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*MT*2_33-雛 芥川龍之介/雛がたり 泉鏡花/ひなまつりの話 折口信夫 *2010.3.6 第二巻 第三三号 特集 ひなまつり  雛 芥川龍之介  雛がたり 泉鏡花  ひなまつりの話 折口信夫   一 淡島様   二 ひな人形と女神と   三 奥州のオシラサマ &image(http://www.dl-market.com/images/uploader/620/2_33-1.gif,http://www.dl-market.com/product_info.php?products_id=57705) &ref(2_33-2.gif) [[【週刊ミルクティー*第二巻 第三三号】>http://www.dl-market.com/product_info.php?products_id=57705]] (http://www.dl-market.com/product_info.php?products_id=57705) ※ ダウンロードサイトへジャンプします。 (520KB) ※ オリジナル版に加えて、ミルクティー*現代表記版を同時収録。 ※ JIS X 0213・ttz 形式。 ※ この作品は青空文庫にて公開中です。翻訳・朗読・転載は自由です。 (c) Copyright is public domain. |COLOR(red):定価:200円(税込)| p.176 / *99 出版| 付録:別冊ミルクティー*Wikipedia(45項目)p.181 ※ 傍点や傍線の見えにくい場合は、T-Time の文字品質(アンチエイリアス)を「標準」にしてご覧ください。 *飛び出せ! 週刊ミミクリィー* |COLOR(red):オリジナル版|COLOR(blue):ミミクリィー*現代表記版| |COLOR(red):生物の歴史(三)|COLOR(blue):ひなまつりの話| |COLOR(red):折口信夫|COLOR(blue):折口信夫| |COLOR(red):黙阿弥の脚本の「松竹梅湯島掛額《シヨウチクバイユシマノカケガク》」は八百屋お七をしくんだものであるが、其お七の言葉に、内裏びな[#「内裏びな」に傍線]を羨んで、男を住吉様《スミヨシサマ》女を淡島様《アハシマサマ》といふ条《クダ》りが出てくる。お雛様を祭る婦人方にも、存外、淡島様とお雛様との関係を、知らぬ人が多いことゝ思ふ。|COLOR(blue): 黙阿弥(もくあみ)の脚本の「松竹梅(しょうちくばい)湯島(ゆしまの)掛額(かけがく)」は八百屋お七をしくんだものであるが、そのお七の言葉に、内裏びなをうらやんで、男を住吉様(すみよしさま)、女を淡島様(あわしまさま)という条(くだ)りが出てくる。お雛様(ひなさま)をまつる婦人方にも、存外、淡島様(あわしまさま)とお雛様(ひなさま)との関係を、知らぬ人が多いことと思う。| |COLOR(red):古くは願人《グワンニン》といふ乞食房主があつて、諸国を廻りめぐつて、婦人たちに淡島様の信仰を授けまはつたのである。そして、婦人たちからは、衣類を淡島様に奉納させたのであつた。|COLOR(blue): 古くは願人(がんにん)という乞食房主があって、諸国をまわりめぐって、婦人たちに淡島様(あわしまさま)の信仰をさずけまわったのである。そして、婦人たちからは、衣類を淡島様(あわしまさま)に奉納させたのであった。| |COLOR(red):其|由緒《ユカリ》はかうである。昔住吉明神の后にあはしま[#「あはしま」に傍線]といふお方があつて、其が白血《シラチ》・長血《ナガチ》の病気におなりになつた。それで住吉明神が其をお嫌ひになり、住吉の社の門扉にのせて、海に流したのである。かうして、其板船は紀州の加太の淡島に漂ひついた。其を里人が祀つたのが、加太の淡島明神だといふのである。此方は、自分が婦人病から不為合せな目を見られたので、不運な人々の為に悲願を立てられ、婦人の病気は此神に願をかければよい、といふ事になつてゐるのである。処々に、淡島の本山らしいものが残つてゐるが、加太の方がもとであらうと思ふ。|COLOR(blue): その由緒(ゆかり)はこうである。昔、住吉明神の后(きさき)にあわしまというお方があって、それが白血(しらち)・長血(ながち)の病気におなりになった。