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*M-Tea*3_11-瀬戸内海の潮と潮流(他三編)寺田寅彦 *2010.10.9 第三巻 第一一号 瀬戸内海の潮と潮流 寺田寅彦 コーヒー哲学序説 神話と地球物理学 ウジの効用     &image(http://www.dlmarket.jp/images/uploader/620/3_11-1.gif,http://www.dlmarket.jp/product_info.php/products_id/93488)   #ref(map_3_11_naruto.png) #ref(map_3_11_setonaikai.png) [[【週刊ミルクティー*第三巻 第一一号】>http://www.dlmarket.jp/product_info.php/products_id/93488]] (http://www.dlmarket.jp/product_info.php/products_id/93488) ※ クリックするとダウンロードサイトにジャンプします。 (564KB) &color(red){定価:200円} p.126 / *99 出版 付録:別冊ミルクティー*Wikipedia(55項目)p.275 ※ DRM などというやぼったいものは使っておりません。 *飛び出せ! 週刊ミルクティー* &bold(){瀬戸内海の潮と潮流}  一体、海の面はどこでも一昼夜に二度ずつ上がり下がりをするもので、それを潮の満干(みちひ)といいます。これは月と太陽との引力のためにおこるもので、月や太陽がたえず東から西へまわるにつれて、地球上の海面の高くふくれた満潮(みちしお)の部分と低くなった干潮(ひきしお)の部分もまた、だいたいにおいて東から西へ向かって大洋(おおうみ)の上を進んで行きます。このような潮の波が内海のようなところへ入って行きますと、いろいろに変わったことがおこります。ことに瀬戸内海のように外洋(そとうみ)との通路がいくつもあり、内海の中にもまた瀬戸がたくさんあって、いくつもの灘(なだ)に分かれているところでは、潮の満干もなかなか込み入ってきて、これをくわしく調べるのはなかなか難しいのです。しかし、航海の頻繁なところであるから潮の調査は非常に必要なので、海軍の水路部などではたくさんな費用と時日を費やしてこれを調べておられます。東京あたりと四国の南側の海岸とでは満潮の時刻は一時間くらいしか違わないし、満干の高さもそんなに違いませんが、四国の南側とその北側とでは満潮の時刻はたいへんに違って、ところによっては六時間も違い、一方の満潮の時に他のほうは干潮になることもあります。また、内海では満干の高さが外海の倍にもなるところがあります。このように、あるところでは満潮であるのに他のところでは干潮になったり、内海の満干の高さが外海の満干の高さの倍になるところのあるのは、潮の流れがせまい海峡を入るためにおくれ、また、方々の入口から入り乱れ、重なり合うためであります。 #ref(3_11.rm) (朗読:RealMedia 形式 404KB、3'16'') 寺田寅彦 てらだ とらひこ 1878-1935(明治11.11.28-昭和10.12.31) 物理学者・随筆家。東京生れ。高知県人。東大教授。地球物理学を専攻。夏目漱石の門下、筆名は吉村冬彦。随筆・俳句に巧みで、藪柑子と号した。著「冬彦集」「藪柑子集」など。 ◇参照:Wikipedia &link_wikipedia(寺田寅彦){寺田寅彦}、『広辞苑 第六版』(岩波書店)。 *底本 瀬戸内海の潮と潮流 底本:「寺田寅彦全集 第六巻」岩波書店    1997(平成9)年5月6日発行 底本の親本:「寺田寅彦全集 文学篇」岩波書店    1985(昭和60)年 初出:「ローマ字少年」    1932(大正7)年5月1日 http://www.aozora.gr.jp/cards/000042/card43079.html NDC 分類:K452(地球科学.地学/海洋学) http://yozora.kazumi386.org/4/5/ndck452.html コーヒー哲学序説 底本:「寺田寅彦随筆集 第四巻」小宮豊隆編、岩波文庫、岩波書店    1948(昭和23)年5月15日第1刷発行    1963(昭和38)年5月16日第20刷改版発行    1997(平成9)年6月13日第65刷発行 http://www.aozora.gr.jp/cards/000042/card2479.html NDC 分類:914(日本文学/評論.