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*M-Tea*6_50-建築の本義/日本建築の発達と地震 伊東忠太
*2014.7.5 第六巻 第五〇号
建築の本義 / 日本建築の発達と地震
伊東忠太
建築の本義
日本建築の発達と地震
一 太古の家と地震
二 なぜ、太古に地震の伝説がないか
三 なぜ古来、木造の家ばかり建てたか
四 耐震的考慮の動機
五 耐震的建築の大成
&image(http://www.dlmarket.jp/images/uploader/620/6_50-1.png,http://www.dlmarket.jp/products/detail/279155)
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(1.8MB)
&color(red){税込価格:100円(本体税抜93円)} p.96 / *99 出版
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(c) Copyright this work is public domain, 2014.
*転がる大友2:45に毛が生えた。*
昔、欧米の旅客が日本へ来て、地震の多いのにおどろくと同時に、日本の家屋がことごとく軟弱なる木造であって、しかも高層建築のないのを見て、これ畢竟、地震に対する災害を軽減するがためであると解してくれた。
何ごとも外国人の説を妄信する日本人は、これを聞いておおいに感服したもので、識見高邁と称せられた故岡倉覚三〔岡倉天心〕氏のごときも、この説を敷衍して日本美術史の劈頭にこれを高唱したものであるが、今日においてもなおこの説を信ずる人が少なくないかと思う。
少なくとも日本建築は古来、地震を考慮の中へ加え、材料構造に工夫をこらし、ついに特殊の耐震的様式手法を大成したと推測する人は少なくないようである。
予はこれに対して、まったく反対の意見を持っている。いま、試みにこれを述べて世の批評を乞いたいと思う。(日本建築の発達と地震「一 太古の家と地震」より)
※ #ref(6_50.rm)
(朗読:RealMedia 形式 xxxKB、x:xx)
※ お休みしまーす。
伊東忠太 いとう ちゅうた
1867-1954(慶応3.10.26-昭和29.4.7)
建築学者・建築家。米沢市生れ。東大・早大教授。日本東洋古来の建築を研究。雲崗石窟を紹介。平安神宮・築地本願寺などを設計。文化勲章。
◇参照:『広辞苑 第六版』(岩波書店、2008)、Wikipedia 日本語・オフライン版(『iP!』2009.4月号、晋遊舎)。
*底本
建築の本義
底本:「木片集」萬里閣書房
1928(昭和3)年5月28日発行
1928(昭和3)年6月10日4版
初出:「建築世界」
1923(大正12)年9月
http://www.aozora.gr.jp/cards/001232/card46334.html
NDC 分類:520(建築学)
http://yozora.kazumi386.org/5/2/ndc520.html
日本建築の発達と地震
底本:「木片集」萬里閣書房
1928(昭和3)年5月28日発行
1928(昭和3)年6月10日4版
初出:「東京日日新聞」
1924(大正13)年4月
http://www.aozora.gr.jp/cards/001232/card46336.html
NDC 分類:453(地球科学.地学 / 地震学)
http://yozora.kazumi386.org/5/2/ndc453.html
NDC 分類:524(建築学 / 建築構造)
http://yozora.kazumi386.org/5/2/ndc524.html
*難字、求めよ
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建築の本義
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妙機 みょうぎ 「みょうき」か。〔仏〕すぐれた機根。すぐれた素質・能力。
誤妄 ごもう 虚妄(こもう)?
腐敗 ぶはい 「ふはい」か。
『建築世界』 雑誌名。
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日本建築の発達と地震
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匠家 しょうか
甎造 せんぞう
永代 えいだい 「えいたい」か。永世。とこしえ。
十三重塔 じゅうさんじゅうのとう?
三層閣 さんそうかく
単層 たんそう
公衆 こうしゅ こうしゅう?
小田東叡 おだ とうえい 江戸の町医者。安政二年十二月『防火策図解』を出版。(本文)
*むしとりホイホイ
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日本建築の発達と地震
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測面 → 側面 【側】
允恭天皇《いんけうてんのう》 → 允恭天皇《いんぎょうてんのう》 【ぎょう】
賢実 → 堅実 【堅】
なるものか → なるものが 【が】
以上4件。底本未確認。
だれだ! 校正やったのは!!! オレだ……。
*スリーパーズ日記*
ハンナ・ヴェルテン『ミルクの歴史』(原書房、2014.5)読了。
p.48 乳海攪拌(サムッドラ・マンタン)
p.51 「インドでは、ミルクはとくにクリシュナ神とかかわりが深い」
・クリシュナはヴィシュヌの第8番目の化身。
・牛飼いたちに育てられた。
・クリシュナはナーガ・パンチャミ(蛇神の祭り)にも関係している。クリシュナが蛇王カーリヤを退治したことを言祝(ことほ)ぐ祭礼。
・7月か8月、新月から5日目、蛇――とくに全ヒンドゥー教徒が神聖視するコブラを喜ばすためにミルクを供える。
・乳酒……クミス, ミルク酒……ボセット(p.71)
・乳清……ホエイ
p.72 「17世紀に(略)紅茶、コーヒー、チョコレートにミルクを加える習慣ができた。(略)高級な薄い陶磁器の出現にともない、熱で茶器が割れるのを防ぐため、ミルクを先に注ぐようになったのである。」
市役所上空にカラスの群れが帰ってくる。糞尿。
ひさしぶりに地震を体感。岩手南部で震度5弱。
天童では1程度。蛍光灯、ハンガーがゆれた程度。アパートの基礎は、こっちのほうがしっかりしてる印象。
2014.7.5 公開
目くそ鼻くそ、しだひろし/PoorBook G3'99
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