それで住吉明神がそれをお嫌(きら)いになり、住吉の社の門扉(もんぴ)にのせて、海に流したのである。こうして、その板船は紀州の加太(かだ)の淡島(あわしま)にただよいついた。それを里人がまつったのが、加太(かだ)の淡島(あわしま)明神だというのである。こちらは、自分が婦人病からふしあわせな目を見られたので、不運な人々のために悲願を立てられ、婦人の病気はこの神に願(がん)をかければよい、ということになっているのである。処々に、淡島の本山らしいものが残っているが、加太(かだ)の方がもとであろうと思う。| #ref(2_33.rm) (朗読:RealMedia 形式 328KB、2'38'') 芥川龍之介 あくたがわ りゅうのすけ 1892-1927(明治25.3.1-昭和2.7.24) 旧、東京市京橋区生まれ。1915年「羅生門」を『帝国文学』に発表、級友鈴木三重吉の紹介で夏目漱石門下に入る。「芋粥」「藪の中」「地獄変」「歯車」など、『今昔物語集』『宇治拾遺物語』などの古典から題材をとったものが多い。享年35。 泉鏡花 いずみ きょうか 1873-1939(明治6.11.4-昭和14.9.7) 小説家。名は鏡太郎。金沢生れ。尾崎紅葉に師事。明治・大正・昭和を通じて独自の幻想文学を構築した。作「夜行巡査」「高野聖」「歌行灯」など。「婦系図(おんなけいず)」をはじめ、しばしば新派劇に上演。 折口信夫 おりくち しのぶ 1887-1953(明治20.2.11-昭和28.9.3) 大阪府西成郡木津村(現在の大阪市浪速区)生まれ。民俗学、国文学、国学の研究者。釈迢空と号して詩歌もよくした。1913年12月、「三郷巷談」を柳田國男主催の『郷土研究』に発表し、以後、柳田の知遇を得る。柳田國男の高弟として民俗学の基礎を築いた。 ◇参照:Wikipedia &link_wikipedia(芥川龍之介){芥川龍之介}、&link_wikipedia(泉鏡花){泉鏡花}、&link_wikipedia(折口信夫){折口信夫介}、『広辞苑 第六版』(岩波書店)。 *底本 雛 芥川龍之介 底本:「現代日本文学大系 43 芥川龍之介集」筑摩書房    1968(昭和43)年8月25日初版第1刷発行 NDC 分類:K913(日本文学:小説.物語) http://yozora.kazumi386.org/9/1/ndck913.html 雛がたり 泉鏡花 底本:「鏡花短篇集 川村二郎編」岩波文庫、岩波書店    1987(昭和62)年9月16日第1刷発行 底本の親本:「鏡花全集 第二七巻」岩波書店    1942(昭和17)年10月 初出:「新小説」    1917年(大正6年)3月 NDC 分類:914(日本文学:評論.エッセイ.随筆) http://yozora.kazumi386.org/9/1/ndc914.html ひなまつりの話 折口信夫 底本:「折口信夫全集 3」中央公論社    1995(平成7)年4月10日初版発行 底本の親本:「古代研究 民俗学篇第二」大岡山書店    1930(昭和5)年6月20日発行 初出:「愛国婦人 第四七九号」    1922(大正11)年3月 NDC 分類:386(風俗習慣.民俗学.民族学:年中行事.祭礼) http://yozora.kazumi386.org/3/8/ndc386.html *スリーパーズ日記  ショモヂ。うるち米を一晩水にひたし、ウスでついて粉にする。ついてはふるいにかけ、数回くりかえす。白糖を加える。とろみがつく程度に少量の水を加えたような気がする。これでできあがり。バリエーションによっては、青豆をつぶしたヌタを加える。青白みがいっそう増す。母は白糖やヌタのかわりに黒糖を加えてアレンジしていた。一年でもっとも寒いこの時期に決まって食べる。ナマ米だから、たくさん食べると腹をこわすので小皿に少量だけ。「シロモチ」のなまりか。  母親によればショモヂは非常食・携帯食のなごりだろうという。米びつの底にたまるくだけたコメや青い未熟のコメを利用して、火を使わなくても食べることができる工夫と記憶。  6日(土)小雨。ぬくい。寒河江にて慈恩寺シンポジウムに参加。つばき。 2010.3.8:公開 ミミクリ、さげもん/PoorBook G3'99 翻訳・朗読・転載は自由です。 カウンタ:&counter() ---- #comment
