「M-Tea*4_51-科学の不思議(八)アンリ・ファーブル」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
追加された行は緑色になります。
削除された行は赤色になります。
*M-Tea*4_51-科学の不思議(八)アンリ・ファーブル
*2012.7.14 第四巻 第五一号
科学の不思議(八)アンリ・ファーブル
六二 キノコ
六三 森の中
六四 オオベニタケ
六五 地震(じしん)
六六 寒暖計(かんだんけい)
六七 地(ち)の下の炉(ろ)
六八 貝殻(かいがら)
六九 カタツムリ
七〇 アオガイと真珠(しんじゅ)
&image(http://www.dlmarket.jp/images/uploader/620/4_51-1.png,http://www.dlmarket.jp/product_info.php/products_id/201489)
&image(map4_51.png)
[[【週刊ミルクティー*第四巻 第五一号】>http://www.dlmarket.jp/product_info.php/products_id/201489]]
(http://www.dlmarket.jp/product_info.php/products_id/201489)
※ クリックするとダウンロードサイトへジャンプします。
(656KB)
&color(red){定価:200円} p.173 / *99 出版
付録:別冊ミルクティー*Wikipedia(62項目)p.450
※ DRM などというやぼったいものは使っておりません。
※ オリジナル版に加えて、ミルクティー*現代表記版を同時収録。
※ JIS X 0213・ttz 形式。
※ この作品は青空文庫にて公開中です。著作権保護期間を経過したパブリック・ドメイン作品につき、引用・印刷および転載・翻訳・翻案・朗読などの二次利用は自由です。
(c) Copyright this work is public domain.
*カキカキピピンコ、カキピンコ、週刊征服たこ娘*
「(略)ヨーロッパにおこった地震のうちでいちばんひどかったのは、一七七五年〔一七五五年か〕の万聖節の日〔諸聖人の祝日。毎年十一月一日〕、リスボンであった地震だ。この平和なお祭りの日に、急に遠い雷のような音が地の下から轟(とどろ)き出した。そして地面が五、六度はげしくゆれて、上がったり下がったりした。そしてこのポルトガルの首府は、またたく間に壊れ家と死骸の山になってしまった。生き残った人びとは、家のたおれる下から逃げようとして、海岸の大きな波止場に出た。すると、たちまち波止場は水に飲みこまれて、むらがっていた人々も、つないであった船もみんなしずんでしまった。そして人一人、板子一枚、水面へ浮かび出ては来なかった。深い淵ができて、水も波止場も、舟も人も、みんなそこへ飲みこまれてしまったのだ。こうして六分間のあいだに、六〇〇〇の人間が死んだ。」
「こんなさわぎがリスボンにおこって、ポルトガルの高い山々がゆれていた間に、モロッコ、スエズ、メキネズ〔メクネス。モロッコ中北部の州〕などというアフリカのいろんな都市が顛覆されてしまった。一万人ばかりの人が住んでいたある村は、突然開いて突然閉じてしまった谷底の中へ、人間もろともにそっくり飲みこまれてしまった。」
(略)「また、こんなこともあった。一七八三年二月に南イタリアで四年間も続いた地震がおこった。はじめの一か年だけでも九四九度も地震があった。地面は荒海の水面のように震動でシワになってしまった。そしてこの動く地上に住んでいる人びとは、船に乗っているときのように、胸が悪くなって吐(は)きたくなった。陸の上で船酔いをしたのだ。そしてその震動のたびごとに、実際は動かないでいる雲が、はげしく動いているように見える。木は地の波でまがって、その梢(こずえ)が地をはいていた。」(「六五 地震」より)
※ 一七五五年一一月一日、リスボン大地震。奥羽地方で飢饉。
※ 一七八三年六月八日、アイスランド、ラキ火山が噴火。八月三日、浅間山が噴火。天明の大飢饉の一因となる。
#ref(4_51.rm)
(朗読:RealMedia 形式 468KB、3'47'')
