frame_decoration

「M-Tea*3_16-初雪 モーパッサン 秋田 滋(訳)」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

M-Tea*3_16-初雪 モーパッサン 秋田 滋(訳)」(2010/11/24 (水) 11:27:52) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

*M-Tea*3_16-初雪 モーパッサン 秋田 滋(訳) *2010.11.13 第三巻 第一六号 初雪 モーパッサン 秋田 滋(訳)     &image(http://www.dlmarket.jp/images/uploader/620/3_16-1.gif,http://www.dlmarket.jp/product_info.php/products_id/102193)   [[【週刊ミルクティー*第三巻 第一六号】>http://www.dlmarket.jp/product_info.php/products_id/102193]] (http://www.dlmarket.jp/product_info.php/products_id/102193) ※ クリックするとダウンロードサイトへジャンプします。 (560KB) &color(red){定価:200円} p.94 / *99 出版 付録:別冊ミルクティー*Wikipedia(3項目)p.11 ※ DRM などというやぼったいものは使っておりません。 ※ オリジナル版に加えて、ミルクティー*現代表記版を同時収録。 ※ JIS X 0213・ttz 形式。 ※ この作品は青空文庫にて公開中です。転載・印刷・翻訳は自由です。 (c) Copyright is public domain. *飛び出せ! 週刊ミルクティー*  長いクロワゼットの散歩路が、あおあおとした海に沿うて、ゆるやかな弧を描いている。はるか右のほうにあたって、エストゥレルの山塊がながく海のなかに突き出て眼界をさえぎり、一望千里のながめはないが、奇々妙々を極めた嶺岑《みね》をいくつとなく擁するその山姿は、いかにも南国へ来たことを思わせる、うつくしいながめであった。  頭をめぐらして右のほうを望むと、サント・マルグリット島とサント・オノラ島が、波のうえにぽっかり浮かび、樅《もみ》の木におおわれたその島の背を二つ見せている。  この広い入江のほとりや、カンヌの町を三方から囲んで屹立《きつりつ》している高い山々に沿うて、数知れず建っている白亜の別荘は、おりからの陽ざしをさんさんと浴びて、うつらうつら眠っているように見えた。そしてはるか彼方には、明るい家々が深緑の山肌を、その頂から麓のあたりまで、はだれ雪のように、まだらに点綴《てんてい》しているのが望まれた。  海岸通りにたちならんでいる家では、その柵のところに鉄の格子戸がひろい散歩路のほうに開くようにつけてある。その路のはしには、もう静かな波がうちよせてきて、ザ、ザアッとそれを洗っていた。——うらうらと晴れわたった、暖かい日だった。冬とは思われない陽ざしの降りそそぐ、なまあたたかい小春日和である。輪を回して遊んでいる子供を連れたり、男となにやら語らいながら、足どりもゆるやかに散歩路の砂のうえを歩いてゆく女の姿が、そこにもここにも見えた。 #ref(3_16.rm) (朗読:RealMedia 形式 368KB、2'58'') モーパッサン Guy de Maupassant 1850-1893(1850.8.5-1893.7.6) フランスの小説家。フローベールに師事、短編小説に長じた。ゾラと共に自然主義の代表者。ブルジョア社会に苦い批判を向け、厭世的。晩年発狂。作「脂肪の塊」「女の一生」「ベラミ」「ピエールとジャン」など。 秋田滋 あきた しげる 1908-1943(明治41-昭和18) 昭和期のフランス文学者、翻訳家。モーパッサンの翻訳を多数残した。訳書に「色懺悔」「或る自殺者の手記」など。(人物レ、日外) ◇参照:Wikipedia &link_wikipedia(モーパッサン){モーパッサン}、『広辞苑 第六版』(岩波書店、2008)、『人物レファレンス事典』(日外アソシエーツ、2000.7)。 *底本 底本:「モオパッサン短篇集 初雪 他九篇」改造文庫、改造社出版    1937(昭和12)年10月15日発行 http://www.aozora.gr.jp/cards/000903/card43866.html NDC 分類:953(フランス文学/小説.物語) http://yozora.kazumi386.org/9/5/ndc953.html *難字、求めよ クロワゼット エストゥレル サント・マルグリット島 サント・オノラ島 アーヴル パルヴィール *むしとりホイホイ 生きながえらえて → 生きながらえて 【え、削除か】 経帳子 → 経帷子 【帷か】 以上、2件。 *スリーパーズ日記    六日、原田氏の持参した土偶を直接さわらせてもらう。タマゴぐらいの大きさだが分銅のようにずしりと重い。女性の携帯するもの、ざらざらの表面……ネイルケア用かとの自説を考えついたのだが重みの理由がわからない。ひんやりとした触感から、素潜りの海女さんが、たき火で温めた小石をふところに入れて暖にするという話を思い出す。土製でなければいけない理由、青森・岩手に出土の多い理由=土、耐火、携帯カイロ……そういう説はあるのだろうか。  十四日(日)快晴。昼より天童市高擶(たかだま)史跡巡りに途中参加。三〇名ほど。後期高齢の歴女が四、五名。高擶地区は山寺立石寺のほぼ真西五キロほどにあたる。最上義光の娘・駒姫ゆかりの専称寺はもともと高擶にあり、駒姫が関白秀次の側室らとともに京の三条河原で処刑されたあとで山形へ移される。大河『独眼竜政宗』では坂上香織ちゃんが駒姫を演じる。  一一月の向日葵。 2010.11.22:公開 ワンフレーズ・バイオレンス。 フクちゃんは、あななたちとはちがうんです。 目くそ鼻くそ奉還。PoorBook G3'99 転載・印刷・翻訳は自由です。 カウンタ:&counter() ---- - 『龍馬の手紙』の翻刻テキストが二次的著作物にあたるのではないか、とレセプションへメールを送る。15日以後、返答がない。 -- しだ (2010-11-23 11:30:29) - 富田さんから返信きたー。むむー。 -- しだ (2010-11-24 01:29:34) - 柱(肩)の「倭初雪」を「初雪」に修正。二四日付けで第二刷に差しかえ。 -- しだ (2010-11-24 11:24:27) #comment
*M-Tea*3_16-初雪 モーパッサン 秋田 滋(訳) *2010.11.13 第三巻 第一六号 初雪 モーパッサン 秋田 滋(訳)     &image(http://www.dlmarket.jp/images/uploader/620/3_16-1.gif,http://www.dlmarket.jp/product_info.php/products_id/102193)   [[【週刊ミルクティー*第三巻 第一六号】>http://www.dlmarket.jp/product_info.php/products_id/102193]] (http://www.dlmarket.jp/product_info.php/products_id/102193) ※ クリックするとダウンロードサイトへジャンプします。 (404KB) &color(red){定価:200円} p.94 / *99 出版 付録:別冊ミルクティー*Wikipedia(3項目)p.11 ※ DRM などというやぼったいものは使っておりません。 ※ オリジナル版に加えて、ミルクティー*現代表記版を同時収録。 ※ JIS X 0213・ttz 形式。 ※ この作品は青空文庫にて公開中です。転載・印刷・翻訳は自由です。 (c) Copyright is public domain. *飛び出せ! 週刊ミルクティー*  長いクロワゼットの散歩路が、あおあおとした海に沿うて、ゆるやかな弧を描いている。はるか右のほうにあたって、エストゥレルの山塊がながく海のなかに突き出て眼界をさえぎり、一望千里のながめはないが、奇々妙々を極めた嶺岑《みね》をいくつとなく擁するその山姿は、いかにも南国へ来たことを思わせる、うつくしいながめであった。  頭をめぐらして右のほうを望むと、サント・マルグリット島とサント・オノラ島が、波のうえにぽっかり浮かび、樅《もみ》の木におおわれたその島の背を二つ見せている。  