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*M-Tea*3_25-ドングリと山猫/雪渡り 宮沢賢治
*2011.1.15 第三巻 第二五号
ドングリと山猫/雪渡り
宮沢賢治
&image(http://www.dlmarket.jp/images/uploader/620/3_25-1.png,http://www.dlmarket.jp/product_info.php/products_id/112868)
[[【週刊ミルクティー*第三巻 第二五号】>http://www.dlmarket.jp/product_info.php/products_id/112868]]
(http://www.dlmarket.jp/product_info.php/products_id/112868)
※ クリックするとダウンロードサイトへジャンプします。
(440KB)
&color(red){定価:200円} p.124 / *99 出版
付録:別冊ミルクティー*Wikipedia(2項目)p.23
※ DRM などというやぼったいものは使っておりません。
※ オリジナル版に加えて、ミルクティー*現代表記版を同時収録。
※ JIS X 0213・ttz 形式。
※ この作品は青空文庫にて公開中です。転載・印刷・翻訳は自由です。
(c) Copyright is public domain.
*飛び出せ! 週刊ミルクティー*
空が青くすみわたり、ドングリはピカピカしてじつにきれいでした。
「裁判ももう今日で三日目だぞ、いい加減になかなおりをしたらどうだ。」山ねこが、すこし心配そうに、それでもむりに威張(いば)って言いますと、ドングリどもは口々にさけびました。
「いえいえ、だめです、なんといったって頭のとがってるのがいちばんえらいんです。そしてわたしがいちばんとがっています。」
「いいえ、ちがいます。まるいのがえらいのです。いちばんまるいのはわたしです。」
「大きなことだよ。大きなのがいちばんえらいんだよ。わたしがいちばん大きいからわたしがえらいんだよ。」
「そうでないよ。わたしのほうがよほど大きいと、きのうも判事さんがおっしゃったじゃないか。」
「だめだい、そんなこと。せいの高いのだよ。せいの高いことなんだよ。」
「押しっこのえらいひとだよ。押しっこをしてきめるんだよ。」もうみんな、ガヤガヤガヤガヤ言って、なにがなんだか、まるで蜂の巣をつっついたようで、わけがわからなくなりました。そこで山猫がさけびました。
「やかましい! ここをなんとこころえる。しずまれ、しずまれ!」
#ref(3_25.rm)
(朗読:RealMedia 形式 236KB、1'53'')
donguri.html
(M-Tea*版:html 形式)
宮沢賢治 みやざわ けんじ
1896-1933(明治29.8.27-昭和8.9.21)
詩人・童話作家。岩手県花巻生れ。盛岡高農卒。早く法華経に帰依し、農業研究者・農村指導者として献身。詩「春と修羅」「雨ニモマケズ」、童話「銀河鉄道の夜」「風の又三郎」など。
◇参照:Wikipedia &link_wikipedia(宮沢賢治){宮沢賢治}、『広辞苑 第六版』(岩波書店、2008)。
*底本
ドングリと山猫
底本:「注文の多い料理店」新潮文庫、新潮社
1990(平成2)年5月25日発行
1997(平成9)年5月10日17刷
初出:「イーハトヴ童話 注文の多い料理店」盛岡市杜陵出版部・東京光原社
1924(大正13)年12月1日
http://www.aozora.gr.jp/cards/000081/card43752.html
雪渡り
底本:「注文の多い料理店」新潮文庫、新潮社
1990(平成2)年5月25日発行
1997(平成9)年5月10日17刷
初出:「愛国婦人」
1921(大正10)年12月号、1922(大正11)年1月号
http://www.aozora.gr.jp/cards/000081/card45679.html
NDC 分類:K913.8(日本文学/小説.物語)
http://yozora.kazumi386.org/9/1/ndck913.html
*スリーパーズ日記
戻ってお出(で)やるよ。
着物の胸(えり)
まんまろ
以上三件、別版を参照したところ同一であることを確認。そのままにした。小狐と子狐の混用もそのままにした。
これから先の予定。
・徳永 直『光をかかぐる人々・続』最終回
・折口信夫「村で見た黒川能」「黒川能・観点の置き所」他
・武田祐吉『古事記』
・喜田貞吉「庄内と日高見」「春雪の出羽路の三日」
これでだいたい三〜四月になる見込み。鴎外『能久親王事跡』も早々に決着をつけたい。喜田『六十年之回顧』、伊波普猷、鳥居龍蔵、佐藤栄太、辻善之助……鳥居龍蔵の妻・きみ子(1959年死去)に『土俗学上より見たる蒙古』『黄金の盃』の大著がある。
これまでのペースでは年間にこなせる量に限界がある。いままで編集時間の半分を表記変更に費やし、残りの時間半分を事項と意味の確認、年表・地図作成に費やしている。表記変更以外を省略すれば生産ペースを上げることはできるが、それでは底本の字面を追っているだけで、たぶん自分に残るものはない。
・事項・意味確認を最低限におさえること。
・年表・地図作成について考えること。(=簡略化)
一年……とまでいわずとも三か月から半年ぐらいを一人の著者のみにあてれば、かなり効率もあがるか。バラエティには乏しくなる……。やりたいこと、読みたい本のしぼりこみをすること。エロDVDの鑑賞時間を半分にすること。
2011.1.15:公開
2011.1.19:更新
和敬清寂。
目くそ鼻くそ。PoorBook G3'99
転載・印刷・翻訳は自由です。
カウンタ:&counter()
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*M-Tea*3_25-ドングリと山猫/雪渡り 宮沢賢治
*2011.1.15 第三巻 第二五号
ドングリと山猫/雪渡り
宮沢賢治
&image(http://www.dlmarket.jp/images/uploader/620/3_25-1.png,http://www.dlmarket.jp/product_info.php/products_id/112868)
[[【週刊ミルクティー*第三巻 第二五号】>http://www.dlmarket.jp/product_info.php/products_id/112868]]
(http://www.dlmarket.jp/product_info.php/products_id/112868)
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(440KB)
&color(red){定価:200円} p.124 / *99 出版
付録:別冊ミルクティー*Wikipedia(2項目)p.23
※ DRM などというやぼったいものは使っておりません。
※ オリジナル版に加えて、ミルクティー*現代表記版を同時収録。
※ JIS X 0213・ttz 形式。
※ この作品は青空文庫にて公開中です。転載・印刷・翻訳は自由です。
(c) Copyright is public domain.
