もともと宇宙空間機動計画の機体開発プロジェクト「RX-プロジェクト」で生み出された汎用作業用機が原型。ラウンドキャノピーの「R」と名付けられた。

 2102年、異層次元探査艇「フォアランナ」超長距離航行に出航。
 2112年、探査艇フォアランナ航行座標からの特種生体エネルギ-反応をキャッチ。
 2120年、超束積高エネルギ-生命体「バイドの切れ端」を採取し帰還する。

 「バイド」に危機感を抱いた人類は、もともと作業用機だった「R」を戦闘機として運用することを決定。2163年にはザイオング慣性制御で艤装、高出力波動砲を装備し武装強化した「R-9 アロー・ヘッド」をロ-ルアウトした。

 「すべての頂点に立つ兵器」として作られたR戦闘機は、「R-TYPE FINAL」では、なんと合計101機にも及ぶ。

 そのR戦闘機だが、初号機ともいえる「R-9」の最高速度は、なんと秒速208km。これは恐らく大気圏内での速度だと思われるが、計算したところ「マッハ624」というとんでもない数字になった(違うという人は報告を)。
 だがら物語の中で「超音速での戦闘機動」というのも嘘ではない。

 さらに特徴的なのは「波動砲」という武装である。
 もともとアステロイドバスタ-として開発されたこの武装は、「惑星破壊波動砲」などというやたらと物騒なレベルにまで昇華可能な兵器であり、対バイド戦における重要な武装の一つになっている。

 そして「R」シリーズで最も特徴的なのは、「無敵装備(シューティングでは)」である「フォース」と「ビット」である。
 超束積高エネルギ-生命体「バイド」を純粋培養し、「コントロールロッド」などの制御装置で破壊衝動を抑え込んだこの兵器は、「敵と認めたものなら全て食らう」という特徴を持っており、ゲーム中だと「盾」として防御することができる。
 フォースは後部に装着することもできる。
 ビットは、機体の真横(シューティング画面だと機体上下)に装着する。フォース程の種類は無いが、敵の弾を弾いたりできる。




 原作での描写はないが、「Muv-Luv ―Last Dance―」の中でのR戦闘機乗りの大半はナノマシンによる体内通信が行える。
 「ナノマシン波動砲」なる兵器があるように、22世紀の地球ではナノマシン技術が恐ろしく進歩している。医療面はもちろん、日常的な場面でも使用されている。
最終更新:2009年01月26日 14:34