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*M-Tea*4_4-特集 アインシュタイン(二)寺田寅彦 *2011.8.20 第四巻 第四号 特集 アインシュタイン(二) 寺田寅彦  アインシュタイン  相対性原理側面観   &image(http://www.dlmarket.jp/images/uploader/620/4_4-1.png,http://www.dlmarket.jp/product_info.php/products_id/156207)   &image(map_4_4.png)   [[【週刊ミルクティー*第四巻 第四号】>http://www.dlmarket.jp/product_info.php/products_id/156207]] (http://www.dlmarket.jp/product_info.php/products_id/156207) ※ クリックするとダウンロードサイトへジャンプします。 (752KB) &color(red){定価:200円} p.154 / *99 出版 付録:別冊ミルクティー*Wikipedia(63項目)p.421 ※ DRM などというやぼったいものは使っておりません。 ※ オリジナル版に加えて、ミルクティー*現代表記版を同時収録。 ※ JIS X 0213・ttz 形式。 ※ この作品は青空文庫にて公開中です。転載・印刷・翻訳は自由です。 (c) Copyright this work is public domain. *フロッピーちゅるちゅる、ドクター原発!  &link_wikipedia(物理学){物理学}の基礎になっている力学の根本に、ある弱点のあるということは早くから認められていた。しかし、彼以前の多くの学者にはそれをどうしたらいいかがわからなかった。あるいは大多数の人は因襲的の妥協になれて別にどうしようとも思わなかった。力学の教科書はこの急所にふれないように知らん顔をしてすましていた。それでも実用上の多くの問題には実際、さしつかえがなかったのである。ところが近代になって&link_wikipedia(電子){電子}などというものが発見され、あらゆる&link_wikipedia(電磁気){電磁気}や&link_wikipedia(光熱){光熱}の現象は、この不思議な物の作用に帰納されるようになった。そしてこの物が特別な条件のもとに、驚くべき快速度で運動することもわかってきた。こういう物の運動に関係した問題にふれはじめると同時に、今までそっとしておいた力学の急所がそろそろ痛みを感ずるようになってきた。&link_wikipedia(ヘンドリック・ローレンツ){ロレンツ}のごとき優れた老大家ははやくからこの問題に手をつけて、いろいろな矛盾の痛みを局部的の手術で治療しようとして骨折っている間に、この若い無名の学者はスイスの特許局の一隅にかくれて、もっともっと根本的な大手術を考えていた。病の根は電磁気や光よりもっと根本的な、&link_wikipedia(時空){時と空間}の概念の中に潜伏していることに眼をつけた。そうしてその腐りかかった、間に合わせの時と空間をとって捨てて、新しい健全なものをそのかわりに植え込んだ。その手術で物理学は一夜に若返った。そして電磁気や光に関する理論の多くの病竈(びょうそう)はひとりでにきれいに消滅した。  病源を見つけたのが第一のえらさで、それを手術した手際は第二のえらさでなければならない。 (「アインシュタイン」より) #ref(4_4.rm) (朗読:RealMedia 形式 424KB、3'26'') [[milk_tea_4_4.html>http://www33.atwiki.jp/asterisk99?cmd=upload&act=open&pageid=300&file=milk_tea_4_4.html]] (html ソーステキスト版 172KB) 寺田寅彦 てらだ とらひこ 1878-1935(明治11.11.28-昭和10.12.31) 物理学者・随筆家。東京生れ。高知県人。東大教授。地球物理学を専攻。夏目漱石の門下、筆名は吉村冬彦。随筆・俳句に巧みで、藪柑子と号した。著「冬彦集」「藪柑子集」など。 ◇参照:Wikipedia &link_wikipedia(寺田寅彦){寺田寅彦}、『広辞苑 第六版』(岩波書店)。 &bold(){アインシュタイン} 底本:「寺田寅彦全集 第六巻」岩波書店    1997(平成9)年5月6日発行 底本の親本:「寺田寅彦全集 文学篇」岩波書店    1985(昭和60)年 初出:「改造」    1921(大正10)年10月1日 http://www.aozora.gr.jp/cards/000042/card43074.html NDC 分類:289(伝記/個人伝記) http://yozora.kazumi386.org/2/8/ndc289.html &bold(){相対性原理側面観} 底本:「寺田寅彦随筆集 第二巻」小宮豊隆編、岩波文庫、岩波書店    1947(昭和22)年9月10日第1刷発行    1964(昭和39)年1月16日第22刷改版発行    1997(平成9)年5月6日第70刷発行 http://www.aozora.gr.jp/cards/000042/card2343.html NDC 分類:420(物理学) http://yozora.kazumi386.org/4/2/ndc420.html *難字、求めよ 記載科学 実科中学 四元 しげん? 四次元か。 純数 ワイル → ヘルマン・ワイルか。 &link_wikipedia(ヘルマン・ワイル){ヘルマン・ワイル} Hermann Weyl 1885-1955 ドイツ生れの数学者。のち、渡米。解析学・群論・整数論などに貢献。/一般相対性理論が完成されるや、これに続いて電磁場も重力場と同様に時空の幾何学的性質によって表現しようという試み、統一場理論の研究が始まった。ワイルのゲージ理論はこの種の研究の先駆け。(『物理学辞典』培風館、2005.9) 期図 企図(きと)か。 不倫 不当? 小宮君 → 小宮豊隆か &link_wikipedia(小宮豊隆){小宮豊隆} こみや とよたか 1884-1966 独文学者・評論家。福岡県生れ。東大卒。東北大教授・東京音楽学校校長を経て、学習院大教授。夏目漱石門下。漱石全集の編集に尽くす。著「夏目漱石」「中村吉右衛門」など。 &link_wikipedia(ドルーデ){ドルーデ} → Dru'de か Dru'de, Paul Karl Ludwig 1863-1906 ドイツの理論物理学者。光学現象と電気現象との関連を研究して光学に寄与し、また電子論の立場から金属物理学を発展させた。その他、電波に関する諸問題をも研究した。(岩波西洋人名) *むしとりホイホイ &bold(){アインシュタイン} 彼のとっては → 彼にとっては 【に、か?】 大学にける → 大学における 【お、か?】 著者の翻訳者 → 著書の翻訳者 【書か?】 桑木博士と対話の中に → 桑木博士との対話の中に 【の、か?】 &bold(){相対性原理側面観} (株)モモ → (株)モモ 【(株)か】 以上、底本未確認。 *年表 一八七九(明治一二)三月 アルベルト・アインシュタイン、出生。 一九〇一 スイス滞在五年の後にチューリヒの公民権を得て、公職につく資格ができる。 一九〇二 グロスマンの周旋で特許局の技師となり、一九〇九年まで勤める。 一九〇三 結婚。数年後に離婚。 一九〇五 長いあいだの研究の結果を発表しはじめる。 一九〇九 三十一歳。チューリヒの大学、理論物理学の助教授として招聘。 一九一一 プラハの正教授に招聘。 一九一二 ふたたびチューリヒのポリテキニクムの教授となる。 一九一四 大戦始まる。春、ベルリンに移って、そこで仕事を大成。 一九二〇 五月 ライデンの大学で講演。 一九二一(大正一〇) アインシュタイン、四十三歳。 一九二一(大正一〇)一〇月一日 寺田「アインシュタイン」『改造』。 一九二二(大正一一)一二月 寺田「相対性原理側面観」『改造』。 *スリーパーズ日記 有《も》つ → 持つ はいって → 入って 永い → 長い プラーグ → プラハ 気永 → 気長 かいた → 書いた  以上、変更しました。    90ページ分の表示にかかる時間を測定。前号が68秒。今号が29秒。表示性能が2.3倍速にアップ!  しおり部分の画像表示に map タグ(イメージマップ)が使用できることに気がつく。ヘッダでそれぞれのエリアとリンク先を指定。t-pdef タグ(挿し絵の挿入)をひとつひとつ10件指定していたところが一行に! 画像も一枚だけ! list タグ同様、イメージマップも何かと使えそう。 ロンドン暴動、1700人あまり逮捕。(NHK) 19日(金)14:36、震度5弱宮城・福島。震度3山形。M6.8。 徹夜明け後の昼寝中。 2011.8.20:公開 八面玲瓏。 頭のよくなるエネレックス。 思い立ったが仏滅、青天の辟易。 目くそ鼻くそ。しだひろし/PoorBook G3'99 転載・印刷・翻訳は自由です。 カウンタ:&counter() ---- #comment
