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*MT*2_48-若草物語(一)L. M. オルコット
*2010.6.19 第二巻 第四八号
若草物語(一)
LITTLE WOMEN
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott
水谷まさる(訳)
作者について
第一 巡礼(じゅんれい)あそび
第二 たのしいクリスマス
第三 ローレンスのぼっちゃん
第四 重い荷をかついで
&image(http://www.dl-market.com/images/uploader/620/2_48-1.gif,http://www.dl-market.com/product_info.php?products_id=72639)
[[【週刊ミルクティー*第二巻 第四八号】>http://www.dl-market.com/product_info.php?products_id=72639]]
(http://www.dl-market.com/product_info.php?products_id=72639)
※ クリックするとダウンロードサイトへジャンプします。
(544KB)
&color(red){定価:200円(税込)} p.185 / *99 出版
付録:別冊ミルクティー*Wikipedia(10項目)p.219
※ The Project Gutenberg よりオリジナル・テキストを収録。
*飛び出せ! 週刊ミルクティー*
(略)ジョウは、すぐに起(お)きなおって、エプロンのかくしに、りょう手をつっこんで、口笛(くちぶえ)を吹(ふ)きはじめました。
「ジョウ、およしなさい。まるで男の子みたい。」
「だから、あたしするの。」
「あたし、下品(げひん)な、女らしくない子は大(だい)きらい。」
「あたし、気(き)どり屋(や)のおすまし、大きらい。」(略)
「かわいそうなジョウねえさん、まあ名前(なまえ)でも男の子らしくして、あたしたちのにいさんになって、がまんしておくんだわねえ。」
ベスがなぐさめるようにいいました。メグは、またお説教(せっきょう)をつづけました。
「それから、エミィは、気(き)むずかし屋(や)で、かたくるしいわ。今(いま)はかわいいけど、気(き)をつけないと大人(おとな)になったら、ガチョウみたいに気(き)どり屋(や)さんになるわ。上品(じょうひん)ぶらないときは、しとやかなのも、いい言葉(ことば)も好(す)きだけど、あんたのませた言葉(ことば)は、ジョウの下品(げひん)な言葉(ことば)とおなじように、よくないわ。」
「ジョウがおてんばで、エミィが気(き)どり屋(や)さんなら、ねえさん、あたしはなあに?」と、ベスはじぶんもお説教(せっきょう)されたがって口をはさみました。
「あなたは、かわいい子、ただそれだけよ。」
メグは、やさしくそういいましたが、これには、だれも反対(はんたい)しませんでした。
#ref(2_48.rm)
(朗読:RealMedia 形式 248KB、2'01'')
ルイザ・メイ・オルコット Louisa May Alcott
1832.11.29-1888.3.6
アメリカの女性作家。代表作『若草物語』(または『四人姉妹』)。エイモス・ブロンソン・オルコット(Amos Bronson Alcott)とアビー・メイ(Abby May)の娘。現在のペンシルベニア州フィラデルフィアの一部であるジャーマンタウン(Germantown)に生まれた。『若草物語』(原題、Little Women)は1868年に書かれた自伝的小説。『続若草物語』『第三若草物語』『第四若草物語』の続編もある。
水谷まさる みずたに まさる
1894-1950(明治27.12.25-昭和25.5.25)
童謡詩人・童話作家。本名、勝。東京生まれ。少年少女雑誌の編集者をしながら大正中期より童謡や童話を執筆。昭和3(1928)同人誌『童話文学』を発刊。(人名・現代)
◇参照:Wikipedia &link_wikipedia(ルイーザ・メイ・オルコット){ルイーザ・メイ・オルコット}、『広辞苑 第六版』(岩波書店)、『日本人名大事典』平凡社。
*底本
底本:「若草物語」京屋出版社
1948(昭和23)年6月1日発行
http://www.aozora.gr.jp/cards/001090/card42307.html
NDC 分類:K933(英米文学:小説.物語)
http://yozora.kazumi386.org/9/3/ndck933.html
*年表
一八三二 一一月二九日 オルコット誕生。ペンシルバニア州ジャーマン・タウン。
一八六一 オルコット三〇歳。南北戦争おこる。
一八六八 『若草物語』発表。(三七歳)
一八八八 三月六日 オルコット五五歳、ボストン市で没する。
*難字、求めよ。
小布 こぬの? こぎれ?