[[milk_tea_4_51.html>http://www33.atwiki.jp/asterisk99?cmd=upload&act=open&pageid=354&file=milk_tea_4_51.html]]
(html ソーステキスト版 256KB)
アンリ・ファーブル Jean Henri Fabre
1823-1915(1823.12.21-1915.10.11)
フランスの昆虫学者。昆虫、特に蜂の生態観察で有名。進化論には反対であったが、広く自然研究の方法を教示した功績は大きい。主著「昆虫記」。
大杉栄 おおすぎ さかえ
1885-1923(明治18.1.17-大正12.9.16)
無政府主義者。香川県生れ。東京外語卒業後、社会主義運動に参加、幾度か投獄。関東大震災の際、憲兵大尉甘粕正彦により妻伊藤野枝らと共に殺害。クロポトキンの翻訳・紹介、「自叙伝」などがある。
伊藤野枝 いとう のえ
1895-1923(明治28.1.21-大正12.9.16)
女性解放運動家。福岡県生れ。上野女学校卒。青鞜(せいとう)社・赤瀾会に参加。無政府主義者で、関東大震災直後に夫大杉栄らとともに憲兵大尉甘粕正彦により虐殺された。
◇参照:Wikipedia &link_wikipedia(アンリ・ファーブル){アンリ・ファーブル}、&link_wikipedia(大杉栄){大杉栄}、&link_wikipedia(伊藤野枝){伊藤野枝}、『広辞苑 第六版』(岩波書店、2008)。
底本:「定本 伊藤野枝全集 第四巻 翻訳」學藝書林
2000(平成12)年12月15日初版発行
底本の親本:「科学の不思議」アルス
1923(大正12)年8月1日
http://www.aozora.gr.jp/cards/001049/card4920.html
NDC 分類:K404(自然科学 / 論文集.評論集.講演集)
http://yozora.kazumi386.org/4/0/ndck404.html
*難字、求めよ
地下植物
魔物の輪
オオベニタケ
ニセベニタケ
ヒウチイグチ
裂穴 裂け穴(さけあな)か
カシス属
海産貝
淡水貝
メレアグリナ・マガリテイフエラ
穿ける あける、か。
グルネル Grenelle
ショード・エグ
ヴイク → ヴィシーか
オーヴェルニス → オーヴェルニュ、オーベルニュか?
モンドルフ → モンドルフ-レ-バンか
*むしとりホイホイ
一七七五年 → 一七五五年 【五五?】
云ふぢやない → いうのじゃない 【の?】
遠くから → 「遠くから 【「?】
ゐんぢやない → いるんじゃない 【る?】
さらわれた → さわられた 【わら?】
以上4件。底本未確認。
*スリーパーズ日記*
ネットカフェの環境 Windows XP、T-Time 5.5 でファイルの動作確認をしてみた。以下はその結果。
ファイルのヘッダーで honmonface="HG丸ゴシック M-PRO"を指定しているのに、意に反して明朝体。ためしに「秀英太明朝」より前に指定し、「HG」を半角「HG」に書き換えてみる。
半角カタカナフォントがみごとに文字化け。『広辞苑』からのコピペが主要な原因。「km」や「リットル」などに一括置き換え作業を追加。
0213 フォントはもともと未インストールのため非表示。次回、あらためて確認すること。
ページめくりの表示スピードが、Mac とくらべて爆速!!。
以下は余談。出版(パブリッシャーズキット、パッケージ・ビルダー)のオプション設定で、「テキスト保護」と「書式設定保護」をそれぞれデフォルトの「編集結果を保存しない」「変更結果を保存しない」にしていたのだけれど、思うところあってそれぞれ「保存」に改めてみる。T-Time をいったん終了しても、読者の設定がそのまま温存されるはず。のみならず、ファイルへのテキストの直接書き込みも保存されるはず。
オリジナルが必要なばあいは、圧縮ファイルを再度解凍して別ファイル名をつければ、2つのファイルを併用できるはず。
ちなみに、全号「プリント許可」をオン設定にしているので、PDF への書き出しも可能。「文字品質」「アンチエイリアスなし」でクリアな紙印刷もできる。
さて、『能久親王事跡』が無事終了。ファーブル『科学の不思議』もいよいよ次回がラスト。ようやく、古いファイルのつくりかえ・再出版に着手できる見込み。
2012.7.14:公開 玲瓏迷人。
