9月15日に男女ペアマッチ将棋大会が行われました。

他の大会と同じように大規模な大会なのかな、と思っていましたが参加人数も少なく、親子連れや夫婦で参加している人がほとんどで、堅苦しい雰囲気は無く、少し緊張をほぐすことが出来たように思えます。

大会自体はこじんまりとしていましたが、入賞者にはDVDプレーヤーなど豪華商品が進呈されるようだったので、それを目指してがんばりましたが、部員のほとんどが初参加であったことに加え、どのチームも事前の練習をきっちりやれていなかったのでペアがしたいことを上手く汲み取れなかったり、各チームに与えられる作戦タイムの使いどころを迷ったりして、苦戦を強いられました。

また、今回参加人数が少なかったためA級とB級が合同リーグとなってしまい、B級の人たちにはだいぶ不利な状況となってしまいました。

そんな中でB級に参加した飯塚・児玉の三間飛車ペアは、事前の練習をまったくしていないというさらなるハンデを負いつつも、1戦目では相手の棒銀を捌いて序盤で優勢を築きましたが、相手が、浮いてしまった攻めの銀を、守りの銀に転用するためにバックさせるという謎の粘りを見せ、その後も何度か勝てるような展開はあったらしいのですが、惜しくも負けてしまいました。2戦目は空き番となり他のチームを見回ったり、お互いの作戦を確認したりして3戦目に挑みましたがやはり練習量の差が結果に出てしまったようです。

C級の大滝・大西ペアは1戦目、定跡通り指そうとするあまり、相手の角道が開いていることに気づかず、いつも通り矢倉に組もうとして序盤に角をタダ取りされるというありがちな大ポカをやったおかげで早めにカタがつき、他のペアよりも早めに休憩が取れたので、長めの休憩時間を使って序盤の復習をしていました。そのおかげか、続く2戦目3戦目では序盤は順調だったのですが、定跡を外れ始めた中盤から互いの主張が分からず、二人ともちぐはぐな手をさしてしまい、見るも無残な結果となってしまいました。

残念ながらDVDプレーヤーはゲットできませんでしたが、参加賞でもマカダミアナッツチョコと余り物のベルトをもらえました。女の子にはさらに一万円もするコラーゲン化粧品も与えられていました。参加費を余裕で上回る景品の豪華ぶりに驚嘆してしまいました。しかし、このマカダミアチョコ、受付の人は2千円相当と言っていましたが、amazonで見たら756円でした。うーん。

今回の大会で相手の指した手に柔軟に対応することの難しさを知り、色々な戦法を学ばなければいけないことを痛感しました。ペア将棋をやれる機会は余り無いと思いますが、もっと勉強を重ねて事前の準備をしっかりしてから来年も挑めたらいいなあと思います。(記 大滝)

最終更新:2014年09月17日 03:14