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*M-Tea*3_22-光をかかぐる人々 続『世界文化』連載分 五 徳永 直 *2010.12.25 第三巻 第二二号 光をかかぐる人々[続] 『世界文化』連載分(五) 徳永 直     &image(http://www.dlmarket.jp/images/uploader/620/3_22-1.gif,http://www33.atwiki.jp/asterisk99?cmd=upload&act=open&pageid=234&file=milk_tea_3_22.zip)   #image(map3_22_UK.gif) #image(map3_22_India.gif) #image(map3_22_south_e_ajia.gif) [[【週刊ミルクティー*第三巻 第二二号】>http://www33.atwiki.jp/asterisk99?cmd=upload&act=open&pageid=234&file=milk_tea_3_22.zip]] (http://www33.atwiki.jp/asterisk99?cmd=upload&act=open&pageid=234&file=milk_tea_3_22.zip) ※ クリックするとダウンロードを開始します。 (856KB) &color(red){月末最終号:無料} p.205 / *99 出版 付録:別冊ミルクティー*Wikipedia(121項目)p.822 ※ DRM などというやぼったいものは使っておりません。 ※ オリジナル版に加えて、ミルクティー*現代表記版を同時収録。 ※ JIS X 0213・ttz 形式。 ※ この作品は 徳永直『光をかかぐる人々』入力中(http://d.hatena.ne.jp/HikariwokakaguruHitobito/)(uakira)にて公開中です。転載・印刷・翻訳は自由です。 (c) Copyright is public domain. *飛び出せ! 週刊ミルクティー*  『東洋文化史上におけるキリスト教』(三六二ページ)で溝口靖夫氏は、前に述べたメドハーストが(Ibid, P.366)自分の当時の経験を追懐した文章を根拠にして、つぎのように述べているところがある。——第五の困難は、アヘン問題と宣教師の関係であった。メドハーストが広東に着いた一八三五年は、アヘン戦争の直前であり、支那と英国のあいだに険悪な空気がみなぎっていた。このときにあたって宣教師たちは、きわめて困難なる立場に置かれた。宣教師たちは、しばしばアヘンを積んだ船に乗ってきた。しかも、メドハーストらは切符は買っているが、積荷について容嘴(ようし)する権利はなかった。……宣教師は、英国人と支那人との間に立って、しばしば通訳の労をとらねばならなかったが、こんなとき支那人はアヘン貿易は正義にかなえるものなりや否や? をただすのであった。……ゆえに当時、宣教師たちのこいねがったのは、一艘の伝道用船を得ることであった。これによりアヘンの罪悪からまぬがるることであった。——一艘の伝道船で、アヘンから逃れることはできないけれど、一口にいって「インドからの手紙」は、英国議会をして宣教師らの活動を保証させる決議案をパスさせながら、こんどは「信教の自由憲章」を勝ち取らねばならぬほどそれが首かせになったことを示している。つまり、産業革命が生み出したアルファベット人種の革命的進歩性は、おなじ産業革命が生み出した「アヘンの罪悪」と衝突しなければならなかったが、この矛盾こそ資本主義の矛盾の中味であり、限界であった。   #ref(3_22.rm) (朗読:RealMedia 形式 384KB、3'07'') 溝口靖夫 W. H. メドハースト Medhurst, Walter Henry 1796-1857 イギリスの組合教会伝道師。中国におもむき聖書の中国語現行版への改訳に助力した(西レ)。/イギリス人。印刷工。作『和英語彙』。 容嘴 ようし 容喙(ようかい)。くちばしを容(い)れること。横合いから口を出すこと。 徳永 直 とくなが すなお 1899-1958(明治32.1.20-昭和33.2.15) 熊本県飽託郡(現熊本市)生まれ。1922年上京、博文館印刷所(後の共同印刷所)に植字工として勤務。1925年に「無産者の恋」「馬」などを発表。翌年共同印刷争議に敗れ、同僚1700人とともに解雇。