目くそ鼻くそ。しだひろし/PoorBook G3'99
転載・印刷・翻訳は自由です。
カウンタ:&counter()
----
#comment
*M-Tea*4_51-科学の不思議(八)アンリ・ファーブル
*2012.7.14 第四巻 第五一号
科学の不思議(八)アンリ・ファーブル
六二 キノコ
六三 森の中
六四 オオベニタケ
六五 地震(じしん)
六六 寒暖計(かんだんけい)
六七 地(ち)の下の炉(ろ)
六八 貝殻(かいがら)
六九 カタツムリ
七〇 アオガイと真珠(しんじゅ)
&image(http://www.dlmarket.jp/images/uploader/620/4_51-1.png,http://www.dlmarket.jp/product_info.php/products_id/201489)
&image(map4_51.png)
[[【週刊ミルクティー*第四巻 第五一号】>http://www.dlmarket.jp/product_info.php/products_id/201489]]
(http://www.dlmarket.jp/product_info.php/products_id/201489)
※ クリックするとダウンロードサイトへジャンプします。
(656KB)
&color(red){定価:200円} p.173 / *99 出版
付録:別冊ミルクティー*Wikipedia(62項目)p.450
※ DRM などというやぼったいものは使っておりません。
※ オリジナル版に加えて、ミルクティー*現代表記版を同時収録。
※ JIS X 0213・ttz 形式。
※ この作品は青空文庫にて公開中です。著作権保護期間を経過したパブリック・ドメイン作品につき、引用・印刷および転載・翻訳・翻案・朗読などの二次利用は自由です。
(c) Copyright this work is public domain.
*カキカキピピンコ、カキピンコ、週刊征服たこ娘*
「(略)ヨーロッパにおこった地震のうちでいちばんひどかったのは、一七七五年〔一七五五年か〕の万聖節の日〔諸聖人の祝日。毎年十一月一日〕、リスボンであった地震だ。この平和なお祭りの日に、急に遠い雷のような音が地の下から轟(とどろ)き出した。そして地面が五、六度はげしくゆれて、上がったり下がったりした。そしてこのポルトガルの首府は、またたく間に壊れ家と死骸の山になってしまった。生き残った人びとは、家のたおれる下から逃げようとして、海岸の大きな波止場に出た。すると、たちまち波止場は水に飲みこまれて、むらがっていた人々も、つないであった船もみんなしずんでしまった。そして人一人、板子一枚、水面へ浮かび出ては来なかった。深い淵ができて、水も波止場も、舟も人も、みんなそこへ飲みこまれてしまったのだ。こうして六分間のあいだに、六〇〇〇の人間が死んだ。」
「こんなさわぎがリスボンにおこって、ポルトガルの高い山々がゆれていた間に、モロッコ、スエズ、メキネズ〔メクネス。モロッコ中北部の州〕などというアフリカのいろんな都市が顛覆されてしまった。一万人ばかりの人が住んでいたある村は、突然開いて突然閉じてしまった谷底の中へ、人間もろともにそっくり飲みこまれてしまった。」
(略)「また、こんなこともあった。一七八三年二月に南イタリアで四年間も続いた地震がおこった。はじめの一か年だけでも九四九度も地震があった。地面は荒海の水面のように震動でシワになってしまった。そしてこの動く地上に住んでいる人びとは、船に乗っているときのように、胸が悪くなって吐(は)きたくなった。陸の上で船酔いをしたのだ。そしてその震動のたびごとに、実際は動かないでいる雲が、はげしく動いているように見える。木は地の波でまがって、その梢(こずえ)が地をはいていた。」(「六五 地震」より)
※ 一七五五年一一月一日、リスボン大地震。奥羽地方で飢饉。
※ 一七八三年六月八日、アイスランド、ラキ火山が噴火。八月三日、浅間山が噴火。天明の大飢饉の一因となる。
#ref(4_51.rm)
(朗読:RealMedia 形式 468KB、3'47'')
[[milk_tea_4_51.html>http://www33.atwiki.jp/asterisk99?cmd=upload&act=open&pageid=354&file=milk_tea_4_51.html]]
