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エイジャ兄弟辺

(文 29-00548-01:下丁)
難民の受け入れ騒動に対してエイジャ兄弟はただ見ているだけだった
正確には見ているのが仕事だった
彼等が出なければ行けない事態…それは暴徒との対峙を意味している
それが無いと言う事はそれだけ警備が機能している事を指すのであった

しかし、それも限界が訪れようとしていた
「エイジャ様~」
エイジャ兄弟が待つ部屋に良くない知らせが舞い込んだ
「我らの元に来ると言う事は、我らの力が必要と言う事なのだな」
「はい、残念ながら」
「しかし、今回は敵ではなく民が相手となるとはな」
残念そうに言うエイジャ兄弟
「その事なのですが、少し状況が変わっておりまして」
「なんだ、詳しく話せ」
「はい。現状、暴徒は少しづつ数を増やしながら南西方向に向かって移動中との事で。暴徒を取り締まるべく南西の官僚区に警備隊の位置を進めています」
「それは、好都合ではないか、あそこなら暴れても市民に被害は及ぶまい」
「そうなのですが、こちらも警備隊も治安維持の為にほとんど出払っていて。各方面に警備に行った部隊を呼び戻す前に暴徒と正面切って戦う事になりそうなのです」
「戦力不足と言う事だな」
「はい、暴徒が食料や金品目的で集まっていると思いましたのでそちらの方に多く人数を配備した事が裏目に出てしまいました。まさか、官僚区や政庁のある所に集まるなど思ってもいませんでしたから」
「なに、自分達の事より民を優先した結果だ。それは誇ってよい」
「しかし、結果がこれでは」
「足りない部分は我らでなんとかしよう、いくぞファイ」
「おう、兄者」
エイジャ兄弟は部屋を飛び出していった

官僚区
警備隊の前に暴徒の集団が集まりつつあった
このまま、行けば警備隊との睨み合いに発展
その後、衝突から乱闘になるのは目に見えていた

そんな最中、彼らはやっていた堂々と警備隊と暴徒睨み合う、その中間の位置に飛び出してきた
「我が名はセイ・エイジャ」
「我が名はファイ・エイジャ」
「「2人は兄弟!エイジャ兄弟!!」」

「いくぞ、絶技『漢盛り』!!」

はじける鎧
脱げる服
そして、エプロン一枚だけを纏ったエイジャ兄弟が現れた

エイジャ兄弟の登場によって沸き立つ警備隊
しかし、エイジャ兄弟は警備隊に強い視線で威圧した、そしてポージング
たじろぐ警備隊
たしろいだ警備隊を見た暴徒が何か動きを見せようとした、その時
暴徒に向けても同じ様に強い視線で威圧するエイジャ兄弟、さらにポージング

援軍と思っていたエイジャ兄弟から威圧を受けた警備隊と
裸エプロンの筋肉に威圧をうけた暴徒達

このように、両方の間に立って威圧を適度に行う事によって膠着状態に持ち込むことに成功したしたエイジャ兄弟であった
しかし、気を抜く事はできない、あくまで膠着状態になっただけである
エイジャ兄弟は両者がお互いに刺激し合わない様、常に目を光らせ
事ある毎に、その眼光を持って制した

警備隊・暴徒・エイジャ兄弟
この3つがお互いを牽制し続ける事で発生した膠着状態は数時間に及んだ

特に暴徒は統率がいまいち取れていない上に数時間に及ぶ緊張と筋肉鑑賞により精神的に疲労がたまっていた

この装着状態もいよいよ、限界を迎えようとしたその時

キーンコーンカーンコーン
「『広報になし』よりお知らせです。現在食料の配給は順調に進行中です。ただ今、食料生産施設での炊き出しを随時行っております。この配給は24時間体制なので。まだ、配給を受けていない方も確実に配給を受けられます。ですので、慌てず、焦らす、落ち着いて列にお並びください
繰り返します。ただ今、食料生産施設での炊き出しを随時行っております。この配給は24時間体制なので。まだ、配給を受けていない方も確実に配給を受けられます。ですので、慌てず、焦らす、落ち着いて列にお並びください。『広報になし』からのお知らせでした」
キーンコーンカーンコーン

緊張状態にあった人々が放送のチャイムと共に脱力する
毒気を抜かれた暴徒達は徐々に食料生産施設へと進路を変更していった
緊張が続きすぎたせいか暴れる気は失せているようであった


こうして、一滴の血も流さずに暴徒の群れは沈静化する事となった