*M-Tea*4_4-特集 アインシュタイン(二)寺田寅彦 *2011.8.20 第四巻 第四号 特集 アインシュタイン(二) 寺田寅彦  アインシュタイン  相対性原理側面観   &image(http://www.dlmarket.jp/images/uploader/620/4_4-1.png,http://www.dlmarket.jp/product_info.php/products_id/156207)   &image(map_4_4.png)   [[【週刊ミルクティー*第四巻 第四号】>http://www.dlmarket.jp/product_info.php/products_id/156207]] (http://www.dlmarket.jp/product_info.php/products_id/156207) ※ クリックするとダウンロードサイトへジャンプします。 (752KB) &color(red){定価:200円} p.154 / *99 出版 付録:別冊ミルクティー*Wikipedia(63項目)p.421 ※ DRM などというやぼったいものは使っておりません。 ※ オリジナル版に加えて、ミルクティー*現代表記版を同時収録。 ※ JIS X 0213・ttz 形式。 ※ この作品は青空文庫にて公開中です。転載・印刷・翻訳は自由です。 (c) Copyright this work is public domain. *フロッピーちゅるちゅる、ドクター原発!  &link_wikipedia(物理学){物理学}の基礎になっている力学の根本に、ある弱点のあるということは早くから認められていた。しかし、彼以前の多くの学者にはそれをどうしたらいいかがわからなかった。あるいは大多数の人は因襲的の妥協になれて別にどうしようとも思わなかった。力学の教科書はこの急所にふれないように知らん顔をしてすましていた。それでも実用上の多くの問題には実際、さしつかえがなかったのである。ところが近代になって&link_wikipedia(電子){電子}などというものが発見され、あらゆる&link_wikipedia(電磁気){電磁気}や&link_wikipedia(光熱){光熱}の現象は、この不思議な物の作用に帰納されるようになった。そしてこの物が特別な条件のもとに、驚くべき快速度で運動することもわかってきた。こういう物の運動に関係した問題にふれはじめると同時に、今までそっとしておいた力学の急所がそろそろ痛みを感ずるようになってきた。&link_wikipedia(ヘンドリック・ローレンツ){ロレンツ}のごとき優れた老大家ははやくからこの問題に手をつけて、いろいろな矛盾の痛みを局部的の手術で治療しようとして骨折っている間に、この若い無名の学者はスイスの特許局の一隅にかくれて、もっともっと根本的な大手術を考えていた。病の根は電磁気や光よりもっと根本的な、&link_wikipedia(時空){時と空間}の概念の中に潜伏していることに眼をつけた。そうしてその腐りかかった、間に合わせの時と空間をとって捨てて、新しい健全なものをそのかわりに植え込んだ。その手術で物理学は一夜に若返った。そして電磁気や光に関する理論の多くの病竈(びょうそう)はひとりでにきれいに消滅した。  病源を見つけたのが第一のえらさで、それを手術した手際は第二のえらさでなければならない。 (「アインシュタイン」より) #ref(4_4.rm) (朗読:RealMedia 形式 424KB、3'26'') [[milk_tea_4_4.html>http://www33.atwiki.jp/asterisk99?cmd=upload&act=open&pageid=300&file=milk_tea_4_4.html]] (html ソーステキスト版 172KB) 寺田寅彦 てらだ とらひこ 1878-1935(明治11.11.28-昭和10.12.31) 物理学者・随筆家。東京生れ。高知県人。東大教授。地球物理学を専攻。夏目漱石の門下、筆名は吉村冬彦。随筆・俳句に巧みで、藪柑子と号した。著「冬彦集」「藪柑子集」など。 ◇参照:Wikipedia &link_wikipedia(寺田寅彦){寺田寅彦}、『広辞苑 第六版』(岩波書店)。 &bold(){アインシュタイン} 底本:「寺田寅彦全集 第六巻」岩波書店    1997(平成9)年5月6日発行 底本の親本:「寺田寅彦全集 文学篇」岩波書店    1985(昭和60)年 初出:「改造」    1921(大正10)年10月1日 http://www.aozora.gr.jp/cards/000042/card43074.html NDC 分類:289(伝記/個人伝記) http://yozora.kazumi386.org/2/8/ndc289.html &bold(){相対性原理側面観} 底本:「寺田寅彦随筆集 第二巻」小宮豊隆編、岩波文庫、岩波書店    1947(昭和22)年9月10日第1刷発行    1964(昭和39)年1月16日第22刷改版発行    1997(平成9)年5月6日第70刷発行 http://www.aozora.gr.jp/cards/000042/card2343.html NDC 分類:420(物理学) http://yozora.kazumi386.org/4/2/ndc420.html *難字、求めよ 記載科学 実科中学 四元 しげん? 四次元か。 純数 ワイル → ヘルマン・ワイルか。 &link_wikipedia(ヘルマン・ワイル){ヘルマン・ワイル} Hermann Weyl 1885-1955 ドイツ生れの数学者。のち、渡米。解析学・群論・整数論などに貢献。/一般相対性理論が完成されるや、これに続いて電磁場も重力場と同様に時空の幾何学的性質によって表現しようという試み、統一場理論の研究が始まった。ワイルのゲージ理論はこの種の研究の先駆け。(『物理学辞典』培風館、2005.9) 期図 企図(きと)か。 不倫 不当? 小宮君 → 小宮豊隆か &link_wikipedia(小宮豊隆){小宮豊隆} こみや とよたか 1884-1966 独文学者・評論家。福岡県生れ。東大卒。東北大教授・東京音楽学校校長を経て、学習院大教授。夏目漱石門下。漱石全集の編集に尽くす。著「夏目漱石」「中村吉右衛門」など。 &link_wikipedia(ドルーデ){ドルーデ} → Dru'de か Dru'de, Paul Karl Ludwig 1863-1906 ドイツの理論物理学者。光学現象と電気現象との関連を研究して光学に寄与し、また電子論の立場から金属物理学を発展させた。その他、電波に関する諸問題をも研究した。(岩波西洋人名) *むしとりホイホイ &bold(){アインシュタイン} 彼のとっては → 彼にとっては 【に、か?】 大学にける → 大学における 【お、か?】 著者の翻訳者 → 著書の翻訳者 【書か?】 桑木博士と対話の中に → 桑木博士との対話の中に 【の、か?】 &bold(){相対性原理側面観} (株)モモ → (株)モモ 【(株)か】 以上、底本未確認。 *年表 一八七九(明治一二)三月 アルベルト・アインシュタイン、出生。 一九〇一 スイス滞在五年の後にチューリヒの公民権を得て、公職につく資格ができる。 一九〇二 グロスマンの周旋で特許局の技師となり、一九〇九年まで勤める。 一九〇三 結婚。数年後に離婚。 一九〇五 長いあいだの研究の結果を発表しはじめる。 一九〇九 三十一歳。チューリヒの大学、理論物理学の助教授として招聘。 一九一一 プラハの正教授に招聘。 一九一二 ふたたびチューリヒのポリテキニクムの教授となる。 一九一四 大戦始まる。春、ベルリンに移って、そこで仕事を大成。 一九二〇 五月 ライデンの大学で講演。 一九二一(大正一〇) アインシュタイン、四十三歳。 一九二一(大正一〇)一〇月一日 寺田「アインシュタイン」『改造』。 一九二二(大正一一)一二月 寺田「相対性原理側面観」『改造』。 *スリーパーズ日記 有《も》つ → 持つ はいって → 入って 永い → 長い プラーグ → プラハ 気永 → 気長 かいた → 書いた  以上、変更しました。    90ページ分の表示にかかる時間を測定。前号が68秒。今号が29秒。表示性能が2.3倍速にアップ!  しおり部分の画像表示に map タグ(イメージマップ)が使用できることに気がつく。ヘッダでそれぞれのエリアとリンク先を指定。t-pdef タグ(挿し絵の挿入)をひとつひとつ10件指定していたところが一行に! 画像も一枚だけ! list タグ同様、イメージマップも何かと使えそう。 ロンドン暴動、1700人あまり逮捕。(NHK) 19日(金)14:36、震度5弱宮城・福島。震度3山形。M6.8。 徹夜明け後の昼寝中。 2011.8.20:公開 八面玲瓏。 頭のよくなるエネレックス。 思い立ったが仏滅、青天の辟易。 目くそ鼻くそ。しだひろし/PoorBook G3'99 転載・印刷・翻訳は自由です。 カウンタ:&counter() ---- - トップに黒帯って……どぎついなあ。> atwiki -- しだ (2011-08-20 21:49:05) #comment

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