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藩国内警備辺

(文 29-00548-01:下丁)
難民受け入れにより暴徒も流入
藩国内では治安維持の為に警察や軍隊の他にボランティアで市民兵団までもがパトロールに当たっていた
それぞれ担当区分を決め各地を巡回している
「我々はこの辺りの警備ですね」
「そうだ、2人一組なんだから余り離れるなよ」
2人の警備員はそれぞれ目を光らせて巡回してる
「しかし、このいくら暴徒を刺激しないためと言ってもこの人数で回って大丈夫なんですか?」
「その為にちゃんと国から出された配置表とマニュアルがあるんだろう」
手持ちの配置表に目を通す
「見るからに穴だらけですねこの配置」
「わざとだろ国の方で何か考えがあるんだ、マニュアルに注意書きがあるだろう」
「え~と、『2人~4人一組で行動、難民に刺激を与えすぎるな』『容疑者を捕らえる時は一人ずつ確実に』『捕まえる順番はよく喋る方から』『2人以上いる時は容疑者は片方逃がしてもよい』ってなんですかそりゃ」
「よく喋る奴は変に噂とか流しやすいとかその辺だろ、刺激を与えるなみたいな感じだろ」
「ふ~ん、それなりに考えてあるんだな。次は…『怪我をするな、なるべく怪我をさせるな』『危ないと思ったら必ず逃げろ』って逃げてどうするんですか警備員が」
「前の注意事項にもあるだろ怪我するなって、怪我する前に逃げろって事だろ」
「怪我してでも捕まえないと犯罪なんてなくならないでしょ」
「新しく入る国民に悪い印象を与えたくないんじゃないのか?予想だけど」
「ふーん、お前も考えているんだな」
「お前も少しは考えた方がいいと思うぞ」
「そいつは言わない約束だ」
そんな事を言いながら見回っていると不信人物を発見した
「さて、相手も2人だが捕まえるのはどっちだっけ」
「え~と、よく喋る方…だったけ?」
「……、正解。よし行くぞ、お前は先回りしてむこうの角へ」
「おう」

不審者に近づき、声をかける
「あの、こんな時間に何かお困り事でもありますかな?」
「ちぃ、ポリだ逃げるぞ」
2人の不審者は別々の方向に逃げ出した
「予定通りだ、そっち行ったぞ」
「まかせろ、でやーーー」
脇から出てきたもう一人の警備員が体当たりして不審者を転ばせた
「さあ、御用だ」
2人の警備員に取り押さえられた
「くそ、まだ何もしてないだろう」
「何もしてないならなぜ逃げる、しかも示し合わせたように別々の方向に」
「くそっくそぉ、噂は嘘だったのかよ」
「噂?まあ、それは後で聞くとしよう」
「とりあえず一人確保、逃げたもう一人は南西方向に逃亡か…。お前は南西の警備区の奴に連絡してくれ、俺はこいつを連れて行く」
「了解」

こうして治安維持の地道な努力は続いていく