エッセイ.随筆) http://yozora.kazumi386.org/9/1/ndc914.html 神話と地球物理学 底本:「寺田寅彦随筆集 第四巻」小宮豊隆編、岩波文庫、岩波書店    1948(昭和23)年5月15日第1刷発行    1963(昭和38)年5月16日第20刷改版発行    1997(平成9)年6月13日第65刷発行 http://www.aozora.gr.jp/cards/000042/card2357.html NDC 分類:450(地球科学.地学) http://yozora.kazumi386.org/4/5/ndc450.html ウジの効用 底本:『科学と科学者のはなし 寺田寅彦エッセイ集』池内了(編)岩波少年文庫 510    2000(平成12)年6月 第1刷発行 初出:『自由画稿』    1935(昭和10)年2月 http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person42.html NDC 分類:K914(日本文学/評論.エッセイ.随筆) http://yozora.kazumi386.org/9/1/ndck914.html *難字、求めよ シュニッペル コンディトライ ノーレンドルフ ベルリン、か。 ガイスベルク街 ガスアンシュタルトの円塔 フリードリヒ街 *むしとりホイホイ 瀬戸内海の潮と潮流 1932(大正7)年 → 1918(大正7)年 【1918か?】 コーヒー哲学序説 敷居が高くなってしまった、 → 敷居が高くなってしまった。 【。か】 以上、2件。 *スリーパーズ日記  ○(まる)を押(お)さえると△(さんかく)があばれだす。  「ウジの効用」より。  T-Time で組むと、△がこけて見える。ありえないだろと思い、いろいろメニューの設定を確かめたところ、「解釈 / X0213サポート」のチェックが原因だとわかる。/(全角スラッシュ)があさって向きなのも同様の原因。つまり、X0213文字の利用と△や/の記号の正常な併用は、T-Timeの当バージョンでは期待できない、ということになる。最新バージョンでは未確認。  前回のつづき。月は年に3cmずつ地球から遠ざかっている。 (1) 龍馬のばあい。1867年没。  2010-1867=143、143×3cm=429、およそ4.3m。 (2) 卑弥呼のばあい。247年の没として、  2010-247=1763、1763×3cm=5289、およそ53m。 (3) 最終氷期の原日本人のばあい。1万2000年前として、  12000-2010=9990、9990×3cm=29970、およそ300m。      幕末、一四〇年ほど前で四.三m、卑弥呼や壱与のころで五三m。太古の月夜は現在よりも明るかった、ともいえるということか。  一〇日(日)市立図書館で、恒例のつちだよしはる絵本原画展。今回は『バレリーナ マノン』ほか、めずらしくペン画がきわだつ。特徴的なふわふわ感は、パステルではなく水彩の筆先をけばだてて出している。  たしか、宮崎駿『ナウシカ水彩画集』の中で、「水彩の絵の具の発色を、印刷で再現させたら幻滅した」ということを書いている。印刷本しか知らなければ、つちだよしはるにしても宮崎駿にしても「充分すぎるほどきれい」に見えるが、原画と並べてみるとことばの意味がよくわかる。四色分解の印刷表現では、原画、とくに水彩画の色再現には限界があるからだ。  現在の一般的な商業印刷では、CMYKの四色で擬似的に総天然色を表現している。これはこれで、4つのインクのドット密度だけで全世界を表現できるというとんでもなく巧妙な錯視技術だけれども、そのため、色の再現に限界があって、フイルム写真やRGBの三色ドットのテレビにも劣る。  iPadをはじめとするカラー電子本が印刷本と勝負できる分野に、この絵本をはじめとする水彩など原画集があると思うのだが、いまのところあまり話題にのぼっていない。 2010.10.11:公開 鼻垂《ミミタリ》鼻垂《ハナタリ》キュウリエソ。PoorBook G3'99 転載・移植・印刷は自由です。 カウンタ:&counter() ---- #comment