1929年この時の体験を基にした長編「太陽のない街」を『戦旗』に連載。『新日本文学』に長編「一つの歴史」を完結させないまま世田谷の自宅で病没。享年59。 ◇参照:Wikipedia &link_wikipedia(徳永直){徳永直}、『広辞苑 第六版』(岩波書店、2008)。 *底本 底本:『世界文化』3月号 第4巻第3号、世界文化社    1949(昭和24)年3月1日発行 http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person1308.html NDC 分類:022(図書.書誌学/写本.刊本.造本) http://yozora.kazumi386.org/0/2/ndc022.html NDC 分類:210(日本史) http://yozora.kazumi386.org/2/1/ndc210.html NDC 分類:914(日本文学/評論.エッセイ.随筆) http://yozora.kazumi386.org/9/1/ndc914.html *難字、求めよ ジョン・トマス 外科医。ウィリアム・ケアリーの協力者。 ラーム・モーハン・ローイ インド人。 W・ロカート 医師。マカオに伝道病院を開く。 婦嬰 バハル 地名。 仏和戦争 コンロン島 辺和 嘉定 かてい 定祥 平隆 昭徳 河僊 下交趾六州 アテエ族 ロンゴ・バルジ ハッシム王 ボルネオ。 溝口靖夫 著『東洋文化史上におけるキリスト教』。 ドン・バルトラメウ 大村の領主。 法王シスト五世 *むしとりホイホイ パプチスト → バプチスト 【バ】 新教の自由 → 信教の自由 【信、か】 アドラム → アドニラム 【ニ、か】 二ケ師 → 二個師団 【師団、か】 大平洋 → 太平洋 【太】 明らかであるか → 明らかであるが 【が、か?】 アピール → アビール 【ビ、か】 ベンガル海 → ベンガル湾 【湾、か】 一身同体 → 一心同体 【心】 振つてたつ → 據つてたつ 【據、か】 覇絆 → 羈絆 【羈】 仲買人 → 仲介人 【介、か】 バードレ → パードレ 【パ】 遺物 → 遣物 【遣、か】 防びついて → 結びついて 【結、か?】 底本は左辺のとおり。 *スリーパーズ日記   アメリカ・インディアン 支那、支那人、支那大陸 土民、土侯 ……以上のことばは、底本のとおりそのまま表記しました。  また、原文は読点と漢字の仮名開きが多く、読解に難を感じたので大幅に改変。徳永が意図して文章に与えたリズムを確認したい・楽しみたいばあいはオリジナル版をお読みください。本来、原文に手を加えるのは御法度ですが、手加減なしに改変をこころみることができるのはデジタル組版と並記収録であることの強み。  答え合わせのつもりで菊地明『追跡! 坂本龍馬』(PHP研究所、2009.10)を読んでみると、福田龍馬はかなりの部分を史実にもとづいて再現していたことがわかる。だが、しかし……暗殺指令や土佐潜入、大芝居……というフェイクな作り込みが連発したせいか、オヨヨ感が残る。そのあたりが視聴率に出たものと推測。Wikipedia「龍馬伝」の各回視聴率数がシビア。  五十年も歴史があると、毎回見ている常連もいれば、はじめて見る小学生・ビギナーも一定量いる。両方を満足させるには福田さんがあと二人ぐらいいるかなと。    今週・来週と図書館で調べものができないので、『光をかかぐる人々・続』最終回は、次回以降にまわします。 *変換用辞書セット2010年版 [[2009年版シン弐くん>変換用辞書セット2009年版]] 74095行(1.1MB) 2010年版シン弐くん 77473行(1.2MB) #ref(2010_dic_set.zip) (zip 圧縮、536KB) 収録内容:  シン弐くん.txt  カタギリ・ジョー辞書.txt  校閲ぱんだ(旧字).txt  校閲ぱんだ(新字).txt  間違えやすい文字.txt ※ テキストファイルで、すべて改行コードを CR+LF(DOS)にしてあります。フリーウェア。複製・改変・配布は自由です。 ※ シン弐くんは 74095行から 77473行だから5%のアップ。その他、ルビ追加と誤変換修正のため、既存行のブラッシュアップあり。   2011.1.1:公開 2011.1.2:更新 猟奇的な、目くそ鼻くそ。PoorBook G3'99 転載・印刷・翻訳は自由です。 カウンタ:&counter() ---- #comment