*MT*2_33-雛 芥川龍之介/雛がたり 泉鏡花/ひなまつりの話 折口信夫 *2010.3.6 第二巻 第三三号 特集 ひなまつり  雛 芥川龍之介  雛がたり 泉鏡花  ひなまつりの話 折口信夫   一 淡島様   二 ひな人形と女神と   三 奥州のオシラサマ &image(http://www.dl-market.com/images/uploader/620/2_33-1.gif,http://www.dl-market.com/product_info.php?products_id=57705) &ref(2_33-2.gif) [[【週刊ミルクティー*第二巻 第三三号】>http://www.dl-market.com/product_info.php?products_id=57705]] (http://www.dl-market.com/product_info.php?products_id=57705) ※ ダウンロードサイトへジャンプします。 (520KB) ※ オリジナル版に加えて、ミルクティー*現代表記版を同時収録。 ※ JIS X 0213・ttz 形式。 ※ この作品は青空文庫にて公開中です。翻訳・朗読・転載は自由です。 (c) Copyright is public domain. |COLOR(red):定価:200円(税込)| p.176 / *99 出版| 付録:別冊ミルクティー*Wikipedia(45項目)p.181 ※ 傍点や傍線の見えにくい場合は、T-Time の文字品質(アンチエイリアス)を「標準」にしてご覧ください。 *飛び出せ! 週刊ミミクリィー* |COLOR(red):オリジナル版|COLOR(blue):ミミクリィー*現代表記版| |COLOR(red):雛祭りの話|COLOR(blue):ひなまつりの話| |COLOR(red):折口信夫|COLOR(blue):折口信夫| |COLOR(red):黙阿弥の脚本の「松竹梅湯島掛額《シヨウチクバイユシマノカケガク》」は八百屋お七をしくんだものであるが、其お七の言葉に、内裏びな[#「内裏びな」に傍線]を羨んで、男を住吉様《スミヨシサマ》女を淡島様《アハシマサマ》といふ条《クダ》りが出てくる。お雛様を祭る婦人方にも、存外、淡島様とお雛様との関係を、知らぬ人が多いことゝ思ふ。|COLOR(blue): 黙阿弥(もくあみ)の脚本の「松竹梅(しょうちくばい)湯島(ゆしまの)掛額(かけがく)」は八百屋お七をしくんだものであるが、そのお七の言葉に、内裏びなをうらやんで、男を住吉様(すみよしさま)、女を淡島様(あわしまさま)という条(くだ)りが出てくる。お雛様(ひなさま)をまつる婦人方にも、存外、淡島様(あわしまさま)とお雛様(ひなさま)との関係を、知らぬ人が多いことと思う。| |COLOR(red):古くは願人《グワンニン》といふ乞食房主があつて、諸国を廻りめぐつて、婦人たちに淡島様の信仰を授けまはつたのである。そして、婦人たちからは、衣類を淡島様に奉納させたのであつた。|COLOR(blue): 古くは願人(がんにん)という乞食房主があって、諸国をまわりめぐって、婦人たちに淡島様(あわしまさま)の信仰をさずけまわったのである。そして、婦人たちからは、衣類を淡島様(あわしまさま)に奉納させたのであった。| |COLOR(red):其|由緒《ユカリ》はかうである。昔住吉明神の后にあはしま[#「あはしま」に傍線]といふお方があつて、其が白血《シラチ》・長血《ナガチ》の病気におなりになつた。それで住吉明神が其をお嫌ひになり、住吉の社の門扉にのせて、海に流したのである。かうして、其板船は紀州の加太の淡島に漂ひついた。其を里人が祀つたのが、加太の淡島明神だといふのである。此方は、自分が婦人病から不為合せな目を見られたので、不運な人々の為に悲願を立てられ、婦人の病気は此神に願をかければよい、といふ事になつてゐるのである。処々に、淡島の本山らしいものが残つてゐるが、加太の方がもとであらうと思ふ。|COLOR(blue): その由緒(ゆかり)はこうである。昔、住吉明神の后(きさき)にあわしまというお方があって、それが白血(しらち)・長血(ながち)の病気におなりになった。それで住吉明神がそれをお嫌(きら)いになり、住吉の社の門扉(もんぴ)にのせて、海に流したのである。