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*M-Tea*6_48-幼年時代(一)堀 辰雄 *2014.6.21 第六巻 第四八号 幼年時代(一) 堀 辰雄 &image(http://www.dlmarket.jp/images/uploader/620/6_48-1.png,http://www.dlmarket.jp/products/detail/274708) [[【週刊ミルクティー*第六巻 第四八号 ダウンロードサイトへジャンプ】>http://www.dlmarket.jp/products/detail/274708]] (2MB) &color(red){税込価格:100円(本体税抜93円)} p.145 / *99 出版 ※ DRM などというやぼったいものは使っておりません。 ※ PDF 形式、六インチ判。Mac OS X 10.4・Acorbat Reader 5.0、Windows 7・Adobe Reader X および SONY Reader(PRS-T2)にて確認済み。 ※ この作品は青空文庫にて公開中です。著作権保護期間を経過したパブリック・ドメイン作品につき、転載・印刷・翻訳などの二次利用は自由です。 (c) Copyright this work is public domain, 2014. *パブリックドメインマガジン 週刊ミルクティー*  私は自分の幼年時代の思い出の中から、これまで何度も何度もそれを思い出したおかげで、いつか自分の現在の気持ちとないまぜになってしまっているようなものばかりを主として、書いてゆくつもりだ。そして私はそれらの幼年時代のすべてを、単なるなつかしい思い出としては取り扱うまい。まあ言ってみれば、私はそこに自分の人生の本質のようなものを見い出したい。  私は四つか五つの時分まで、父というものを知らずに、ある土手下の小さな家で、母とおばあさんの手だけで育てられた。しかし、その土手下の小さな家については、私はほとんど何の記憶も持っていない。  ただ一つ、こういう記憶だけが私には妙にはっきりと残っている。――ある晩、母が私を背中におぶって土手の上に出た。そこには人々が集まって空をながめていた。母が言った。 「ほら、花火だよ、きれいだねえ……」みんなのながめている空の一角に、ときどき目のさめるような美しい光が蜘蛛手にパアッと弾けては、またパアッと消えてゆくのを見ながら、私はわけもわからずに母の腕のなかで小躍りしていた。……(「無花果のある家」より) ※ #ref(6_48.rm) (朗読:RealMedia 形式 xxxKB、x:xx) ※ お休みしまーす。 堀 辰雄 ほり たつお 1904-1953(明治37.12.28-昭和28.5.28) 小説家。東京生れ。東大卒。芥川竜之介・室生犀星に師事、日本的風土に近代フランスの知性を定着させ、独自の作風を造型した。作「聖家族」「風立ちぬ」「幼年時代」「菜穂子」など。 ◇参照:『広辞苑 第六版』(岩波書店、2008)、Wikipedia 日本語・オフライン版(『iP!』2009.4月号、晋遊舎)。 *底本 底本:「幼年時代・晩夏」新潮文庫、新潮社    1955(昭和30)年8月5日発行    1970(昭和45)年1月30日16刷改版    1987(昭和62)年9月15日38刷 初出:「むらさき」    1938(昭和13)年9月号、10月号、11月号    1939(昭和14)年1月号、3月号、4月号 初収単行本:「燃ゆる頬」新潮社    1939(昭和14)年5月22日 http://www.aozora.gr.jp/cards/001030/card4818.html NDC 分類:913(日本文学 / 小説.物語) http://yozora.kazumi386.org/9/1/ndc913.html *難字、求めよ 居きっきり いきっきり? 撥き去って のぞきさって 一人虫 ひとりむし? 大人寂びた おとなさびた 迫いつめ ? 曳舟通り ひきふねどおり 牛の御前 うしのごぜん 小梅の尼寺 業平橋駅 なりひらばしえき *むしとりホイホイ 佗住《わびずま》い → 侘住《わびずま》い 【侘か】 暖昧 → 曖昧 【曖か】 迫いつめ → 追いつめ 【追か】 以上3件。底本未確認。 *スリーパーズ日記*  エントロピー増大の法則は「情報」についてもいえることで、一か所に集められた大量の情報は、けっしてその場にありつづけることはなく、時間がたてばしだいに拡散しようという力が働く。……  情報流出の問題を、個々人の性善/性悪説などというしょうもないレベルで語るくらいならば、いっそこのエントロピーの法則を持ち出したほうが腑に落ちるし、問題解決の糸口がいくつか得られそうな気がする。  たとえば、八〇〇人のボランティアがつどっている青空文庫も、掲示板やメーリングリストのやりとりでかわされる個人情報の量は少なくない。個人名やメールアドレス、住んでる地域、性差、職業、履歴、家族構成、疾患の有無……。  この『週刊ミルクティー*』も販売に DL market というイターネット上のサービスを使っている。そこから得られる購買者の情報は、「いつ」「どの本が」「何冊売れたか」ということが基本になるが、それ以外にも設定しだいでは「だれが」(正確には、購入者のメールアドレス)も通知されるようになっている。  情報を集めたがる側の論理としては、「サービスの向上につながるから」=「購入者の満足につながるから」=「売り上げ増が期待できるから」……と、いたって安直でわかりやすい。  しかし、情報を集めているのが「大手企業」であれば信頼できるのか。「行政」であれば信頼できるのか。これも、「わたしは善人です」という人をどこまで信頼できるのかという典型的なパラドックスにあたるだろう。 14.7.12 4:20 AM 宮城県沖、M6.8推定。最大震度4。 2014.6.21 公開 目くそ鼻くそ、しだひろし/PoorBook G3'99 転載・印刷・翻訳は自由です。 カウンタ:&counter() ---- #comment

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