*M-Tea*3_22-光をかかぐる人々 続『世界文化』連載分 五 徳永 直 *2010.12.25 第三巻 第二二号 光をかかぐる人々[続] 『世界文化』連載分(五) 徳永 直     &image(http://www.dlmarket.jp/images/uploader/620/3_22-1.gif,http://www33.atwiki.jp/asterisk99?cmd=upload&act=open&pageid=234&file=milk_tea_3_22.zip)   #image(map3_22_UK.gif) #image(map3_22_India.gif) #image(map3_22_south_e_ajia.gif) [[【週刊ミルクティー*第三巻 第二二号】>http://www33.atwiki.jp/asterisk99?cmd=upload&act=open&pageid=234&file=milk_tea_3_22.zip]] (http://www33.atwiki.jp/asterisk99?cmd=upload&act=open&pageid=234&file=milk_tea_3_22.zip) ※ クリックするとダウンロードを開始します。 (856KB) &color(red){月末最終号:無料} p.205 / *99 出版 付録:別冊ミルクティー*Wikipedia(121項目)p.822 ※ DRM などというやぼったいものは使っておりません。 ※ オリジナル版に加えて、ミルクティー*現代表記版を同時収録。 ※ JIS X 0213・ttz 形式。 ※ この作品は 徳永直『光をかかぐる人々』入力中(http://d.hatena.ne.jp/HikariwokakaguruHitobito/)(uakira)にて公開中です。転載・印刷・翻訳は自由です。 (c) Copyright is public domain. *飛び出せ! 週刊ミルクティー*  『東洋文化史上におけるキリスト教』(三六二ページ)で溝口靖夫氏は、前に述べたメドハーストが(Ibid, P.366)自分の当時の経験を追懐した文章を根拠にして、つぎのように述べているところがある。——第五の困難は、アヘン問題と宣教師の関係であった。メドハーストが広東に着いた一八三五年は、アヘン戦争の直前であり、支那と英国のあいだに険悪な空気がみなぎっていた。このときにあたって宣教師たちは、きわめて困難なる立場に置かれた。宣教師たちは、しばしばアヘンを積んだ船に乗ってきた。しかも、メドハーストらは切符は買っているが、積荷について容嘴(ようし)する権利はなかった。……宣教師は、英国人と支那人との間に立って、しばしば通訳の労をとらねばならなかったが、こんなとき支那人はアヘン貿易は正義にかなえるものなりや否や? をただすのであった。……ゆえに当時、宣教師たちのこいねがったのは、一艘の伝道用船を得ることであった。これによりアヘンの罪悪からまぬがるることであった。——一艘の伝道船で、アヘンから逃れることはできないけれど、一口にいって「インドからの手紙」は、英国議会をして宣教師らの活動を保証させる決議案をパスさせながら、こんどは「信教の自由憲章」を勝ち取らねばならぬほどそれが首かせになったことを示している。つまり、産業革命が生み出したアルファベット人種の革命的進歩性は、おなじ産業革命が生み出した「アヘンの罪悪」と衝突しなければならなかったが、この矛盾こそ資本主義の矛盾の中味であり、限界であった。   #ref(3_22.rm) (朗読:RealMedia 形式 384KB、3'07'') 溝口靖夫 W. H. メドハースト Medhurst, Walter Henry 1796-1857 イギリスの組合教会伝道師。中国におもむき聖書の中国語現行版への改訳に助力した(西レ)。/イギリス人。印刷工。作『和英語彙』。 容嘴 ようし 容喙(ようかい)。くちばしを容(い)れること。横合いから口を出すこと。 徳永 直 とくなが すなお 1899-1958(明治32.1.20-昭和33.2.15) 熊本県飽託郡(現熊本市)生まれ。1922年上京、博文館印刷所(後の共同印刷所)に植字工として勤務。1925年に「無産者の恋」「馬」などを発表。翌年共同印刷争議に敗れ、同僚1700人とともに解雇。1929年この時の体験を基にした長編「太陽のない街」を『戦旗』に連載。