こうして、その板船は紀州の加太(かだ)の淡島(あわしま)にただよいついた。それを里人がまつったのが、加太(かだ)の淡島(あわしま)明神だというのである。こちらは、自分が婦人病からふしあわせな目を見られたので、不運な人々のために悲願を立てられ、婦人の病気はこの神に願(がん)をかければよい、ということになっているのである。処々に、淡島の本山らしいものが残っているが、加太(かだ)の方がもとであろうと思う。| #ref(2_33.rm) (朗読:RealMedia 形式 328KB、2'38'') 芥川龍之介 あくたがわ りゅうのすけ 1892-1927(明治25.3.1-昭和2.7.24) 旧、東京市京橋区生まれ。1915年「羅生門」を『帝国文学』に発表、級友鈴木三重吉の紹介で夏目漱石門下に入る。「芋粥」「藪の中」「地獄変」「歯車」など、『今昔物語集』『宇治拾遺物語』などの古典から題材をとったものが多い。享年35。 泉鏡花 いずみ きょうか 1873-1939(明治6.11.4-昭和14.9.7) 小説家。名は鏡太郎。金沢生れ。尾崎紅葉に師事。明治・大正・昭和を通じて独自の幻想文学を構築した。作「夜行巡査」「高野聖」「歌行灯」など。「婦系図(おんなけいず)」をはじめ、しばしば新派劇に上演。 折口信夫 おりくち しのぶ 1887-1953(明治20.2.11-昭和28.9.3) 大阪府西成郡木津村(現在の大阪市浪速区)生まれ。民俗学、国文学、国学の研究者。釈迢空と号して詩歌もよくした。1913年12月、「三郷巷談」を柳田國男主催の『郷土研究』に発表し、以後、柳田の知遇を得る。柳田國男の高弟として民俗学の基礎を築いた。 ◇参照:Wikipedia &link_wikipedia(芥川龍之介){芥川龍之介}、&link_wikipedia(泉鏡花){泉鏡花}、&link_wikipedia(折口信夫){折口信夫}、『広辞苑 第六版』(岩波書店)。 *底本 雛 芥川龍之介 底本:「現代日本文学大系 43 芥川龍之介集」筑摩書房    1968(昭和43)年8月25日初版第1刷発行 NDC 分類:K913(日本文学:小説.物語) http://yozora.kazumi386.org/9/1/ndck913.html 雛がたり 泉鏡花 底本:「鏡花短篇集 川村二郎編」岩波文庫、岩波書店    1987(昭和62)年9月16日第1刷発行 底本の親本:「鏡花全集 第二七巻」岩波書店    1942(昭和17)年10月 初出:「新小説」    1917年(大正6年)3月 NDC 分類:914(日本文学:評論.エッセイ.随筆) http://yozora.kazumi386.org/9/1/ndc914.html ひなまつりの話 折口信夫 底本:「折口信夫全集 3」中央公論社    1995(平成7)年4月10日初版発行 底本の親本:「古代研究 民俗学篇第二」大岡山書店    1930(昭和5)年6月20日発行 初出:「愛国婦人 第四七九号」    1922(大正11)年3月 NDC 分類:386(風俗習慣.民俗学.民族学:年中行事.祭礼) http://yozora.kazumi386.org/3/8/ndc386.html *スリーパーズ日記  ショモヂ。うるち米を一晩水にひたし、ウスでついて粉にする。ついてはふるいにかけ、数回くりかえす。白糖を加える。とろみがつく程度に少量の水を加えたような気がする。これでできあがり。バリエーションによっては、青豆をつぶしたヌタを加える。青白みがいっそう増す。母は白糖やヌタのかわりに黒糖を加えてアレンジしていた。一年でもっとも寒いこの時期に決まって食べる。ナマ米だから、たくさん食べると腹をこわすので小皿に少量だけ。「シロモチ」のなまりか。  母親によればショモヂは非常食・携帯食のなごりだろうという。米びつの底にたまるくだけたコメや青い未熟のコメを利用して、火を使わなくても食べることができる工夫と記憶。  6日(土)小雨。ぬくい。寒河江にて慈恩寺シンポジウムに参加。つばき。 2010.3.8:公開 2010.3.8:更新 ミミクリ、さげもん/PoorBook G3'99 翻訳・朗読・転載は自由です。 カウンタ:&counter() ---- #comment

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