エヴェ 矢川(p.62)はヴェヴェイ。スイスにある町。原文は Vevay。
チョール人のおじいさん 矢川(p.94)は、『アンクル・トム』のクローばあさん。原文は「old Chloe did in _Uncle Tom_」。
*修正履歴
タイトル直後の tab コードを削除。
うらやむしがる → うらやましがる 【ま、か?】
平気が → 平気で 【で、か?】
ぜいだく → ぜいたく 【た、か?】
おぼれさせれ → おぼれさせて 【て、か?】
運んできた。 → 運んできた 【「。」不要か?】
ベデロ → ペデロ 【ペ、か。】
ハーガ → ハーガー 【ー、か。】
わかい二人を → わかい二人の 【の、か?】
しゃべれないだけれど → しゃべれないけれど 【だ、不要か?】
パイのこと → パイのことを 【を、か。】
※ いずれも底本未確認です。
*スリーパーズ日記
※ 読者のみなさん・家族のみなさんへ
この作品には「気ちがい、小女、びっこ、下男」のような差別語・蔑称や「看護婦」のような旧称が含まれていますが、原作を尊重しそのまま表記しました。いずれも現在では使用をつつしむほうが好ましい、受け手に不快な印象を与える用語ですので、読書の際にはご注意ください。
若干の句読点を変更、傍点をおぎなった。
四人姉妹ということで、表紙に四種の植物図を配したところ、間があきすぎてさびしい。そこで二種、追加した。原題『Little Women』を『若草物語』と訳したのは誰だろう? ルパン『奇巌城』(保篠龍緒)、ムーミンのニョロニョロ(山室静)に並ぶ名訳。
この作品が発表された一八六八年は、日本の慶応四/明治元年にあたる。矢川澄子の解説(『若草物語』福音館書店、2004.6)によれば、ローラ・ワイルダーの『大草原の小さな家』は、この半世紀後という。一八三二年生まれのオルコットは、清河八郎より二つ年下で、龍馬の三つ年上……ああ、乙女ねえさんと同い年になりますね。
2010.6.20:公開
2010.6.21:更新
なんでそこにあるんだバーがー。
遠藤、松井、本田。
目くそ鼻くそ、おっぱいサッカーだっち。/PoorBook G3'99
翻訳・朗読・転載は自由です。
カウンタ:&counter()
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- かんじんの宣伝を忘れました。青空版がルビなしなので、ルビもおぎないました。ほぼ総ルビです。 -- しだ (2010-06-20 14:24:53)
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*MT*2_48-若草物語(一)L. M. オルコット
*2010.6.19 第二巻 第四八号
若草物語(一)
LITTLE WOMEN
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott
水谷まさる(訳)
作者について
第一 巡礼(じゅんれい)あそび
第二 たのしいクリスマス
第三 ローレンスのぼっちゃん
第四 重い荷をかついで
&image(http://www.dl-market.com/images/uploader/620/2_48-1.gif,http://www.dl-market.com/product_info.php?products_id=72639)
[[【週刊ミルクティー*第二巻 第四八号】>http://www.dl-market.com/product_info.php?products_id=72639]]
(http://www.dl-market.com/product_info.php?products_id=72639)
※ クリックするとダウンロードサイトへジャンプします。
(544KB)
&color(red){定価:200円(税込)} p.185 / *99 出版
付録:別冊ミルクティー*Wikipedia(10項目)p.219
※ The Project Gutenberg よりオリジナル・テキストを収録。
*飛び出せ! 週刊ミルクティー*
(略)ジョウは、すぐに起(お)きなおって、エプロンのかくしに、りょう手をつっこんで、口笛(くちぶえ)を吹(ふ)きはじめました。
「ジョウ、およしなさい。まるで男の子みたい。」
「だから、あたしするの。」
「あたし、下品(げひん)な、女らしくない子は大(だい)きらい。」
「あたし、気(き)どり屋(や)のおすまし、大きらい。」(略)
「かわいそうなジョウねえさん、まあ名前(なまえ)でも男の子らしくして、あたしたちのにいさんになって、がまんしておくんだわねえ。」
ベスがなぐさめるようにいいました。メグは、またお説教(せっきょう)をつづけました。
「それから、エミィは、気(き)むずかし屋(や)で、かたくるしいわ。今(いま)はかわいいけど、気(き)をつけないと大人(おとな)になったら、ガチョウみたいに気(き)どり屋(や)さんになるわ。上品(じょうひん)ぶらないときは、しとやかなのも、いい言葉(ことば)も好(す)きだけど、あんたのませた言葉(ことば)は、ジョウの下品(げひん)な言葉(ことば)とおなじように、よくないわ。」