*M-Tea*3_11-瀬戸内海の潮と潮流(他三編)寺田寅彦 *2010.10.9 第三巻 第一一号 瀬戸内海の潮と潮流 寺田寅彦 コーヒー哲学序説 神話と地球物理学 ウジの効用     &image(http://www.dlmarket.jp/images/uploader/620/3_11-1.gif,http://www.dlmarket.jp/product_info.php/products_id/93488)   #ref(map_3_11_naruto.png) #ref(map_3_11_setonaikai.png) [[【週刊ミルクティー*第三巻 第一一号】>http://www.dlmarket.jp/product_info.php/products_id/93488]] (http://www.dlmarket.jp/product_info.php/products_id/93488) ※ クリックするとダウンロードサイトにジャンプします。 (564KB) &color(red){定価:200円} p.126 / *99 出版 付録:別冊ミルクティー*Wikipedia(55項目)p.275 ※ DRM などというやぼったいものは使っておりません。 *飛び出せ! 週刊ミルクティー* &bold(){瀬戸内海の潮と潮流}  一体、海の面はどこでも一昼夜に二度ずつ上がり下がりをするもので、それを潮の満干(みちひ)といいます。これは月と太陽との引力のためにおこるもので、月や太陽がたえず東から西へまわるにつれて、地球上の海面の高くふくれた満潮(みちしお)の部分と低くなった干潮(ひきしお)の部分もまた、だいたいにおいて東から西へ向かって大洋(おおうみ)の上を進んで行きます。このような潮の波が内海のようなところへ入って行きますと、いろいろに変わったことがおこります。ことに瀬戸内海のように外洋(そとうみ)との通路がいくつもあり、内海の中にもまた瀬戸がたくさんあって、いくつもの灘(なだ)に分かれているところでは、潮の満干もなかなか込み入ってきて、これをくわしく調べるのはなかなか難しいのです。しかし、航海の頻繁なところであるから潮の調査は非常に必要なので、海軍の水路部などではたくさんな費用と時日を費やしてこれを調べておられます。東京あたりと四国の南側の海岸とでは満潮の時刻は一時間くらいしか違わないし、満干の高さもそんなに違いませんが、四国の南側とその北側とでは満潮の時刻はたいへんに違って、ところによっては六時間も違い、一方の満潮の時に他のほうは干潮になることもあります。また、内海では満干の高さが外海の倍にもなるところがあります。このように、あるところでは満潮であるのに他のところでは干潮になったり、内海の満干の高さが外海の満干の高さの倍になるところのあるのは、潮の流れがせまい海峡を入るためにおくれ、また、方々の入口から入り乱れ、重なり合うためであります。 #ref(3_11.rm) (朗読:RealMedia 形式 404KB、3'16'') 寺田寅彦 てらだ とらひこ 1878-1935(明治11.11.28-昭和10.12.31) 物理学者・随筆家。東京生れ。高知県人。東大教授。地球物理学を専攻。夏目漱石の門下、筆名は吉村冬彦。随筆・俳句に巧みで、藪柑子と号した。著「冬彦集」「藪柑子集」など。 ◇参照:Wikipedia &link_wikipedia(寺田寅彦){寺田寅彦}、『広辞苑 第六版』(岩波書店)。 *底本 瀬戸内海の潮と潮流 底本:「寺田寅彦全集 第六巻」岩波書店    1997(平成9)年5月6日発行 底本の親本:「寺田寅彦全集 文学篇」岩波書店    1985(昭和60)年 初出:「ローマ字少年」    1932(大正7)年5月1日 http://www.aozora.gr.jp/cards/000042/card43079.html NDC 分類:K452(地球科学.地学/海洋学) http://yozora.kazumi386.org/4/5/ndck452.html コーヒー哲学序説 底本:「寺田寅彦随筆集 第四巻」小宮豊隆編、岩波文庫、岩波書店    1948(昭和23)年5月15日第1刷発行    1963(昭和38)年5月16日第20刷改版発行    1997(平成9)年6月13日第65刷発行 http://www.aozora.gr.jp/cards/000042/card2479.html NDC 分類:914(日本文学/評論.エッセイ.