(html ソーステキスト版 256KB)
アンリ・ファーブル Jean Henri Fabre
1823-1915(1823.12.21-1915.10.11)
フランスの昆虫学者。昆虫、特に蜂の生態観察で有名。進化論には反対であったが、広く自然研究の方法を教示した功績は大きい。主著「昆虫記」。
大杉栄 おおすぎ さかえ
1885-1923(明治18.1.17-大正12.9.16)
無政府主義者。香川県生れ。東京外語卒業後、社会主義運動に参加、幾度か投獄。関東大震災の際、憲兵大尉甘粕正彦により妻伊藤野枝らと共に殺害。クロポトキンの翻訳・紹介、「自叙伝」などがある。
伊藤野枝 いとう のえ
1895-1923(明治28.1.21-大正12.9.16)
女性解放運動家。福岡県生れ。上野女学校卒。青鞜(せいとう)社・赤瀾会に参加。無政府主義者で、関東大震災直後に夫大杉栄らとともに憲兵大尉甘粕正彦により虐殺された。
◇参照:Wikipedia &link_wikipedia(アンリ・ファーブル){アンリ・ファーブル}、&link_wikipedia(大杉栄){大杉栄}、&link_wikipedia(伊藤野枝){伊藤野枝}、『広辞苑 第六版』(岩波書店、2008)。
底本:「定本 伊藤野枝全集 第四巻 翻訳」學藝書林
2000(平成12)年12月15日初版発行
底本の親本:「科学の不思議」アルス
1923(大正12)年8月1日
http://www.aozora.gr.jp/cards/001049/card4920.html
NDC 分類:K404(自然科学 / 論文集.評論集.講演集)
http://yozora.kazumi386.org/4/0/ndck404.html
*難字、求めよ
地下植物
魔物の輪
オオベニタケ
ニセベニタケ
ヒウチイグチ
裂穴 裂け穴(さけあな)か
カシス属
海産貝
淡水貝
メレアグリナ・マガリテイフエラ
穿ける あける、か。
グルネル Grenelle
ショード・エグ
ヴイク → ヴィシーか
オーヴェルニス → オーヴェルニュ、オーベルニュか?
モンドルフ → モンドルフ-レ-バンか
*むしとりホイホイ
一七七五年 → 一七五五年 【五五?】
云ふぢやない → いうのじゃない 【の?】
遠くから → 「遠くから 【「?】
ゐんぢやない → いるんじゃない 【る?】
さらわれた → さわられた 【わら?】
以上5件。底本未確認。
*スリーパーズ日記*
ネットカフェの環境 Windows XP、T-Time 5.5 でファイルの動作確認をしてみた。以下はその結果。
ファイルのヘッダーで honmonface="HG丸ゴシック M-PRO"を指定しているのに、意に反して明朝体。ためしに「秀英太明朝」より前に指定し、「HG」を半角「HG」に書き換えてみる。
半角カタカナフォントがみごとに文字化け。『広辞苑』からのコピペが主要な原因。「km」や「リットル」などに一括置き換え作業を追加。
0213 フォントはもともと未インストールのため非表示。次回、あらためて確認すること。
ページめくりの表示スピードが、Mac とくらべて爆速!!。
以下は余談。出版(パブリッシャーズキット、パッケージ・ビルダー)のオプション設定で、「テキスト保護」と「書式設定保護」をそれぞれデフォルトの「編集結果を保存しない」「変更結果を保存しない」にしていたのだけれど、思うところあってそれぞれ「保存」に改めてみる。T-Time をいったん終了しても、読者の設定がそのまま温存されるはず。のみならず、ファイルへのテキストの直接書き込みも保存されるはず。
オリジナルが必要なばあいは、圧縮ファイルを再度解凍して別ファイル名をつければ、2つのファイルを併用できるはず。
ちなみに、全号「プリント許可」をオン設定にしているので、PDF への書き出しも可能。「文字品質」「アンチエイリアスなし」でクリアな紙印刷もできる。
さて、『能久親王事跡』が無事終了。ファーブル『科学の不思議』もいよいよ次回がラスト。ようやく、古いファイルのつくりかえ・再出版に着手できる見込み。
2012.7.14:公開 玲瓏迷人。
目くそ鼻くそ。しだひろし/PoorBook G3'99
転載・印刷・翻訳は自由です。
カウンタ:&counter()
----
#comment