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*MT*2_10-風の又三郎 宮沢賢治 *2009.9.26 第二巻 第十号 風の又三郎 宮沢賢治 |COLOR(red):月末最終号:無料| p.194 / *99 出版| 付録:別冊ミルクティー*Wikipedia(9項目)p.51 ※ オリジナル版に加えて、ミルクティー*現代表記版を同時収録。 ※ JIS X 0213・ttz 形式。Windows & Macintosh ハイブリッド。 ※ この作品は青空文庫にて公開中です。翻訳・朗読・転載は自由です。 (c) Copyright is public domain. ・[[【T-Time 無償ダウンロード】>http://www.voyager.co.jp/T-Time/update/index.html]] VOYAGER / ボイジャー ・[[【新JIS漢字を表示できるフォントを入手しよう】>http://www.aozora.gr.jp/newJIS-Kanji/newJIS3.html#2-2]] 青空文庫 / —明日の本棚— &i(){(略)二人《ふたり》ともまるでびっくりして棒立《ぼうだ》ちになり、それから顔を見あわせてブルブルふるえましたが、ひとりはとうとう泣《な》き出してしまいました。というわけは、そのしんとした朝の教室《きょうしつ》のなかにどこからきたのか、まるで顔も知らないおかしな赤い髪《かみ》の子供《こども》がひとり、いちばん前の机《つくえ》にちゃんとすわっていたのです。そしてその机《つくえ》といったら、まったくこの泣《な》いた子の自分の机《つくえ》だったのです。(略)} &i(){「あいづは外国人《がいこくじん》だな。」} &i(){「学校さはいるのだな。」みんなは、ガヤガヤガヤガヤいいました。ところが五年生の嘉助《かすけ》がいきなり、} &i(){「ああ三年生さはいるのだ。」とさけびましたので、} &i(){「ああそうだ。」と小さいこどもらは思いましたが、一郎はだまってくびをまげました。} &i(){ 変《へん》なこどもは、やはりきょろきょろこっちを見るだけ、きちんと腰《こし》かけています。} &i(){ そのとき風《かぜ》がドウと吹《ふ》いてきて教室《きょうしつ》のガラス戸《ど》はみんなガタガタ鳴《な》り、学校のうしろの山の萱《かや》や栗《くり》の木はみんな変《へん》に青じろくなってゆれ、教室《きょうしつ》のなかのこどもはなんだか、ニヤッとわらってすこしうごいたようでした。} #ref(2_10.rm) (朗読:RealMedia 形式 268KB、2'09'') #ref(2_10-1.gif) #ref(2_10-2.gif) [[【週刊ミルクティー*第二巻 第十号】>http://www33.atwiki.jp/asterisk99?cmd=upload&act=open&pageid=134&file=milk_tea_2_10.zip]] ※ ダウンロードを開始します。 (448KB) 宮沢賢治 みやざわ けんじ 1896-1933(明治29.8.27- 昭和8.9.21) 詩人・童話作家。岩手県花巻生れ。盛岡高農卒。早く法華経に帰依し、農業研究者・農村指導者として献身。詩「春と修羅」「雨ニモマケズ」、童話「銀河鉄道の夜」「風の又三郎」など。 ◇参照:Wikipedia、『広辞苑』。 *底本 風の又三郎 底本:岩波文庫『童話集 風の又三郎』    1951(昭和26)年4月25日 第1刷発行    1967(昭和42)年7月16日 第24刷改版発行 NDC 分類:K913(日本文学:小説.物語) http://yozora.kazumi386.org/9/1/ndck913.html   2009.9.26:公開 目くそ鼻くそ/PoorBook G3'99 翻訳・朗読・転載は自由です。 カウンタ:&counter() ---- #comment
*MT*2_10-風の又三郎 宮沢賢治 *2009.9.26 第二巻 第十号 風の又三郎 宮沢賢治 #ref(2_10-1.gif) #ref(2_10-2.gif) [[【週刊ミルクティー*第二巻 第十号】>http://www33.atwiki.jp/asterisk99?cmd=upload&act=open&pageid=134&file=milk_tea_2_10.zip]] ※ ダウンロードを開始します。 (448KB) |COLOR(red):月末最終号:無料| p.194 / *99 出版| 付録:別冊ミルクティー*Wikipedia(9項目)p.51 ※ オリジナル版に加えて、ミルクティー*現代表記版を同時収録。 ※ JIS X 0213・ttz 形式。Windows & Macintosh ハイブリッド。 ※ この作品は青空文庫にて公開中です。翻訳・朗読・転載は自由です。 (c) Copyright is public domain. ・[[【T-Time 無償ダウンロード】>http://www.voyager.co.jp/T-Time/update/index.html]] VOYAGER / ボイジャー ・[[【新JIS漢字を表示できるフォントを入手しよう】>http://www.aozora.gr.jp/newJIS-Kanji/newJIS3.html#2-2]] 青空文庫 / —明日の本棚— &i(){(略)二人《ふたり》ともまるでびっくりして棒立《ぼうだ》ちになり、それから顔を見あわせてブルブルふるえましたが、ひとりはとうとう泣《な》き出してしまいました。というわけは、そのしんとした朝の教室《きょうしつ》のなかにどこからきたのか、まるで顔も知らないおかしな赤い髪《かみ》の子供《こども》がひとり、いちばん前の机《つくえ》にちゃんとすわっていたのです。そしてその机《つくえ》といったら、まったくこの泣《な》いた子の自分の机《つくえ》だったのです。(略)} &i(){「あいづは外国人《がいこくじん》だな。」} &i(){「学校さはいるのだな。」みんなは、ガヤガヤガヤガヤいいました。ところが五年生の嘉助《かすけ》がいきなり、} &i(){「ああ三年生さはいるのだ。」とさけびましたので、} &i(){「ああそうだ。」と小さいこどもらは思いましたが、一郎はだまってくびをまげました。} &i(){ 変《へん》なこどもは、やはりきょろきょろこっちを見るだけ、きちんと腰《こし》かけています。} &i(){ そのとき風《かぜ》がドウと吹《ふ》いてきて教室《きょうしつ》のガラス戸《ど》はみんなガタガタ鳴《な》り、学校のうしろの山の萱《かや》や栗《くり》の木はみんな変《へん》に青じろくなってゆれ、教室《きょうしつ》のなかのこどもはなんだか、ニヤッとわらってすこしうごいたようでした。} #ref(2_10.rm) (朗読:RealMedia 形式 268KB、2'09'') 宮沢賢治 みやざわ けんじ 1896-1933(明治29.8.27- 昭和8.9.21) 詩人・童話作家。岩手県花巻生れ。盛岡高農卒。早く法華経に帰依し、農業研究者・農村指導者として献身。詩「春と修羅」「雨ニモマケズ」、童話「銀河鉄道の夜」「風の又三郎」など。 ◇参照:Wikipedia、『広辞苑』。 *底本 風の又三郎 底本:岩波文庫『童話集 風の又三郎』    1951(昭和26)年4月25日 第1刷発行    1967(昭和42)年7月16日 第24刷改版発行 NDC 分類:K913(日本文学:小説.物語) http://yozora.kazumi386.org/9/1/ndck913.html   2009.9.26:公開 2009.9.30:更新 目くそ鼻くそ/PoorBook G3'99 翻訳・朗読・転載は自由です。 カウンタ:&counter() ---- #comment

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