この広い入江のほとりや、カンヌの町を三方から囲んで屹立《きつりつ》している高い山々に沿うて、数知れず建っている白亜の別荘は、おりからの陽ざしをさんさんと浴びて、うつらうつら眠っているように見えた。そしてはるか彼方には、明るい家々が深緑の山肌を、その頂から麓のあたりまで、はだれ雪のように、まだらに点綴《てんてい》しているのが望まれた。  海岸通りにたちならんでいる家では、その柵のところに鉄の格子戸がひろい散歩路のほうに開くようにつけてある。その路のはしには、もう静かな波がうちよせてきて、ザ、ザアッとそれを洗っていた。——うらうらと晴れわたった、暖かい日だった。冬とは思われない陽ざしの降りそそぐ、なまあたたかい小春日和である。輪を回して遊んでいる子供を連れたり、男となにやら語らいながら、足どりもゆるやかに散歩路の砂のうえを歩いてゆく女の姿が、そこにもここにも見えた。 #ref(3_16.rm) (朗読:RealMedia 形式 368KB、2'58'') モーパッサン Guy de Maupassant 1850-1893(1850.8.5-1893.7.6) フランスの小説家。フローベールに師事、短編小説に長じた。ゾラと共に自然主義の代表者。ブルジョア社会に苦い批判を向け、厭世的。晩年発狂。作「脂肪の塊」「女の一生」「ベラミ」「ピエールとジャン」など。 秋田滋 あきた しげる 1908-1943(明治41-昭和18) 昭和期のフランス文学者、翻訳家。モーパッサンの翻訳を多数残した。訳書に「色懺悔」「或る自殺者の手記」など。(人物レ、日外) ◇参照:Wikipedia &link_wikipedia(モーパッサン){モーパッサン}、『広辞苑 第六版』(岩波書店、2008)、『人物レファレンス事典』(日外アソシエーツ、2000.7)。 *底本 底本:「モオパッサン短篇集 初雪 他九篇」改造文庫、改造社出版    1937(昭和12)年10月15日発行 http://www.aozora.gr.jp/cards/000903/card43866.html NDC 分類:953(フランス文学/小説.物語) http://yozora.kazumi386.org/9/5/ndc953.html *難字、求めよ クロワゼット エストゥレル サント・マルグリット島 サント・オノラ島 アーヴル パルヴィール *むしとりホイホイ 生きながえらえて → 生きながらえて 【え、削除か】 経帳子 → 経帷子 【帷か】 以上、2件。 *スリーパーズ日記    六日、原田氏の持参した土偶を直接さわらせてもらう。タマゴぐらいの大きさだが分銅のようにずしりと重い。女性の携帯するもの、ざらざらの表面……ネイルケア用かとの自説を考えついたのだが重みの理由がわからない。ひんやりとした触感から、素潜りの海女さんが、たき火で温めた小石をふところに入れて暖にするという話を思い出す。土製でなければいけない理由、青森・岩手に出土の多い理由=土、耐火、携帯カイロ……そういう説はあるのだろうか。  十四日(日)快晴。昼より天童市高擶(たかだま)史跡巡りに途中参加。三〇名ほど。後期高齢の歴女が四、五名。高擶地区は天童市街の南およそ六キロ、山寺立石寺のほぼ真西五キロほどにあたる。最上義光の娘・駒姫ゆかりの専称寺はもともと高擶にあり、駒姫が関白秀次の側室らとともに京の三条河原で処刑されたあとで山形へ移される。大河『独眼竜政宗』では坂上香織ちゃんが駒姫を演じる。  一一月の向日葵。 2010.11.22:公開 2010.11.24:更新 ワンフレーズ・バイオレンス。 フクちゃんは、あななたちとはちがうんです。 目くそ鼻くそ奉還。PoorBook G3'99 転載・印刷・翻訳は自由です。 カウンタ:&counter() ---- - 『龍馬の手紙』の翻刻テキストが二次的著作物にあたるのではないか、とレセプションへメールを送る。15日以後、返答がない。 -- しだ (2010-11-23 11:30:29) - 富田さんから返信きたー。むむー。 -- しだ (2010-11-24 01:29:34) - 柱(肩)の「倭初雪」を「初雪」に修正。二四日付けで第二刷に差しかえ。 -- しだ (2010-11-24 11:24:27) #comment

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: