。 ハンミングバード → ハミングバード ウワレース → ウォレス Weismann → ワイスマン フリツツ・ミウラー → フリッツ・ミュラー ミメ → ミリメートル サンチ → センチメートル 辺《へん》 → あたり 引《ひ》きかける → ひっかける ミクロフォン → マイクロフォン 遺《のこ》 → 残 ベーツ → ベイツ 卵子《たまご》 → 卵《たまご》 定《きめ》られ → 決められ 9.14 日曜 晴れ 最高気温25度ぐらい。 12:30の電車で山形へ。13:00、山形着。テルサ。 日本天文学会公開講演会。超新星のはなし、他。 9.15 敬老の日。最高気温25度ぐらい。 ひさしぶりに月山、葉山。8合目、9合目あたりに白いところが見える。 9.16 Windows100%、ソニー Reader 海外ストアとハード提供から撤退の記事。ほんまでっか?  小山勝二さんによれば、人類の歴史のなかで超新星が肉眼で観測されている報告は7例ほどのみという。有名なのは平安時代の藤原定家『明月記』。観測記録の引用というかたちで1006年、1054年、1181年の3例。古いところで中国の『後漢書天文志』185年。もっとも新しい例が、関ヶ原の戦い直後の日本で1604年という。  このうち、1054年の超新星爆発の残骸が、現在のかに星雲。小山さんは、肉眼では見えないX線を使って天体を観測している。  昨今、超新星爆発をおこしてすでに消失しているのではないかと話題になっているのがオリオン座の右肩にあるベテルギウス。地球から640光年離れているので、爆発の光がまだ届いていない可能性があるという説がある。  ところで、講演者の一人である山形在住のアマチュア天文家・板垣公一さんのはなしによれば超新星はどうやら頻繁に発生しているらしく、所有する天体望遠鏡を使って、すでに94件を観測しているとのこと。  さて、ここからが本題。  近ごろ、雑誌『Newton』などにもX線観測データを視覚的に着色した合成写真がしばしば登場する。すると、今まで見慣れているはずの渦巻き銀河やレンズ状銀河、馬頭星雲、リング星雲などが新しい姿で見えてくる。  このX線の合成写真を一見して驚いたのは、まるで、縄文時代の土器の文様や耳飾りの装飾とそっくりなことだ。単純なうずまきの場合もあれば、2本以上の腕を持ったうずまきであったり、立体構造を持ったバラの花のような複雑組み合わせ型のうずまきであるとか。  仮に2000年間で7例しか観測されていない天文現象だとしても、単純計算で、5倍の1万年間ならば35例ぐらい肉眼で見ることができたことになる。縄文時代の土器表面の文様や装飾品の文様は、自分たちが見たものを写実的に描いた記録だったのではないか、という仮説が生まれてくる。  ただし、問題がある。  縄文時代の人たちが超新星爆発を見た可能性は疑いないとしても、実際にどのくらいの大きさの爆発を見たのかということ。また、肉眼とX線観測との差もある。ここにまた一つ、疑問が生じる。  縄文時代に、人々は「凸レンズ」を使っていた可能性のありやなしや。 2014.9.20 公開 目くそ鼻くそ、しだひろし/PoorBook G3'99 転載・印刷・翻訳は自由です。 カウンタ:&counter() ---- #comment

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