『新日本文学』に長編「一つの歴史」を完結させないまま世田谷の自宅で病没。享年59。 ◇参照:Wikipedia &link_wikipedia(徳永直){徳永直}、『広辞苑 第六版』(岩波書店、2008)。 *底本 底本:『世界文化』3月号 第4巻第3号、世界文化社    1949(昭和24)年3月1日発行 http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person1308.html NDC 分類:022(図書.書誌学/写本.刊本.造本) http://yozora.kazumi386.org/0/2/ndc022.html NDC 分類:210(日本史) http://yozora.kazumi386.org/2/1/ndc210.html NDC 分類:914(日本文学/評論.エッセイ.随筆) http://yozora.kazumi386.org/9/1/ndc914.html *難字、求めよ ジョン・トマス 外科医。ウィリアム・ケアリーの協力者。 ラーム・モーハン・ローイ インド人。 W・ロカート 医師。マカオに伝道病院を開く。 婦嬰 バハル 地名。 仏和戦争 コンロン島 辺和 嘉定 かてい 定祥 平隆 昭徳 河僊 下交趾六州 アテエ族 ロンゴ・バルジ ハッシム王 ボルネオ。 溝口靖夫 著『東洋文化史上におけるキリスト教』。 ドン・バルトラメウ 大村の領主。 法王シスト五世 *むしとりホイホイ パプチスト → バプチスト 【バ】 新教の自由 → 信教の自由 【信、か】 アドラム → アドニラム 【ニ、か】 二ケ師 → 二個師団 【師団、か】 大平洋 → 太平洋 【太】 明らかであるか → 明らかであるが 【が、か?】 アピール → アビール 【ビ、か】 ベンガル海 → ベンガル湾 【湾、か】 一身同体 → 一心同体 【心】 振つてたつ → 據つてたつ 【據、か】 覇絆 → 羈絆 【羈】 仲買人 → 仲介人 【介、か】 バードレ → パードレ 【パ】 遺物 → 遣物 【遣、か】 防びついて → 結びついて 【結、か?】 底本は左辺のとおり。 *スリーパーズ日記   アメリカ・インディアン 支那、支那人、支那大陸 土民、土侯 ……以上のことばは、底本のとおりそのまま表記しました。  また、原文は読点と漢字の仮名開きが多く、読解に難を感じたので大幅に改変。徳永が意図して文章に与えたリズムを確認したい・楽しみたいばあいはオリジナル版をお読みください。本来、原文に手を加えるのは御法度ですが、手加減なしに改変をこころみることができるのはデジタル組版と並記収録であることの強み。  答え合わせのつもりで菊地明『追跡! 坂本龍馬』(PHP研究所、2009.10)を読んでみると、福田龍馬はかなりの部分を史実にもとづいて再現していたことがわかる。だが、しかし……暗殺指令や土佐潜入、大芝居……というフェイクな作り込みが連発したせいか、オヨヨ感が残る。そのあたりが視聴率に出たものと推測。Wikipedia「龍馬伝」の各回視聴率数がシビア。  五十年も歴史があると、毎回見ている常連もいれば、はじめて見る小学生・ビギナーも一定量いる。両方を満足させるには福田さんがあと二人ぐらいいるかなと。    今週・来週と図書館で調べものができないので、『光をかかぐる人々・続』最終回は、次回以降にまわします。 *変換用辞書セット2010年版 [[2009年版シン弐くん>変換用辞書セット2009年版]] 74095行(1.1MB) 2010年版シン弐くん 77473行(1.2MB) #ref(2010_dic_set.zip) (zip 圧縮、536KB) 収録内容:  シン弐くん.txt  カタギリ・ジョー辞書.txt  校閲ぱんだ(旧字).txt  校閲ぱんだ(新字).txt  間違えやすい文字.txt ※ テキストファイルで、すべて改行コードを CR+LF(DOS)にしてあります。フリーウェア。複製・改変・配布は自由です。 ※ シン弐くんは 74095行から 77473行だから5%のアップ。その他、ルビ追加と誤変換修正のため、既存行のブラッシュアップあり。   2011.1.1:公開 2011.1.2:更新 猟奇的な、目くそ鼻くそ。PoorBook G3'99 転載・印刷・翻訳は自由です。 カウンタ:&counter() ---- #comment

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