*飛び出せ! 週刊ミルクティー*
空が青くすみわたり、ドングリはピカピカしてじつにきれいでした。
「裁判ももう今日で三日目だぞ、いい加減になかなおりをしたらどうだ。」山ねこが、すこし心配そうに、それでもむりに威張(いば)って言いますと、ドングリどもは口々にさけびました。
「いえいえ、だめです、なんといったって頭のとがってるのがいちばんえらいんです。そしてわたしがいちばんとがっています。」
「いいえ、ちがいます。まるいのがえらいのです。いちばんまるいのはわたしです。」
「大きなことだよ。大きなのがいちばんえらいんだよ。わたしがいちばん大きいからわたしがえらいんだよ。」
「そうでないよ。わたしのほうがよほど大きいと、きのうも判事さんがおっしゃったじゃないか。」
「だめだい、そんなこと。せいの高いのだよ。せいの高いことなんだよ。」
「押しっこのえらいひとだよ。押しっこをしてきめるんだよ。」もうみんな、ガヤガヤガヤガヤ言って、なにがなんだか、まるで蜂の巣をつっついたようで、わけがわからなくなりました。そこで山猫がさけびました。
「やかましい! ここをなんとこころえる。しずまれ、しずまれ!」
#ref(3_25.rm)
(朗読:RealMedia 形式 236KB、1'53'')
[[donguri.html>http://www33.atwiki.jp/asterisk99?cmd=upload&act=open&pageid=237&file=donguri.html]]
(M-Tea* 現代表記版:html 形式)
宮沢賢治 みやざわ けんじ
1896-1933(明治29.8.27-昭和8.9.21)
詩人・童話作家。岩手県花巻生れ。盛岡高農卒。早く法華経に帰依し、農業研究者・農村指導者として献身。詩「春と修羅」「雨ニモマケズ」、童話「銀河鉄道の夜」「風の又三郎」など。
◇参照:Wikipedia &link_wikipedia(宮沢賢治){宮沢賢治}、『広辞苑 第六版』(岩波書店、2008)。
*底本
ドングリと山猫
底本:「注文の多い料理店」新潮文庫、新潮社
1990(平成2)年5月25日発行
1997(平成9)年5月10日17刷
初出:「イーハトヴ童話 注文の多い料理店」盛岡市杜陵出版部・東京光原社
1924(大正13)年12月1日
http://www.aozora.gr.jp/cards/000081/card43752.html
雪渡り
底本:「注文の多い料理店」新潮文庫、新潮社
1990(平成2)年5月25日発行
1997(平成9)年5月10日17刷
初出:「愛国婦人」
1921(大正10)年12月号、1922(大正11)年1月号
http://www.aozora.gr.jp/cards/000081/card45679.html
NDC 分類:K913.8(日本文学/小説.物語)
http://yozora.kazumi386.org/9/1/ndck913.html
*スリーパーズ日記
戻ってお出(で)やるよ。
着物の胸(えり)
まんまろ
以上三件、別版を参照したところ同一であることを確認。そのままにした。小狐と子狐の混用もそのままにした。
これから先の予定。
・徳永 直『光をかかぐる人々・続』最終回
・折口信夫「村で見た黒川能」「黒川能・観点の置き所」他
・武田祐吉『古事記』
・喜田貞吉「庄内と日高見」「春雪の出羽路の三日」
これでだいたい三〜四月になる見込み。鴎外『能久親王事跡』も早々に決着をつけたい。喜田『六十年之回顧』、伊波普猷、鳥居龍蔵、佐藤栄太、辻善之助……鳥居龍蔵の妻・きみ子(1959年死去)に『土俗学上より見たる蒙古』『黄金の盃』の大著がある。
これまでのペースでは年間にこなせる量に限界がある。いままで編集時間の半分を表記変更に費やし、残りの時間半分を事項と意味の確認、年表・地図作成に費やしている。表記変更以外を省略すれば生産ペースを上げることはできるが、それでは底本の字面を追っているだけで、たぶん自分に残るものはない。
・事項・意味確認を最低限におさえること。
・年表・地図作成について考えること。(=簡略化)
一年……とまでいわずとも三か月から半年ぐらいを一人の著者のみにあてれば、かなり効率もあがるか。バラエティには乏しくなる……。やりたいこと、読みたい本のしぼりこみをすること。エロDVDの鑑賞時間を半分にすること。
2011.1.15:公開
2011.1.19:更新
和敬清寂。
目くそ鼻くそ。PoorBook G3'99
転載・印刷・翻訳は自由です。
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