随筆) http://yozora.kazumi386.org/9/1/ndc914.html 神話と地球物理学 底本:「寺田寅彦随筆集 第四巻」小宮豊隆編、岩波文庫、岩波書店    1948(昭和23)年5月15日第1刷発行    1963(昭和38)年5月16日第20刷改版発行    1997(平成9)年6月13日第65刷発行 http://www.aozora.gr.jp/cards/000042/card2357.html NDC 分類:450(地球科学.地学) http://yozora.kazumi386.org/4/5/ndc450.html ウジの効用 底本:『科学と科学者のはなし 寺田寅彦エッセイ集』池内了(編)岩波少年文庫 510    2000(平成12)年6月 第1刷発行 初出:『自由画稿』    1935(昭和10)年2月 http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person42.html NDC 分類:K914(日本文学/評論.エッセイ.随筆) http://yozora.kazumi386.org/9/1/ndck914.html *難字、求めよ シュニッペル コンディトライ ノーレンドルフ ベルリン、か。 ガイスベルク街 ガスアンシュタルトの円塔 フリードリヒ街 *むしとりホイホイ 瀬戸内海の潮と潮流 1932(大正7)年 → 1918(大正7)年 【1918か?】 コーヒー哲学序説 敷居が高くなってしまった、 → 敷居が高くなってしまった。 【。か】 以上、2件。 *スリーパーズ日記  ○(まる)を押(お)さえると△(さんかく)があばれだす。  「ウジの効用」より。  T-Time で組むと、△がこけて見える。ありえないだろと思い、いろいろメニューの設定を確かめたところ、「解釈 / X0213サポート」のチェックが原因だとわかる。/(全角スラッシュ)があさって向きなのも同様の原因。つまり、X0213文字の利用と△や/の記号の正常な併用は、T-Timeの当バージョンでは期待できない、ということになる。最新バージョンでは未確認。  前回のつづき。月は年に3cmずつ地球から遠ざかっている。 (1) 龍馬のばあい。1867年没。  2010-1867=143、143×3cm=429、およそ4.3m。 (2) 卑弥呼のばあい。247年の没として、  2010-247=1763、1763×3cm=5289、およそ53m。 (3) 最終氷期の原日本人のばあい。1万2000年前として、  12000-2010=9990、9990×3cm=29970、およそ300m。      幕末、一四〇年ほど前で四.三m、卑弥呼や壱与のころで五三m。太古の月夜は現在よりも明るかった、ともいえるということか。  一〇日(日)市立図書館で、恒例のつちだよしはる絵本原画展。今回は『バレリーナ マノン』ほか、めずらしくペン画がきわだつ。特徴的なふわふわ感は、パステルではなく水彩の筆先をけばだてて出している。  たしか、宮崎駿『ナウシカ水彩画集』の中で、「水彩の絵の具の発色を、印刷で再現させたら幻滅した」ということを書いている。印刷本しか知らなければ、つちだよしはるにしても宮崎駿にしても「充分すぎるほどきれい」に見えるが、原画と並べてみるとことばの意味がよくわかる。四色分解の印刷表現では、原画、とくに水彩画の色再現には限界があるからだ。  現在の一般的な商業印刷では、CMYKの四色で擬似的に総天然色を表現している。これはこれで、4つのインクのドット密度だけで全世界を表現できるというとんでもなく巧妙な錯視技術だけれども、そのため、色の再現に限界があって、フイルム写真やRGBの三色ドットのテレビにも劣る。  iPadをはじめとするカラー電子本が印刷本と勝負できる分野に、この絵本をはじめとする水彩など原画集があると思うのだが、いまのところあまり話題にのぼっていない。 2010.10.11:公開 鼻垂《ミミタリ》鼻垂《ハナタリ》キュウリエソ。PoorBook G3'99 転載・移植・印刷は自由です。 カウンタ:&counter() ---- - *修正履歴:イクイリプリアム → イクイリブリアム 【ブ。平衡状態。equilibrium か。】底本確認。現代表記版とオリジナル版、難字求めよ、の計3か所を修正。一〇月一二日(火)第二刷にさしかえました。 -- しだ (2010-10-12 04:08:46) #comment

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