「ジョウがおてんばで、エミィが気(き)どり屋(や)さんなら、ねえさん、あたしはなあに?」と、ベスはじぶんもお説教(せっきょう)されたがって口をはさみました。
「あなたは、かわいい子、ただそれだけよ。」
メグは、やさしくそういいましたが、これには、だれも反対(はんたい)しませんでした。
#ref(2_48.rm)
(朗読:RealMedia 形式 248KB、2'01'')
ルイザ・メイ・オルコット Louisa May Alcott
1832.11.29-1888.3.6
アメリカの女性作家。代表作『若草物語』(または『四人姉妹』)。エイモス・ブロンソン・オルコット(Amos Bronson Alcott)とアビー・メイ(Abby May)の娘。現在のペンシルベニア州フィラデルフィアの一部であるジャーマンタウン(Germantown)に生まれた。『若草物語』(原題、Little Women)は1868年に書かれた自伝的小説。『続若草物語』『第三若草物語』『第四若草物語』の続編もある。
水谷まさる みずたに まさる
1894-1950(明治27.12.25-昭和25.5.25)
童謡詩人・童話作家。本名、勝。東京生まれ。少年少女雑誌の編集者をしながら大正中期より童謡や童話を執筆。昭和3(1928)同人誌『童話文学』を発刊。(人名・現代)
◇参照:Wikipedia &link_wikipedia(ルイーザ・メイ・オルコット){ルイーザ・メイ・オルコット}、『広辞苑 第六版』(岩波書店)、『日本人名大事典』平凡社。
*底本
底本:「若草物語」京屋出版社
1948(昭和23)年6月1日発行
http://www.aozora.gr.jp/cards/001090/card42307.html
NDC 分類:K933(英米文学:小説.物語)
http://yozora.kazumi386.org/9/3/ndck933.html
*年表
一八三二 一一月二九日 オルコット誕生。ペンシルバニア州ジャーマン・タウン。
一八六一 オルコット三〇歳。南北戦争おこる。
一八六八 『若草物語』発表。(三七歳)
一八八八 三月六日 オルコット五五歳、ボストン市で没する。
*難字、求めよ。
小布 こぬの? こぎれ?
エヴェ 矢川(p.62)はヴェヴェイ。スイスにある町。原文は Vevay。
チョール人のおじいさん 矢川(p.94)は、『アンクル・トム』のクローばあさん。原文は「old Chloe did in _Uncle Tom_」。
*修正履歴
タイトル直後の tab コードを削除。
うらやむしがる → うらやましがる 【ま、か?】
平気が → 平気で 【で、か?】
ぜいだく → ぜいたく 【た、か?】
おぼれさせれ → おぼれさせて 【て、か?】
運んできた。 → 運んできた 【「。」不要か?】
ベデロ → ペデロ 【ペ、か。】
ハーガ → ハーガー 【ー、か。】
わかい二人を → わかい二人の 【の、か?】
しゃべれないだけれど → しゃべれないけれど 【だ、不要か?】
パイのこと → パイのことを 【を、か。】
※ いずれも底本未確認です。
※ ガーデイナア、カーデナア、カーデイナア、ガーデナアは同一人物か。ガーディナーで統一しました。
*スリーパーズ日記
※ 読者のみなさん・家族のみなさんへ
この作品には「気ちがい、小女、びっこ、下男」のような差別語・蔑称や「看護婦」のような旧称が含まれていますが、原作を尊重しそのまま表記しました。いずれも現在では使用をつつしむほうが好ましい、受け手に不快な印象を与える用語ですので、読書の際にはご注意ください。
若干の句読点を変更、傍点をおぎなった。
四人姉妹ということで、表紙に四種の植物図を配したところ、間があきすぎてさびしい。そこで二種、追加した。原題『Little Women』を『若草物語』と訳したのは誰だろう? ルパン『奇巌城』(保篠龍緒)、ムーミンのニョロニョロ(山室静)に並ぶ名訳。
この作品が発表された一八六八年は、日本の慶応四/明治元年にあたる。矢川澄子の解説(『若草物語』福音館書店、2004.6)によれば、ローラ・ワイルダーの『大草原の小さな家』は、この半世紀後という。一八三二年生まれのオルコットは、清河八郎より二つ年下で、龍馬の三つ年上……ああ、乙女ねえさんと同い年になりますね。
2010.6.20:公開
2010.6.27:更新
なんでそこにあるんだバーがー。
遠藤、松井、本田。
目くそ鼻くそ、おっぱいサッカーだっち。/PoorBook G3'99
翻訳・朗読・転載は自由です。
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- かんじんの宣伝を忘れました。青空版がルビなしなので、ルビもおぎないました。ほぼ総ルビです。 -- しだ (2010-06-20 14:24:53)
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