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*対策班辺 (文 29-00548-01:下丁) 難民の受け入れにより藩国の対策班は慌しくなっていた 難民を受け入れて食べさせて行くには食料があればいいと言う問題でもないのである つまり、衣・食・住と仕事が必要なのである 「現状を見るに食料を優先だろう」 「寝る所を確保しなければ、治安的にも問題だろう」 「衣類や毛布の配給準備は出来ているのか?」 問い合わせや苦情も含めてかなり慌しさである 「まずは、順番に片付けよう、まずは衣・食・住の衣から」 衣類関係の担当が今までの情報を読み上げる 「はい、毛布は順調にあつまりつつ有りますが目標数揃えるにはもう少し時間が掛かります」 「急いでくれ」 「了解です、それから民間から寄付で衣類の方はまかなえそうです」 「おお、頼もしい限りだな」 「だだ、寄付されたのがこの半被なんです」 そう言うと半被を取り出して見せた 「それは、国民ならばほぼ持っていると言う噂のあるプリポチファン倶楽部の半被だな」 「ええ、難民の方には抵抗があるのではないかと懸念されますが」 「いや、この国の新しい仲間になる人々だそれでいいだろ」 「了解しました」 「よし、次は食は飛ばして住だ」 住居関係担当が発言する 「はい、仮設住宅の建設は間に合いませんので雨風が防げるように民間の集会場や学校の体育館も避難所として使い、公園等のにはテントを設置を急がせています」 「しかし、それでは入れる人数など知れているだろう」 「ですので、別の手段といたしまして、藩国の地下空洞を利用します」 「ダンジョンに難民を入れるのか!?」 「ご安心を、現在ダンジョンの観光地化の為に国内にあるダンジョンののぼ全てにおいて再検査が成された後なので、、もう使われていないダンジョンや安全なダンジョンやモンスターやトラップの無いダンジョンなどを既に準備してあります」 「それなら問題は少なくて済みそうだな」 「はい、ご心配には及びません」 「次は職安だ」 職安担当が当面の予測を発表する 「現在の難民により、労働力過多が見込まれておりますが、国が新しく施設を増強し。大鉱山、観光地が起動に乗れば順調に労動力も消化されて行くと見込まれます、また市民兵団を結成した事による労働力の低下も、難民の労動力により解消が見込まれます」 「なるほど、いい事ばかりだな」 「ですが、これはあくまで予想の範囲ですので、無事に難民がこの国に定着してもらわない事にはどうにもなりません」 「確かに、その通りだな。わかった、では難民に希望を与えるためにも働き口がある事を宣伝してくれ」 「了解しました」 「さて、最後に一番の問題の食が残る訳だが」 食料担当が席を立ち発言する 「はい、現状の食料でもしばらくは難民を食べさせて行く事は理論上可能です、今ある食料が尽きるまでには新しく買い付ける食料が間に合うと予測されます」 「それを聞けて良かった」 「しかしながら、配給に対して難民の数が多すぎて上手く食料が行き渡っていないのが現状です」 「そればかりは…、人数を増やすにも他の所にも人手はこれ以上増やすの難しいし、炊き出しの道具も限りがある。よし、一度に出来る量を減らしてでも交代制をとって、長時間配給できるようにしてくれ」 「了解です」 「それから、放送を使って配給の状況や誘導も出来るように準備しておいてくれ」 「了解です。では、広報の方に連絡を取ってみます」 「これで、現状はなんとかなるだろう。皆、苦しいだろうが頑張ってくれ」

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